データヘルス計画書(健保組合共通様式) 計画策定⽇:平成27年1⽉14⽇ 最終更新⽇:平成27年3⽉13⽇ 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP1-1 基本情報 「全健保組合共通様式」 組合コード 56803 組合名称 ブラザー健康保険組合 形態 単⼀ 被保険者数 (平成27年度予算 注) 9,150名 * 特例退職被保険者を除く。 男性75.5%(平均年齢41.0歳)* 健康保険組合と事業主側の医療専⾨職 (平成27年3⽉末⾒込み) 0名 加⼊者数(平成27年度予算 注) 0名 適⽤事業所数 19ヵ所 対象となる拠点数 100ヵ所 顧問医 0 0 保健師等 3 1 産業医 2 2 保健師等 5 0 事業主 保険料率(平成27年度 注)*調整を含む。 70‰ 全体 ⾮常勤 健保組合 ⼥性24.5%(平均年齢37.0歳)* 特例退職被保険者数 常勤 被保険者 被扶養者 特定健康診査実施率(平成25年度) 87.1% 98.5% 62.2% 特定保健指導実施率(平成25年度) 44.8% 0 44.9% 1 43.4% 2 (千人) 70~74 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 35~39 30~34 25~29 20~24 15~19 10~14 5~9 0~4 予算額(千円) (平成27年度 注) 保 健 事 業 費 特定健康診査事業費 10,978 1,257 特定保健指導事業費 10,500 1,202 保健指導宣伝費 18,660 2,136 疾病予防費 207,244 23,726 体育奨励費 3,925 449 直営保養所費 0 その他 0 ⼩計 …a 2 男性(被保険者) 1 男性(被扶養者) 0 女性(被保険者) 経常⽀出合計(千円) …b 女性(被扶養者) 被保険者⼀⼈当たり⾦額 (円) a/b×100 (%) 251,307 28,770 6,189,225 4.06 (注)記載要領参照 ・被保険者の男⼥⽐率は、およそ男性:⼥性=3:1である。 ・加⼊事業所はほとんど愛知県内にあるが、M&Aにより、ここ数年で県外の組合員数が急増している。(県外被保険者数 H20:813⼈→H25:1,774⼈) ・健保に保健師が4⼈いるので、保健事業の企画⽴案から実施ままでできる。また、事業主の産業医/保健師と常に連携をとって、事業の割り振りを明確にして、積極的に保健事業を展 開している。 2/12 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP1-2 保健事業の実施状況 健保組合の取組 予算 科⽬ 特 定 健 康 診 査 事 業 特 定 保 健 指 導 事 業 保 健 指 導 宣 伝 9,1 事業 分類 1 3 10,3 13,7 20,1 21,0 22,0 23,0 対象者 注1) 事業名 事業の⽬的および概要 資格 特定健診 【⽬的】疾病の早期発⾒、早期治療。健康意 識の向上。 【概要】被保険者の場合、その内、法定健診項 被保険者 ⽬分の費⽤は事業所持ち。被扶養者は全額健 被扶養者 保負担。愛知県内は健保⽴病院にて実施。県 外はネットワーク健診を委託。 特定保健指導 【⽬的】内蔵脂肪型肥満(メタボリックシンドロー ム)に着⽬し、特定健診で対象者を階層化し て保健指導を実施し、その要因となっている⽣活 被保険者 習慣を改善するため 被扶養者 【概要】特定健診の結果から、リスクの⾼さに応 じて、「動機付け⽀援、積極的⽀援」に階層化 し、それぞれに合った保健指導を実施する 対象 事業所 全て 全て 年齢 性別 男⼥ 男⼥ 事業費 対象者 (千円) 40 40 〜 〜 74 65 25 35 振り返り 実施状況・時期 成功・推進要因 全員 【平成25年度】 対象者数:5,925名(被保険 者:3,912名、被扶養者: 