平成27年4月1日 平成27年度 都立白鷺特別支援学校 学校経営計画 校長 田邊 陽一郎 Ⅰ 目指す学校像 東京都立白鷺特別支援学校は、学校教育目標である 「たくましい心と体を培い、健康でやりぬく力をもつ生徒」 「自ら進んで学び考え、主体的に行動する個性輝く生徒」 「自然や社会に関心をもち、思いやりと規範意識をはぐくみ、心豊かに生活する生徒」 の育成を目指して、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導・支援を充実させ、生徒が社会で生きて働く力を養い、 社会参加・自立の実現を目指す。また、特別支援学校として、地域支援や障害のある生徒の教育に関する理解啓発を積極 的に推進し、共に生き、共に働く社会の実現に寄与する。 (1)生徒 学びたくなる学校 ・心身ともに健康で安心して過ごせる学校 ・自分の能力や可能性を見つけ、伸張し、発揮できる学校 (2)保護者 子供を安心して託せる学校 ・指導方針・内容・方法がよく分かる学校 ・様々なことが相談でき、情報が得られる学校 (3)地域 信頼し訪れたくなる学校 ・地域に開かれ、地域から期待され、地域とともに歩む学校 ・校内・校外の環境整備を心がけ、地域の財産となる学校 (4)教職員 特別支援教育の専門性を高めあえる学校 ・職業人・公立学校の教職員としての自覚と責任をもち、法令を遵守し、高い規範意識のある学校 ・研究・研修を大切にし、専門性を磨き、協力し合う学校 Ⅱ 中期的目標と方策(平成28年度の高等部単独校化に向けて) 中学部の新入学生は平成26年度から鹿本学園へと移り、平成28年度には本校は高等部単独の知的障害特別支援学校 になる。学級数は平成25年度の51学級をピークとして、平成 26 年度が 44 学級、平成 27 年度は 38 学級となった。 江戸川区内の中学校特別支援学級在籍の生徒が増加傾向であり、平成27年度に就業技術科が設置された水元小合学園が 開校し、就業技術科や職能開発科への進学者も相当数いるが、本校高等部への入学者数は減少せず、平成 27 年度は中学 部の1学年が減っただけの学級数の減少にとどまっている。 それでも平成 27 年度は、1 学級 1 普通教室が確保できたことに加え、個別指導が必要な生徒のための指導室や高等部 作業室や中学部集会室として使用するための多目的教室、外部専門員の執務室等が配置できた。平成 28 年度に向け、普 通教室に転用されている特別教室の活用を、教育課程とも関連付けて将来構想として検討していく必要がある。 本校は昭和 61 年 4 月に開校し、今年度で創立 30 周年を迎える。開校記念式典は高等部単独校となった平成 28 年度 に挙行するため、今年度PTを組織し計画の具体化を推進する。また、スクールバスの運行についても検討が必要となる。 教員の使命は生徒の学力の向上・定着・深化を図ることである。多様な実態の生徒に対して適切な学習指導を行うため には生徒の心理的・環境的な安定を図ることが必要である。幅広い実態の生徒に対する学習指導を充実するためには、個 別の教育支援計画・個別指導計画に基づく保護者との共通理解が基本となる。生活指導・進路指導については、教員側か ら継続的な粘り強い指導が必要となる。生徒が成功体験を積み重ねることによる自己肯定感の醸成を図ること、生徒の特 性や希望に基づいた計画的な進路指導が大切である。教員としての専門性向上のための研修は必須であり、学校としての 組織的な取り組みだけでなく、自分自身で研鑽を積み指導技術を高めていくことを校長として全教職員に要望する。平成 27 年度から導入された外部専門員事業を活かしていくことで、一人一人に応じた学習指導・進路指導がこれまで以上に 可能になり、それが教員個々だけでなく本校の教育の専門性の向上につながっていくことを確信している。 「障害者の権利に関する条約」に関連して、障害のある生徒を指導する特別支援学校として基礎的環境整備と合理的配 慮が、これまで以上に求められてくる。