“環境ラベル”のいろいろ

Sprout
vol.9
お客さまのヒントの芽(め) になるニュースレター
環境ラベルいろいろ 2
2015.4 発行
:新芽、芽を出す、芽生えさせる、成長する
Sprout( スプラウト)
取り組みの差は、より正しくアピール!
“環境ラベル”のいろいろ 2
SANDO SANYO PRINTING
前号ではCSRに対する取組みの一環として
“印刷物で環境対策”
と題
し
「環境(エコ)
ラベル」
についてご紹介いたしましたが、今やISOによ
る標準化の他、食料品にも環境ラベルが用いられています。
今回のSproutでは、環境ラベルのタイプと例として農産物、水産物
の環境ラベルをまとめてみました。
■標準化の流れ
PRのポイントは「第三者認証」
ISO(国際標準化機構)では「環境(エコ)ラベル」について標準
化を進めており、
【タイプ1】
【タイプ2】
【タイプ3】の3種類に分類し
第三者評価による信頼性をアピールできます。
ています。
(厳密には明確な定義や分類は未だ確立していません)
CSRに取り組む企業にとっては、第三者機関による認証は特に
PRのポイントとなるでしょう。
環境ラベルの規格について
1
タイプ
(ISO14024)
第三者認証
など…
第三者認証による環境ラベル
中立公平な第三者機関が審査を行い、製品のライフサイクルを基準に認証した
シンボルマークで表わすタイプ。
(財)日本環境協会が
運営する
「エコマーク」
代表例として(財)日本環境協会が運営する
「エコマーク」
があります。
2
タイプ
(ISO14021)
自己宣言
事業者の自己宣言による環境主張
企業が自らの責任において、提供する自社の製品やサービスについての環境配
慮を主張するタイプ。一般例として「○○フリー」、
「当社比で○○%削減」など自
社製品に表示しているものです。
3
タイプ
(ISO14025)
環境情報表示
グリーン マーク
製品の環境負荷の定量的データの表示
製品の製造から使用、廃棄に至るライフサイクルの各段階で、環境負荷のデータ
を定量的に示すタイプ。
代表例として(社)産業環境管理協会による
「エコリーフ環境ラベル」
があります。
(社)産業環境管理協会による
「エコリーフ環境ラベル」
農水産物の環境ラベル例
農産物の環境ラベル
自然環境に優しいクリーン農業など、環境に配慮した安全・安心な農産
物づくりには、各都道府県で独自の認証制度が設けられています。
水産物の環境ラベル
漁業における過剰な漁獲等による資源枯渇を防ぐため、第三者機関が
審査を行い、資源・生態系・規則を守った漁業者が認証されます。
“環境ラベル”
は取組みにマッチするもので、
より信頼性の高いものを選びましょう!
■参考資料 環境省/環境ラベル等データベース (社)
産業環境管理協会/エコマークコンシェルジュ養成講座テキスト