グリーン調達ガイドライン (PDF:16ページ/778KB

目
次
Ⅰ.
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1
Ⅱ.
当社の環境への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2
Ⅲ.
環境マネジメントの充実と強化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3
1.「環境マネジメントシステム」の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4
2.当社に納入される部品・材料などの管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5
(1) 製品含有に関わる「製品・部品・原材料・副資材」(含むこれらの製品の梱包・包装材)
① 環境負荷物質の管理とリサイクル対応
a)開発・設計段階における環境負荷物質など、材料データの管理
b)量産段階における環境負荷物質の管理
c)梱包・包装材の環境負荷物質の管理
d)樹脂・ゴム部品の材質表示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P6
e)環境負荷物質管理体制の整備
② LCA対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P7
(2) 工場・物流拠点で使用する「原材料・副資材・梱包・包装材」など ・・・・・・・・・P8
① 環境負荷物質管理
3.お取引先様の事業活動に関わる環境取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P9
(1)環境に関する法令の順守
(2)環境パフォーマンスの向上
4.物流に関わるCO2排出量、梱包・包装材の低減 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10
(1)当社からの委託物流
(2)お取引先様の納入物流
化学物質関連法令
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11
用語集 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P12
Ⅰ. はじめに
私たち(株式会社 東海理化)は、お取引先様との信頼関係に基づく相互発展を図りながら、「お客様
に喜ばれる商品を創造し、豊かな社会づくりに貢献する」との経営理念に基づいた企業活動を行ってま
いりました。
その企業活動の中、廃棄物削減、リサイクルを始めとした環境課題への取り組みの必要性を鑑み、
1990年代より、独自の目標を定め、人・環境にやさしい企業を目指したグローバルな事業活動を展
開してまいりました。
一方、環境課題対応として、各企業で環境負荷物質の削減や適正管理の活動が社会的に要請されるよ
うになり、当社においても原材料、部品、副資材などに含まれる環境負荷物質の削減や全廃などを進め
てきました。
これらに対応していくには、お取引先様に当社の環境への取り組み方針をご理解していただくと共に、
当社へ納入していただく原材料、部品、副資材などに含まれる環境負荷物質の管理方法も明確にする必
要があると判断し、2003年に「グリーン調達ガイドライン」を発行、その後、改訂を重ねてまいり
ました。
さらに近年、企業の社会的責任はますます増大しており、また、環境法規制も急激に変化・拡大して
いく傾向にあります。 こうした状況も勘案し、このたび、本ガイドラインを全面的に改訂実施すること
に致しました。
お取引先様におかれましては、環境活動の重要性をご理解の上、本ガイドラインに基づいた取り組み
に、改めてご理解・ご協力いただけますようお願い致します。
株式会社
東海理化
調達部統括
専務取締役
中村
弘之
2015 年 4 月
1
Ⅱ. 当社の環境への取り組み
当社の環境活動は経営理念に基づき、環境に関する行動指針、環境スローガン、環境方針を以下のよ
うに定めて展開しています。その中の重要活動の一つとして、グリーン調達の推進があり、お取引先様
との環境連携を進めています。
経営理念 (2014年4月改訂)
1.お客様に喜ばれる商品を創造し、豊かな社会づくりに貢献する。
2.個性とチャレンジ精神を尊重し、若さと夢あふれた企業をめざす。
3. 社会の一員として、法と倫理を遵守し自然・地域と共生する企業をめざす。
社員行動指針(2014年4月改訂)
【自然環境の保護】
エネルギー・資源の有効利用および環境負荷の低減につとめます。
環境スローガン(1999年4月制定)
人と車の調和をめざし、企業活動に伴う環境負荷の低減を図ります。
環境方針
1. 経営理念、社員行動指針に基づき、環境への取組みを進めます。
■主な取組み項目: 地球温暖化防止、省資源・リサイクル・廃棄物削減、化学物質管理など
新環境技術の積極的な導入、開発
2. 法・地域や顧客との約束を守り、さらに自主目標を定め、環境汚染の未然防止を進めます。
3. 環境委員会を設置し、継続的な環境改善活動を展開します。
2
Ⅲ.