学校としての整備や教員の「従来どおり」にとらわれない意識改革が必要となる。 学校経営全体を通してPDCAサイクルに基づく改善や組織的なOJTを充実させる。 行政系職員についても都民・保護者・地域住民の期待に応えられるように、適正な運営に加えて、教育活動に対しても 行政的視点に基づいた助言を期待する。 1 生徒一人一人の障害特性や教育的ニーズに応じ、将来の自立と社会参加を見据えた教育活動を推進する学校 (1)生徒の人権に配慮した教育の推進。体罰・不適切な指導は一切行わない(しない・させない・許さない)。 (2)個別の教育支援計画・個別指導計画に基づいた、生徒一人一人の課題に応じた指導による学力の向上・定着。 (3)生徒の希望を実現する進路指導の充実。生徒の実態に応じたキャリア教育・職業教育の促進。 (4)生徒の学習の進展に寄与するICTを活用した授業の実践、言語環境の整備。 (5)生徒の健康と安全に寄与し、学習環境整備指針に基づいた教室環境(普通教室・特別教室・学習環境)の整備。 (6)生徒の多様化に対応した生活指導の充実、健全育成の強化、地域関係諸機関との連携の促進。一人通学の推進。 (7)防災訓練や防災に関する学習を通して防災の意識を高める。災害対策の充実。 (8)部活動や検定試験の充実、生徒の主体性や生きる意欲等を育む。 (9)生徒の健康の保持・増進・管理、相談・指導の充実。2月20日を含む週を「健康教育週間」とする。 (10)東京都特別支援教育推進計画第二次実施計画に基づく平成28年度の高等部単独化に向けた、普通学級三類型、 重度・重複学級の教育課程の編成・実施及び改善、特色化。 2 保護者の期待や願いを受け止める学校 (1)学校教育への参画 教育ツールの策定、学校評価を通した学校経営の改善。 (2)担任による個別面談、学年やコーディネーターによる随時相談、外部専門員との連携。 (3)進路指導・生活指導の情報提供と連携。高等部単独校化へ向けて個々の教員の進路指導に関する専門性の獲得。 (4)中学部副籍事業の推進と様々な形態による交流教育の工夫・充実。 (5)PTA活動充実に向けた協力(会議運営・地域活動・余暇活動・夏まつり(試行) 等)。 3 地域に開かれ、地域に貢献する学校 (1)江戸川区教育委員会・区内中学校等との連携、研修会の実施。 (2)エリアネットワーク地域指定校である鹿本学園との連携・引き継ぎ。 (3)近隣の小・中・高校・同窓会・東小松川南町会・東小松川工場会・地域住民との交流の積極的展開、広報活動。 (4)卒業生等を対象とした公開講座、学校施設開放の計画的実施。 (5)災害時の帰宅支援ステーション設置への準備、江戸川区との協定に基づいた避難所設営に向けての準備。 4 全教職員が職業人・公立学校の教職員としての自覚をもち、学校経営へ参画する学校 (1)学校事故ゼロ ケガや行方不明・体罰や服務・個人情報・会計など。 (2)業務分担の明確化と副校長・主幹教諭・主任教諭・教諭、経営企画室長と経営企画室・主事室のラインの確立。 (3)人権尊重の意識やカウンセリングマインドに基づいた生徒指導。OJTの推進。 (4)キャリアプランに基づく個々の教職員の専門性の確立と向上。 (5)教職員の健康保持と健康管理の推進、公務災害の防止・啓発。 Ⅲ 今年度の取り組み目標と方策 1 重点目標 ①組織的・計画的な授業改善 外部専門員を活用した学習指導の充実・ミニ支援会議の実施 研究授業の検証をとおした職業の指導の改善・充実 高等部作業学習の充実と新規作業学習の開発 PDCAサイクルの「C(評価) 」と「A(改善・実行) 」の重視 ②学習環境の整備 5Sに基づく生徒の安全を最優先した学習環境の整備(別紙) 体罰や不適切な指導の根絶 定期安全点検の実施、学習環境整備指針の実行 防災対策、緊急時対策 ③健全育成の充実 問題行動を起こしがちな生徒への適切な指導 外部専門員を活用した生徒理解に基づく生活指導の改善、外部との連携 不登校傾向の生徒への登校の促し、定期的な連絡・訪問 ④地域資源・連携 作業学習における地域資源の活用 交流活動・副籍事業の改善・充実 放課後活動(クラブしらさぎ)の国庫事業への円滑な移行 ⑤教職員の職務規律・ルール順守の徹底 2 重点方策と数値目標 ○ 数値目標としては示していない全体的な方策を(1) (2) (3)数値目標を示している方策をア、イ、ウで表記した。 