平成27年4月から 介護保険制度が変わります

6.
サービス付き高齢者住宅の住所地特例の適用(平成27年4月から)
これまで、有料老人ホームに該当しても「特定施設入居者生活介護」として、介護サービス
事業所の指定を受けていないサービス付き高齢者住宅は対象外でしたが、有料老人ホームに該
当するサービス付き高齢者住宅は住所地特例の対象となります。
7.
高額介護サービスに新しい所得区分と限度額が認定されます
(平成27年8月から)
課税世帯のうち、課税所得 145 万円以上の 1 号被保険者がいる世帯は、ひと月当りの自己
負担の限度額が 37,200 円から 44,400 円に変更となります。
上記に該当しても、同一世帯内の第 1 号被保険者の収入の合計が 520 万円(世帯内の第 1
号被保険者が本人 1 人のみの場合は 383 万円)に満たない場合は、37,200 円のままとなり
ます。
また、70 歳未満の方の高額医療・高額介護合算療養費制度についても、1 年間の自己負担
の限度額と所得基準が変わります。
これまでの基準額は年額 54,500 円(月額 4,540 円)でしたが、1 号被保険者の負担割合が全国
一律に 21%から 22%へ変更されたことや、高齢者が増加し、平成 27 年度から 29 年度までのサー
ビス量増加などに対応できるよう、基準額は年額 56,800 円(月額 4,740 円)になります。
なお、第1段階に、今回新たに保険料を公費で軽減する制度が設けられました。
年額(円)
第1段階
生活保護受給者・老齢福祉年金で世
帯全員が町民税非課税の方
27,200
第2段階
世帯全員が町民税非課税かつ本人の
年金収入額と所得の合計額が80万
円以下の方
27,200
第3段階
(特例)
世帯全員が町民税非課税で第2段階
に該当せず、本人の年金収入額と所
得の合計額が120万円以下の方
第3段階
第4段階
(特例)
保険料段階
年額(円)
第1段階
生活保護受給者・老齢福祉年金受
給者で世帯全員が町民税非課税
かつ本人の年金収入等が80万円
以下の方
25,600
34,100
第2段階
世帯全員が町民税非課税かつ本
人の年 金 収 入 額 等 が 8 0 万 円 超
120万円以下の方
35,600
世帯全員が町民税非課税で第3段階
の特例に該当しない方
40,900
第3段階
世帯全員が町民税非課税かつ、本
人の年金収入が120万円超の方
42,700
世帯の誰かに町民税が課税されてい
るが、本人は町民税非課税で、本人の
年金収入額と所得の合計額が80万
円以下の方
47,700
第4段階
本人が町民税非課税(世帯に課税
者がいる)かつ本人の年金収入等
が80万円以下の方
49,800
第4段階 世帯の誰かに町民税が課税されてい
(基準額) るが、本人は町民税非課税で、第4段
階の特例に該当しない方
54,500
第5段階 本人が町民税非課税(世帯に課税
(基準額) 者がいる)かつ本人の年金収入等
が80万円超の方
56,800
第5段階
第6段階
7
(平成 27 年 4 月から)
保険料段階
本人が町民税課税で前年の合計所得
が200万円未満の方
本人が町民税課税で前年の合計所得
が200万円以上の方
広報しゃり 2015.04
月額
4,540円
68,100
81,700
介護保険制度が変わります
平成 27 年度~平成 29 年度を計画期間とする、第 6 期斜里町高齢者保健福祉計画・斜里町介護保険事業
計画(地域包括ケア計画)がスタートします。また、介護保険法の改正も行われましたので、概要をお知
らせします。
▼問合せ ぽると 21 保健福祉課福祉係 ☎ 0152-22-2500
1.第6期計画期間中の新たな介護サービス
平成 27 年 4 月に、小規模多機能型居宅介護施設(登録定員 25 名)を開設します。
平成 28 年には、認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム 定員 9 名)の開設
を予定しています。
2.地域支援事業が変わります(平成29年4月までに移行)
現在、斜里町の高齢化率はおよそ 30%となっています。団塊の世代が 75 歳を迎える
2025 年(平成 37 年)を目標に、住み慣れた地域で生活を継続できるよう、地域包括ケア
システムの構築に向け、各種取り組みを進めています。
8.
介護保険料
(65歳以上)
が変わります(平成27年4月から)
(これまで)
平成27年4月から
①介護予防事業
現在、要支援認定者を対象としている介護予防訪
問介護、介護予防通所介護や認定に関係なく利用し
ている一般介護予防事業などは、「介護予防・日常
生活支援事業」として平成 29 年度の事業移行に向
けて、町では準備を進めています。
3.特養の入所条件が変わります
(平成27年4月から)
特養の利用対象者は、原則的に要介護 3 ~
5 の方となりますが、要介護 1 ~ 2 であって
も現在入所している方は引き続き入所できま
す。また、要介護 1 ~ 2 であっても認知症な
どにより在宅生活が困難な状態であるなど、
一定の要件に当てはまる方も入所が可能です。
②包括的支援事業
在宅医療・介護連携の推進、認知
症施策、生活支援サービスなどは「包
括的支援事業」として平成 30 年度
の実施に向け、町では準備を進めて
います。
4.介護サービスの
利用者負担が変わります
(平成27年8月から)
これまで、介護保険のサービスは、
一律 1 割の自己負担で利用できました
が、一定以上の所得がある方(160 万
円以上、年金収入に直すと 280 万円以
上)は原則 2 割負担となります。
月額
4,740円
第6段階
町民税課税かつ合計所得が120
万円未満の方
68,300
第7段階
町民税課税かつ合計所得が120
万円以上190万円未満の方
74,000
第8段階
町民税課税かつ合計所得が190
万円以上290万円未満の方
85,300
第9段階
町民税課税かつ合計所得が290
万円以上の方
96,700
5.施設入所者の居住費・食費の軽減の条件が変わります
(平成27年8月から)
特養などの施設入所者の食費・居住費は、所得に応じて軽減していましたが、判定要件
に資産も加え、預貯金等(単身で 1 千万円、夫婦の場合 2 千万円)も判定対象となります。
平成 28 年 8 月からは、遺族年金や障害年金の額も判定対象となります。
広報しゃり 2015.04
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