環境マネジメントの充実と強化
当社は、環境負荷の少ない製品・部品・原材料・副資材・梱包・設備などを優先して購入するグ
リーン調達活動を進めています。
お取引先様には、法令順守の他、環境面での取り組み強化への対応として、以下の表にまとめた
内容について、確実な取り組みをお願いします。なお、対象お取引先様毎に環境取り組み事項が異
なりますので、下記表によりご対応をお願いします。また、本ガイドラインの取り組み状況につい
ては、各取り組み事項記載内容に基づき、適宜確認させていただきます。
対象お取引先様
製
品
・
部
品
環境取り組み事項
1.「環境マネジメントシステム」の構築
原
材
料
・
副
資
材
梱
包
・
包
装
材
物
流
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
記
設清
備掃
・・
工造
事園
載
ぺ
|
ジ
○
P4
2.当社に納入される部品・材料などの管理
(1) 製品含有に関わる「製品・部品・原材料・副資材」(含むこれ
らの製品の梱包・包装材)
a)開発・設計段階における環境
負荷物質など、材料データの管理
b)量産段階における
①環境負荷物質の管理と
リサイクル対応
環境負荷物質の管理
c)梱包・包装材の
環境負荷物質の管理
d)樹脂・ゴム部品の材質表示
○
e)環境負荷物質管理体制の整備
○
○
○
○
②LCA対応
(2) 工場・物流拠点で使用する「原材
料・副資材・梱包・包装材」など
① 環境負荷物質管理
P5
○
P6
P7
○
○
○
P8
3.お取引先様の事業活動に関わる環境取り組み
(1) 環境に関する法令の順守
○
○
○
○
○
(2) 環境パフォーマンスの向上
○
○
○
○
○
P9
4.物流に関わるCO2排出量、梱包・包装材の低減
○
(1) 当社からの委託物流
○
(2) お取引先様の納入物流
3
○
P10
1.「環境マネジメントシステム」の構築
当社は、環境保全活動を組織的に管理し、継続的改善に取り組んでいます。
<対象お取引先様>
全てのお取引先様
全てのお取引先様においても、環境保全活動を推進し継続的な改善が実現できる環境マネジ
メントシステムの構築、および、環境リスクの軽減と環境パフォーマンスの向上への取り組み
をお願いします。
お取引先様各社の外部認証の取得状況については、「環境認証取得等報告書」にて適宜確認
させていただきます。また、環境マネジメントの確実な推進のために、「ISO14001」「エコア
クション21」など(*)の環境マネジメントシステム外部認証の取得・継続更新をお願いし
ます。
なお、環境マネジメントシステムの外部認証が難しいお取引先様におかれましては、1回/年
での「環境保全の取り組みに関する自己評価表」による自主点検の実施をお願いします。なお、
自己評価表は、当社が提出を依頼する場合がございます。
(*)該当する規格については都度ご相談願います。
<当社への提出書類および提出時期>
対象お取引先様
提出書類
提出先
環境認証取得等報告書
全てのお取引先様
環境保全の取り組みに関する
自己評価表
4
調達部
提出時期
新規口座開設時または
当社依頼時
2.当社に納入される部品・材料などの管理
当社は化学物質を使用する企業として、法や顧客対応のみならず、適切なリスク管理を行い、規
制強化や社内外への情報提供も可能なよう、お取引先様には以下の項目についての対応をお願いし
ます。
(1) 製品含有に関わる「製品・部品・原材料・副資材」(これらの製品の梱包・包装材を含む)
① 環境負荷物質の管理とリサイクル対応
当社は、欧州ELV、欧州REACH、日本化審法など、国内外における法規制に対応し環境負
荷物質の管理およびリサイクル率の向上への取り組みを推進しています。対象のお取引先様には、
下記項目a)~ e)に関する関連法令・当社標準類に沿った製品の納入と使用実績の報告などを
お願いします。
a) 開発・設計段階における環境負荷物質など、材料データの管理
<対象お取引先様>
製品・部品・原材料・副資材
■環境負荷物質の廃止・削減および使用情報の管理は、当社技術標準
「環境負荷物質管理要領」(TRES-D0110)に従い、実施して下さい。
■製品の材料・化学物質データは、指定期日までに JAMA/JAPIA統一データシート、
原材料成分調査書などへの入力をお願いします。
