証明

証明
2.証明
1.証明とそのしくみ
復習:∠AOBの二等分線ORを作図して下さい。
A
①点Oを中心として円弧を書きOA,OBとの
交点をP,Qとする。
②点P,Qを中心として同じ半径で円弧を書き
交点をRとする。
③ORを結ぶ
O
B
例題:上記の方法で∠AOR=∠BORとなることを証明しなさい。
あることがらが成り立つことを、筋道を立てて明らかにすることを
を結びます。
元の図に補助線を追加
するときは、必ず書く
において
どこの三角形を使って
証明を進めるかを書く
作 図 か ら (コンパスの半径として書いたので)
最初から与えられて
OP
=
(
)
①
PR
=
(
)
②
分かっている条件を
等しくなる理由と
等しい内容と
共 通 な 辺 な の で (自分で探し出した等しい条件)
番号を書きます
OR
=
(
)
③
①②③より
2つの三角形は
ので
△
したがって、∠
∴
∠
合同条件を書きます
≡△
POR
=∠
AOR
=∠
仮定から導こうとしていること、導いたことを
1
証明
2
問1.次のことがらについて、
仮定と結論をいいなさい。
○○○ ならば △△△ である
仮定
結論
(ア)△ A B C ≡ △ D E F な ら ば 、 A B = D E で あ る 。
仮定
結論
(イ)• // m , m // n な ら ば 、 • // n で あ る 。
仮定
結論
(ウ)正 三 角 形 な ら ば 、 三 辺 が 等 し い 。
仮定
結論
問2.四角形ABCDで、AB=AD,BC=DCならば∠ABC=∠ADCである。
このことを証明しなさい。
D
C
A
B
ACを結んで
△ABCと△(
(
)において
)より
(
AB
=(
) …
①
BC
=(
) …
②
AC
=(
) …
③
)なので
①,②,③より (
△(
)がそれぞれ等しいので
)≡△(
)
合同な図形では、対応する角の大きさは等しいから、
∠(
)=∠(
)
証明
問3.線分ABと線分CDが点Oで交わっているとき、
D
A
AO=BO,CO=DOならば、AC=BDで
O
あ る こ と を 次 の よ う に 証 明 し ま し た 。 ① ,② ,③ に
当てはまる根拠を下のア~エから選びなさい。
B
C
△OACと△OBDで、
AO=BO
CO=DO
∠AOC=∠BOD
①
②
△OAC≡△OBD
③
AC=BD
ア)平行線の性質
イ)合同な図形の性質
ウ)三角形の合同条件
エ)対頂角の性質
2.合同条件と証明の進め方
線分の長さや角の大きさの等しいことを証明したい場合
1)直 接 、 線 分 や 角 の 等 し い こ と は ほ と ん ど い え な い の で 、
証明する線分や角を含んでいて、なおかつ合同になりそうな2つの三角形をさがす。
2)次 に 、 結 論 以 外 の 要 素 で 、 2 つ の 三 角 形 が 合 同 に な る よ う な 条 件 を さ が す 。
3)合 同 が 証 明 さ れ た ら 、 合 同 な 図 形 で は 、
対応する線分の長さや、対応する角の大きさが等しいことを利用し結論を導く。
D
A
B
E
C
F
3
証明
4
問4.∠DAB=∠ADC,∠BDA=∠CAD
ならば、DB=ACであることを証明したい。
A
D
(ア)ど の 三 角 形 と ど の 三 角 形 の 合 同 を い い ま す か 。
(イ)等 し い こ と が 分 か っ て い る 辺 や 角 を 書 き な さ い
B
C
(ウ)使 う 三 角 形 の 合 同 条 件 を 書 き な さ い 。
(エ)結 論 を 書 き な さ い 。
l
A
問 5 . A B ¥C D の 折 れ 線 A B C D で 、 線 分 B C の
中点Oを通る直線 l が、AB,CDと、それぞれ、
P
点P,Qで交わっている。このとき、
BP=CQである。このことを、証明しなさい。
B
<仮定 >
O
C
<結論 >
(
//
)
(
=
)
(
=
)
Q
D
<証明 >
(△
BPとCQを辺にもち合同になりそうな三角形をさがす。
△(
)と△(
)と(△
)
)において
←
場所を指定
OはBCの中点なので
(
)=(
)… ①
←
与えられている条件
)=∠(
)… ②
←
与えられている条件
)=∠(
) … ③
←
自分で見つけた条件
A B //C D な の で 、 錯 角 が 等 し い か ら
∠(
対頂角は等しいので
∠(
①,②,③より(
△(
)が、それぞれ等しいので ←
)≡△(
合同な図形では、対応する辺の長さが等しいから
BP=CQ
三角形の合同条件
)
←
合同な図形の性質
証明
問 6 . 右 の 図 で 、 l¥m と す る 。
こ の と き 、 A B の 中 点 M を 通 る 直 線 が l, m と 交 わ
る点を、それぞれ、P,Qとする。点Mは、PQの
P
l
A
中点にもなることを証明しなさい。
仮定(
)
(
)
結論(
)
M
m
証明
△(
)と△(
仮定より(
)において
)=(
(
)…①
)は等しいので
∠
PMA
l¥m よ り (
← 対頂角の性質
=∠(
)…②
)は等しいので
∠(
← 平行線の性質
)=∠(
)…③
①,②,③より(
△(
)ので
)≡△(
(
← 三角形の合同条件
)
合同な図形では、対応する辺の長さが等しいから
∴
Q
B
)=(
← 合同な図形の性質
)
したがって、点MはPQの中点になる。
復 習 . 次 の 図 に お い て 、 ∠ x の 大 き さ を 求 め な さ い 。 ( l¥m )
(ア)
(イ)
(ウ)
20°
35°
40 °
l
100 °
110°
x
m
x
x
30 °
5