ハイスクールガイド - 新潟県立高田高等学校

68 新潟県立高田高等学校
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校
至直江津
●所在地 上越市南城町3丁目5番5号
〔最寄りの交通機関〕
JR信越本線 高田駅下車
R8
R
(平成 27 年5月 1 日現在)
日現在
上越大 通り
至新井
学年
学科
●創 立 明治7年(1874 年)
●生徒数 835 名
〔高田公園〕
18
上越総合技術高等学校
総合庁舎
鴨島
高田南城高等学校
[email protected]
h.nein.ed.jp
●課 程 全日制
大手町
高田北城高等学校
市立高田図書館
●URL http://www.takada--h.nein.ed.jp/
●校長名 大塚 俊明
本町 通り
●電 話 025-526-2325
●FAX 025-523-0825
仲町通り
高田駅
JR信越本線
高田駅より徒歩25分
●Mail
N
石橋
普通科
理数科
計
1年
男
女
120 120
28
12
148 132
〔陸上自衛隊〕
高田高等学校
2年
男
女
104 136
27
13
131 149
3年
男
女
111 124
22
18
133 142
計
男
335
77
412
女
380
43
423
●入学者選抜(平成 27 年 3 月実施
実施)
学科
募集
定員
普通
240
調査書:学力検査
(3:7)
理数
40
調査書:学力検査
(3:7)
特色化選抜
一般選抜
学校独自検査・配点
(筆答検査A・
筆答検査A・100 点)
傾斜配点
(数学・理科)
学校独自検査・配点
(筆答検査A・
筆答検査A・100 点)
※ 平成 28 年度募集学級数及び募集定員確定後、
ホームページを更新します(
(11 月上旬予定)
学 校 目
標
高田高等学校は、明治7年の創立以来、上杉謙信公の「第一義」
ということばを校是に掲げています。第一義とは、
「究極の真理、
最も大切なもの」を意味し、常に自分の人生において最も大切な
ものは何かを考え、力強く生きる生き方を多くの卒業生が求め続
生きる生き方を多くの卒業生が求め続
けてきました。生徒たちには自主自立の
自主自立の校風の中で、個性や長所
をいかにして伸ばすかを考えながら、自ら課題を見つけ、持てる
力を思い切り発揮して欲しいと願っています。校歌にも謳われて
体育館正面に掲げられた
体育館正面に掲げられた「第一義」
いるように、「百折不撓」の気力ある生徒の入学を大いに期待し
ています。
目指す学校像のコンセプト
<オンリーワンスクールコンセプト>
高高 未来 Clue(ミラクル)
)
Plan
~自らの「第一義」への鍵を探して、未来へのモチベーションを高めよう!~
本校独自のキャリア教育プログラム「高高 未来 Clue(ミラクル) Plan」をベースとしたSS
」をベースとしたSS
H指定校としての取組を、次の5点を柱として推進する。
①
生徒の人間力の育成と進路希望達成のための効果的なキャリア教育のプログラムを推進
生徒の人間力の育成と進路希望達成のための効果的なキャリア教育のプログラムを推進する。
②
主体的に自己の進路を選択・決定できる能力を身に付けさせる。
③
生徒自らの可能性を高め、社会で活躍する意欲を培い、人生を切り拓き挑戦する気概を育む。
④
高い倫理観と課題解決能力を備え、深い探求心を持つ国際社会で活躍できる人材の育成を目指す。
⑤
SSH校として、日本や世界の科学技術の未来を支える人材の育成を目指す。
SSH スーパーサイエンスハイスクール
高田高校では、平成 25 年4月、高い倫理観と深い探究心を持ち、課題解決力を備えた国際的科
学技術人材の育成を図るために、文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクール事業の指定
を受け、教育課程の研究開発をスタートさせました。
「未来 Clue Science 〜日本の科学技術の未来を支える人材の育成〜」
この研究開発課題を達成するために、以下の5点の事業を展開させていきます。
①大学や企業との連携を取り入れた異学年相互に学び合う探究活動(ラボ活動)の開発
理数科を中心に学校設定科目MCS(ミラクルサイエンス2単位)で実施し、科学技術系の人材に必要な基
礎的技能を身につけるものです。ラボ活動とは、上級生が下級生に指導し合い、共に学び合う学習活動です。
1学年では、ミラクルラボにおいて理科の各分野の基礎・応用実験を行い、MCSセミナーでは、大学の先
生による自然科学をテーマにした講義が行われます。また、夏休みには妙高で植物観察などの実習を行うMC
Sフィールドワークが、冬休み前にはMCS先端実験講座でバイオ実習が実施されます。2学年では、ミラク
ルラボで県内の大学と連携して課題研究が実施されます。また、夏休みには、県内外の先端科学施設等での先