■対象物質はGADSLの最新版をご使用下さい。
■当社は製品含有に関わる化学物質管理を、今後グローバルに展開します。
<対象お取引先様>
b) 量産段階における環境負荷物質の管理
製品・部品・原材料・副資材
■当社では、各種法規および顧客の要求に基づき、
主に、下記の物質を管理しております。
鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、アスベスト、PBB、
PBDE(1-9)、デカBDE、HBCD、PFOSなど
■上記物質に関しては、廃止・削減の管理をお願いします。
<対象お取引先様>
c) 梱包・包装材の環境負荷物質の管理
製品・部品・原材料・副資材
■上述の管理対象10物質にDMF(フマル酸ジメチル)を加えた
11物質に対し、梱包・包装材への含有無き様、廃止・削減の管理をお願いします。
■また、顧客からの依頼都度、環境負荷物質含有に関する調査、報告にご協力下さい。
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<対象お取引先様>
d)樹脂・ゴム部品の材質表示
製品・部品・原材料・副資材
■現在、欧・日・韓・米の法規制対応として「材質表示義務」があります。
■当社は1992年より樹脂・ゴム部品に対して、国際統一規格に対応した材質表示を導入して
います。100g以上の全樹脂および熱可塑性エラストマ・200g以上のゴム部品が
対象です。
■さらに上記対象質量未満についても、できる限り材質表示のご対応をお願いします。
<対象お取引先様>
製品・部品・原材料・副資材
e)環境負荷物質管理体制の整備
■当社ホームページで公開している「環境負荷物質管理体制セルフチェックリスト」
に基づき、管理体制の整備をお願いします。
■当社より適宜監査を実施させていただきますのでよろしくお願いします。
関連する標準類と提出書類の一覧を以下にまとめましたので、内容を確認の上、ご対応をお願いします。
<関連標準類>
対象お取引先様
製品・部品
当 社 標 準 類
規
程
業務要領
「環境負荷物質管理要領」(TRES-D0110)
「樹脂・ゴム部品への材質マーキング表示要領」(TRES-D0022)
「仕入先における品質保証の手引書」
「環境負荷物質管理要領」(TRES-D0110)
規
程
原材料・副資材
「工程で使用可能な油類の承認銘柄一覧」(TRES-P0499)
「副資材承認非承認リスト」(HPで開示)
業務要領
「仕入先における品質保証の手引書」
TRES-D、TRES-Pに関連する資料の入手方法は、「仕入先における品質保証の手引書」をご確認の
上、当社調達部へお問い合わせ下さい。
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<当社への提出書類および提出時期>
対象お取引先様
提出書類/入力データ
提出先
部品開発・設計段階
JAMA/JAPIA統一
各技術部
データシートへのデータ入力
製品・部品
提出時期
および号口設計変更時
(当社請求時)
「原材料成分調査書」
技術管理部
都度(当社請求時)
部品検査法/材料検査法
依頼部署
部品量産段階
依頼部署
都度(顧客依頼時)
原材料・副資材
梱包・包装材
梱包・包装材の「環境負荷物質非
含有確認結果報告書」または、顧
客指定様式など
②LCA対応
当社は、顧客であるカーメーカーの車両開発における総合環境評価に協力するため、LCA
手法を用いた評価を実施しております。
製品・部品・原材料などを納入されるお取引先様は、重量データの他、エネルギーや廃棄物
などの環境データを「LCA部品製造調査票」での提供を適宜お願いする場合があります。
項
目
部品製造
環境データ
データ調査対象
調 査 内 容
・エネルギー使用量
当社選定部品
・CO2、NOxなどの大気への排出量
・廃棄物量
<当社への提出書類および提出時期>
対象お取引先様
提出書類
製品・部品
LCA部品製造
原材料・副資材
調査票
提出先
施設環境部
提出時期
8月末(毎年6~7月に依頼)
もしくは
(必要に応じ、8月以降も随時、依頼
依頼部署
する場合もございます。)
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(2)工場・物流拠点で使用する「原材料(*1)・副資材・梱包・包装材(*2)」など