2,013名) 9,223 実施者数:5.163名(被保険 者:4.010名、被扶養者: 1.153名) 受診率:全体87.1%(被保険 者98.5%、被扶養者62.2%) 全員 【平成25年度】 対象者数:875名(動機付け⽀ 援:354名、積極的⽀援:521 保健指導の実施時間を午前中半 ⽇にすることで受けやすくした 6,895 名) 実施者数:392⼈(動機付け⽀ 各事業者の健康担当者の協⼒ 援:227名、積極⽀援:165 名) 受診費⽤は全額健保負担 課題及び阻害要因 4 参加率UP(特に被扶養者) 4 アンケートの意⾒を参考にして内容 を検討している ⾃宅発送なので、家族みんなで⾒ 内容がマンネリ化してしまう てもらって話題にしてもらう(本⼈配 読んでみようと思わせるような記事 布だと読まずにポイ捨ての可能性が ⾼い) 4 機関誌の発⾏ 【⽬的】健保情報や健康情報の周知のため 被保険者 【概要】年2回(春、秋)発⾏。⾃宅発送。公 被扶養者 ⽰も兼ねる。 全て 男⼥ 0 〜 74 全員 4 ホームページ 【⽬的】健保情報を随時更新できるので、タイム リーな情報提供ができる 被保険者 【概要】インターネットにてホームページを作成。⼀ 被扶養者 緒に健康に関するコンテンツを掲載している。 全て 男⼥ 0 〜 74 全員 2,000 前期⾼齢者の健 康訪問 【⽬的】前期⾼齢者の健康維持、増進(⽼⼈ 拠出⾦の抑制のため医療費の低減) 【概要】委託先の専⾨の保健師などがご家庭を 被保険者 訪問し、健康づくりや疾病予防、介護など、様々 被扶養者 な相談について適切なアドバイスをおこなう。無 料。 全員 【平成25年度】 対象者89名に対して52名に健康 訪問実施者には、⾎圧計、歩数計 訪問拒否者への対応 3,626 訪問実施(昨年より継続30、新 など健康グッズを無料進呈 効果測定 規22名) 訪問回数は、合計67回実施 総合健診(がん 検診+法定健 診) 【⽬的】がんなど疾病の早期発⾒、早期治療の ため 【概要】愛知県の被保険者は、原則、誕⽣⽉に 被保険者 健保直営病院にて実施 県外の社員は、業者に委託して実施 レディース健診 【⽬的】がんなど疾病の早期発⾒、早期治療 【概要】愛知県内の⼥性の被扶養者は、原則、 誕⽣⽉に健保直営病院にて実施 被扶養者 愛知県外の⼥性の被扶養者は、業者に委託し て実施 1 ⻭科健診 【⽬的】早期発⾒、早期治療。⻭のケアへの意 識向上 【概要】①総合健診を受ける⼈に、同時に⻭科 健診を無料実施 被保険者 ②総合健診の対象外の組合員向けに、直営病 被扶養者 院にて「お⼝スッキリ健診」を実施(年2回) ③直営病院周辺外の被扶養者向けに、⽇曜 ⽇にお近くの施設で受診できる「ファミリー⻭科健 診」を実施 7 【⽬的】インフルエンザにかからないようにするた インフルエンザ予防 め、また、かかっても軽症にするため 接種の補助 【概要】補助は2,000円 1 1 3 4 若年メタボ対策 被保険者 被扶養者 【⽬的】30歳代の若年層にもメタボが多いので、 特定対象年齢になる前に保健指導を⾏うことで 疾病予防を⾏う 被保険者 【概要】グループ会社のカラオケのパーティ会場を 借りて、グループ会社の運動ツールを使うことで、 若者向けの内容にして参加率UPを狙った 全て 全て 全て 男⼥ 男⼥ ⼥性 65 35 30 〜 〜 〜 73 注2) 評価 被扶養者の受診率UP けんぽだより発⾏:年2回(春、 秋)、⾃宅発送 4,522 ⼀緒に「健康⽣活⽉間」の案内な どの情報を発信 5 疾 病 予 防 8,1 「全健保組合共通様式」 ⺟体企業のイントラに載せてもらって アクセス数 法改正やイベント開催に合わせて、 おり、アクセスしやすい環境にしている パソコン環境にない組合員は⾒られ 随時更新をしている ない 健保直営病院にて実施 健診申込書の内容⼯夫(最初か 受診率100%までには⾄っていな 【平成25年度】 