茅ヶ崎徳洲会病院が開院

産婦人科、整形外科、循
つながる構造にするなど
鏡室や産婦人科へ直通で
列CT
いきたいと考えています。 ン科を標榜。
救急外来
(E
医療機器では
R)や健診管理センター、(コンピュータ断層撮影装
置)
、1・5テスラMRI
など診断装置を取りそろ
えた。
管造影装置)も1台導入
また、
アンギオ装置
(血
手術室は4室(2室の
「心に届く看護を実践」
永 渕
看護部長
婦人科の診療を受けもつ
野口院長を中心に、お産
の灯を絶やさない。
「当院のお産は自然分娩
が原則です。
母子の安心・
安全を優先し、妊婦さん
とお互いに話し合いなが
ら、元気な赤ちゃんを産
棟を見た看護部のスタッ
むため無理のない分娩計
画を立てていきます。里
フたちから『自分もこう
い う 病院でお産をしたか
った』という声が上がる
きます」
(野口院長)
通常の分娩室のほか、
ほど好評です」と話す。
新病院はリハビリテー
リハビリを積極的に提供
畳敷きの落ち着いた雰囲
気の分娩室も設けた。よ
お産に臨むことのできる
ションを大きな柱のひと
りリラックスした状態で、
環境づくりに尽力する考
つに位置付けている。
病院の3階にある通所
えだ。ハイリスクの妊産
婦さんに関しては、湘南
リハビリテーション室、
ている。
(2面に続く)
く感じさせる造りになっ
ビリ重視の意気込みを強
おり、ハード的にもリハ
たスペースが確保されて
室は、それぞれ広々とし
用のリハビリテーション
藤沢病院で受け入れるな
永渕仁美・看護部長は
ていく。
6階にある入院患者さん
(山本隆之事務長)
るという。新病院でも産
病院で生まれた職員もい
スタッフのなかには、旧
4月に新病院に入職した
を取り扱ってきた。この
設として毎年多数のお産 「実際 に 分 娩 室 や 産 科 病
旧病院は地域の分娩施
ぶんべん
りやすい環境にあります」 ど、ここでも連携を取っ
が複数点在し、連携を取
設など入居系の介護施設
ホームや介護老人保健施
グループの特別養護老人
「茅ヶ崎市内には徳洲会
携の青写真も描く。
病診連携に加え、医介連
地 域 連 携 で は、 病 病・
に取り組む。
予防接種、妊婦健診など
時に市民健診やがん検診、 帰り分娩も受け入れてい
実施が可能だ。開院と同
カテーテル検査・治療の
適なタイミングで行う)
役割分担を見据え、リハ
療にも注力していきま
す」と方針を語る。
透析室は 15 床からスタート
ERは処置台を3台設置。
人科、整形外科などを中
環器内科、泌尿器科、麻
細かな配慮を施した。
健診管理センターは内視
心に、一般急性期病院と
酔科、リハビリテーショ
茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県、132床)が5月1日、茅ヶ崎徳洲会総合病院の
地域の病院や診療所と緊
床から開始)を
64
しており、待機的な(最
救急搬送を受け入れる ER 処置室
稼働からスタート)で、
入れも行っていく。
擁する。救急搬送の受け
15
ビリテーションや在宅医
など高度急性期病院との
続けて「湘南藤沢病院
跡地に開院する(4月 日にお産外来が先行開始)
。地域密着型の一般急性期病院
を入れる。
4月 日にお産外来スタート
に関東地方で初めて開院
新病院は7788・
内科、外科、小児科、
床だ。
階建て。病床数は132
建設。地上7階・地下1
万909・ ㎡の建物を
㎡の敷地に、延床面積2
63
茅ヶ崎徳洲会病院は J
院があった。建物の老朽
R東海道本線「茅ケ崎駅」 した茅ヶ崎徳洲会総合病
から徒歩5分ほどとい う
末に同地での診療を終了
利便性の高い場所に立 地 。 化 に よ り 2 0 1 2 年 9 月
同じ場所には以前、徳 洲
し、隣接する藤沢市内に
科、外科、小児科、産婦
「地域完結型の医療に尽力」
野口
院長
52
27
会グループが1980 年
月に湘南藤
病院建物を新築、
同
沢徳洲会病院と
してオープンし
た。直線で約3
その後、旧病
㎞の距離だ。
院の建物を解体
し、新病院の建
設工事を進めて
きた。新病院開
設の背景には、
同地での医療継
続を求める地域
からの強い要望
茅ヶ崎徳洲会
があった。
病院の野口有生院長は
「内
日帰り手術センター、内
ひょう ぼ う
して地域医療に貢献して
