笑顔が集まる♪ 家づくり キッチンスタジオになる 集って楽しいバリ風 空間 全体にバリ風テイストを散りばめ、キッチン重視で間取りをつくる。 茅ヶ崎市・安藤邸 年ほどかけて理想の家を完成させ た。 ﹁とにかく打ち合わせが楽しく て。いつ家が建つんだろう、なんて 笑い合いながら構想を練りました。 納得の仕上がりですよ﹂ 。 最初に思い描いていたイメージは、 独特の世界観がある開放的なバリの ホテル。濃い木目の梁、キッチンや リビングの床にはタイル風のフロー リングがテラスに続く。備え付けの 収納棚や壁にはストーンカービング をあしらった。そこにご夫妻のセン スあふれる小物が飾られる。 ﹁知人 にはやりすぎぐらいが丁度いいんだ よって言われたけど、その通りです ね﹂とご主人の裕司さん。お香の香 りが一層、バリにいるような気分に させてくれる。家の中心はやはりキ ッチン。構造や広さをどうするか、 あふれるほどの料理道具 をいかに上手に見せて収 納するか。そこが、家全 体の間取りを決める第一 歩だったという。キッチ ン前のカウンターや収納 棚に並ぶ調味料や鍋、調 理具がカフェのようでも あり、料理をする楽しみ が沸き上がる印象的な住 まいになっている。 (上)LDK は天井が高く、光があふれる高窓を多く付け、風も心地よく通る。 キッチン上のロフトスペースは備え付けの本棚に料理の参考資料がびっし り。くつろいだり、レシピの構想を練る場。 (右)カウンター式のキッチン。 中央の調理台や大きな収納棚がプロの調理場のよう (上)ブルーの壁面にアンテ ィーク調の家具が置かれたフ レンチスタイルの部屋。ここ では友人がネイルやまつげカ ール、スペインタイルのワー クショップを開催することも。 (右下)階段を上がっていく と、リビングとの境に飾り棚 が。バリ風の小物や雑誌が置 かれ、カフェのよう。目隠し の役目もする。 (左下)裕司 さんのサーフグッズは玄関横 の収納スペースに バリのホテルの よ う な 開 放 感 としゃれ 感 高い天井と、その壁面の窓から注 ぐ陽射しのなか、楽しい笑い声が響 き、おいしい匂いが漂う。安藤さん の住まいは自宅であり、奥様のこず えさんの料理教室の場でもある。階 下では近所の友人がネイルを教えた り、この家を媒介として通じ合う。 いろんな﹁楽しい﹂が詰まったにぎ やかな住まいだ。ハートフルホーム とは偶然の出合いから始まり、最初 の打ち合わせで建築デザイナーと意 気投合。その人柄とセンスに惚れ、 check. 2015/03/10 12:16 082-083.indd すべてのページ 「人を呼び寄せ、 日々を楽しくする 飾り棚や見せる収納、 個性的な部屋づくり」 ここに満足 ! 広々としたリビングは時折、こず えさんの「小さなお料理教室 Re cette」 (recettekoz.exblog.jp) に。イタリア料理やフランス料理、 和食やエスニックなど、月変わり の季節のメニューが楽しめる内容 だ 周囲と一線を画す黒い壁面の外 観がシック。テラスに付けた木 目調の柵がアクセントに 気づけば人が自由に出入りし、楽しめる空間となった。 1
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