研究室の構成と各研究室の紹介 ○○研究室 専任教員 政府・民間の調査活動, 学協会,協議会,国・自治体 プロジェクトなどの協力 研究室は大学ならではシステムであり,教員と学生が連 携して,下記の図のように,研究プロジェクトの実施な どを行っている。 専任教員 + 学生のグループ 修士課程・博士課程学生 学内外 共同プロジェクト 実施 国内外への 研究成果の 発表 学部学生 教育活動 講義・実験・見 学・課外授業 留学生の 受け入れ 【M&E エネルギー変換研究室】 教授 赤津 観 豊洲キャンパス 10O32,03-5859-8207, [email protected] 2050 年に CO2 排出量を 50%以上削減させる事を目標に,電力使用量の 5 割以上を消費 しているモータの高効率化を中心としたエネルギー変換技術の研究を行っています。モータ は機械エネルギー(Mechanical energy)と電気エネルギー(Electric energy)を変換する 電気機械であり,また磁気エネルギー(Magnetic energy)を電気や機械エネルギーに変換す る装置でもあります。本研究室では有限要素法を用いた磁界解析はもちろん,モータの設計 技術,制御技術を駆使してエコなモータとその駆動方法,使用方法を研究するとともに,イ ンバータをはじめとした電力変換技術であるパワエレ技術,そしてアプリケーションである EV/HEV,電気飛行機のシステム検討まで幅広く行うことで,少しでも地球環境に役立つ よう努力しています。学生の Motivation と Energy が必須のアイテムです。 インテグレーションモータ 【宇宙ロボットシステム研究室】 准教授 安孫子聡子 豊洲キャンパス 11O32,03-5859-8209, [email protected] 人間がアクセスすることが困難な環境において活躍するロボットの研究を行っています。 その1つが宇宙環境です。近年、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の衝突事故により、宇宙環境 の悪化が顕在化してきました。本研究室では,大型スペースデブリを安全に捕獲するシステ ムの提案と地上実験検証を行っています。捕獲手法の 1 つとして渦電流ブレーキという電 磁特性を用いて、自由回転運動するデブリの回転を静止させる手法を提案しています。 また、機敏な運動を可能とする航空ロボットの設計・開発を行っています。機敏性を有す ることで,従来機に比べ,外乱への応答性の向上、多様な飛行形態の実現が期待されます。 それにより,これまで困難とされた複雑な作業が可能となると考えられます。その具体的な アプリケーションに対する手法を機体設計と共に提案しています。 渦電流ブレーキによる回転運動抑制実験 【ロボティクス研究室】 教授 安藤吉伸 豊洲キャンパス 11O32, 03-5859-8210,[email protected] 自律移動ロボットとは,センサ情報に基づき自動的に移動できる自動機械である。移動ロボ ットの研究では,実際に移動ロボットを開発し動作させてみて,はじめて問題点が見つかる ことも多い。そのため,移動ロボットを実際に開発し,実環境において動作させてみること は,移動ロボットの研究において大変意味がある。そこで本研究室では,各メンバーがそれ ぞれの研究テーマに基づき,実際に移動ロボットを開発し,コンピュータのプログラミング を行い,実環境でロボットを動作させることを目指す。その過程において,生じた問題点を クリアにし,解決方法を考察する事で,従来よりも良い移動ロボットの移動技術を開発する 事が,本研究室の目的である。 ロボットの開発 【視覚情報研究室】 教授 入倉 隆 豊洲キャンパス 11C32, 03-5859-8216,[email protected] 近年,照明設計においても,ただ所定の明るさを満たすものから,より質の高い,人にやさ しい照明が求められるようになってきています。このためには,人が光をどのように見てい て,そして光をどのように感じているかを理解する必要があります。また,航空や道路交通 で用いられている視覚信号や標識は交通の安全や運行の効率化に役立っています。そして, 最近では高速走行時や霧などの低視程時にも有効に機能するようにそれらの性能の向上と 最適化が求められています。これらの問題を解決し,より良い光環境や安全で住みやすい社 会を実現するために,当研究室では人の視覚特性についての研究を行っています。 