ら総合健診を受診することが当たり い 35歳以上の被保険者数4,427名 前にしてある) 要精密検査の⼈の2次検査受診 に対して、実施者数3,741名(受 35歳で初めて総合健診を受診でき 率100% 診率84.5%) るので、35歳の⽅に個々にがん検 診内容を分かりやすく説明した 4 4 4 5 74 全員 74 【平成25年度】 原則、誕⽣⽉健診なので、それに合 健保直営病院にて実施:1,201 わせて、年3回に分けて受診勧奨を 健診受診率が上がらない 全員 19,831 ⼈ 実施 県外で業者委託:206⼈ 3 費⽤対効果測定 4 109,509 全て 男⼥ 0 〜 74 【平成25年度】 総合健診を受ける⼈に、健保直営 病院にて⻭科健診を無料で実 施:3,557⼈ 直営病院に⻭科があること 全員 14,607 お⼝スッキリ健診(年2回): 健保間の協⼒体制があること 380⼈ お家が直営病院から遠い⼈に、各 周辺の地域でファミリー⻭科健診実 施:430⼈ 全て 男⼥ 0 〜 74 全員 14,251 【平成25年度】 7,132⼈が実施 直営病院から、医師と看護師が各 ⼯場へ⾏って、就業時間内に、そこ 費⽤対効果測定 で予防接種を⾏う 4 基準 該当 者 【平成25年度】 3回実施、参加者28名 アンケート結果では、ジョイビートを 継続してやってみたいと⾔う メタボの若者が参加しやすいように、 会場をカラオケBOXのパーティルー ムにして、実施⽇も定時の⽇に合わ 参加率の向上 せて、友達との参加もOKにして、 無料カラオケチケットも配布するなど 内容を⼯夫した 2 アンケートの結果、保健師⾯談が元 気さを出すのに役⽴ったか97% ラインケア教育前・後・3カ⽉後の職 場のこころの健康づくりの必要性と⾏ さらなるコミュニケーション能⼒、⼈ 動がどちらも教育前より向上してい 間関係能⼒の向上が重要 た。必要性(10%、83%、7 3%)⾏動(17%、89%、 50%)管理監督者からの相談 件数も増えた 4 ⺟体企 業 男⼥ 【⽬的】仕事や⽣活に強い不安、悩み、ストレス を感じている社員が増えています。そこで、社員 の⼼も体も健康であり続け、各⾃の能⼒が⼗分 ⼀部の事 メンタルヘルス講習 被保険者 男⼥ に発揮できるようにする 業所 【概要】①⼀般社員向け講習(セルフケア) ②管理・監督者向け講習(ラインケア) 30 18 〜 〜 39 64 全員 【平成25年度】(ニッセイにて) ・元気さアンケート 844名 (100%回収) ・ラインケア教育 H26.2.26、 H26.3.5 2回実施 参加者 部⻑以上:15名、課 ⻑:40名、リーダー・主任:90名 3/12 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP1-2 保健事業の実施状況 4 体 育 奨 励 4 所 直 営 保 養 他 そ の 【⽬的】本⼈の疾病予防のため、また、周りの⼈ への受動喫煙防⽌のために、禁煙⽀援を⾏い、 喫煙率を下げる 【概要】①禁煙外来コース 禁煙外来で薬を飲 んで禁煙する。3ヶ⽉禁煙達成者には5,000円 のカタログギフト進呈。 ②ニコチンパッチコース ニコチンパッチを使って禁 スワンの会(禁煙 煙。愛知県内の⼈は参加費5,000円で3ヶ⽉ 被保険者 サポート) 禁煙達成者には参加費を返⾦。愛知県外の⼈ は上限20,000円の補助。 ③らくらく禁煙コース PCの通信プログラムで禁 煙。参加費50,000円は健保全額補助。 ④リセット禁煙コース カウンセリングを通して禁煙 する。参加費5,000円で3ヶ⽉禁煙達成者には 参加費を返⾦。 