A 学習指導 (1)各教科等の一貫した系統的な学習指導を実践する。年間指導計画に基づく授業を随時評価し、改善する。重点とし て「職業」の指導について授業実践を通した授業改善と系統化を図る。中学部は「職業・家庭」や「生活単元学習」に おける実践、高等部は「職業」や「生活単元学習」 「自立活動」における職業の実践を通して、分科会で協議を行い、系 統化・共通理解を図る(2 年次) 。これらの実践を公開研究会で報告する。 (教務部、研究部、進路指導部) (2)研究授業・授業公開は3つの分類に分けて全教員が実施する。Ⅰ分類は年次研修対象者とする。Ⅱ分類は(1)の 分科会及び教科会ごとの研究授業とし、重点項目を絞った指導案を作成する。Ⅲ分類は学校公開等における授業公開と し、指導略案を作成する。 (全教員) (3)<生活単元学習・学級活動>単元構成を検証し、ねらいや活動内容を明確化する。 (主幹教諭・教務部) (4)外部専門員によるアセスメント等を活用し、生徒指導や学習指導に反映できるようにする。担当する生徒に関する ミニ支援会議には他の業務より優先して参加する。 (支援部・全教員) (5)生徒の人権を尊重し、言語環境を整備する方針として、生徒への呼称(苗字+さん、を基本) 、言葉遣い、板書・教 材、掲示物等に十分配慮するとともに、生徒の障害の状態に応じた適切なコミュニケーション手段の選択・活用ができ るようにする。 (全教員) (6)<作業学習>地域資源を活用した、また、地域と連携した高等部の作業学習の展開を図る。 「までいマーケット」に おける販売実習、近隣施設の清掃活動、地域を対象とした作業製品販売を実施する。作業班相互が連携した作業学習の 展開を図る。作業工程分析表を活用した指導方法の共通理解を図り、必要に応じて随時改善を図る。特別支援学校にお ける清掃技能検定・喫茶サービス検定への参加を促進する。 (作業学習コーディネーター・各作業班長) (7)<作業学習>障害の重い生徒を対象とした新たな作業内容を開発するため、必要に応じて他校の実践事例の情報収 集を行う。PTAと連携し、ベルマーク回収等を作業学習の中で展開する。 (作業学習コーディネーター・各作業班長) (8)教員のキャリアプランと連動させ、指導力向上のために東京都教職員研修センター事業(必修研修・職層研修・教 科等選択課題研修) 、各校の授業公開等への受講・参加を推奨する。特に本校初任 4 年目から 6 年目で、かつ免許法認 定講習を受講しない教員は、専門性の向上を図るためセンターや大学における研修を義務付ける。 (副校長) ア イ ウ カ 年2回以上 主担任、担任 随時、職員連絡会 副校長、教務部 2点以上 全教員 展示 夏季休業中 研究部 研究授業・授業公開の実施 分類Ⅰ 必修研修者 年3回 全教員 分類Ⅱ 校内研究授業者 略式指導案 年1回以上 分類Ⅲ 授業公開実施者 略案 年1回以上 授業改善分科会による 中学部 授業改善分科会 年 7 回以上 研究部 授業改善 「職業・家庭」等 植草学園大学 多田准教授 5回予定 外部講師の活用 高等部 授業改善分科会 年 7 回以上 職業の指導 明星大学島田教授 5回予定 外部専門員とのミニ支援会議(生活指導関連含む) 年 100 回以上 支援部、担任等 キ 授業担当者会の実施と研究授業を通した授業改善 ク ケ ケ コ サ シ ス セ 作業学習の改善と連携の検討・実施・周知 