視覚実験装置 【電機応用システム研究室】 講師 齋藤 真 豊洲キャンパス 11I32, 03-5859-8228,[email protected] 本研究室では,新幹線駆動システムやハイブリッド自動車駆動システムなどの”電機システ ム”について,「劇的な小型化および低損失化」をキーワードに研究しています。電機シス テムは,電機機器とパワーエレクトロニクス(電力変換回路)を主な構成要素とし,昨今の 地球温暖化対策に極めて重要な役割を果たしています。たとえば,新幹線駆動システムの電 力制御効率を 0.1%改善するだけで,旅客一人分の輸送に必要な CO2 の削減が期待できま す。右の写真は,研究室で試作した新幹線駆動用順変換器のミニモデルです.体積を従来比 1/10 以下を目標に,従来とはまったく異なる電力変換回路を開発しています。 新幹線駆動用順変換器 【電磁アクチュエータ研究室】 教授 下村昭二 豊洲キャンパス 10M32, 03-5859-8208,[email protected] 電磁アクチュエータとは,”電磁力で働くもの”という意味です。広い意味では,電気エネ ルギーを機械エネルギーに変換するデバイス(装置)と言えるでしょう。代表的なものには モータがありますが,モータは電気自動車(Electric Vehicle)やロボットの動力源として 重要な役割を果たしています。日本は自動車大国と呼ばれ,産業用ロボットの分野では先進 国と言われています。このような技術立国日本を支える一端を担っています。当研究室では, 新しい電磁アクチュエータの開発や従来機の性能向上について,元気の良い芝浦工大の学生 とともに,日夜,研究を続けています。 開発したリニアモータ 【パワーエレクトロニクス研究室】 教授 高見 弘 豊洲キャンパス 11K32, 03-5859-8212,[email protected] パワーエレクトロニクスとは,パワー (power) とエレクトロニクス(electronics) と制御 (control) の技術が有機的に融合し,小さなエネルギーで大きなエネルギー(電力)を自在 に制御する技術分野です。当研究室では,独自のロバスト制御法に基づき,高度に制御され た電力変換装置によって,電気エネルギー変換システムの高効率,高品質化,容量拡大に取 り組んでいます。研究目標は,(1) 環境にやさしいエネルギー変換システム,(2) 高性能な 電力変換システム,(3) 高機能なエネルギー変換制御の達成です。 ガス・太陽熱ハイブリッド発電実験 【エネルギー物性研究室】 教授 西川宏之 豊洲キャンパス 11A32, 03-5859-8217,[email protected] 「高いエネルギーの粒子線により物質を観る・加工する」をモットーに,量子ビーム(電子, 光,イオン)を駆使して,環境やマイクロ・ナノテクノロジーによるものづくりに重点を置 いた研究を行っています。これにより環境にやさしい蛍光材料や優れた機能を有する微小電 子機械の創成など,新しい材料・デバイスの創成に取り組んでいます。卒業研究では,高度 な分析・微細加工技術を用いて,自らの手を動かし,材料創成やものづくりに取り組んでも らいます。具体的には,(1)プロトンビーム描画(Proton Beam Writing: PBW),(2)微小 電子機械システム MEMS (Micro-Electro Mechanical Systems) の創成,(3)宇宙環境 材料:宇宙環境空間でのガラスやポリマーの帯電・劣化メカニズムと防止,(4)電子・光デ バイス-試験管や真空,イオンで創る先端材料,デバイス-などを研究テーマとしています。 電子顕微鏡で見た マイクロ凱旋門 【マイクロメカトロニクス研究室】 教授 長谷川忠大 豊洲キャンパス 11E30,03-5859-8211,[email protected] ロボティクスやマイクロ加工技術を駆使して,医療用マイクロマシン(μ-TAS : Micro Total Analysis Systems)の研究開発を中心に行っていきます。これにより,工学分野か ら将来の医療やバイオ研究の発展に貢献できると期待しています。一方,このような学際領 域の研究では,電気・機械・ロボティクス・計測制御・化学・生化学などの知識,新規課題 に粘り強く取り組む向学心が必要となりますが,研究を通して幅広い知識や技術を習得し, メカ・モノづくりの楽しさや達成感を体感してもらいたいと考えています。