紀の国屋 甲冑情報

No.1
No.283
2015 年 4 月 25 日
No.2
日刀保・重要刀剣指定書付
南北朝時代
〈重要刀剣〉短刀 「銘~山内安幸」 拵・葵紋散金無垢金具拵
(長さ二十六cm) 日刀保・重要刀剣指定書付
南北朝時代
〈重要刀剣〉刀 「無銘~兼長」 (長さ二尺三寸五分強)
紀の国屋 甲冑情報
〈重要刀剣〉刀 「無銘~兼長」 (長さ二尺三寸五分強)
日刀保・重要刀剣指定書付
南北朝時代
¥5,800,000
2
現代刀と見間違える元幅一寸一分半、先幅九分八厘の豪壮な造り込み、そして互の目の華やかな刃紋と乱れ込
んだ大帽子が南北朝時代の典型的な姿形です。詳細は解説書を参考にしてください。鎌倉時代の長義を彷彿と
させる豪壮無比とも言える名刀です。ちなみに重要刀剣指定は昭和三十九年第十二回です。
No.1
〈重要刀剣〉短刀 「銘~山内安幸」 拵・葵紋散金無垢金具拵
(長さ二十六cm)日刀保・重要刀剣指定書付
南北朝時代 ¥3,500,000
南北朝時代の生ぶ茎、在銘の短刀です。本間薫山先生の鞘書もあります。
外装は金具、高蒔絵共に葵紋を配し、金具は全て金無垢です。短刀の説明
は解説書を御覧ください。金無垢の拵が付いた魅力的な守り刀です。ちな
みにハバキも金無垢です。
3
No.2
No.3 刀 「銘~肥前国住藤原忠広(二代)」 太刀拵・金石目塗糸巻太刀拵
(刀・長さ~2 尺 4 寸 6 分)日刀保・特別保存刀剣鑑定書、特別保存刀装具鑑定書付
江戸時代 ¥2,800,000
九州の肥前刀を代表する刀工の一人「藤原忠広」の刀に江戸時代の菊紋散総金具の付いた糸巻太刀拵
が付いています。刀剣も外装も共に特別保存の鑑定書が付き両得ともいえる一揃いです。刀剣は肥前
刀らしく直刃の傑作で、糸巻太刀拵も非常に状態が良く、一家の守り刀として最適と言える逸品です。
4
菊池槍・外装付「無銘」 (長さ六寸二分)
日刀保保存刀剣鑑定書付
室町時代
¥350,000
室町時代に熊本地方で広く使われた菊池槍を江戸時代に作り替えられ
た人気のある菊池槍です。上品な金具の良い拵に入れられ重代重用さ
れたことが偲ばれます。室町時代と江戸時代二つの時代を楽しめる手
頃な逸品と言えるでしょう。
No.4
No.5 松樹に鷹図鐔 (上下 8.8cm、
左右 8.5cm) 江戸時代 ¥28,000
No.6 花弁透鐔 (上下 7.5cm、左右 7.5cm)
江戸時代 ¥25,000
五つの花弁を透かした大胆な図柄の透鐔です。鉄
色も良くしっとりとした粘り気のある味わいは鉄
鐔の最大の魅力と言えるでしょう。造形の面白さ
と透鐔の機能
性が楽しめ
ます。
5
全面に大きく配された松にいきいきとした鷹が
一羽、手の込んだ透し鐔です。松の大木がいか
にも力強く、四季緑の松は縁起良く、そこに配
された精悍な鷹が素晴らしい。この様な手の込
んだ透鐔は江戸時代中期以降の特徴と言えるで
しょう。
No.7 鉄黒漆塗六十二間小星兜・前立・鉄黒漆塗面頬組
桃山時代 ¥750,000
眉庇に打眉、見上皺を配し一行三十一点の小星を打ち、後勝
山形とした姿がよい鉄黒漆塗六十二間小星兜です。㒅は見映
えのする鉄黒漆塗切付小札五段紺糸毛引威の日根野㒅です。
面頬は裏を黒漆塗とした古式の鉄黒漆塗烈勢面頬です。
垂は鉄黒漆塗板物四段紺糸毛引威です。鉢の後方をやや高
くした造りが典型的な相州系の兜の特徴を示しています。
約二千点の星鋲を打った甲冑師の根気の良さには舌
を巻きます。
No.8 鉄黒漆塗三十六間阿古陀形筋兜
室町時代末期~江戸時代
¥450,000