高等部作業班 作業工程表の改善 人権研修会の実施 長期休業中 授業改善のための研修会(実技研修含む) 公開研究会の開催 「しらさぎスタンダード」 「校外学習10か条」の周知 授業力向上のための他校公開研究会・授業公開への教員派遣 出席簿管理と長期欠席生徒の把握・対応 エ オ 個別指導計画の作成と保護者との面談 個別指導計画作成ガイドラインの作成、研修の実施 ICT活用を含む教材を自己申告時において提示、教材展示・紹介 年6回、各会 研究授業2名以上 年間・随時 随時更新 夏季休業1回 年2回・全員参加 年1回 随時、職員連絡会 年15名以上 通年 教務部、主任教諭 高等部主任 各作業班 教務部 研究部 研究部 副校長、生活指導部 副校長、主幹教諭 教務部、学年主任 B 生活指導 (1)人権尊重の教育・道徳教育を推進するため、教科「道徳」 、高等部生徒集会、学級活動を中心に学校の教育活動全般 を通じて指導を行う。 (生活指導部、教務部) (2)学校における事故ゼロを目指す。教員の安全配慮義務についての周知を徹底し、生徒のケガや事故の未然防止と発 生時の迅速な対応を組織的に推進する。軽微な案件も含めて月次の報告書を作成し再発防止を図る。 (生活指導部) (3)危険物を生徒の目の届くところへ放置しない、危険物の収納場所は必ず施錠することを徹底し、毎日教室点検を実 施することで確認する。学習環境整備指針に基づいた毎月の教室の点検・整理・整頓を徹底し、安全な教育環境を整え る。 (生活指導部) (4)生活指導マニュアル・生徒用「学校生活のきまり」を活用し、教職員の共通理解を図りながら、生徒の障害特性・ 行動特性を理解した生活指導・健全育成を推進する。 (生活指導部) (5)発達障害や不登校傾向の生徒の健全育成上の課題に対応するため、外部専門員によるカウンセリング等を実施し、 生徒指導にも反映できるようにする。担当する生徒に関するミニ支援会議には他の業務より優先して参加する。必要に 応じて児童相談所・警察署(学警連・スクールサポーター) ・医療機関等外部機関との連携やケース会議を開き、情報共 有から解決を目指す。 (支援部、生活指導部、全教員) (6)不登校傾向のある生徒については、最低週 1 回連絡や家庭訪問を行い、本人の所在確認を行うとともに、登校を促 す。 (生活指導部、学年主任、各担任) (7)登下校時の交通安全指導・マナー指導の充実のため、計画的・組織的な指導計画の立案・実施、及び担任等による 随時の指導を継続する。 (生活指導部、スクールバス部) (8)スクールバス利用生徒については、保護者と連携し、一人通学・付き添い通学に向けての指導を計画的に進める。 (生活指導部、スクールバス部) (9)スクールバス連絡会、乗務日誌等を活用した、スクールバスの運行状況、生徒の乗車状況等を確認し、運行会社・ 乗務員との連絡を行う。添乗を含めた生徒指導を随時行い、バス車内における生徒のけがや破損事故の発生を防止する。 (スクールバス部) (10)降雪等により定時運行が困難になることが予想される場合や土曜日授業などにより生徒がバス車内で混乱するこ とが予測される場合は教員が添乗を行い、車内での生徒指導やバス停での対応を行う。 (スクールバス部、学級担任) (11)平成28年度高等部単独校化に向けたスクールバスの台数・コースについて検討し、担当課との早期相談を行う。 (スクールバス部) (12)実際的な避難訓練・防災訓練・避難所訓練を実施する。訓練において区防災課、消防署・消防団・町会等との連 携を推進する。校外への避難訓練を試行する。PTAと連携し、災害用ヘルメットの全生徒着用を推奨する。 (生活指導 部、防災委員会、防災教育推進委員会) ア 教室安全点検の実施、危険物の安全な保管確認 毎日 生活指導部 イ 安全点検の実施、学習環境整備指針に基づく点検・整理・整頓 毎月 生活指導部 ウ 学校事故ゼロを目指し、月次報告の作成と改善策の周知 毎月 生活指導部 エ 避難訓練の実施と実施後の評価に基づく改善 随時 生活指導部 オ 生徒の実態に応じたセーフティ教室の実施(交通安全・携帯電話等) 年2回 生活指導部 カ スクールバス乗務日誌の点検、バス車内事故等の迅速対応 毎日 主幹教諭・SB部 C 進路指導(特に示すものを除き 進路指導部) (1)中学部から高等部卒業までを見通した、進路学習・進路相談・現場実習の三要素を踏まえた進路指導の系統性を構 築し、進路指導マニュアルを作成する。キャリア教育を推進する。 (2)生徒一人一人の実態や希望をかなえるための現場実習先の確保及び進路決定を実現する。 (3)学習指導に関連して、高等部「職業」の年間計画に基づき、類型別の系統化を推進するためのコーディネート役を 担う。職場開拓を通じて、作業学習・校内実習等の作業材料のリサーチを行う。高等部単独校化に向けて、学級担任が 責任をもって担任する生徒の進路指導が行えるよう、進路指導・進路相談に関する専門性を高める。教員を対象とした 進路研修・進路先の見学会を実施し、進路指導、障害者雇用、福祉制度等についての知識情報を付与する(ミニマムス キルの獲得) 。 (4)卒業後の追跡調査・定着指導を充実させ、卒業後の課題を明らかにすることで在校生の指導や学習に反映させる。 (5)学年保護者会で進路に関する情報提供を行う。進路掲示板やホームページを通して啓発活動を充実させる。進路指 導掲示板を校長室前に移し、見やすい環境づくりを整備する。PTA主催の学習会にも協力する。 ア 企業就労希望者の実習先の確保 100% 進路指導部 イ ウ エ オ 企業就労率 卒業後定着支援の計画的実施(定着率) 進路指導部教員、若手研修対象者による職場開拓 職員連絡会を活用した教員対象のマナー講習 40%以上 1年目90% 夏季休業中1回 年2回以上 進路指導部 進路指導部 進路指導部 進路指導部 D 特別活動・部活動 (1)生徒会活動・委員会活動の活性化を図り、生徒の自治的活動を支援する。 (生活指導部) (2)各種検定の実施と受検を促進する。 (生活指導部) (3)文化的・体育的部活動を推進する。対外活動等の成果発表の機会に積極的に参加する。総合文化祭各種部門、特体 連陸上大会、までいマーケットにおける展示、各種大会、各種展示会 等(生活指導部、地域連携部、美術教科会) (4)高等部修学旅行を 2 年 3 学期に実施する。引率時のマニュアルに「10 か条」等をとじ込み、実行する。 (生活指 導部、学年主任、行事担当) (5)松江南地区連合運動会、東小松川南町会ソフトボール大会への参加を、参加可能対象生徒に対して呼びかける。東 京マラソン、江戸川マラソンは学校だよりで開催について呼びかける。 (地域連携部、総務部) (6)部活動における安全と人権に配慮した指導を徹底するため、安全マニュアルを確認する。 (生活指導部) (7)中学部3年と高等部による合同体育祭を円滑に実施する。 (行事部) (8) 「しらさぎフェスタ(文化祭) 」については、全学年が舞台で発表する。展示場所を工夫し、来校者にとってわかり やすくする。東小松川南町会、東小松川工場会、青少年育成松江南地区委員会等の地域団体に加え、学区域内の福祉事 業所の展示の充実を図る。 (行事部、進路指導部) (9)体育館工事期間に当たる 2 学期始業式が円滑に実施できるように企画・立案する。 (教務部) (10)平成 28 年度に実施する創立 30 周年記念事業について内容の検討から原案策定までをプロジェクトチームで担 う。 (副校長・主幹教諭) E 健康づくり (1)担任と共通理解を図り、生徒の健康管理・心理面のケアを推進するとともに、来室理由の分析を行う。不調による 理由以外の来室については 5 分を限度とすることを生徒に周知・徹底し、適切な保健室運営を行う。 (健康教育部) (2)基本的生活習慣の確立に関連し、手洗い、清潔、衣服の調整等についての啓発を図る。 (健康教育部) (3)感染症や夏季の熱中症・光化学スモッグ対策等について、教職員・生徒への注意喚起を行う。 (健康教育部) (4)宿泊行事等における個人情報や薬品管理の徹底を図る。 (健康教育部) (5)食物アレルギーの調査に基づき適切な給食を配食する。 (健康教育部) (6)生徒の健康等について学校医・学校薬剤師による講話を実施する。 (学校保健委員会) ア AED・エピペン研修会の実施 地域・保護者への参加呼びかけ 年3回 健康教育部 イ 食育指導 高等部生徒集会を活用し啓発 年5回以上 健康教育部 ウ 健康教育(肥満等)研修会の実施 保護者へも参加呼びかけ 年1回 健康教育部 エ 歯磨き教室の実施 保護者へも参加呼びかけ 年1回 健康教育部 F 広報活動・地域交流等 (1)ホームページ(以下HPと略す)を通した積極的な情報発信を行う。各種「たより」や生徒の活動の成果・様子だ けでなく、教員の専門性に係る実践報告や教材の紹介、ボランティアの募集等、随時更新を行う。同様に生徒の作品や 活動の成果を1階ホール掲示板、ショーケース等に掲出する。 (情報部、総務部) (2)学年の学習の様子を計画的にわかりやすく保護者等に伝えるために、2週間に一度の割合で発行する「学年だより」 の内容について年間発行計画を立案し、進行管理・内容確認を行う。 (学年主任) (3)放課後等活動支援事業「クラブしらさぎ」の実施にあたり、PTAと連携しながら、外部団体との連絡調整、ボラ ンティアの募集等を進め、平成 28 年度には国事業へ確実に移行できるようにする。 (地域連携部) (4)平成 28 年度以降の松江第一中学校との交流の実施について検討する。 「共に過ごす」という観点から、清掃作業・ 鉢花の手入れ等の作業学習を松江第一中学校で行う可能性について検討する。 (地域連携部、作業学習コーディネータ ー・各作業班長、交流教育連絡会) (5)葛西工業高校と作業学習や特別活動を通した交流を実施する(地域連携部、作業学習コーディネーター) (6)学校経営支援センター主催の「オープンフェスタ」への出品や、産業ときめきフェアにおける学校紹介展示を行う とともに、生徒の学習の機会とする。区内で実施される催し物に広報・啓発活動の一環として参加する。 (地域連携部) (7)卒業生等を対象とした公開講座(チャレンジスクール)や地域の行事へボランティアとしての全教員の参加協力を 呼びかける。 (管理職・地域連携部) (8)PTAが企画する夏まつりに人的・物的側面で協力する。 (地域連携部) (9)大学と連携し、インターンシップを積極的に受け入れる。 (教務部、支援部) ア HPの更新 生徒の活動や教員の実践紹介、教材集 月2回以上 イ 定期的な情報発信・HPや掲示板掲載・町会配布(学校だより) 年10回以上 ウ 定期的な情報発信・HP掲載や掲示板掲載 年4回以上 (研究部だより・進路だより・支援部だより) エ 1階ホール掲示板・ショーケース等展示物、地域掲示板の情報更新 月1回以上 オ 放課後活動「クラブしらさぎ」の実施 月平均1回、夏季休業中3回 カ 放課後活動 外部ボランティアの導入 3名以上 キ 交流教育連絡会 年2回、紙面1回 ク 公開講座(チャレンジスクール)地域行事への教員参加協力 全教員1回以上 情報部 総務部 各分掌 総務部 地域連携部 地域連携部 地域連携部 管理職・地域連携部 G 特別支援教育・教育相談 (1)支援委員会を組織し、本校に配置された外部専門員(外部専門家)から生徒の学習指導・生活指導について、専門 的な助言を受けることで、アセスメントやミニ支援会議の開催を通じて学習指導・生活指導の改善・充実を図るととも に、関係する教員、ひいては学校全体の指導に対する専門性を向上させる。 (支援部、支援委員会) (2)エリアネットワークのセンター校が、当初計画より 1 年早く鹿本学園に全面的に移管した。