資料3 三田市介護保険料の 三田市介護保険料の改定案 改定案について Ⅰ 介護給付費の 介護給付費の状況 1.平成27年度介護報酬改定の概要 改定率 ▲2.27% (内訳)介護職員の処遇改善 +1.65% 介護サービスの充実 +0.56% その他 ▲4.48% 2.地域区分の見直し(単価の改定) 「27 人事院勧告」を踏まえ1単位の単価(10円)に上乗せされる上乗率が改定さ れます。三田市は5級地に該当します。 <現在の地域区分> 1級地 2級地 3級地 4級地 5級地 6級地 その他 18% 15% 12% 10% 6% 3% 0% <変更後の地域区分> 1級地 2級地 3級地 4級地 5級地 6級地 7級地 その他 20% 16% 15% 12% 10% 6% 3% 0% 1単位の単価(5級地) 通所介護など 訪問介護など 訪問リハ・通所リハなど 施設サービス 現行 10.27円 10.42円 10.33円 10.27円 改定後 10.45円 10.70円 10.55円 10.45円 3.三田市の介護給付費等の推計総額 (第6期介護保険事業計画期間(平成27~29年度)) 単位:千円 介護給付費 地域支援事業費 その他 計 平成27年度 5,478,267 135,275 377,588 平成28年度 5,770,687 139,235 385,176 平成29年度 6,121,517 298,424 409,322 合計額 17,370,471 572,934 1,172,086 5,991,130 6,295,098 6,829,263 19,115,491 1 Ⅱ 保険料段階の 保険料段階の見直し 見直し 1.介護保険法施行令の改正 保険料の 保険料の標準6 標準6段階から 段階から標準 から標準9 標準9段階への 段階への見直 への見直し 見直し 所得水準に応じてきめ細かな保険料の設定を行うため、また、多くの自治体で特 例第3・4段階の設定や、本人課税所得層の多段階化をしている現状を踏まえ、標 準の段階設定を現行6段階から9段階への見直しが図られた。 ≪ 国基準≫ 国基準 ≫ 改定前 階層 第1段階 改定後 乗率 0.5 区 分 階層 乗率 区 分 備 考 第1、第2を統合 公費による軽減強化 生活保護者、老齢福祉年金受給者 第1段階 0.5 生活保護者、老齢福祉年金受給 H27・H28年度 者、非課税で課税年金収入と合計 0.5⇒0.45 0.45 所得の合計が80万円以下 H29年度 第2段階 0.5 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が80万円以下 第3段階(特例) 0.75 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が80万円超120万円以下 第2段階 0.75 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円超120万円以 下 公費による軽減強化 H29年度 0.75⇒0.5 0.5 第3段階 0.75 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が120万円以上 第3段階 0.75 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が120万円以上 公費による軽減強化 H29年度 0.75⇒0.7 0.7 0.45⇒0.3 0.3 第4段階(特例) 1 世帯の中に課税者はいるが、本人非課 税で課税年金収入と合計所得の合計 が80万円以下 第4段階 0.9 世帯の中に課税者はいるが、本人 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円以下 第4段階 1 世帯の中に課税者はいるが、本人非課 税で課税年金収入と合計所得の合計 が80万円超 第5段階 1 世帯の中に課税者はいるが、本人 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円超 第6段階 1.2 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が120万円未満 第7段階 1.3 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が120万円以上 190万円未満 第8段階 1.5 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が190万円以上 290万円未満 第9段階 1.7 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が290万円以上 第5段階 第6段階 1.25 1.5 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が190万円未満 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が190万円以上 ≪介護保険料の 介護保険料の低所得者軽減強化について≫ 低所得者軽減強化について≫【 について≫【公費投入】 公費投入】 介護保険の1号保険料について給付費の 5 割の公費とは別枠で公費を投入し、低所得の 高齢者の保険料の軽減が図られるが、消費税税率10%への引き上げが平成29年4月ま で延期されたことから、平成27年4月からは、第 1 弾として、特に所得の低い者(第 1 段階)について実施し、平成29年 4 月から完全実施として第2、第3段階を含め保険基 準額に対する割合が引き下げられる見込みである。 2 2.市保険料段階の見直し 介護保険法施行令の改正に伴う(1号介護保険料の標準段階が6段階から9段階へ改 正)変更と高額所得者段階を細分化(合計所得600万円以上を新たに設定)を図る。 現行8段階(10区分) → 改定11段階 へ見直し ≪ 三田市≫ 三田市≫ 改定前 階層 第1段階 改定後(案) ≪ 国改正に 国改正 に 伴 う 乗率変更+ 乗率変更 + 多段階化≫ 多段階化 ≫ 乗率 0.5 乗率 階層 . 