weekly140924

発行所
日本看護連盟
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2
Tel 03-3407-3606 Fax 03-3407-3627
発行人 草間朋子
330
外
第1回看護師特定行為・研修部会を開催
No.
2014 年9 月24 日 号
9 月 10 日、航空会館大ホール(東京都港区)において、第 1 回医道審議会保
健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会が開催されました。
先の国会で成立した「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進する
ための関係法律の整備等に関する法律」により、保健師助産師看護師法の一部
が改正され「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設されました。この制度
では、手順書によって特定行為を行う看護師の研修制度が行われることになり
ます。この部会は、すでに議論され選定された 41 の特定行為およびこれらの
特定行為をグルーピングした区分について、また特定行為の研修の基準につい
て審議し、さらには特定行為研修を行おうとする機関の指定及び取り消しも審
議します。
この部会の委員は、秋山正子(ケアーズ白十字訪問看護ステーション統括所
長)
、秋山弘子(東京大学高齢社会総合研究機構特任教授、欠席)、有賀徹(昭
和大学病院院長)、大滝純司(北海道大学大学院医学研究科医学教育推進センタ
ー教授、欠席)、釜萢敏(日本医師会常任理事)、神野正博(全日本病院協会副
会長)
、桐野高明(国立病院機構理事長)
、真田弘美(日本看護協会副会長)
、末
長裕之(日本病院会副会長)、高田早苗(日本看護系大学協議会代表理事)
、田
邊政博(千葉大学大学院医学研究院医学部特任教授)
、永井良三(自治医科大学
学長)
、中野絹子(済生会看護室室長)
、中山洋子(高知県立大学特任教授)
、新
田國夫(全国在宅療養支援診療所連絡会会長、欠席)、春山早苗(自治医科大学
看護学部学部長)、平井みどり(神戸大学医学部附属病院教授・薬剤部長、欠席)、
三塚憲二(日本歯科医師会副会長、欠席)
(五十音順、敬称略)
。
部会長に桐野委員、副部会長には中山委員が選出されました。
第 1 回目の会合では、特定行為 41 項目および 14 の特定行為区分について議
論が交わされました。この項目と区分は「チーム医療推進のための看護業務検
討ワーキンググループ」において、選定されたものでした。
特定行為については、一部の項目について関係団体から危険性が高いので施
行反対の意見が出ているのでもう少し慎重に議論すべきではないか、41 項目す
このニュースレターは、職場で看護政策や政治について考える時の資料になるよう、日本看護連盟が施設連絡員や代表者、役員等に
対し特別に配布するものです。ミニ研修会や会議の資料等として積極的にご活用ください。
べて施行するのではなく比較的容易な技術から始めて段階的に増やしていっ
てはどうか、特定行為に対して誰が責任を負うのか、などの点について議論が
交わされましたが、最終的にはこの 41 項目で合意されました。
次に、14 の区分について議論されましたが、この区分は現場に即したものか
疑問という意見も多く、各委員が区分のアイデアを出し合い、次回引き続いて
審議することになりました。次回は 10 月上旬に開催の予定です。
当日の資料等は、厚生労働省のホームページからご覧になれます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000057539.html
女性の健康文化祭
女性が動けば世界が変わる!
開催
9 月 19 日、東京大学伊藤謝恩ホール(東京都文京区)において、女性の健康
文化祭「女性が動けば世界が変わる!」が開催されました(主催:女性医療ネ
ットワーク、ウィミンズライフデザインソサエティ)
。
東京大学大学院母性看護学・助産学分野の春名めぐみ准教授が開会の挨拶を
された後、基調講演として、女性医療ネットワークの対馬ルリ子理事長が「世
界で一番受けたい女性の健康授業」を、東京大学大学院産婦人科学講座の大須
賀穣教授が講演しました。
基調講演の後「女性が輝くために」と題して、女性の健康問題を支援してい
る 14 の団体が、それぞれの活動内容と現状の課題などを発表しました。
各団体の発表の後「女性の健康の包括的支援に関する法律(案)
」の成立を目
指して活動している、たかがい恵美子参議院議員、豊田真由子衆議院議員、薬
師寺道代参議院議員が、それぞれ挨拶に立ちました。
最後に、三人の国会議員、各団体の発表者、主催者が壇上にあがり、女性医
療ネットワークの種部恭子理事が「女性の健康文化宣言」を読み上げ、閉会と
なりました。
<女性の健康文化宣言>
すべての女性と男性が、自分の選択として
その体と心と社会生活の健康を
一生涯を通して実現するために、
それぞれのライフステージに応じた
教育、医療、ヘルスケア、福祉サービスが
継続的に、包括的に受けられる文化を
国をあげて構築していくことを宣言する。
このニュースレターは、職場で看護政策や政治について考える時の資料になるよう、日本看護連盟が施設連絡員や代表者、役員等に
対し特別に配布するものです。ミニ研修会や会議の資料等として積極的にご活用ください。