神奈川県茅ヶ崎市幸町 14-1 ☎ 0467-58-1311
【診療科目】内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、
循環器内科、泌尿器科、麻酔科、リハビリテーション科、
以上9診療科)
密な連携を推進し、地域
が さき
茅ヶ崎徳洲会病院
として、病診連携、病病連携に注力しながら、地域医療の充実・強化に貢献して
❹徳洲会体操クラブ・リオ五輪に向け出陣・2015シーズン開
幕へ/仙台徳洲看護専門学校・夢の実現へ一歩・6期生 50
人が入学/施設だより
視鏡センター、透析セン (磁気共鳴画像診断装置)
❷1面続き
完結型の医療を目指しま
安心して相談・治療できる病院を目指す
いく。内科、外科、小児科、産婦人科など基本診療科をそろえるとともに、高度
地域の方々から新病院開設を望む声
お産外来は4人の医師で手厚く対応
ター(
H E A D L I N E
す」と強調。
ち
月曜日
急性期病院との連携や役割分担を見据え、リハビリテーションや在宅医療にも力
直 言
10
リハビリテーション室も広々
❸遠隔教育システム始動・離島・へき地の病院を支援/修復
腎移植を実施・親族間で3例目/神奈川県が実施・衛星電話
訓練に初参加/7月に呼吸療法セミ
3月末まで大和徳洲会病院
(神奈川県)の院長を務めた野
口有生院長。茅ヶ崎徳洲会病
院の運営に関して「一般急性
期病院として内科、外科、小
児科、産婦人科、整形外科と
いった基本的な診療科をしっかりと運営し、救
急患者さんの受け入れも行っていきながら、
地域医療に貢献していきたい」
と所信を表明す
る。
加えて、地域からのニーズや高齢化という
時代背景、国の医療・介護施策をふまえ、リ
ハビリテーションや訪問診療・訪問看護といっ
た在宅医療にも注力していく方針だ。
「日頃からかかりつけ医として地域住民の方々
の健康をサポートし、患者さんやご家族が、
住み慣れたご自宅での看取りを希望する声が
あれば、応えていきたいと考えています」
また、地域の病院や診療所、介護施設との連携を
重視し、地域住民の方々が適切な医療・介護サービ
スを受けられるよう、地域完結型のサービス提供に
努めていく。
目指す病院像について、
「不安なことがあればすぐ
にでも相談・治療を受けられる病院にしていきたいと
考えています。大病院が行うような高度先進医療の実
施は難しくても、ご相談いただいたことで患者さんに
とって良い結果をもたらすことができる地域密着型の
病院が目標です」と野口院長は抱負を語っている。
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永渕仁美・看護部長は3月末まで
徳洲会グループの大和青洲病院(神
奈川県)で看護部長を務めた。
「ご高
齢の患者さんに優しい病院を目指し、
入院中、患者さんに気持ちよく過ご
していただけるよう、気配りや接遇が
しっかりした看護を提供していきたいです」
。
病院のオープンに向け進めてきたスタッフ集めで
は、経験者を中心に採用。今回、新卒者を少数にと
どめ、
「既卒者や子育てを終えた看護師などを採用し、
当院や湘南藤沢病院での研修を重ねてきました」
。今
後も、同院との連携などによる職員研修を通じ、ス
キルアップを図っていく。安心感と安定感のある看護
が期待できそうだ。
永渕・看護部長は最後にこう力を込めて語った。
「徳
洲会グループ看護部の理念である『心に届く看護』を
実践していくため、スタッフそれぞれの経験を生かし、
ともに考えながら頑張っていきたいと思います」
。
「1年後には在宅療養
支援病院を目指します」
と山本事務長
発行:一般社団法人徳洲会
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制作:一般社団法人徳洲会 編集室
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開放感のあるゆったりしたエントランス
20/APR.2015 No.
976
4 月20 日
茅ヶ崎徳洲会病院の外観
生 命だけは平等だ
い の ち
聞
新
洲
徳
❶ 平成 27 年 4 月 20 日 月曜日│No.976
5月1日から保険診療
茅ヶ崎徳洲会病院が開院
リハビリや在宅医療も注力