また,福祉分野 への貢献を目指し,移動ロボットの研究にもチャレンジしています。 マイクロ多分岐切換バルブチップ 【電力システム研究室】 教授 藤田吾郎 豊洲キャンパス 10Q32, 03-5859-8206,[email protected] 最近脚光を浴びている風力・太陽光などの自然エネルギーや,燃料電池・バイオマスなどの 新エネルギーは,今後どこまで普及するのでしょうか? 単に発電機と負荷を電気的に接続 するだけでは,電力を無駄なく有効活用することは実は不可能です。周波数や電圧の制御問 題,さらに高効率で運転するための最適運用の課題があります。最近では電気事業の規制緩 和がすすみ,複数の電気事業者がいかにして共存しながら競争を行うかといった問題も含ま れて来ました。本研究室では数値シミュレーション技術と,現在開発中のモジュール型電力 系統実習装置の組み合わせをコアとして,これらの問題を解決する研究を進めています。 マイクログリッドの実証実験 【高電圧・電力機器研究室】 教授 松本 聡 豊洲キャンパス 11G32, 03-5859-8213,[email protected] 発電所で発生した電気エネルギーは,効率よく伝送するため,高電圧に変換してから送電線 や電力ケーブルを介して伝送されます。日頃は空気のように何気なく意識せず使っている電 気エネルギーは現代社会において基幹エネルギーを構成していますが,この電力を供給する ための発電機,変圧器,ガス絶縁開閉装置等の電力機器には最先端の高電圧大電力技術が使 われています。例えば機器の小型化を達成するための高度な電界計算技術や,超高速高感度 計測技術を駆使した放電現象の解明が進んでいます。また,雷害から機器を保護する避雷装 置の進歩は,サージ計算技術の進歩と併せて電力システムの信頼性向上に多大な貢献をして います。本研究室では,これらの技術進歩のあわせた高電圧機器の絶縁診断技術の研究や部 分放電現象の解明ならびに計測技術およびシミュレーション技術の研究を行っています。 最新鋭電力用変圧器 【ロボットタスク・システム研究室】 教授 吉見 卓 豊洲キャンパス 11E32,03-5859-8215,[email protected] 少子高齢化社会の到来を控え,人手不足を補う切り札として,人に代わり様々な作業を行っ てくれる,賢く,器用なロボットの登場が期待されています。現在,多くの研究機関で,様々 なロボットの研究開発が精力的に進められていますが,まだまだできることが限られている のが現状です。本研究室では,工場や施設内から人々が暮らす日常の生活空間に至るまで, さまざまなシーンにおいて,環境・状況に柔軟に対応しながら目的の作業を遂行することが できる,高度な能力を備えたロボットの実現に向けた研究を行っています。そのため,①力 制御など各種センサフィードバック制御の適用により,ロボットアーム・ハンドシステムに 様々な作業(タスク)を実現する技能・スキルを持たせる研究,②作業環境への情報の配置 や作業手順の標準化と技能・スキル動作の活用による,実用的なロボットシステムの構築法 に関する研究,に取り組んでいます。 芝浦工業大学工学部電気工学科 雨森史郎 2 台のロボットアームの協調による 飲料缶の蓋開け動作 非常勤講師のプロフィール 安藤英一 電気機器設計製図,[email protected] 産業用モータの設計に、東芝で 30 年近く携わって きた経験から「電気機器設計」の授業を担当してい る。講義では、効率や質量などの要求値に応じて寸 法や材料を決めていく基礎的な設計法を習得して 欲しいため、PC を使った試設計を行っている。 様々 な試設計を通して得られる、理論とそれを応用する 技術を、設計分野に限らず、これから従事するであ ろう分野において生かして欲しい。 電気実験 1・2,製作実験 2,[email protected] 1971 年本学電子工学科を卒業、同年島田理化工業 ㈱に入社して、超音波応用機器(超音波洗浄機、超 音波溶着機など)の開発・設計を担当した。その内 容は超音波発振器の回路設計および超音波振動系の 開発であり、振動系の解析には有限要素法を取り入 れ振動、音圧の可視化を行った。授業は「電気実験」 を担当している。将来「電気屋」としての必要な基 礎技術を身につけてもらいたい。 飯野 穣 石崎義弘 新エネルギー発電概論, [email protected] 1960 年生まれ、1984 年早稲田大学大学院理工 学研究科修士課程修了、同年株式会社東芝に入社。 