兜鉢のぽってりとした阿古陀形の曲線が美しい時代の上がる貴重な鉄黒漆塗三十六間阿古陀形筋兜
です。眉庇は加賀製の甲冑独特の個性的な絵革張とし、㒅は裾板を朱斑塗とした鉄黒漆塗板物五段饅
頭㒅、吹返は眉庇と同形式とし、裏は金箔押としています。室町時代末期の春田系甲冑師により制作
された古鉢を江戸時代に加賀製に仕立てた兜で、長い歴史
の変遷を楽しめる貴重な一兜です。
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上板を眉庇の板の上重ねとした典型的
な鉄黒漆塗越中頭形兜です。 は鉄黒漆
塗板物四段紺糸威です。長い角本が取り
付けられており、もとは大きな前立が付
けられていたのではないでしょうか。
江戸時代 ¥35,000
八枚の鉄板を矧ぎ合わせ構成された鉄錆色漆
鉄錆色漆塗十六間筋兜
塗八枚張突配形兜です。眉庇にはうねりのあ
江戸時代 ¥120,000
る個性的な打眉を配し、 は鉄黒叩塗とした
板物六段紺糸威の日根野 です。鉢裏の鉄色 鉄十六枚を矧ぎ合わせた鉄錆色漆塗十六間筋
も時代の経年を経た色味を醸し出していま 兜です。 は鉄黒漆塗切付小札紺糸毛引威の
す。時代の古さを楽しめる実戦的な一兜です。日根野 です。筋兜としてはお手頃で比較的
に状態もよい一兜です。
No.13 鉄錆色漆塗日根野頭形兜鉢
桃山時代 ¥160,000
江戸時代 ¥120,000
㒅㒅
No.11
㒅
㒅
No.12 鉄黒漆塗越中頭形兜
江戸時代 ¥75,000
鉢に覆輪を廻らせ、個性的な八幡座を置き、吹返に「梅鉢」紋を配した火事兜です。鹿革の被いに同
じく白で「梅鉢」紋を配しています。裏地は艶のある紫の絹製です。一般的な火事兜に比べ、高級に
造り込まれています。
㒅
中央板を眉庇の下重ねとした
鉄錆色漆塗日根野頭形兜鉢で
す。座布団や棚の上などに飾っ
ても楽しめる手頃な兜鉢です。
7
No.9 鉄錆色漆塗八枚張突配形兜
No10 火事兜
No.15 鉄黒漆塗頬当
江戸時代 ¥35,000
No.16 鉄錆色漆塗面頬 江戸時代 ¥90,000
赤味がかった錆地塗の色がよい鉄錆色漆塗面
頬です。垂は高級な鉄黒漆塗切付小札四段紺糸
毛引威です。切付小札の垂は探すと意外と少な
いものです。
尻尾部分を段組みし、羽部分に彫りを入れた
勝虫の前立です。蜻蛉は前身のみして後退し
ないことから武士から勝虫と言われ、武具の
デザインに好んで用いられました。兜をよく
引き立てる前立です。
しゃくれた顎、立体的な耳、皺の打ち出しや潤漆の色
味がよい時代の上がる鉄潤漆塗面頬です。垂は裾板に
菱・畦目縫を配した鉄黒漆塗板物四段縹糸威です。凄
みのある面相に潤漆塗が珍しい貴重な一点です。
丸みのある形とややしゃくれた顎がよい鉄黒漆
塗頬当です。垂は鉄黒漆塗伊予札三段白糸威で
す。漆の艶が非常に良い健全な一点です。
No.17 勝虫前立(縦16.5cm
横19.3cm 雄型) ¥35,000
No.14 鉄潤漆塗面頬
江戸時代初期 ¥230,000
No.18 銀泊押鍬形に金箔押「釘抜」前立
(縦11cm 横18.4cm 雌型 鶴首付)
江戸時代 ¥160,000
銀泊押鍬形の中央に金箔押「釘抜」紋を配した
状態の良い本歌の前立です。どのような兜とも
合わせ易く、バネ付きの出来の良い鶴首が付属
しているので雌型、雄型どちらの兜にも飾るこ
とが出来ます。本歌の前立は近頃とくに遺品が
少なくなってきており、貴重な一点です。 8
No.20 鉄黒漆塗面頬 江戸時代 ¥120,000
皺の打出しや顎の形がよい鉄黒漆塗面頬で
す。垂は鉄黒漆塗板物三段白糸威です。状態