① 環境負荷物質管理
当社は、法順守はもとより生産工程以外も含め、工場内で使用する環境負荷物質の自主的廃止・
低減を積極的に進めています。
<対象お取引先様>
原材料・副資材・梱包・包装材・設備・工事・清掃・造園
■納入・持込み材料(含む設備に付帯する油剤、農薬などの薬剤)に当社HP「社内使用禁止
物質リスト」に示す使用禁止物質を含有しないようお願いします。
<対象お取引先様>
原材料・副資材
■評価、試作品を含む全ての新規品納入時までには、SDS(安全データシート)など事前検
討に必要な情報をエコ・リサーチ社の製品登録システム(PRTR- WORLD)に入力
をお願いします。入力後、付与された製品識別コード(グローバルID)を施設環境部へ連
絡していただきますようお願いします。
システム入力が困難なお取引先様については、SDSの採用計画部署への提出をお願いし
ます。
<対象お取引先様>
梱包・包装材
■梱包・包装材についても、意図的放出を含む場合は、当社HP「社内使用禁止物質リスト」
への対応並びに、使用禁止物質が含有されていないことを確認するため、「環境負荷物質非
含有確認結果報告書」の提出などのご対応をお願いします。
(*1)物性変化して環境に負荷を与える原材料のみ。塗料、樹脂原料、接着剤、シーラーなど。
(*2)物流拠点へ納入する梱包・包装材。
関連資料と提出書類の一覧を以下にまとめましたので、梱包・包装材・設備などのお取引先様につ
いては、内容を確認の上、ご対応をよろしくお願いします。
<関連資料類>
対象お取引先様
関連資料
「社内使用禁止物質リスト」
原材料・副資材
「PRTR-WORLD管理物質リスト」
「SDS説明資料」
梱包・包装材
「社内使用禁止物質リスト」
「環境負荷物質管理要領」
設備・工事
「社内使用禁止物質リスト」
清掃・造園
「SDS説明資料」
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<当社への提出書類および提出時期>
対象お取引先様
原材料・副資材
梱包・包装材
提出書類/入力データ
提出先
SDS/PRTR-W
SDS単独提出は採用計画部署
ORLDへのデータ入
/エコ・リサーチ社のPRTR
力
-WORLDに入力
環境負荷物質非含有確
提出時期
新規原材料、副資材
採用計画時
新規梱包・包装材
依頼部署
認結果報告書
納入時
3.お取引先様の事業活動に関わる環境取り組み
当社は、当社単独での取り組みだけでなく、サプライチェーンを含めた環境取り組みとして目標
を設定し、各種の環境改善に取り組んでいます。
お取引先様の事業活動においても、積極的な環境取り組みをお願いします。
<対象お取引先様>
(1)環境に関する法令の順守
全てのお取引先様
お取引先様の事業活動における、環境に関する法令の順守をお願いします。
<対象お取引先様>
(2)環境パフォーマンスの向上
全てのお取引先様
お取引先様の事業活動における、以下の環境パフォーマンス向上の取り組みをお願いします。
[環境取組み項目]
①CO2排出量の低減
②VOC排出量の低減
③PRTR対象物質排出量の低減
④廃棄物発生量の低減
⑤水使用量の低減
⑥生物多様性への取り組み
<当社への提出書類および提出時期>
当社への資料提出は不要ですが、取り組み状況については、適宜確認させていただきます。
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4.物流に関わるCO2排出量、梱包・包装材の低減
日本のエネルギー消費全体における貨物輸送(運輸部門のうちの貨物部門)の割合は約1割(2008
年度)を占めており、その低減が大きなテーマとなっています。そのため当社は、サプライチェー
ンを含めた物流におけるCO2排出量(エネルギー消費量)の低減に積極的に取り組んでいます。
また、梱包・包装材の低減も併せて推進しています。対象のお取引先様においても、貴社物流に
おける環境取り組みをお願いします。
<対象お取引先様>
(1)当社からの委託物流
物流
製品・部品の物流を委託しているお取引先様は、CO2排出量の低減、および、梱包・包
装材の低減における当社の改善取り組みをご理解いただき、物流パートナーとして当社と一
体となった改善推進についてご協力をお願いします。