総合研究所、本社、電力・社会システム技術開発セ ンターを経て、現在、スマートコミュニティ事業統 括部に所属。スマートグリッド、ビルのエネルギー 管理、エネルギーソリューションの事業化に取り組 む。学生の皆さんにはわが国のエネルギー問題の重 要性を少しでも感じて欲しい。 電気実験 3,[email protected] 1951 年生まれ。1975 年宇都宮大学電気工学科卒 業。同年(株)東芝入社。以降酸化亜鉛形避雷器の開発、 電力系統の絶縁協調の業務に従事。酸化亜鉛形避雷 器は、世界に先駆け日本で開発され、その技術は更 に発展、世界に貢献してきた。2011 年避雷器業務 の成果をまとめ博士(工学)を授与。雷インパルス電圧 に代表される高電圧試験の講義を通して、私の業務 経験が,皆さんが実社会・産業界への理解を深め, 更にグローバル化の一助となればと考えています。 井上修和 上司 豊 電気実験 4,[email protected] 1955 年生まれ。1981年武蔵工業大学大学院修 士課程を修了し、三菱電線工業株式会社に入社。高 電圧地中 CV ケーブルの研究、絶縁体の劣化現象に 関する研究、そして、光ファイバセンサの研究開発 を行い、電力ケーブル保守用のシステムと計測器の 開発の仕事に従事しました。担当する電気実験で は、実験を通して電気・電子系技術者として重要な 「手の感覚」を味わうことで電気の楽しさと面白さ を実感してもらいたい。 電気システム設計,[email protected] 1955 年生まれ。1980 年武蔵工業大学を卒業し、 日本テキサスインスツルメンツ(株)に入社。プロ セッサ関連の技術営業。その後 DSP(デジタル・シ グナル・プロセッサ)のマーケティングの仕事に 25 年以上従事しました。その間、University Program と言う、大学支援の仕事も行っていました。2013 年よりスマートエナジー研究所に勤務。中村良道先 生と一緒にプロジェクトベース・ラーニングで楽し い授業を行います。 佐藤純一 真田 正 新エネルギー発電概論, [email protected] 1967 年生まれ。1992 年 3 月長崎大学大学院工 学研究科電気工学専攻修了。同年 4 月(株)東芝 に入社。現在、電力・社会システム技術開発センタ ーにて、クリーンなエネルギー源として注目される 再生可能エネルギーと水素を利用した電力貯蔵シ ステムの研究開発に従事。2007 年に長崎大学よ り博士(工学)を授与。講義では、最新の新エネル ギー発電に関わる技術開発動向を体感してもらい、 将来のエネルギーについて考える一助としたい。 電気実験 3・4, [email protected] 1945 年生まれ。1968 年早稲田大学を卒業し(株) 明電舎へ入社。会社では主に自家発向けの発電シス テム構築を担当。蒸気タービン、ディーゼル、ガス タービン等を使った発電設備,水力発電も担当しま した。エンドユーザ、原動機を製造する機械メーカ、 建設会社との付合いが多く、世の中を知る絶好の機 会でした。学生諸君も、社会に出たらエンジニアと して自分の技術をベースに大きな世界で素晴らしい 体験をして貰いたいです。 新藤孝敏 中村良道 高電圧工学,[email protected] 1953 年生まれ。1978 年東京大学電気工学専攻 修士課程を修了し、電力中央研究所入所。主として 電力設備の塩害や雷対策の研究を行ってきた。高電 圧工学はニッチな学問分野に見えるかもしれない が、実は電磁気学から実際の電力設備の設計まで、 電気工学のすべてを含むといっても過言ではない。 学生諸君には、細かい知識や理論よりも(もちろん それも大切だが)、学んだ内容を如何に実際に使う かという、工学的な考え方を理解してほしい。 電気システム設計,[email protected] 1980 年芝浦工業大学電気工学科卒業。現(株)ス マートエナジー研究所。分散電源(太陽光発電、燃 料電池)など、インテリジェントな電源の設計開発 に、およそ 20 年携わり、その経験をもとに、持続 可能な低炭素社会の実現へ向けて、「自律的なエネル ギーシステム」のビジョン作成や、エネルギーシステ ムづくり、各地域に合ったコンソーシアムの企画推 進を行っている。上司先生と一緒に、プロジェクト ベース・ラーニングで楽しい授業を心がけている。 新村隆英 早舩由紀見 電気工学技術英語, [email protected] 1983 年東京都立大学修士課程修了後,富士電機 で 10 年間,主に電力機器のシステム設計に従事。 