代数学基礎論 第 7 回 Exercise Exercise 6.25. (1) 3 次対称群 S3 の部分群 H = {e, s1 s2 s1 } を考え,H を S3 に左乗法で作用させたとき, その軌道をすべて決定せよ. (2) 正五角形の薄板の持つ回転対称性の群 D5 の共役類を決定せよ. Exercise 6.26. 4 次対称群 S4 の部分群 H として 4 を固定し 1, 2, 3 のみを動かす置換から なるものを考える.これは 3 次対称群 S3 に同型である.S4 に H を左乗法で作用させたと き,S4 の軌道をすべて決定せよ. Exercise 6.27. 4 次対称群 S4 ,4 次交代群 A4 の共役類をそれぞれ決定せよ. Exercise 6.28. 正六角形の薄板の持つ回転対称性の群 D6 において,N = {1, c3 } は正規 部分群であった.剰余群 D6 /N の乗積表を作り,それらがどのような群と同型か調べよ. Exercise 6.29. 正方形の薄板の持つ回転対称性の群 D4 の部分群をすべて求め,そのうち 正規部分群となっているものをすべて指摘せよ.さらにそれぞれの正規部分群 N に対し, 剰余群 D4 /N の乗積表を作り,それらがどのような群と同型か調べよ. Exercise 6.30. 位数 10 の群を分類せよ. Exercise 6.31. 複素数を成分とする 8 個の 2 × 2 行列からなる集合 { [ ] [ ] [ ]} 0 1 0 i i 0 Q = ±E2 , ± ,± ,± −1 0 i 0 0 −i を考える. (ここで i は虚数単位,E2 は 2 次 単位行列である. ) (1) Q は,行列の積に関して群をなすことを示し,乗積表を作れ. (2) Q の共役類を決定せよ. (3) Q の部分群をすべて求め,それらがすべて正規部分群となっていることを示せ. (4) 各正規部分群 N に対し,剰余群 Q/N の乗積表を作り,それらがどのような群と同型 になるか調べよ. (5) この群 Q は,次のような分子の「対称性の群」とみなせることを説明せよ.
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