も良い飾りやすい面頬一点です。
No.19 鉄錆地面頬
江戸時代 ¥230,000
皺打ち出し、耳にあけた孔、緒通鐶、桜柄切
鉄の折釘などの作域がよい鉄錆地面頬です。
垂は見映えのする黒漆塗切付小札四段紺糸毛
引威です。威などの全体的なコンディション
もよい面頬一点です。
No.21 錆色漆塗面頬
江戸時代 ¥55,000
丸みを付けて切り出した立体的な
造り込みの金箔押イタラ貝前立で
す。筋部分の段差も付けて造られて
います。
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両脇を「鯨の髭」とし、中央部分を「繰半月」とし
た前立です。縦37cm 横31cm と非常に大振りで
飾り映えのする鍬形前立です。鯨の髭は、江戸時代
に様々な武具の材料として用いられてきました。
黒味のある錆色漆塗面頬です。垂は鉄金叩塗
板物三段紫糸威です。面頬としてはお手頃な
価格の一点です。
No.23 金箔押イタラ貝前立(縦13.5cm
横15cm 雌型) ¥35,000
No.22 鍬形に「繰半月」前立(縦37cm
横31cm 雄型) 江戸時代 ¥35,000
雲龍金蒔絵大坪鞍
「銘~伊勢伊勢守貞宗作」
室町時代 ¥750,000
一般的な水干鞍に比べ重厚感がありがっ
しりとした造り込みの雲龍金蒔絵大坪鞍
です。大坪鞍とは大坪流の祖と言われる道
禅が製作したとされ、
「作鞍」、「神作」と
も言われ古来より各大名家において珍重
されていました。本品は典型的な大坪鞍の
形式で、居木裏に「伊勢伊勢守貞宗作」と
銘が書かれています。伊勢家は大坪道禅に
鞍製作を学びその技術を継承し、室町時代
の鞍製作における最高位として知られる
名家です。両輪に大胆に金蒔絵された躍動
感のある雲龍も見事です。四緒手も付き、
状態も健全な稀にみる名品です。
No.24
No.25「雨龍」蒔絵黒漆塗海有
水干鞍鐙組
鞍銘~元清花押
江戸時代 ¥150,000
鞍の前輪、後輪に朱で「雨龍」を描い
た海有水干鞍、同じく鳩胸部分に「雨
龍」蒔絵をした鐙の組です。鞍の裏側
には朱銘で「元清」という銘と花押が
描かれています。個性的で見映えのす
る鞍鐙組です。いろいろな種類の馬道
具を収集してもよいのではないでし
ょうか。
No.26 鉄錆地無双鐙
室町時代末期
¥60,000
鳩胸の張りがほとんどない簡便な造り込み
の鉄錆地鐙一双です。左右どちらでも使用で
きる無双形とし、実用本位の無骨な造りが個
性的です。一般的な鐙とは全く趣の異なる姿
形で、資料的にも貴重な一点です。
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No.28 采配(全長33cm)
江戸時代
¥60,000
No.27 唐草紋銀真鋳象嵌鐙
銘~但馬守正久
江戸時代 ¥280,000
銀と真鋳で唐草紋をあしらった見映えのする銀真鋳象嵌鐙です。金
銀にキラキラと光る象嵌が美しく、上品な雰囲気の鐙一双です。床
の間などにこれだけで飾っても引き立つ綺麗な鐙一双です。
黒漆塗の柄の上下に唐草彫金具
を付け、丸く捻じった紙采を配し
た独特な造りの采配です。非常に
状態も良い人気の指揮道具です。
鎧と一緒に飾っても単品で飾っ
ても美しい一点です。
No.29「牡丹」文真鋳象嵌鐙 江戸時代 ¥230,000
鳩胸部分に「牡丹」紋を配し、全体に紗彩文様をあしらった真鋳象
嵌鐙です。甲冑の臑当部分に飾ってもよい馬道具の一種です。
No.31 厳島神社所蔵毛利輝元奉納白檀鞘太刀
写し (全長38.5cm) ¥25,000