また、確実に改善を進めていくために、月々の実績および原単位となる指標(燃料使用量、
走行距離、燃費など)の把握および、活動推進状況の報告を適宜確認させていただきます。
<対象お取引先様>
(2)お取引先様の納入物流
製品・部品・原材料・副資材
製品・部品・原材料・副資材を納入するお取引先様は、当社への納入物流のCO2 排出量
の低減への取り組みをお願いします。さらに梱包・包装材においても、当社の低減活動への
ご協力をお願いします。
<当社への提出書類および提出時期>
対象お取引先様
提出書類
提出先
提出時期
委託物流
CO2排出量の報告書
生産管理部
毎月 月初(当社依頼時)
納入物流
―
―
―
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化学物質関連法令
(1) 欧州REACH規則
(Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals Regulation)
2007年に発効した「化学品の登録、評価、認可および制限に関する規則〈(EC)No 1907/2006〉」。
化学物質管理の企業責任を明確に求めており、この規制のもと、企業は自社で使用・含有する
化学物質の把握・リスク評価およびサプライチェーンを通しての管理が義務付けられています。
当社でも客先要請に従い、対応しています。
(2) 欧州CLP規則
(Regulation on Classification, Labeling and Packaging of substances and mixtures)
2009年に発効した「化学品の危険性分類と表示、梱包規則〈(EC)No 1272/2008〉」。
化学物質の危険性分類や表示を国際調和ルール(GHS)に基づく仕組みに変更するもの。欧
州での化学品の製造者・輸入者は、本規則に従って、化学物質の有害危険性分類や行政への届
出、表示、適切な梱包をすることが求められます。
(3) 欧州ELV指令
2000年に発効した「使用済み自動車(ELV)のリサイクル指令(2000/53/EC)」。
使用済み自動車による環境負荷低減の為に、製品中化学物質の使用制限と高いリサイクル率を
確保するための回収ネットワークの構築などを定めている。製品含有化学物質については、信
頼性の観点で代替品がない用途には適用除外の項目もある。
(4) 欧州包装材指令
1994年に発効した「包装および包装廃棄物に関する指令(94/62/EC)」。
使用済み包装廃棄物による環境負荷低減の為に、製品中化学物質の使用制限と高いリサイクル
率を確保するための回収・リサイクルシステムの構築などを定めている。
(5) 米国TSCA法(Toxic Substances Control Act)
1976年に制定された「化学物質による人の健康・環境への被害軽減を目的とした法律」。
同法に基づき米国EPA(環境保護庁)は化学物質、混合物に関する情報管理(報告・保持)、試
験評価要求、制限および特定の化学物質の製造・輸入・使用・廃棄を規制管理している。
(6) 化審法
1974年に施行した「化学物質の審査および製造などの規制に関する法律」。
新たな工業用化学物質(新規化学物質)について事前審査を行い、化学物質の有害性に応じて
輸入や製造について規制したもの。化学物質の蓄積性や分解性、毒性を審査・規制し、生物へ
の被害を防止することが目的。
(7) PRTR制度(Pollutant Release and Transfer Register)
化学物質使用公表制度。規定された有害物質を一定量以上取り扱う事業所から排出または移動
した量を把握、収集、公表する制度。2001年度より法制化され、当社も届出を実施しています。
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用語集
(1) グリーン調達
環境への負荷低減に継続的に取り組まれているお取引先様から、環境負荷の少ない部品、材料、
副資材、事務用品(用度品)などを優先的に調達すること(他、物流サービス、機械設備など
も対象)。
(2) 原材料
鋼板、鋼材、非鉄金属材、樹脂材など、お取引先様、および当社生産工場で使用されるもの。
(3) 副資材
切削油、離型剤、オイル、冷却液など、お取引先様、および当社生産工場で使用されるが、製