端科学実験講座や講義、先端科学施設見学を伴う研修、MCSサイエンスツアーが2泊3日で実施されます。
3学年では、課題研究の成果の発表会を県内外の高校生、大学教員等の参加により実施しています。校内代表
者は、新潟県 SSH 生徒研究発表会や全国 SSH 生徒研究発表会に参加し、ポスターセッションなど、研究の成
果を発表します。
②地域素材を生かし、各教科が連携しあったクロスカリキュラムの開発
普通科・理数科共通で科学史をテーマにしたクロスカリキュラムが年
間3回程度実施されます。
1学年では、
「発酵」
・
「放射線」
・
「雪を科学する」
(テーマは変更の場
合有)、2学年では、「坂口学」
・「雪を探究する」(テーマは変更の場合
有)というテーマに関して、外部講師による講義および実験が行われま
す。
将来、地域、国内外における科学技術社会に貢献できる人間として必
要な科学観、倫理観を身に付けることがねらいです。
③科学的探究心、論理的思考力、英語の表現能力を養う学習プ
一斉配信システムを活用したクロス
カリキュラムの授業風景
ログラムの開発
普通科理数科共通で、
「総合的な学習の時間(MSBミラクルサイエンスベーシック)
」
(1単位)で実施しま
す。MSBは、論理思考の効率を上げるためのクリティカルシンキングや英語でのプレゼンテーション、テー
マ毎に課題解決能力を高めるためのゼミ活動を行い、思考力、判断力、表現力を磨きます。
④地域と世界を結ぶグローバル人材育成ネットワークの開発
県内、県外のSSH各校との交流や国内外で活躍する卒業生のネットワークを活用し、社会人講演会や国内
外の企業におけるキャリア研修を実施します。また、ベトナムの高校とのサイエンス交流を実施しています。
⑤才能ある生徒を発掘し、その科学的才能と起業家精神の伸長を行う手法の開発
科学系部活動の活性化と生徒の積極性を育成するため科学オリンピック(生物オリンピック、数学オリンピ
ック、化学オリンピック、物理オリンピック等)への参加、また、各種科学コンテストに出場することを目指
します。
学 校 生
活
(1) 授業
授業は1時限単位を55分(LHRは50分)とし、3学期制で、
<
1日6時限を実施し、理数科は火曜日に7時限を実施しています。
始 業
① 普通科では、1年次に芸術を除いて共通の科目を履修します。2、 SHR
3年次には自分の進路希望に応じて多様な科目選択ができるよう 1 限
2 限
になっています。
3 限
② 理数科では、英語、国語、地歴、公民などの教科における学習内
4 限
容は普通科と同じですが、理科と数学の学習内容は普通科より多く、 5 限
それらをさらに学ぶ必要から、授業時数は普通科に比べてやや多く 6 限
放課後
なっています。
校 時 >
8:30~
8:40~ 8:45
8:55~ 9:50
10:00~10:55
11:05~12:00
12:45~13:40
13:50~14:45
14:55~15:50
補習、部活動
なお、文科省事業のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されたことから、
「M
CS(ミラクルサイエンス)」など特別な科目が用意されています。
(2) 部・同好会活動
多くの生徒が所属して活発に活動しています。
運動部では野球・水泳・卓球・バドミントン・バ
スケットボール・バレーボール・テニス・陸上競
陸上競技
体操
水泳
技・剣道、また、文化部では管弦楽・将棋・百人
バレーボール
バスケットボール
一首かるた等の各部が活発に活動し、実績を上げ
テニス
ています。
ソフトテニス
なお、部活動などに所属し、卒業までに優秀な
卓球
バドミントン
成績を収めて本校の名誉を高めた生徒には、東京
野球
六華会(卒業後、東京で活躍するOB、OGによ
柔道
る学校支援組織)から記念メダルが贈呈されます。
剣道
サッカー
部
ラグビー
登山
空手道
合気道
地学
管弦楽
合唱
美術
書道
社会福祉
百人一首かるた
演劇
将棋
同好会
SF研究
軽音楽
クッキング
生物
囲碁
数学オリンピック
英語
ロボット
弓道
化学
創部 118 年の伝統。全国で 100 年を超える歴
生徒の自主運営を伝統とする創部 51 年の管弦楽部。
史を持つ野球部は数える程しかない。
本番のステージも生徒がタクトを振る。
(3) 学校行事
高高祭(学園祭)や全校登山、球技大会など、多彩かつ活発に行われています。高高祭や球
技大会の中心的役割を果たす生徒会の活動も積極的で、選挙で生徒会長を決め、副会長以下の
役員を会長が決めることになっています。任期は 1 年です。
<全校登山>
<高高祭:クラス演劇>
<主な学校行事>
4月 入学式、遠足
5月 創立記念講演会
6月 高高祭
8月 全校登山
10 月 遠足、マラソン大会
東京研修
ベトナム研修
また、毎年夏に行われる全校登山(2泊3日)は、大正6年の
