展示品目録 泉涌寺・修正会(1月1日∼3日)於、海会堂 修正会は旧年の悪業をはらい、国家安泰などを祈念す る法会で、泉涌寺では金光明経を読誦する。この法会は ふ じゅるい ソウイン 室町時代の記録 ( 「泉涌寺諷誦類」 ) を最古とするが、宋音 じゅんしき での読誦や宋朝天台僧・遵式への賛辞(「同」)などからも 開山時から修されていたと考えられる。宋朝天台の威儀 を今日まで色濃く留める一方、早くに稲荷大明神など泉 涌寺独自の神も祀られている点は留意したい。インド・ 中国・日本の神々が仏法守護として堂内に勧請されるさ 海会堂内.勧請された諸天が堂内を守護する まは、神と仏の豊かな交流を今に伝えてくれる。 諸天図 江戸時代 22幅 (本堂正面から時計回りに掲載) 多聞天像 五神像(泉涌寺伽藍神) 鬼子母神像 日天子像 月天子像 堅牢地神像 韋駄天像 執金剛神像 増長天像 帝釈天像 弁財天像 梵天像 持国天像 広目天像 散脂大将像 |2|
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