∼神奈川県立汐見台病院の移譲先の募集を開始しました∼

∼神奈川県立汐見台病院の移譲先の募集を開始しました∼
神奈川県保健福祉局保健医療部県立病院課長
神奈川県立汐見台病院については、平成27年度末の指定管理期間終了後、総合病院と
して存続することを前提に、県以外の設置・運営主体に移譲することとしており、この
たび、次のとおり移譲先の募集を開始しましたので、お知らせします。
1 移譲予定時期
平成28年4月1日(金).
2 応募資格
平成27年4月1日現在、神奈川県内において病院を運営している法人等
3 公募条件
(平成27年1月24日及び2月21日に開催した意見交換会で、県から説明した内容と同様
です。)
(1)現在地で病院を運営すること。
ア 病床数について
○ 病床数は、現在の225床とすること。
○ 主要診療科(内科・外科・整形外科・産科・小児科)の病床数は、概ね現行
どおりとすること。
イ 診療科目について
○ 診療科目は、現在の15診療科を基本とすること。
○ 多少の増減の提案は可能だが、その場合は趣旨と診療体制を明らかにするこ
と。
○ ただし、主要診療科(内科・外科・整形外科・産科・小児科)の設置は必須
とすること。
ウ 地域医療連携について
現在実施している開放型病院の取組みを継続し、地域の診療所等との連携体制
を維持するとともに、在宅療養患者の入院受け入れなど、地域における在宅医療
の推進に協力すること。
エ 分娩の実施について
当面は年間800件程度(平成21年度∼25年度の5年間平均:787件)の分娩実施
を継続すること。
オ 看護実習生の受入れについて
現在と同規模(年間延べ2,640人:平成21年度∼25年度の5年間平均)の看護実
習生の受け入れを行うこと。なお、平成28年度の実習については、27年度に定め
られた計画を基本的に引き継ぐこと。
カ 腎疾患専門医療について
現在実施している腎疾患専門医療を継続すること。
キ 救急医療について
現在実施している救急体制(救急告示病院、横浜市の救急輪番に月3回参加)
を継続すること。
ク 臨床研修について
臨床研修医の受け入れを行うこと。
(2)資産譲渡の方法については、土地・建物・医療機器とも有償譲渡とする。
(3)運営費、改修費の補助については、移譲を理由とした特別な補助は行わない。
(4)できるだけ長期間(少なくとも10年間)に渡って現在の場所で病院運営を継続す
ること。
※ 上記条件の実効性を確保するため、平成28年4月1日から10年間、土地の全
部又は一部を譲渡することを禁じます。
※ 同様の趣旨で、10年以上の運営継続に係る条件、又は10年間土地の譲渡禁止
に違反した場合は、物件の売却価額の2割相当額の違約金を徴したうえで、譲
渡物件を本県が買い戻します。
※ なお、やむを得ず病院運営の継続が困難な事態が生じた場合は、継続を停止
する事業年度の遅くとも3事業年度前には県に相談すること。
(5)現在勤務する公益社団法人神奈川県医師会の職員のうち、移譲先で再就職を希望
する職員については、移譲先の条件で雇用することについて提案すること。
(6)引き続き治療を希望する入院及び外来患者を受け入れること。
(7)保健・医療・福祉施策をはじめ、神奈川県及び横浜市の各種施策(磯子区の災害
時救急病院等)‘へ協力すること。
(8)上記公募条件を確実に実施するため、移譲後に、病院職員、県等行政関係者、地
域住民等を構成員とした地域連絡会を設置し、少なくとも年1回開催すること。
4 選定方法
○ 応募者から病院運営等の事業内容と譲渡希望価格について提案を受け、外部有識
者による「神奈川県立汐見台病院移譲先選定委員会」が提案内容を審査し、移譲先
候補者を選定します。 )
○ 上記委員会の選定結果を踏まえ、県が移譲先を決定します。
5■受付期間
○ 募集要項の配布期間
平成27年4月6日(月)∼6月15日(月)
○ 質問受付
・第1回:平成27年4月13日(月)∼4月30日(木)
第2回:平成27年5月1日(金)∼5月22日(金)
○ 応募書類の提出期間
平成27年6月1日(月)∼6月15日(月)
※ 募集要項は、神奈川県(県立病院課)一のホームページからダウンロードできます。
(URL:http://ww.pref.kanagawa.jp/div/1319/)
‘6 今後のスケジュール
平成27年7月 神奈川県立汐見台病院移譲先選定委員会による移譲先候補者
の選定(応募者によるプレゼンテーション等を予定)
8月頃まで 移譲先との基本協定の締結
(※平成28年4月の移譲に向けて、神奈川県議会の議決を得ることが必
要です。)
平成28年4月 移穣先による病院運営開始
※ 今後も節目節眉で地域住民の方々に情報提供させていただく予定です。