２０１5 年 Business Partner 4 月号 office ＮＥＷＳ法律相談Ｑ＆Ａ－パート・アルバイトの解雇予告手当法改正ニュース ― Ｑ：当社のアルバイト（日給・週 3 日勤務）につ健康保険料率・介護保険料率が変わります！《全国健康保険協会大阪支部》現行平成 27 年 4 月分～健康保険料率 10.06％ 10.04％介護保険料率 1.72％ 1.58％健康保険料率＋介護保険料率 11.78％ 11.62％いて、仕事量が減少し回復が見込めないため、本人に説明し納得して頂いた上で、解雇予告手当を支払い即時解雇することを考えていますが、解雇予告手当は 1 ヶ月あたりの労働日数が少ない労働者にも 30 日分以上必要なのでしょうか？Ａ：労働者を解雇する場合、原則として 30 日以上前に解雇予告をしなければなりません。これは、労働者が突然の解雇で被る生活の困窮を緩和するため解雇日より一定の期間前に予告するべきという趣旨なので、1 ヶ月あたりの労働日数にかかわらず予告期間の長さは同じです。そしてこの期間 1 日につき平均賃金（解雇予告手当）を支払った場合はその日数を短縮できる ※健康保険料率は各支部により異なります ※介護保険料率は全国同一です ※任意継続被保険者は平成 27 年 5 月分～協会けんぽよりお知らせ「被扶養者資格の再確認」の実施について平成 27 年度も 5 月末より、順次、被扶養者のリストが事業主様へ送付されます。ため、即時解雇（＝解雇予告なし）に必要な解雇予告手当は 30 日分以上ということになります。平均賃金は原則として直近 3 ヶ月間の「賃金総額÷総暦日数」で計算されますが、日給・時給制等には最低保障額（直近 3 ヶ月間の「賃金総額÷総労働日数×60％」）が定められています。例えば、日給１万円で直近 3 ヶ月間の総歴日数 90 日・総労働日数 39 日の場合、平均賃金は、【原則】1 万円×39 日÷90 日≒4,333 円【最低保障額】 1 万円×39 日÷39 日×60％＝6,000 円で最低保障額の 6,000 円になり、解雇予告手当は 30 日分で 6,000 円×30 日＝18 万円です。 ※この例で、1 ヶ月の労働日数が 39 日÷3 ヶ月＝13 日とすると賃金は 1 万円×13 日＝ 13 万円なので、1 ヶ月（30 日）あたりの金額は解雇予告手当が賃金を上回ります。最近のニュースから管理職の言葉のセクハラ「懲戒処分妥当」最高裁判決女性派遣社員に対し、約 1 年にわたってセクハラ発言を繰り返した管理職男性 2 人を、事前に注意や警告をせずに出勤停止とした懲戒処分が妥当だったか争われた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷は、会社内でセクハラ禁止は周知されており、処分は重すぎないとして、処分を無効とした 2 審・大阪高裁判決を破棄した。また、会社がセクハラ行為を認識し、警告する機会もなかったとして、発覚後直ちに処分したのは妥当だったとした。～日本法令社労士情報サイトより～