第一席 茶道の授業を通して 宮崎日本大学中学校二年(宮崎県) 中原 優 愛 私は、小学校のころから茶道というものは知っていたけど見た事 もやったこともありませんでした。 そして、茶道はしゃべらなくても最後の飲み終わった音だけで分 かることや、箸をおいた音が食べ終わった音になることにびっくり しました。 会話をしなくても分かる、それがすごいなと思いました。 「おいしい」といったこの一言でもお茶を点てた人の気持ちは温か くなります。だから、人間は心の温かくなったりできる生き物なん だと思いました。 いつもごく普通に使っている言葉でも、とてもいい言葉だと思う ことも増えました。 また、季節ごとにちがうお菓子が出てくるのでいつも楽しみです。 一つ一つゆっくり味わって食べたり飲んだりすると、心が和み、す そして、みんなでいただくお茶とお菓子は本当においしいと思い ます。 やってみると、心がおだやかになり、何事も冷静に判断できるよ うになりました。 今、茶道の授業を通して学んでいることは将来大人になっても使 えることばかりです。 でも中学生になって茶道の授業を受け始めました。 茶道はみんなが正座なので平等だと実感できます。 一つ一つの動作はとてもむずかしいけれど、できると達成感があ ります。 あいさつや正座をしっかりしたりすることなど、どれもすごく役 に立つと思います。 られること、勉強できること、着る物があること、それらが自分に そして、私は何もかも当たり前だと思わないようにしたいです。 いつものように安心して寝ることができること、お腹いっぱい食べ どんなに小さな事でも、茶道の授業を学んだ事を忘れずに、言葉 に出したり人と会話をしたりしたいです。 私は、平等な心や素直な心をいつも忘れずに生活していきたいで す。 ごくおいしいです。 また、茶道を通して日本語の会話やあいさつなどが自分から進ん でできるようになりました。 日本人にとってあいさつはとても大切だと思います。 「ごめんなさい」や「ありがとう」といった言葉も最近では、「ゴ メン」や「サンキュー」といった言葉を使う人が増えてきています。 でも茶道の授業をしていくうちに、日本語の大切さがより分かる ようになりました。 私は、今「ありがとう」や「ごめんなさい」といった言葉をより 積極的に使うようにしています。 とって当たり前にならないように、一日一日が自分のためになるよ うにがんばりたいです。
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