30,760円 第1段階 0.5 金 額 備 考 対象者割合 生活保護者、老齢福祉年金受給者 0.5 第2段階 区 分 ※1 生活保護者、老齢福祉年金受給 (0.5) 者、非課税で課税年金収入と合計 所得の合計が80万円以下 27,680円 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が80万円以下 (0.45) ※1公費による軽減強化 ※1 H27・H28年度 0.5⇒0.45 0.45 H29年度 0.45⇒0.3 0.3 15.4% ※2公費による軽減強化 ※2 第3段階(特例) 0.625 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が80万円超120万円以下 0.625 第2段階 ※2 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円超120万円以 下 38,450円 5.6% H29年度 0.75⇒0.5 0.5 ※3公費による軽減強化 ※3 第3段階 0.75 非課税で課税年金収入と合計所得の 合計が120万円以上 0.75 第3段階 ※3 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が120万円以上 46,140円 5.0% H29年度 0.75⇒0.7 0.7 第4段階(特例) 0.875 世帯の中に課税者はいるが、本人非課 税で課税年金収入と合計所得の合計 が80万円以下 第4段階 0.9 世帯の中に課税者はいるが、本人 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円以下 55,360円 17.0% 第4段階 1 世帯の中に課税者はいるが、本人非課 税で課税年金収入と合計所得の合計 が80万円超 第5段階 1 世帯の中に課税者はいるが、本人 非課税で課税年金収入と合計所 得の合計が80万円超 61,520円 11.9% 第5段階 1.125 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が125万円未満 第6段階 1.2 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が125万円未満 73,820円 12.3% 国の乗率を適応 第6段階 1.25 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が125万円以上190万円未 満 第7段階 1.3 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が125万円以上 190万円未満 79,970円 14.8% 第7段階 1.5 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が190円以上400万円未満 第8段階 1.5 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が190万円以上 290万円未満 92,280円 9.3% 第9段階 1.7 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が290万円以上 400万円未満 104,580円 4.4% 第10段階 1.9 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が400万円以上 600万円未満 116,880円 2.2% 第8段階 1.75 本人が課税かつ課税年金収入と合計 所得の合計が400万円以上 国の階層間差を適応し階層 を追加 2.1 第11段階 3 本人が課税かつ課税年金収入と 合計所得の合計が600万円以上 129,190円 2.1% Ⅲ 第6期1号介護保険料( 介護保険料(まとめ) まとめ) 1.第5期介護保険料基準額の経過 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期 H12~H14 H15~H17 H18~H20 H21~H23 H24~H26 期 月額保険料基準額 2,900円 3,380円 4,307円 4,307円 4,656円 年額保険料基準額 34,800円 40,560円 51,680円 51,680円 55,860円 保険料段階 5段階 5段階 6段階 6段階 8段階(10区分) 2.第6期1号介護保険料基準額 (1)第6期1号介護保険料基準額(H27~H29)の改定 月額保険料基準額 年額保険料基準額 上昇率 基礎基準額 ・介護報酬改定反映 ・介護報酬改定反映 ・地域区分反映 5,328 円 63,936 円 5,225 円 62,700 円 5,316 円 63,792 円 - 14.2% - (2)第6期計画での基金活用 平成 26 年 5 月末 基金残額 平成 27 年 5 月末見込 407,680,086 円 340,000,000 円 事業計画においては、団塊の世代が後期高齢期を迎える平成 37 年までの中長期的な 視野に立った計画策定が求められており、保険料の設定においても同様に中長期的な 視野に立ち、6 期以降の急激な保険料の上昇を抑制する必要がある。また、近隣市の基 金の活用予定としては概ね半数が基金の 50%を投入する方向であり、当市の 5 期の基金 投入も 50%を投入し将来に備えてきた経過がある。 結論として、基金の投入においては、将来的な保険料上昇抑制の観点及び前期(5 期) の基金投入の考え方を踏襲し、50%の基金投入とする。 第6期 基金割合 第7期(参考) 基金取崩額 月額保険料 上昇率 月額保険料 上昇率 50% 170,000,000 円 5,127 円 10.1% 5,722 円 11.6% 100% 340,000,000 円 4,938 円 6.1% 6,212 円 25.8% 4
© Copyright 2025 ExpyDoc