No.30 東照宮所蔵太刀写し
(全長34.5cm) ¥25,000
厳島宝物図絵にも載っている有名な毛利輝元奉納白
檀鞘太刀の写しです。実物の 35 分の1のサイズで「雲
竜作」と書かれた木箱付きです。桃山時代の武将好み
の豪華なデザインが趣があります。
東照宮所蔵の「銘国宗」の刀身に付属した三つ葉
葵紋蒔絵の太刀拵を写したミニチュアの太刀拵で
す。実際の物の 35 分の 1 の大きさで、共箱に「雲
竜作」と書かれています。手元に置いて気軽に楽
しめる手頃な一点です。
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No.33 鉄黒漆塗毘沙門籠手
鉄黒漆塗五本篠と鉄黒漆塗板物五段紺糸威の袖を仕付
けた実用的な毘沙門籠手です。家地や漆の状態が非常に
健全で人気のある一品です。どのような鎧とも合わせ易
い紺糸威、紺色家地の籠手です。
No.32
黒漆塗本縫延伊予札
胴丸・壺袖付
江戸時代 ¥280,000
江戸時代 ¥55,000
No.34 鉄黒漆塗小篠籠手
江戸時代 ¥25,000
肩部分を黒漆塗カルタ板とし、全体を鉄黒漆塗筏板を間
鎖で繋いだ籠手一組です。越中具足に付く籠手と同形式
の実戦的な一点です。
金具廻を黒皺革で雁木篠造りとし、全体を黒漆塗本縫
延矢筈頭伊予札とした胴丸です。草摺は黒漆塗本縫延
矢筈頭伊予札五段七間紺糸威です。袖は同形式の六段
です。胸板の形、脇板を山型とした形等が古式で、真
鋳製の覆輪、鞐金具などは凝った造り込みの高級品で
す。胴袖だけで飾っても非常に見映えのよい一組です。
No.35 鉄黒漆塗カルタ佩楯
江戸時代 ¥25,000
鉄黒漆塗カルタ板を鎖で繋いだ漆の艶の良い鉄黒
漆塗カルタ佩楯です。家地の状態もよく、小桜革
で作られた力革も洒落ています。
No.36 鉄黒漆塗仏二枚胴・袖付
江戸時代初期 ¥180,000
引き締まった胸、脇の形が良い丸みのある鉄黒漆塗仏
二枚胴です。草摺は鉄青漆塗板物五段七間紺糸毛引威
です。袖は鉄青漆塗切付小札紺糸毛引威です。唐草毛
彫を配した銀覆輪などの造り込みも凝っています。見
た目以上に重量があります。時代の上がる人気のある
仏胴です。
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No.37 鉄黒漆塗壺袖
江戸時代 ¥45,000
鉄黒漆塗板物六段を紺糸で威した鉄黒漆塗
壺袖です。緋糸の二段菱縫と畦目縫を施し、
裏側には三つの環を配した高級な仕立ての
壺袖です。壁掛けにしても胴に合わせても良
い袖一双です。
No.38 鉄金箔押切付小札色々威袖
江戸時代 ¥45,000
鉄金箔押切付小札を萌黄、緋、白糸で色々威
とした袖一組です。鎧に飾った際、金箔と三
色の色々威が華やかで見映えがします。また、
壁掛けとしても飾り映えのする一品です。
鉄黒漆塗筒臑当
江戸時代 ¥55,000
幅広な鉄黒漆塗板五枚を紺糸で菱縫した鉄黒
漆塗筒臑当です。筒臑当は鎧に飾った際、飾 鉄黒漆塗篠を南蛮鎖で繋いだ鉄黒漆
塗篠臑当です。どのような具足とも合
り映えのする人気のある小具足です。
わせ易い健全な臑当一組です。
No.39
No.42
鉄黒漆塗篠臑当
江戸時代 ¥30,000
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No.41 手慣らし
(全長36.5cm)
¥25,000
表面に「菊水」紋、
「七
生報國」と銀象嵌を配
し、裏面に「大楠公六
百年祭記念」と彫られ
ています。長さ36.