ウォーキング 【⽬的】⽣活習慣の改善や運動習慣の定着の ため 【概要】健保連愛知主催の「健康ウォーク」と家 族向けの「ファミリーウォーク」 被保険者 被扶養者 全て 全て 「全健保組合共通様式」 男⼥ 男⼥ 20 0 〜 ~ 64 74 基準 該当 者 全員 H25年度 参加者29名 禁 煙率41% ①禁煙外来コース 8名 900 ②ニコチンパッチコース 7名 ③らくらく禁煙コース 13名 ④リセット禁煙コース 1名 健康ウォークは年2回(春、秋) 実施して、参加者数は合計806名 ファミリーウォークは、健康⽣活⽉間 1,323 のイベントとして秋に実施して、参加 者数は801名 参加しやすさを狙い、初めてIT利 参加率の向上 ⽤のプログラムを導⼊ 3 健康ウォークは、お弁当を配布して 好評である 愛知県外の組合員に対するウォー ファミリーウォークは「クイズラリー」を実 キング事業がやれていない 施して、正解者から抽選で、家族4 運動習慣が定着できているのか ⼈温泉1泊旅⾏をプレゼント 4 ( 予 し 算 措 置 な ) 4/12 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP1-2 保健事業の実施状況 「全健保組合共通様式」 事業主の取組 対象者 事業名 事業の⽬的および概要 資格 健康⾯談 健診結果に基づき、再検査や要受診の社員に 対して、産業医・保健師が⾯談し、保健指導を 被保険者 ⾏う 30歳対象保健師⾯談 30歳になる社員に対して、健診当⽇に、保健 師による健康⾯談を実施することにより、20代の 被保険者 ⽣活習慣を振り返り、今後30代の健康について の具体的なイメージを持ってもらう メンタルヘルス講習 全従業員向けのセルフケア、管理職向けのライン 被保険者 ケア教育を実施して、メンタル疾患の予防を⾏う 健康教室 健康意識の向上 ストレス調査 従業員が⾃分⾃⾝のストレスに気付き、健康管 理センターへの相談等により、メンタル不調となる 被保険者 ことを未然に防ぐ 被保険者 健康グッズの貸し出し 健康意識の向上や健康⽣活習慣づけのため、 歩数計、⾎圧計、体重計、リラックスCD、タニ タ⾷堂のレシピ本を貸し出している 健康通信 タイムリーな健康情報の提供のため、毎週⽉曜 ⽇に、社内イントラにて、健康に関するコラムを掲 被保険者 載している 被保険者 性別 男⼥ 男⼥ 男⼥ 男⼥ 男⼥ 男⼥ 男⼥ 振り返り 年齢 20 30 20 20 20 20 20 実施状況・時期 成功・推進要因 課題及び阻害要因 共同 実施 〜 H24年度には、グループ従業員、約900名 対象者に、健診後に受診したかどうかの確 就業時間内で⾯談を実施しているが、業務 64 に対して、産業医または保健師による⾯談 認する⼿紙を送付している の関係で、時間調整が困難 を実施 無 〜 H24年度:170名実施。 社員は健保⽴の病院にて健診を受診する 健康⾯談を受けた社員の肥満該当者数は ので、当⽇にその場所で⾯談を実施するこ ⾯談後のフォローができていない 30 減少しているが、逆に健康⾯談を受けていな とができる。よって、⽇程調整が不要である い⼈は増加している 無 〜 新⼊社員の⼊社時:1回 セルフケア講習:全従業員の25、30、35、 40、45、50、55歳時に実施 ラインケア講習:新任上級職教育、昇格時 に実施し、その後3年ごとに実施 メンタルヘルス講習の仕組みがきちんとでき 効果測定 64 どちらも就業時間内に実施 ている 無 〜 【平成26年度】 「時間を制する者は○○を制す」を5⼯場で 64 計61回実施 参加者数:1,522名(前年⽐:約3.4 倍) 〜 ブラザー記念病院にて健診時に同時に実施 実施者:1,407名 病院(健診センター)の協⼒ 64 ⾼ストレス者:66名(4.7%) 期間:2014.10〜2015.02 効果測定 ⾼ストレスと判断されても、⾯談の受診がほ とんどない 無 〜 【平成24年度】 ⾎圧計:5名 体重計:5名 64 歩数計:17名 書籍:37名 リラックスCD:138名 その他(縄跳び、DVDなど):15名 広く⼀般には周知できておらず、利⽤者が限 られてしまっている 無 〜 社内の⼈事部のホームページに、健康管理 センターの職員が持ち回りで、毎週「健康通 時期・季節に合ったタイムリーな話題が提 64 信」を作成してアップしている(2009.01より 供できる 実施) 特に従業員へのPRをしていないので、読 者が限られている 無 初めて職場単位で実施した。