1993 年よりカナダ・ブリティッシュコロンビア 大学へ。一度は外国で暮らしたいとは思ったが,英 語で教える羽目になるとは思わなかった。2004 年 Professional Engineer 取得。2006 年帰国。 現在,法政大学にて電気自動車の充電インフラの研 究中。世界の架け橋になる若い人を応援したい。 電気工学技術英語, 未定@sic.shibaura-it.ac.jp 1993 年法政大学大学院電気工学専攻修士課程を修 了し、シチズン時計に入社。研究所で回路設計や圧 電素子の開発などを行い、14 年間勤務後退社し、技 術翻訳者に転身。マニュアルや仕様書、ウェブサイ トやカタログなど様々な媒体を翻訳している。英語 ができる技術者は仕事の幅が広がり、異なる視点で 会社や自分を見つめることができる。苦手意識を持 たず、楽しく英語を学べるよう工夫していきたい。 原本賢一 福田成彦 電気実験 3・4,[email protected] 発変電工学,[email protected] 1957 年生まれ。1983 年北海道大学工学部電気工 1949 年生まれ。国立宮城高専電気工学科卒業後, 学専攻修了、 (株)明電舎入社。短絡試験業務、電力 電設会社勤務の傍ら本学工学部二部電気設備学科 会社様の配電用変電所のシステム設計を経て、電力 卒業,東京電機大学大学院工学研究科修士課程修 貯蔵設備のプロジェクトに参画。JEMA(日本電機 了。元・本学工学部特任教授,博士(工学),技術 工業会)等の活動で、社外及び海外の人々と接する 士(電気電子部門),経済産業大臣表彰,日本技術 中で、日本の地盤沈下と海外、特に韓国や中国の人々 士会会長賞など受賞。現在まで電気設備制御システ の学ぶ貪欲さ、アグレッシブさを痛感。日本を再生 ムの開発研究に従事した。学生諸君には常に目的意 するためには、若年層の教育の充実が重要。学ぶこ 識を持ち課題を発見できる技術者になってほしい。 との楽しさを感じ、次第に貪欲になり、夢を持って、 世界を変えるという気概を持ってもらいたい。 松田 寿 松原廣治 新エネルギー発電概論, [email protected] 1961 年生まれ。1989 年北海道大学大学院工学 研究科博士後期課程修了、工学博士。同年(株)東芝 入社。総合研究所機械研究所を経て、電力・社会シ ステム技術開発センター回転機器開発部所属。各種 流体機器の性能向上研究に取り組む。現在はプラズ マ気流制御の応用研究に従事。講義では新エネルギ ーの技術的概要の他、課題は何かを紹介し、今後の エネルギー問題について学生一人ひとりが意見を 持てるような授業にしたいと考えている。 電気実験 4,[email protected] 宮内則雄 森本貴明 電気実験 1・2, [email protected] 1952 年生まれ。東京教育大学物理学科、東京大 学物理学専攻博士課程修了(1980 年)。 大学院に て核磁気共鳴法でγ-フェライトの研究。シチズン 時計入社、3.5 インチFDD、世界に先駆けて、振 動モータ付腕時計の開発、製品化に成功した。 2002 年退社後、技術コンサルタント業に従事。 授業では、メーカーで培った技術開発の勘所的な部 分を少しでも伝え、また将来設計開発で使えるよう 努力したい。 電子デバイス,[email protected] 1982 年 7 月 27 日生。2008 年 3 月早稲田大学大 学院先進理工学研究科電気・情報生命専攻修了。同 年4月より日立製作所中央研究所にてアナログ電子 回路研究に従事。2012 年4月早稲田大学大学院先 進理工学研究科電気・情報生命専攻博士課程に入学 し、半導体絶縁材料を研究。講義では、電気・電子 回路や電子デバイスの動作を数式で解くだけでな く、実際の設計例なども交えて説明し、具体的な動 作イメージを定性的に掴んでもらいたい。 青森県八戸市出身。1971 年八戸高専卒業、同年電 力中央研究所入所。TNA というアナログシミュレー タを用いて送電線の開閉サージ、デジタル計算プロ グラム EMTP による雷サージ等サージ解析が専門で す。実設備を用いたフイールド試験も多数行ってい ます。UHV 送電線の設計、直流連系線の絶縁設計に も参画しています。最近は何にでも計算プログラム が使えるが正しいのはなにかを知ってもらいたい。
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