5cmと比較的長く、
ずっしりと重みのあ
る一点です。
No.40 木製十手
(全長44.8cm)
江戸時代
¥25,000
木製の棒にL字型の
鉄を取り付けた木製
の十手です。長さ、
重さも意外とある個
性的な携帯武器の一
つです。
No.44 三具 江戸時代 ¥220,000
No.45 三具 江戸時代 ¥150,000
籠手は三枚の各鉄板に一点ずつの打出しを配
し、脇部分には鎖を仕込んだ鉄茶漆塗筒籠手、
佩楯は茶漆塗カルタ佩楯、臑当は鉸具摺革部分
に金箔押を散らした凝った造り込みの鉄茶漆塗
筒臑当です。立体的に造られた筒籠手、筒臑当
は厳めしく、凄味があります。健全で家地の合
った貴重な三具揃いです。
鉄黒漆塗十六間筋兜・鉄黒漆塗胸取横矧二枚胴具足 江戸時代 ¥280,000
麦藁篠板に艶のある黒漆塗がよい鉄黒漆塗麦藁
篠籠手、矢筈頭伊予札を紺糸で菱縫された黒漆
塗伊予佩楯です。籠手と同形式の麦藁篠造りに
朱色の立挙が見映えのする鉄黒漆塗麦藁篠臑当
の三具です。鎧として飾った際に非常に見映え
のする漆の艶が良い活きの良い三具揃いです。
No.43
兜は鉄黒漆塗十六間筋兜、㒅は鉄黒漆塗板物五段紺糸
威の饅頭㒅。面は鉄黒漆塗烈勢面頬、垂は鉄黒漆塗板
物四段紺糸毛引威。胴は金具廻りを絵革、覆輪を廻し、
啄木糸、紺糸の毛引威三段胸取とした鉄黒漆塗横矧二
枚胴。草摺は黒漆塗板物五段七間紺糸威とし、鉄黒漆
塗板物六段紺糸威の袖付きです。三具は鉄黒漆塗篠籠
手、鉄黒漆塗小篠佩楯、鉄黒漆塗篠臑当。実用的で手
頃な人気の価格帯の具足一領です。
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No.46 鉄黒漆塗六十二間筋兜・鉄黒漆塗
切付小札二枚胴具足
江戸時代初期 ¥900,000
兜は眉庇に打眉、見上皺を配し、引き締まっ
た形がよい鉄黒漆塗六十二間筋兜、㒅は鉄黒
漆塗切付小札五段白糸毛引威。面頬は膨らみ
のある髭としゃくれた顎がよい鉄黒漆塗烈勢
面頬、垂は鉄黒漆塗切付小札四段白糸毛引威
です。胴は「三つ星」紋金物を配した鉄黒漆
塗切付小札白糸毛引威二枚胴。草摺は黒漆塗
切付小札五段七間白糸毛引威、袖は同形式の
七段です。三具は手甲に花紋切鉄を打った鉄
黒漆塗小篠籠手、黒漆塗カルタ板中央に金箔
押で日輪紋とした見映えの良い黒漆塗カルタ
佩楯、鉄黒漆塗篠臑当です。三本菖蒲の後立、
立浪に繰半月の本歌の立物も貴重です。全て
を切付小札とした高級品で、時代の上がる状
態の良い具足一領です。
No.47 法螺貝(全長41cm) ¥35,000
朱色の網をかけた人気の法螺貝です。甲冑や武具
15 の廻りに飾っても引き立ちます。
鉄錆地三十二間阿古陀形兜
雲龍銀象嵌腰取二枚胴具足
室町時代末期~江戸時代
¥1,600,000
〒103-0028
東京都中央区八重洲1-6-15登代田ビル3F
TEL03-5202-8688 http://www.kinokuniya.tv
FAX03-5202-8689 E メール [email protected]
・佐川急便による代金引換・各種クレジットカード
の利用が可能になりました。
・振込先:東京シティ信用金庫本店
普通口座 No.0701930 (株)紀の国屋
※36 回まで分割払い(セディナ扱)及び
VISA カード(来店時)も使えます。
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兜は三十二枚の鉄板を矧ぎ合わせて製作された時
代の上がる室町時代末期の阿古陀形兜。 前後に残
された篠垂の痕跡がこの兜の時代の古さを物語り、
前板に銀象嵌で梵字を配し、比較的重量があること
からこの兜が相当上級武将の注文品であったこと
が想像できます。 は鉄黒漆塗切付小札三段朽葉糸
饅頭 。 胴には大胆に雲龍と龍乗仙人が銀象嵌さ
れ、比較的上下の長さが短く、草摺の前後の板のみ
を短くしていることから馬に乗る事を考慮して製
作されたものであると思われます。 草摺は前一間
が五段、後二間が三段、その左右が四段、その他の
四間を七段の計九間とした非常に珍しい形式です。
三具は鉄錆地塗篠籠手、鉄錆地塗篠佩楯、鉄錆地篠
臑当です。時代の上がる阿古陀形兜を使用し、江戸
時代に馬上用具足として仕立てられた高級で個性
的な具足一領です。
㒅
㒅
編集責任者 佐孝宗則
紀の国屋
株式会社
No.48