これまでに⽐ べ、初めての参加者も多く健康意識の向 参加回数の増加による担当保健師の業務 上につながった 負荷が増えること また部⾨⻑への呼びかけによっても、申込が 多くなった - 無 注1) 1.健康診査 2.健康診査後の通知 3.保健指導 4.健康教育 5.健康相談 6.訪問指導 7.その他 注2) 1:39%以下 2:40%以上 3:60%以上 4:80%以上 5:100%以上 ・健保(事務⻑、保健推進センター課⻑)と⺟体企業の健康管理センター(統括産業医、センター⻑)とは、毎⽉1回ミーティングを⾏って、保健事業の内容などを協議&評価している。そ れぞれ分担を決めて実施していることもあって、保健事業の実施数が多い。 ・健診補助は、健保⽴の病院があることもあって、がん検診について積極的に受診するように勧奨している。 ・若年メタボ対策でセミナーを実施しても、なかなか参加率が上がらない。 5/12 STEP1-3 <①19分類疾病別&年齢別 医療費> 56803 - ブラザー健康保険組合 ・「呼吸器系疾患」が過去2年とも医療費全体の約21%であり一番高い。続いて「循環器系疾患」、「新生物」で約8~9%である。 ・「循環器系疾患」が平成24年度から平成25年度になって、約1.5倍に急増している。 ・「新生物」が高いのは、がん検診の受診勧奨を積極的に行っており、がん検診の受診率が約85%と高いことから、早期発見/早期治療のた めの医療費が高くなっている可能性がある。 6/12 STEP1-4 <②喫煙率> 56803 - ブラザー健康保険組合 ・ここ5年間は男女ともに喫煙率は横ばいである。全国平均【厚労省調査 H24年度 男性34.1%、女性9.0%】と比べて、男性、女性ともに上 回っている。受動喫煙防止法の観点からゆくゆくは敷地内禁煙にしたいが、喫煙率をもっと下げないと現実的ではない。 ・今どきの若者は喫煙率が低いと言われるが、まだまだ若年層でも喫煙率が高い。50歳以上になると喫煙率が下がってくる。 7/12 STEP1-5 <③がん検診の受診率> 56803 - ブラザー健康保険組合 ○がん検診受診率(胃透視、腹部エコー、便潜血、マンモグラフィー、子宮頸がん細胞診) ・愛知県内の組合員は、健保立の「ブラザー記念病院」にて受診できる。予約のわずらわしさは無い。 ・愛知県外の組合員は、業務委託している業者による「ネットワーク健診」になる。病院の選択や日程調整が面倒である。 ・がん対策は「早期発見、早期治療」であるので、がん検診受診率100%を目指して積極的に活動している。その結果、年々、男女ともに受診 率はUPしている。 ・女性の受診率は全体で57%と男性に比べてまだまだ低い。特に『県外の被扶養者』の受診率は、環境の違いもあって特に低くなってい る。 8/12 STEP1-6 <④若年メタボ> 56803 - ブラザー健康保険組合 ・男性の30~39歳の若年層で5年後に肥満になる人が多い。逆に、40歳以上は、特定健診や保健指導の効果もあり、肥満へ移行する割合 は確実に減っている。女性は、30~49歳までは5年後に肥満になる人は多いが、50歳以上は減っている。 ・特に男性は、(肥満+メタボリスク有)人数は、40歳以上だけでなく、若年の30歳代にも同じくらいの多くの対象者(若年メタボ)が存在してい る 9/12 STEP1-5 <⑤東海3県内、外> 56803 - ブラザー健康保険組合 ・東海3県内・・・愛知、岐阜、三重 / 東海3県外・・・それ以外の全国の県 ・平成25年度 東海3県内の被保険者数7,091人、被扶養者数6,690人 / 東海3県外の被保険者数1,507人、被扶養者数1,629人 ・平成22年度7月より、M&Aに伴い、東海3県外の組合員が1,400人⇒3,000人に急増した。 