品の一部とはならない材料。ただし、はんだ、接着剤、封止剤、グリースは、製品に含まれる
が、副資材とみなす。
(4) 梱包・包装材
当社に直接納入する梱包・包装材および製品・部品を輸送する際に使用する梱包・包装材。
(5) LCA(Life Cycle Assessment)
製品・サービスの環境負荷を設計・製造から使用・廃棄段階までライフサイクルで環境影響を
総合評価する手法。
(6) VOC(Volatile Organic Compounds)
揮発性有機化合物。塗装や接着剤の溶剤など常温常圧で揮発しやすい有機化合物。
(7) ELV(End of Life Vehicle)
使用の目的を終了した使用済み自動車のこと。自動車リサイクル法では、引取業者に使用済み
として引き取られた車が使用済み自動車となる。
(8) JAMA/JAPIA統一データシート
製品中に含有する材料・化合物の調査に使用する目的で、一般社団法人 日本自動車工業会(J
AMA)および一般社団法人 日本自動車部品工業会(JAPIA)にて合意された帳票。
JAMA/JAPIA統一データシートおよび関連文書はhttp://www.japia.or.jp/datasheet/
から入手可。
(9) GADSL(Global Automotive Declarable Substance List)
IMDS申告時に利用する日米欧の自動車、部品、化学メーカで合意された業界共通の管理化
学物質リスト。GADSLの最新版は http://www.gadsl.org/ から入手可。
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(10)SDS(Safety Data Sheet)
安全データシート。化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な
情報を記載したもの。日米欧中など各国GHS制度に沿った記載が要求されている。国内の旧
名称はMSDS。
(11)GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)
世界的に統一されたルールに従って、化学品を危険有害性の種類と程度により分類し、その情報
が一目でわかるよう、ラベルで表示したり、SDSを提供したりするシステムのこと。国内は JIS
Z 7253 に準拠。
詳しくは、経済産業省のサイト(http://www.env.go.jp/chemi/ghs/)を参照。
(12)PBB(ポリ臭素化ビフェニル)PBDE(ポリ臭素化ジフェニルエーテル)
デカBDE(デカ臭素化ジフェニルエーテル)
臭素系難燃剤。使用用途は内装材、シート、カーペット、電気・電子部品など。
(13)HBCD(ヘキサブロモシクロドデカン)
臭素系難燃剤。使用用途はシート表皮など。
(14)PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸類)
有機フッ素化合物。フッ素系界面活性剤。使用用途は半導体、金属めっき、電気・電子部品な
ど。
(15)DMF(フマル酸ジメチル)
防かび剤として利用されているケースがあり、欧州では使用禁止。(梱包材関連)
(16)生物多様性
生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。生物多様性への具体的な対応としては、資源採
掘からのサプライチェーンへの生物多様性配慮の啓発、敷地を利用したビオトープや緑化、希
少動植物の保護繁殖、化学系農薬や肥料の使用量低減など多岐に及ぶ。
<補足>
1.お取引先様からご提供いただいた報告書などの書類は、外部へ公表する事はありません。
2.本ガイドラインの内容は、法規制、社内規程などの改訂により、変更する場合がありますので、
下記の当社ホームページで随時ご確認をお願いします。
http://www.tokai-rika.co.jp/supply/green.html
3.本ガイドラインに関してのお問合せは、下記にお願いします。
株式会社 東海理化 調達部 調達企画室
TEL:(0587)95 – 6972
13
発行部署/株式会社 東海理化 調達部
発行/2003年10月
改訂/2005年 2月
改訂/2009年 6月
改訂/2011年12月
改訂/2015年 4月