循環器内科 - 福岡大学病院

循環器内科
Ⅰ.名 称
福岡大学病院 循環器内科
後期臨床研修プログラム
Ⅱ.目的と特徴
研修内容:入院患者はスタッフの指導下、単独で担当。
(1) カテーテルインターベンション
(診断カテ、冠動脈形成術、下肢動脈形成術等)
(2) ペーシング・アブレーション・ICD・などの不整脈の非薬物療法、
心臓再同期療法(CRT)による心不全治療
(3) 心エコー、冠動脈 CT、RI などの心臓イメージング
(4) 包括的心臓リハビリテーション
当科では、上記 4 つのサブスペシャリティグループで循環器内科の患者診療に協力してあ
たっているが、初年度は、4 つのサブグループの診療に偏り無く参加し、研修する。また、
指導医による研修医、学生の指導の補佐にあたり、次年度よりサブスペシャリティグループ
に属し、研修を行う。
病床数は 38 床(うち CCU 3 床)
、年間入院患者数 約 1,500 人。診断的心臓カテーテル検
査約 1,100 件、臨床電気生理学的検査約 200 件など。当施設の特徴として不整脈の症例の割
合が多い。カテーテルインターベンション件数は約 300 例である。
Ⅲ.指導者と参加施設
(1) 指 導 者:スタッフ(助手以上)約 30 名
(2) 基幹施設:福岡大学病院 循環器内科
(3) 関連施設:九州がんセンター、白十字病院、福岡大学筑紫病院、佐田病院、
新行橋病院、済生会福岡総合病院、和白病院など。
Ⅳ.管理運営
福岡大学病院 循環器内科が実施する。
Ⅴ.定員および選考方法
定員は、助手(10 名)
、臨床大学院(若干名)
助手は、面接(随時)のみ。
臨床大学院希望者は、毎年 2 月に入学試験あり(面接・語学試験)
。
Ⅵ.教育課程
【研修内容・到達目標】
■卒後 3 年次生
待遇・身分:助手、臨床大学院生。
研 修 内 容:助手の場合は、1 年間循環器内科にて研修後、部外修練ローテーション希
望のものは可能。
臨床大学院は、通常最初の 1 年間、循環器内科にて臨床研修を行う。
到 達 目 標:心臓カテーテル検査、冠動脈形成術、アブレーションなどの手技には指導
医と共に積極的に加わり、手技の補助から開始し基本的な症例では独立して完遂で
きるレベルを目指す。心エコーは、検査施行医として独立できるレベルを目指す。
循環器医として、幅広い知識と基本診療技師をマスターし、検査・治療プランを自
身で組み立てられるようになる。また、包括的心臓リハビリテーションについて学
ぶ。症例報告や臨床研究の発表を行い、内科学会認定内科医の資格を取得する。
■卒後 4・5・6 年次生
待遇・身分:助手(部外修練の場合もあり)、臨床大学院生。
研 修 内 容:前記に挙げた 4 つのサブスペシャリティグループの何れかを選択し、より
専門的かつ高度に更に研修する。入院患者はスタッフによる指導の下、主治医とし
て研修医とともに担当する。希望によっては特定のグループに所属することなく広
く研修することも可能。
到 達 目 標:循環器専門医として充分な経験を積み、診断能力を身に付ける。各手技
を独立して完遂できる能力を身に付ける。また臨床研究にも参加し論文を発表する。
5 年次以降に日本内科学会認定内科専門医資格を、7 年次以降に日本循環器学会循環
器専門医資格を取得する。この間に博士号を取得するように心がける。これらの資
格ならびに学位は研修修了後スタッフに昇格する為には必須である。
* 内科認定医、内科認定専門医、循環器専門医試験の受験資格は、助手や臨床大学院
のどちらの場合においても、学会基準の症例数を受け持っていれば可能である。
受験資格の詳細については、それぞれ日本内科学会ならびに日本循環器学会のホー
ムページを参照してください。
臨床大学院生は、スタッフによる指導の下、3 つのサブスペシャリティグループの
何れかを選択し、より専門的かつ高度に更に研修するとともに臨床研究を開始し、卒
後 6 年次生(大学院 4 年次生)には学位を取得する。
各コースの概略
卒後研修のコースとしては下記のようなものがあるが各個人の事情により変更すること
は可能である。大学院に入学している期間以外には市中病院による院外研修を行う場合もあ
る。
福岡大学病院循環器内科の卒後研修システム
Ⅶ.評価方法
内科認定医、循環器専門医取得の有無。
学会発表や症例報告・研究報告の有無。
Ⅷ.認 定
後期臨床研修認定証 授与
Ⅸ.終了後のコース
大学スタッフ、院外修練、留学
Ⅹ.身分、待遇
助手、臨床大学院生。
待遇は、福岡大学病院の規定に従う。
ⅩⅠ.資料請求先
福岡大学病院 循環器内科
医局長
三浦 伸一郎
医局長補佐 岩田 敦
TEL:092-801-1011(内線:3366) または、
E-mail:[email protected]
にてご連絡ください。
E-mail の場合は、氏名・年齢・性別・卒業大学・初期研修病院名・
面接または見学または見学希望などを明記してください。
ⅩⅡ.取得可能な資格
日本内科学会(認定医、専門医、指導医)、日本循環器学会(専門医)、日本内分泌学会
(専門医)、日本心血管インターベンション学会(認定医、指導医)、日本高血圧学会(専
門医)、日本不整脈学会(専門医)、日本動脈硬化学会(専門医) 日本心臓リハビリテーション
学会(指導士)、日本再生医療学会(認定医)。臨床大学院でも経験年数や症例数により受験
可能。