平均 145 平均 126 ・被保険者は、H23年度以降(M&A以降)、東海3県外の方が急に高くなった。(12.6万円⇒14.5万円) ・被扶養者は、平成22年度、平成23年度と東海3県外が高くなったが、平成25年度はほとんど差が無い。 10/12 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP2 健康課題の抽出 基 本 情 報 保 健 施 事 状 業 況 の 実 「全健保組合共通様式」 基本分析による現状把握から⾒える主な健康課題 対策の⽅向性 特徴 対策検討時に留意すべき点 ・M&Aにより愛知県外の組合員が新規加⼊してきたが、1⼈当たりの医 療費が⾼い。 ・愛知県内の被扶養者(奥様)は、健保⽴病院があるので健診を受 けやすい環境にあるが、県外はネットワーク健診になるのでなかなか受診 率が上がらない。 ・全国に点在しており、なかなか健保ではアプローチができないので、事業所の協⼒(コラ ボヘルス)が重要になってくる。 ・特定保健指導は積極的に実施している。 ・愛知県内は、健保からの健康情報の提供やイベント実施ができてお り、健保⽴病院があることもあって保健事業環境が充実しているが、県 外に対してはなかなかできていない。 ・多くの保健事業を実施しているが、その効果測定がなかなかできていない。 11/12 56803 - ブラザー健康保険組合 STEP3 保健事業の実施計画 「全健保組合共通様式」 対象者 注1) 予算 事業 科目 事業名 事業の目的および概要 分類 職場環境の整備 保 健 指 導 宣 伝 4 新 健康白書 規 9,0 【目的】加入事業所の従業員の健康状況の 特徴の認知、保健事業への協力・参加 【概要】健康白書を加入事業所の健康担当 被保険者 者へ個々に説明し、安全衛生委員会にて報 告するなど、健康情報を共有することで健康 増進につなげる 加入者への意識づけ 保 健 指 導 宣 伝 疾 病 予 防 4 4 13,0 体 育 奨 励 10,0 18 ~ 64 14,1 15,0 15,0 平成27年度 10,0 10,0 7 全員 1 平成28年度 11 平成29年度 アウトプット アウトカム 16 加入事業所の健康担当者へ説 明 定期的な健康推進会議の 健康課題を明示することを通じ 設定 て、必要な健康対策への協力・参 加を促す 加入事業所の特性に合わせ 配布100% 事業所の健康状態の理解 た保健事業の企画・立案を 健康推進会議の定期的実施 (100%) 会議で行う (年1回以上) 継続 15,0 15,0 18 ~ 74 全員 1 タイムリーな情報提供 読んでもらえるように内容を充実さ 継続 せる 既 県外向けイベント 存 【目的】県外組合員に対する健康環境が整 備されていないこともあって、一人当たり医療 費も高い。まずは、健康を意識できるような風 一部の 土を作るために、健康イベントを各地で実施 被保険者 男女 事業所 する。 【概要】内臓脂肪測定会を全国の主要地で 実施する。できれば、年2回。 20 ~ 64 全員 3 エクシング関係で、関東、関西を 中心にして主要拠点にて内臓測 定会を実施する 参加率や実施者の声を聞い 参加率や実施者の声を聞い 参加者数 計500人 て継続 て継続 - 1 数社の委託業者を使って実施 (食後の血糖値測定など) 継続 実施者の健康改善 1 ①禁煙外来コース 受診した人 に、自己負担額(約18,000 円)に相当するカタログギフトを進 呈する。ただし、3ヶ月禁煙達成者 に限る。 ②ニコチンパッチコース パッチ費用 全額負担(約18,000円)。 継続(各コースの参加者 ③ニコチンガムコース ガム約2週 数、成功率を見る) 間分(約7,000円)無料支給。 ④リセット禁煙コース カウンセリン グ費用(約21,000円)全額負 担。 ⑤1人で禁煙コース エントリーして 3ヶ月後、禁煙できた人には、 5,000円のカタログギフト進呈。 喫煙率結果を踏まえて内容 禁煙サポート事業への参加者 全社平均喫煙率15%未満 を見直す 数 300名(3年間) 1 昨年、大腸がん検査を受診してい ない人(約1,000人)を対象に して、郵送検診を実施する。また、 実施率を見ながら継続 要精密検査になった場合の受診 できる医療機関もお知らせする。 実施率を見ながら継続 1 若年層受けすると思われる個別 的な情報発信ツール(WEB上 利用状況を確認して継続か 利用状況を確認して継続か で健診結果が見えたり、具体的な 対象者の参加率 50% どうか決める どうかを決める 保健指導内容を分かりやすく紹介 する)を外部委託して利用する。 参加者のメタボ脱却 50% 1 継続実施 ②単に歩数の多さによる順位の表 彰だけではなく、ウォーキング初心 継続実施 者や歩数が増えた人に対するイン センティブを付与する 運動習慣の定着(参加者 の50%以上) 18,0 法 定 特定保健指導 【目的】生活習慣病リスク保有者の生活習 慣、健康状態の改善 【概要】メタボリックシンドロームの減少を目的 に保健指導を実施 被保険者 被扶養者 【目的】本人の疾病予防、周りの人の受動喫 煙防止 【概要】母体企業と協同して、平成28年度 被保険者 の建物内禁煙実施に向けて、一人でも多くの 方が禁煙してもらえるように、これまで以上に 禁煙サポートを積極的に行う。 既 禁煙サポート 存 1 【目的】被扶養者のがん検診受診率を上げ たい。女性に多い「大腸がん」にしぼって単発 の郵送検診を使っていちど受診してもらって、 新 被扶養者の大腸がん検 翌年からは「がん検診」を受診してもらう。 被扶養者 規 査 【概要】昨年大腸がん検査を受診していない 人に、郵送検診を実施する。その情報提供 の中で、翌年より全体のがん検診を受けても らえるようにしたい。 3 既 若年メタボ 存 【目的】30歳代の若年層にもメタボ対象者が 多いので、早めに保健指導することで、疾病 予防を行う 被保険者 【概要】今までのように対面式セミナーも実施 していくが、それ加えて新規に、WEBを使った 保健指導ツールを利用してみる。 既 ウォーキングプログラム 存 【目的】参加することにより運動習慣の定着、 健康への意識定着 【概要】①健保連愛知が主催のウォーキング 被保険者 イベント 被扶養者 ②健康生活月間に合わせたチームDE ウォークイベント ③家族参加型のファミリーウォークイベント 4 13,0 13,1 10,0 男女 4 疾 病 予 防 男女 年齢 10,0 目標(達成時期 : 平成29年度末) 【目的】制度改正情報や健康情報の発信、 被保険者 健康イベントの案内 被扶養者 【概要】年2回発行(春、秋)、自宅発送 既 存 3 全て 注2) 実施 対象者 主体 既 機関誌の発行 存 個別の事業 特 定 保 健 指 導 事 業 資格 対象 性別 事業所 9,0 9,1 実施計画 全て 18,1 19,0 全て 全て 全て 全て 全て 男女 19,3 22,1 23,0 40 ~ 74 基準対 象者 20 ~ 64 女性 基準対 40 ~ 60 象者 男女 基準対 30 ~ 39 象者 0 ~ 74 - 23,0 23,0 男女 男女 年2回発行 全員 全員 継続 継続実施 実施率60%以上 がん検診受診率 50% 参加者数が前年より増 がんによる死亡者減 注1) 1.健康診査 2.健康診査後の通知 3.保健指導 4.健康教育 5.健康相談 6.訪問指導 7.その他 注2) 1.健保組合 2.事業主が主体で保健事業の一部としても活用 3.健保組合と事業主との共同事業 1/1
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