１．事業承継を検討するにあたっての事前準備事業承継を検討するにあたって、まず必要なことは、その方の全ての財産債務を把握し、今現在どの程度の純財産があるのかを把握することです。そのため、「事業承継を検討するにあたっての必要資料確認書」を基に、必要資料を集め、全体の財産債務を把握することから始めます。２．事業承継を検討するにあたっての必要資料確認書下記検討項目について、必要資料を入手し、財産評価を行います。氏名検討項目非上場株式検討内容必要資料経営している法人の株式等法人税確定申告書（過去 3 年分）法人の受取生命保険の有無決算書、固定資産台帳退職金の見込額保険証券、解約返戻金通知書土地、建物の評価土地、建物の固定資産税納税通知書借地権の有無公図電話回線本数土地の賃貸借契約書前払費用、前受収益等の資産性の有無土地・建物全ての不動産の把握不動産の名寄台帳（市役所）未登記の不動産の有無土地・建物の登記簿謄本（法務局）共有の不動産の有無土地・建物の固定資産税評価証明書公図有価証券先代名義の不動産の有無先代名義の固定資産税納税通知書借地権の有無土地の賃貸借契約書耕作権の有無小作についての農業委員会の証明書山林の有無（縄延びの有無）森林施業図等建築中の建物の有無建物建築請負契約書有価証券の有無証券会社発行の取引報告書等端株の有無新株引受権の有無現金・預貯金有価証券の残高証明書現金の残高確認預貯金の残高確認銀行、郵便局の預貯金通帳生命保険金生命保険金の契約金額保険証券退職金退職金の見込額動産等自動車、ヨット等の有無購入契約書ゴルフ会員権、レジャー会員権購入契約書・会員証貴金属類保証書・領収書書画骨董品鑑定書・領収書・精通者意見価格一覧表債務借入金の有無金銭消費貸借契約書・返済計画表総合検討過去の所得状況からみて、財産財産債務の明細書の把握漏れはないか相続人の確認法定相続人の人数養子の有無３．事業承継対象会社の「経営」の引継ぎ工程表