平成27年5月資金需給見込み

平成27年5月資金需給見込み
平成27年5月7日
セントラル短資株式会社 総合企画部
(単位:億円)
5月中見込
前年実績
前年比
13,706
△ 159,480
△ 96,517
△ 55,680
△ 7,283
△ 145,774
18,000
△ 157,400
△ 88,000
△ 62,200
△ 7,200
△ 139,400
銀 行 券 要 因
財 政 等 要 因
国 債 等
国庫短期証券等
その他 要 因
資 金 過 不 足
4,294
2,080
8,517
△ 6,520
83
6,374
(日本銀行「日銀当座預金増減要因」より )
・ <銀行券要因>18,000億円の還収超見通し。5月末の銀行券発行残高前年比見込みは4.0%。
・ <財政等要因>国債や国庫短期証券の発行超過、税・保険料揚げが、社会保障や財政融資資金の貸付(地方公共団体
等)などの支払等を上回ることから、157,400億円の揚げ超見通し。
・ <資金過不足>以上の結果5月は139,400億円の資金不足見通し。
参考:「財政等要因」のうち「その他要因」の主要項目 (単位:億円)
一般会計項目
5月見込
前年同月 前年同月比 特別会計項目
5月見込
前年同月 前年同月比
租 税
公共事業
地方交付金
社会保障
その他支払
39,930
760
800
23,460
3,660
36,289
908
664
14,207
3,932
3,641
△ 148
136
9,253
△ 272
財政投融資
外 為
保 険
その他
12,760
△ 16,800
3,840
12,867
△ 174
△ 13,344
5,250
△ 107
174
△ 3,456
△ 1,410
(財務省理財局「財政資金対民間収支」より )
・ 国債・国庫短期証券等は合算で150,200億円の発行超見通し。償還額は238,200億円程度(弊社推定、日本銀行で
の償還分を除く)と見られ、発行額は直接引受分を含めて388,400億円程度となる模様。
国債発行予定額 (市中公募額、単位:億円)
期 間
発行額
期 間
発行額
30Y
8,000
TB1Y
25,000
20Y
12,000
TB6M
35,000
10Y
24,000
TB3M
216,000
5Y
25,000
TB6M
20,200
TB3M
178,100
2Y
25,000
10Y物価連動 流動性供給
5,000
8,000
国債・国庫短期証券償還額 (単位億円) 種別
償還額
国債
23,600
TB1Y
15,500
*償還額は弊社概算
*償還額は日銀における償還分80,676億円(弊社算出)を除いた、市場で償還される金額
◎ 5月の主な不足予定日は、1日(税・保険料揚げの前倒し、厚生年金の代行返上)、7日(税・保険料揚げ)、14日
(TB6M発行超過、10Y発行)、20日(TB1Y発行超過)、21日(5Y発行)、28日(20Y発行)。一方、主な余剰日は15日(社
会保障の給付)、26日(地方貸し)。
◎ 5月の市場予想
<コール市場>:当座預金残高は月を通して205~215兆円弱程度の推移が見込まれる。積みが大幅に進捗してい
ることもあり、資金調達ニーズは限定的か。無担保コールO/N加重平均は0.065%程度での推移が続くと予想され
る。
<CP市場>:5月に入ったことで、事業法人の資金需要が増加してくると見込まれる。発行レートは、月中盤までは
横ばい、月末にかけて上昇傾向となることが見込まれる。一方で、0.10%を超えるところでは買い意欲も強いことか
ら、上昇は限定的とみられる。a-1格以上の事業法人3M物で0.09~0.11%、ノンバンクで0.10~0.12%程度を予想す
る。
<短期国債市場>:短国買入オペの増額により、残存2ヶ月以上のオペ対象銘柄は全てマイナスレートでの推移と
なっている。引き続きオペ動向次第の展開が続くと考えられる。今月は1日に短国買入オペが22,500億円で実施され
ており、残りは11日、15日、25日、29日に実施されると予想される。
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