公開研 指導案 3歳児たんぽぽ組ページ入り

3 歳児 たんぽぽ組
11月11日(火)3歳児たんぽぽ組保育指導案
担任 冨岡 智恵美
加藤
洋子
(1)3歳児のめざす子ども像
「心豊か」
・自然事象やいろいろなことに好奇心をもち、感じたことや不思議に思ったことを表情・動作・自分
なりの言葉で表現する。
・保育者や友達とかかわりながら自分の思いや発見を伝えたり、伝わった嬉しさを感じたりする。
「たくましい」
・興味のあることを見たり触れたり試しながら「~みたい」
「~にみえる」などと自分なりの思いや
イメージをもって繰り返し遊ぶ。
(2)期のねらい
3歳児(第4期
11月~12月)
<養護>
・衣服の調節を促すなど自分から進んで衣服の調節ができるようにする。
・保育者の援助のもと友達とかかわり、自分の思いを素直に伝え、相手の思いも少しずつ受け止め安
定して過ごせるようにする。
<教育>
・進んで身の回りのことをしようとする。
・経験したことや思ったこと、感じたことを自分なりに表現することを楽しむ。
・保育者や友達、クラスでの遊びに楽しさを感じる。
・季節の移り変わりを感じ、自然物に触れて遊ぶことを楽しむ。
(3)週のねらい
・気温に合わせて衣服を調整しながら、快適に過ごせるようにする。
・園庭に落ちている自然物に触れ、感じたことを保育者に伝えようとする。
・園庭で見つけた落ち葉や枝、木の実など秋の自然物で見立て遊びやつもり遊びを楽しむ。
(4)クラスの実態(男児7名
女児8名
計15名)
・牛乳パックで作ったお散歩バックを持って園庭に行き、落ち葉や木の実などを拾い、気付いたこと
や感じたことを保育者に知らせる姿が見られる。
(特に6名)
・砂、水、泥、粘土などの遊びを繰り返す中で、白砂と黒砂が何となく違うことや泥水の色の変化な
ど様々なことを感じながら、できた物を何かに見立て保育者に嬉しそうに知らせにくる。
(11名)
・ままごと遊びを好むことが多く、エプロンやスカートなどを身に着けて何かになり、保育者や周り
の友達と「いらっしゃいませ」
「どうぞ」などと簡単なやり取りを楽しんでいる。
・友達への興味が増し、同じようなイメージをもって遊ぶことを喜ぶようになってきているが、思い
やイメージの違いからトラブルになることもある。保育者の仲立ちを受け自分の思いを受け止めて
もらったり、知らせたりしながら一緒に遊んでいる。
・個別支援児が1名いる。次の活動に移る時に時間を要したり、普段と違う雰囲気に興奮したりする。
3歳児 - 1 -
3 歳児 たんぽぽ組
(5)遊びの経過と今後の見通し
<9月>
・油粘土をちぎったり丸めたり伸ばしたりして「ヘビ」
「うどん」
「ハンバーガー」などと見立て、保
育者に見てもらうことを喜ぶ。
・お散歩バックを持って、ダンゴムシやワラジムシを探したり、イチョウやビワ、カキの葉を拾った
りフウセンカズラの種やセンニチコウなどを一緒に収穫する。
<10月>
・園庭や近くの公園で拾った落ち葉や木の実などをビニール製の服や冠に貼って身に付け、葉っぱや
動物になったイメージで遊ぶことを喜ぶ。
・フウセンカズラやセンニチコウ、集めた落ち葉や花びら、木の実、種などを皿や弁当箱に入れ、お
店屋さんになり、遊びに来た2歳児や担任以外の保育者に渡すことが楽しく繰り返し行う。
・炒める、温める、焼くなどの料理を作る動作をしやすいように、子どもと一緒に電子レンジを作っ
たり、本物の鍋やおたまなどを多めに用意したりしたことで、料理を作って出すという姿が多くみ
られるようになる。
<今後の見通し>
・近隣の公園に散歩に行き、落ち葉や葉の色づきなど11月から12月頃の季節の変化を感じられる
ようにしていく。
・他クラスの子どもや保育者に遊びに来てもらい、いろいろな人との触れ合いを楽しんでいく。
・子どもが作った物を写真に撮って飾ったり、保育者が料理をするモデルとなったりしながら、より
いろいろなイメージをもって遊べるようにしていく。
・自然物に触れる経験を繰り返すことで、葉がカサカサになる、実が割れることなどにも気付けるよ
うにしていく。
(6)落ち葉や木の実とのかかわりをとおした3歳児のめざす子ども像と具体的な姿
「心豊か」
○いろいろなことに興味・関心をもち、思ったことや感じたことを表情・動作・自分なりの言葉で表
現しようとする。
○保育者や友達と遊ぶ中で、自分の思いや発見、感じたこと、イメージしたことなどを自分なりの動
作や言葉で表現して伝えたり、伝わった嬉しさを感じたりする。
3歳児 - 2 -
3 歳児 たんぽぽ組
