平成27年3月26日 No.280 大垣市教育総合研究所 学 習 館 TEL74-6666,FAX74-6697 ふれあい、学びあい、深めあう文教のまち大垣 情報工房 TEL75-7020,FAX77-2520 平 成 2 6 年 度 の 1 年 を 振 り 返 っ て まもなく平成26年度が終わろうとしています。この1年間,研究所として,先生方への支援,子ど もたちへの支援に向けて精一杯努めてまいりました。先生方には,ご理解とご協力をいただき本当にあ りがとうございました。ここで,1年を振り返るとともに,来年度の方向についても一緒に考えていき たいと思います。 教職員支援グループより <研究・研修> <教育情報> 教職員のニーズに応じた研修や教育の今日的課 題を解決するための研究・研修を行いました。 教育の情報化推進や情報モラル教育のより一層 の充実を目指して支援や研修を行いました。 ◇研究員会 ◇学校サポート 4研究員会(保幼小連携,学級経営,算数・ 数学,小中英語)とも,昨年度からの継続した 課題について,検証や研究を深めることができ ました。また,研究成果の周知として,冊子を 作成し市内の小中学校に配布したり,OPEN 大 垣ページに掲載したりして必要なデータをいつ でも活用できるように整備し,次年度の各種研 修会資料としても役立てていけるように準備が 整いましたので,奮って活用ください。 校務におけるシステム的な故障に関する内容や, ICT活用授業や情報モラル,情報セキュリティ などに関する内容の支援を行いました。特に情報 モラル講演会は,全 30 回(4/1~2 月末) のべ約 5,000 人の方 に話を聴いていただ きました。家庭にお けるルールの徹底啓 発を今後も行ってい きます。 ◇研修 発達障がいや人間関係の構築にかかわる研修 として,だれもが研修(1)では,「支援の段階」 から「自覚の段階」に進める支援のあり方を学 びました。 また,だれもが研修(2)では,Q-U 調査の結果 を, 事前に分析したうえで,研修会に臨むなど, 先生方の主体性を大切にした研修会を行ってき ました。 その他にも,教科指導や生徒指導にかかわる 研修,若手教員への研修等を実施し,先生方の 指導力向上に努めてきました。 大垣市の学校教育指導の方針と重点を踏まえ, ふるさと大垣科の推進に向けて,来年度は研究員 会を立ち上げます。実践を通して研究を進め,そ の成果を先生方に提案していきます。 また,研修では,若手教員の 育成に向けて訪問型の研修をさ らに充実させていきます。さら に,学級経営力の育成では,QU調査結果を活かした集団づく りを充実させることで,児童生 徒の豊かな心の育成に努めてい きたいと考えています。 ◇研修会 現職教育や情報教育主任研修会などで,デジタ ル教科書の利活用や,導入されているソフトウェ アの利用について研修を行いました。下のグラフ のように,授業での ICT を活用した指導や情報モ ラルなどの指導ができる先生方の割合が市内でも 増えてきています。 しかし,タブレット端末の導入による研修や, 携帯情報端末の所持率の低年齢化などによるトラ ブルへの未然防止のための研修が迫られており, 今後も継続して,指導力の向上に向けて研修の充 実を図っていきます。 児童生徒支援グループより <教育相談> 「不登校生の未然防止と早期発見・早期対応への 支援」を重点に支援を行ってきました。 ◇相談事業 相談件数の約70%が不登校にかかわる相談で した。 ○訪問・来所・電話相談 1334 件 ○専門医による相談 8件 ○駐在臨床心理士相談 22 件 【2月末現在】 <少年支援> 児童生徒一人一人の教育的なニーズに応じた個別 支援や学校支援を行ってきました。また,地域ぐる みの青少年健全育成のさらなる充実を目指して活動 を推進してきました。 ◇スクールソシャルサポート(SSS)事業 研修会後にアンケートをとり,要望や内容の改 善について次回の研修会に活かしてきました。 ○臨床心理士派遣 20 回(13 校) ○教育相談研修会 10 回(338 人) 【2月末現在】 あそび・非行傾向や不登校、集団不適応の児童生 徒など,学校だけでは対応困難な事例に対して,相 談や学習支援を行ってきました。 今年度は,全体的に小学生への支援が増加しまし た。特に学級内で落ち着いて授業が受けられない児 童や人間関係がうまく築けない児童への支援依頼が 多くありました。 今後も学校支援訪問や訪問相談などを行っていく 中で,学校と連携を強化しながら早期対応とともに 未然防止に努めていきます。 ◇ほほえみ教室(適応指導教室) ◇大垣市少年支援員の活動 完全に不登校に陥る前の早い段階での学校の対 応や定期的なケース会議が有効に働いたり,通級 生同士のかかわり合いが集団生活への刺激となっ たりすることで,通級する子どもたちの学校復帰 への改善が図られました。 ○活 動 学習,集団活動,スポーツ, 手品,ハイキング,本に親しむ, クッキング,宿泊体験 ○行 事 レザークラフト,パターゴルフ, プロに学ぶ,社会見学 ○開級日 174 日 ○保護者会 10 回開催 今年度は,各地域 選出の方や学校職 員,PTA役員,警 察関係者など,総勢 168名の少年支援 員で各校区のパト ロールやイベント・ まつりでの補導活動 を実施してきました。 最近では,少年支 援員からの要望や意 見も多く出されるよ うになり,工夫した 活動が展開できてい ます。特に,地域で 開催される“マイスクール支援ネット会議”は,市 内全小学校区(22校区)で実施され,学校と地域が 一体となって子どもたちを守り,育てていこうとす る機運が高まっています。 ◇各種研修会 ◇ 各種サポート事業 家庭,学校,研究所が共通理 解して段階的に支援することが でき,ほほえみスタディサポー トやメンタルフレンド支援など 家庭以外での支援を続けた結果,学校復帰などの 改善がみられました。 《教育総合研究所に関わる4,5月の行事予定》 4月 3日(金) 小1担任研修会 15日(水) ほほえみ教室 開級式 16日(木) 研究指導員会 情報教育主任研修会 23日(木) 教育相談研修会 教育研究部長会 28日(金) ほほえみ教室 ハイキング 5月13日(水) 15日(金) 19日(火) 22日(金) 27日(水) 29日(金) 少年支援員研修会 研究指導員会 小学校英語研修会 人権・同和幹部研修会 研究員会 教育相談研修会
© Copyright 2024 ExpyDoc