1月 スキー授業(2年)
旧制高田中学校時代から行われている伝統行事です。妙高・立山・ 3月 卒業式
苗場など7コースの中から好きなコースを選んで登ります。
10 月に実施する東京研修は、日本を代表する企業や大学を訪問します。企業訪問では、職業
研究を深めたりゼミ活動のプレゼンを実施し、大学訪問では学部・学科研究を活かして大学の
様子を学びます。ベトナム研修は、昨年からSSHの一環として実施しています。現地の高校
生との交流や現地の日本企業を訪問し研修を深めます。
(4) 進学に向けて
普通科、理数科ともにほぼ全員が大学進学を希望しています。本校では、進路指導部を中心
に各自の目標が達成できるように進路学習や学力向上対策を1,2年生から体系的に行ってい
ます。こうした結果、多くの生徒が目指す大学への進学を果たしています。
・補
習 1・2年は夏期特編、3年は夏期休業中と6月からの平日。各学年とも教科で随時実施。
・土曜講座 年間 10 回実施。
・大学訪問 2年生:東京方面へ企業・大学訪問(10 月) 東北大学訪問(7 月末のオープンキャンパス参加)
・模擬試験 校内実力テスト(1・2年とも3回)
校外模試(1年6回、2年8回、3年多数)
・講演会等 進路ガイダンス(各学年2回)
OBや社会人による講演会
予備校等講師による講演会(1・2年1回、3年2回)
進路意識啓発講演会(1年)
、大学別ガイダンス(2、3年)
保護者対象講演会(1年2回、2年2回、3年2回)
・医師体験事業
上越総合病院、県立中央病院
(5) その他
・ 月2回カウンセラーが来校し、生徒や保護者の相談に応じています。
・ 普通教室全室にクーラーが設置され、夏場でも快適な環境の中で学習ができます。
進 路 状
況
平成27年3月卒業生の進路先
国公立
大 学
私立
大学
短期
大学
各種専
門学校
就職
文科省
管轄外
進学
準備等
合計
普通科
104
98
3
7
1
0
22
235
理数科
21
9
0
1
0
0
9
40
計
125
107
3
8
1
0
31
275
進路
学科
主な大学の合格者数(平成27年春 現役のみ)
〔私立大〕
〔国公立大〕
北 海 道
1
東京農工
1
名 古 屋
1
青山学院
6
東京理科
5
東
北
12
一
橋
1
京
都
1
学 習 院
2
東
洋
24
山
形
6
横浜国立
3
大
阪
2
北
里
5
日
本
17
筑
波
6
上越教育
4
神
戸
1
慶應義塾
2
法
政
10
埼
玉
2
長岡技術科学
1
高崎経済
5
駒
澤
10
明
治
6
千
葉
1
新
潟
24
首都大学東京
2
芝浦工業
11
立
教
3
お茶の水
1
富
山
10
新潟県立
4
上
智
1
早 稲 田
9
東
京
1
金
沢
10
県立看護
5
専
修
12
同 志 社
2
東京外語
1
信
州
2
都留文科
2
中
央
14
立 命 館
5
東京学芸
2
静
岡
1
医 学 科
国公立大
総
数
3
津 田 塾
2
医 学 科
私立大
総 数
4
132
452
在校生からのメッセージ
3年 小出 南
高田高校は勉強をする学校です。定期的な校内のテストが終わったら模試、またテスト、模
試…。想像を超える忙しさに、普通であれば高校生活が嫌になるでしょう。
しかし、
「高高」生活は違います。周りに素晴らしい仲間がいるかです。見渡せば、多忙な運
動部と勉強を両立させている人がたくさんいます。隣には地道に努力している友達がいます。
他クラスには、夢を共有するライバルがいます。皆が頑張っている、そう考えるだけでやる気
が出る環境なのです。
もちろん勉強だけしているわけではありません。
部活動や「高高祭」という文化祭、球技大会等の
行事には全力で取り組みます。仲間たちとやり遂
げた後の達成感は、中学時代とは比べものになら
ないほどです。
高田高校は自主自立を旨としています。勉強で
も何でも、自分からやらなければ何も起こりませ
ん。しかし自ら向き合うならば、三年間があっと
いう間に思える青春が待っています。
学 校 納 付 金
学校納付金には、次のようなものがあります。
(1) 入学料
5,650 円(入学時)
(2) 授業料
118,800 円(年額)
※平成 26 年度入学生から、所得制限により就学支援金が支給されない世帯(市町村民税所得割額の保護者
(親権者)の合算が 304,200 円以上の世帯)については、上記の授業料を納めていただきます。なお、就
学支援金支給の手続等については、別途お知らせいたします。
(3) 学年費
(4) その他
92,000 円(年額 教材・模試費、進路指導費、登山費他)
15,800 円(年額 生徒会費、保護者会費、後援会費他)
※入学時には別途、教科書、副教材費として約 33,000 円、体操着、内履きシューズ等の費用として約 22,000
円が必要となります。
※上記は平成27年度1年生の参考額です。