鹿本学園と連携し、江 戸川区の特別支援教育の充実に資する活動を行う。 (支援部) (3)江戸川区教育委員会と連携し中学部における副籍事業を推進する。中学部への転学相談は支援部が担当する。 (4)職業学科や高等学校との選択の中で、本校への入学相談を適切に実施する。 (教育相談部) (5)支援部と教育相談部が情報交換を行い、数年次にわたる本校への入学希望者の推移予測をたてる。中学部3年への 転入相談が生じた場合は支援部が対応する。 ア 鹿本学園との連絡会議(江戸川地区特別支援教育連絡会) 年2回以上 支援部 イ 特別支援教育地域支援夏季研修会 年2回 支援部 ウ 学校公開の実施、公開授業の指導略案の作成・配布 来校者150名 教育相談部 H 学校経営・組織体制 (1)副校長・主幹教諭・主任教諭・教諭、及び、経営企画室長・行政系職員の縦のラインを形成し、的確な指示・伝達・ 助言等を行うと同時に、停滞のない報告・連絡・相談・提言を行い、組織の活性化を図る。 (2)<企画調整会議>構成員を校長・副校長・経営企画室長・主幹教諭・保健主任に学部主任・特別支援教育コーディ ネーターを加え、校内情報の集約と連絡・調整だけでなく、保護者・地域・生徒からの意見やニーズを踏まえた課題の 解決を図る場として更なる活性化を図る。職員連絡会・学年主任会・分掌主任会を通して、全教職員に周知する。 (3)<主幹会議>連絡調整だけでなく、学校の課題やその解決について校長等に積極的に提言を行う。 (4)<分掌主任>分掌部年間業務計画、業務の評価、業務引継ぎマニュアルを作成・更新する。 (5)<分掌主任連絡会>2月に1回担当主幹教諭が開催し、進行管理・報告と指導・助言を行う。 (5)学校運営連絡協議会において、委員からの助言や課題指摘を受け、経営改善を推進する。教員の生徒に対する指導 が適切に行われているかについても助言・指導を受ける場とする。協議会で実施した学校評価アンケートの結果は保護 者や生徒へ結果公表を行う。 (6)全ての教育活動において体罰や不適切な指導は一切行わない。職員朝会・職員連絡会・服務事故防止研修等を活用 し、全教職員に理解啓発を図る。部活動は生活指導部が所掌する。 (管理職・主幹教諭・生活指導部) (7)教職員としての自覚を常にもち、保有個人情報の保護、守秘義務を厳守し、自ら服務の厳正に努める。ネームプレ ートの着用、来校者に対する挨拶や案内、適切な電話対応を徹底する。通勤・勤務時の服装、生徒指導中の身装品につ いての配慮を徹底する。週ごとの指導計画、校外活動届等の提出物を確実に提出する。 (副校長・室長) (8)安全な学習環境づくりを徹底するため、5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣づけ)に基づき、職員室をはじめ校 舎内を整備し、職場環境・教育環境の改善と個人情報等の紛失や漏洩を防ぐ。校内放送は必要最小限とするよう努める。 (9)退勤前に学年で分担した校内分担に基づいて、校内巡回を確実に行い、防犯及び省エネルギー対応を行う。午後8 時以降の勤務及び勤務日以外の出勤については副校長が掌握する。 (副校長、全教職員) (10)安全衛生委員会や産業医相談を活用し、公務災害を未然に防ぎ、教職員の心身の健康保持と健康管理を行う。 ア 学校事故ゼロ・服務事故ゼロ・公務災害ゼロ・個人情報管理研修の実施 各年2回以上 副校長・室長 イ クリーンデスクの徹底・確認 年間毎週末 副校長 ウ 定時退庁日・定時退庁ウィークの設定 毎水曜・休業中 副校長 I 経営企画室・主事室 (1)主担当・副担当を明確にし、双方で仕事を理解しておく。経営企画室長を中心とした組織体制を確立する。 (2)都民から預かった予算(公費・私費)及び就学奨励費が適正に執行されるように管理するとともに、教員への啓発、 保護者への丁寧な説明・対応を行う。 (3)地域から親しまれる学校を目指し、適切な接遇や電話対応、施設管理の徹底・迅速な修理対応、害虫対策等の環境 整備を徹底する。 (4)障害者団体・地域団体に対する体育施設等の開放と調整を、部活動等とも連携し確実に行う。 (生活指導部) (5)行政系職員を対象に、特別支援教育に関する研修を設定する。避難訓練や緊急対応訓練等について、行政系職員が 最低 1 回は参加するように計画する。また、面接練習等生徒の学習活動に直接支援を行う機会を設定する。 (6)副校長と連携し、都事業「チャレンジ雇用」の業務管理や職域開発、教員・保護者・生徒への啓発を進める。 J 研究・研修(一部再掲) (1)各教科等の一貫した系統的な学習指導を実践する。年間指導計画に基づく授業を随時評価し、改善する。重点とし て「職業」の指導について授業実践を通した授業改善と系統化を図る。中学部は「職業・家庭」や「生活単元学習」に おける実践、高等部は「職業」や「生活単元学習」 「自立活動」における実践を通して、分科会で協議を行い、系統化・ 共通理解を図る(2 年次) 。これらの実践を公開研究会で報告する。 (教務部、研究部、進路指導部) (2)接遇マナーや電話対応のスキルアップを図る。職員朝会における挨拶練習や随時のマナー講習を行い、社会人とし て身に付けておくべきマナーを定着させる。生徒に示範できるように清掃技能の向上を促進する。 (3)教員個々の「身に付けたい力」を自己申告に基づく面接で確認し、OJTを推進する。自己申告書や週ごとの指導 計画を活用し進行状況を確認する。主幹教諭は「OJTの日」を定期的に企画・実施する。 (副校長・主幹教諭) (4)若手教員育成研修(2・3 年次) 、10年経験者研修を計画的に実施する。若手教員の研究授業については事後の 研究協議会を 3 回のうち 1 回は必ず実施する。 (副校長・主幹教諭) (5)教員のキャリアプランと連動させ、指導力向上のために東京都教職員研修センター事業(必修研修・職層研修・教 科等選択課題研修) 、各校の授業公開等への受講・参加を推奨する。特に本校初任 4 年目から 6 年目で、かつ免許法認 定講習を受講しない教員は、専門性の向上を図るためセンターや大学における研修を義務付ける。 (副校長) 学 ア 公開研究会 職業の指導についての授業改善 12月・外部50人 研究部 習 イ 長期休業中 授業改善のための研修会 夏季休業2回 研究部 ・ ウ 特別支援教育地域支援夏季研修会 夏季休業2回 支援部 生 エ 外部専門員による講演会(実技研修含む) 夏季休業2回 支援部 活 オ 進路に関する研修会(福祉制度・進路指導等) 夏季休業1回 進路指導部 指 カ 進路先見学会(福祉施設・企業等) 夏季休業2回 進路指導部 導 キ 保健指導研修会(肥満について等) 冬季休業1回 健康教育部 ケ アセスメントツール(旭出式検査等)に関する研修会 冬季休業1回 教育相談部 コ 道徳教育研修会 夏季休業1回 教務部 安 サ 防災教育に関する講演会 保護者対象 1回 防災教育推進委 心 シ AED・エピペン研修会 年3回 健康教育部 安 ス 不審者対応訓練 年1回以上 生活指導部 全 セ 木工工作機械の安全作業研修 春季休業1回 安全衛生委員会 服 ソ 職員連絡会を活用した教員対象のマナー講習 年2回以上 進路指導部 タ 服務事故防止研修 年2回 副校長 務 チ 就学奨励制度研修 年2回 副校長・室長 研 ツ 授業力向上のための他校公開研究会・授業公開への教員派遣 15名以上 副校長、主幹教諭 修 テ 独立行政法人特別支援教育総合研究所研究発表等への派遣 2名 研究・研修部 出 ト 研修センターや都特研等都内で行われる研修会への派遣 10名以上 副校長 張 ナ 免許法認定講習受講の促進(特別支援学校・養護学校免許取得) 取得率75% 副校長
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