① 《五感をとおして季節の移り変わりを感じたり、自然物に触れて素材を感じたりする》
自然事象
視覚
自然物(落ち葉・草花・木の実・種・枝など)
葉の色が変わった
【形】
木に付いている葉が減ってきている
とがっている、丸い、まつぼっくりがいろい
たくさんの落ち葉や木の実が落ちて
ろある(開いている、閉じている)、ゴツゴツ
いる
している、穴が開いている、割れている
空が青い
【大きさ】
息が白い
こっちの方が大きい(小さい)
、こっちの方が
長い(短い)
【色】
1枚の葉の中に違う色がある、落ち葉や実の
違いが分かる、同じ実でも色が違う
【量】
たくさん、少し、~より多い
触覚
風が冷たい、気持ちよい
どんぐり(ツルツル、チクチク、コロコロ、ゴロゴ
日なたは暖かい
ロ、ゴツゴツ)
日陰は寒い
まつぼっくり(ゴツゴツ、ザラザラ、カサカサ)
涼しい
落ち葉(ツルツル、カサカサ、ザラザラ、ギザギザ、
フワフワ)ネコジャラシ(くすぐったい、フワフワ)
枝(ゴツゴツ、チクッ)
嗅覚
甘いにおい
ちぎった葉を嗅いだら香りがする
臭いにおい
キンモクセイのにおい
ギンナンのにおい
土の湿ったにおい
味覚
聴覚
鳥や虫の声
どんぐり(コロコロ、カラカラ、ガラガラ)
木の葉が揺れる音(カサカサ)
落ち葉(クシャクシャ、パリパリ、ガサガサ、ザク
風の音(ヒュー、ビュー、サー)
ザク)
雨の音(ザーザー、ポツポツ)
○五感で感じたことを保育者に表情や仕草、自分なりの言葉で知らせてくる。
○拾った自然物の形や色から「~みたい」などと知らせてくる。
○落ち葉に寝転がり、全身で気持ち良さを感じる。
②《小さな自然の変化を感じ、表情や言葉で表現する》
○「葉っぱの色が違う」
「木が寒そうにしている」など、小さな変化や違いに気付いて、表情や自分な
りの言葉で知らせてくる。
3歳児 - 3 -
3 歳児 たんぽぽ組
「たくましい」
○どんぐりやまつぼっくり、落ち葉などを使ってできた物を「~みたい」「~にみえる」などと見立
てたり、自分の作りたい物を繰り返し作り、できた物を動作や自分なりの言葉で表現して受け止め
てもらったりすることを喜ぶ。
①《自然物を使ってできた物を何かに見立てて遊ぶ》
〇自然物を皿や粘土にのせたり、パックにつめたりしながら、「ラーメン」「お弁当」「ハンバーグ」
などと自分の経験した物や生活を思い出し見立てる。
〇偶然できた物を「~みたい」と言いながら保育者に知らせてくる。
〇できた物に満足し、大人や保育者に持って来て見せたり、見て欲しい仕草や表情をしたりする。
〇自分の思いやイメージを受け止めてもらい、伝わった嬉しさを表情や動作で表す。
〇自分が作りたい物をたくさん作り、いろいろな物に見立てて並べる。
〇保育者や友達が作った物を真似して作って喜ぶ。
〇「いらっしゃいませ」「どうぞ」など周囲の保育者や友達の仕草や言葉を見て真似したり、同じよ
うなイメージをもって近くで遊んだりすることを喜ぶ。
② 《自分で拾って集めた自然物を遊びに取り入れたり、必要な物を選んで使ったりして遊ぶ》
〇自分で拾った自然物を大切にし、
「自分の」と言い砂場や保育室に持って来て、クラスで集めた物
も使いながら皿や粘土にのせたり、容器に詰めたりして遊ぶことを楽しむ。
〇自分が作った物を壊されると怒ったり、できた物を「とっておきたい」と言ったりする。
〇仕分けされた自然物や教材の中から自分の気に入った物を選んで使い、見立て遊びを楽しむ。
〇良いと思った物を何個も作って並べ、大切にとっておく。
③《服や冠に装飾し身に着けて遊ぶ》
○この葉っぱを貼りたい、たくさん貼りたい、こんな形に貼りたいなど自分なりの接着を楽しむ。
○「お姫様」
「葉っぱの妖精」
「動物」
「お店屋さん」などいろいろなものになりきって動いたり、言
葉を言ったりすることを喜ぶ。
○ビニール袋や冠に付けた葉っぱが枯れて取れていることに気付き、新しい葉っぱを付けようとする。
○もう一つ作りたいと何個も作ろうとする。
④《もっと遊びたい、もっと作りたいという思いをもつ・遊びに満足し、自分で使った物を片付ける》
〇使った自然物は元の場所に仕分けして丁寧に片付けようとする。
〇飾っておきたい物、取っておきたい物は保育者と一緒に棚に置く。
〇片付けになっても「まだやりたい」
「もっと遊ぶ」など言葉で言ったり、手を振り払うなど動作で
表したりし、心ゆくまでやろうとする。
〇片付けを促されると、満足した表情で使った物を元の場所に戻す。
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