講義内容のダウンロード - 中央大学 法学部通信教育課程

スクーリングコード
208
スクーリング単位 2 単位
教 科 書
科 目 名
商 法(総論・総則)
担当教員 三 浦 治
日 程 6/ 12(金)~6/ 14(日) 会 場
長 野
【新版】福原紀彦『企業法総論・総則』文眞堂
【旧版】戸田修三『商法(総論・総則)』中央大学通信教育部
◆授業の目的・到達目標
「商法」という法がなぜ「民法」とは別に定められているのか、「商法総則」所定の個々の制度・条文
がなぜ定められているのかを理解したうえで、代表的な解釈問題について論じることができるようにな
ることを、各自が目標としてほしい。
◆授業の概要
平成 17 年改正により、「商法」という法律の一部が抜け出て、「会社法」という独立の法律として成立
した。同様に、平成 20 年には、「商法」の一部が「保険法」として独立した。古くは昭和9年「手形法」
「小切手法」施行と同時に、「商法」からこれらに関する規定が削除された。「商法総論」とは、もともと
「商法」という法律に規定されていたこれらの内容も含めて、「商法」という法分野の意義や特色を取り
扱う。また、少し技術的には、「商法」「会社法」を貫く「商人」「商行為」というふたつの概念の関係に
ついての理解を含む。
「商法総則」は、「商法」第一編所定の個々の制度・条文の意義・趣旨・それをめぐる解釈問題を取り
扱う。
下記のとおり、商法総論①─商法総則─商法総論②の順序で講義を進める。
◆授業の計画
1.商法という法律について①
2.商人の組織・商業登記制度 概観
3.商法は「商人の法」? 「商行為の法」?
4.「商人」概念に関する問題
5.商号規制
6.営業譲渡規制
7.商業使用人
8.外観信頼保護規定
9.商業登記制度
10.商業帳簿
11.商人と、代理商という他の商人との関係
12.商法という法律について②
◆学習指導
開講前に、教科書を一度通読しておいてください。
◆成績評価
スクーリング試験または科目試験により最終評価する。
◆教 材
【新版】福原紀彦『企業法総論・総則』
文眞堂(1,620 円)
【旧版】戸田修三『商法(総論・総則)』
中央大学通信教育部
◆参考・推薦文献
近藤光男『商法総則・商行為法』
[第6版]
(有斐閣法律学叢書)
有斐閣(3,024 円)
大塚英明ほか『商法総則・商行為法』
[第2版]
(有斐閣アルマ)
有斐閣(2,376 円)
江頭憲治郎他編『商法(総則・商行為)判例百選』
[第5版]
(別冊ジュリスト 194)
有斐閣(2,592 円)
など
< 6704 > 92