平成 27 年度 東京都立志村学園 学校経営計画 Vision27

平成 27 年 4 月 1 日
校長 堀内省剛
平成 27 年度 東京都立志村学園 学校経営計画
1.目指す学校
組織的・計画的な学校経営を誠実に行い、学校教育目標等の達成を図ることを通して、児童・生
徒のQOL(quality of life:
「生活の質」)を向上させる学校を目指す。その実現に向けて、校訓
を活かした学校づくりを行う。
< 校 訓 >
「継続は力なり」
“今、自分にできること”“今、自分がするべきこと”を誠実に積み重ねることを大切にする。
< 学校教育目標 >
児童・生徒一人一人の人権を尊重し、障害の特性等に応じた専門的な教育を推進するとともに、
個性を伸長し、豊かな人間性や社会性を育み、自立し社会参加できる児童・生徒を育成する。
< 高等部就業技術科 教育目標 >
企業就労に必要な基本的な資質・能力を養い、地域社会の中で自立し、生涯にわたって心豊か
に生きていく人間を育成する。
< 肢体不自由障害教育部門 教育目標 >
健康や体力、確かな学力、豊かな人間性など生きる力を養い、地域社会の一員として、主体的に
自立・社会参加し、生涯にわたって心豊かに生きていく人間を育成する。
2.中期的目標と方策
Vision27
本校は、特別支援教育の専門性において、全国トップレベルの学校になることを目指し、開校年
度に平成27年度に達成すべき中期的経営目標「Vision27」を定めた。今年度がその達成
予告年度であるため、不退転の決意で学校経営に臨む。
【平成27年度の経営目標:
「Vision27」
】
高等部就業技術科
・QOL評価における改善率 70%以上
・就労率(卒業年度内)100%
・進路変更率(退学等)2.5%以内
・入学者選考応募倍率 1.5 倍以上
肢体不自由教育小学部・中学部・高等部
・QOL評価における改善率 70%以上
・大学進学率(準ずる教育課程)希望者 100%
・就労率(準ずる教育課程)希望者 100%
・福祉施設等への移行率(卒業時)希望者 80%
【
「Vision27」の達成に向けた経営資源の最適化】
(1)専門性の高い人財の確保と適正配置・育成
(2)教育効果を高める環境整備の徹底
(3)学校予算の有効活用及び適正執行
(4)正確な情報収集と教職員による情報共有化の徹底
3.今年度の取組目標と方策
【教育活動の目標と方策】
(1)専門性の高い人財の確保と適正配置・育成
①計画的な教職員の人事異動(開校後 6 年目の必異動者問題への対応)
②教職員の育成(学校運営連絡協議会協議委員による授業の観察 等)
(2)教育効果を高める環境整備(ハード・ソフト両面)の推進
①「4S」
(整理、整頓、清潔、清掃)の定着
②児童・生徒のロールモデルとなる教職員集団づくり(教職員行動指針細目の作成・公表)
< 教職員行動指針 >
1.児童・生徒を一人格として尊重する
2.専門性の高い教育を追及する
3.児童・生徒の自立・社会参加を実現させる
4.地域社会・保護者に信頼されるように誠実に行動する
③共用スペースにおける書道作品、生け花作品の展示(豊かな人間性の涵養)
④スクールアイデンティティーの確立(校訓、校章、スクールカラー、校名隷書体の活用)
(3)学校予算の有効活用及び適正執行
①予算執行における進行管理の徹底(四半期毎の執行状況の確認 等)
②不要備品等の廃棄の徹底(耐用年限を過ぎた所属替え物品 等)
(4)正確な情報収集と教職員による情報共有化の徹底
①個人情報の管理の徹底(不要な個人情報の廃棄、クリーンデスクの徹底 等)
②情報共有化ツールの適正運用(フォゴス、イントラネット掲示板 等)
(5)平成25年度に設置した学校支援組織との連携内容の総括
①学校運営連絡協議会:教職員の専門性の向上に係る経営支援(授業観察 等)
②防災教育推進委員会:地域連携の強化、
〔就〕宿泊防災訓練の実施
③就業促進協力者会議:高等部生徒の職業的自立を目指した専門的な教育の推進
④人権教育協力者会議:人権教育の推進(体罰の禁止、不適切な指導の根絶 等)
【重点目標と方策】
(
「Vision27」の数値目標の達成に向けて)
(1)
〔就・肢〕QOL評価の改善に向けて
①QOL評価の研究推進と成果報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 後期
②指定事業の推進(都教委「生きる力をはぐくむ歯・口の健康づくり」)・・・・・・・・・・・ 年間
③学校医(精神科領域)及び専門職(心理領域)と連携した支援体制の充実 ・・・・・・ 年間
(2)
〔肢〕大学進学指導対策の充実
①区内高等学校との進路指導連携体制の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
②進路先大学との進路指導連携体制の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
(3)
〔就・肢〕高等部卒業生の就労支援対策の充実
①就業促進協力者会議の活用(卒後の3年間を見据えたキャリア教育の推進)・・・・ 年2回
②両部門の進路指導部の連携による就労支援連携体制の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
(4)
〔就〕入学希望者・保護者等に対する支援と進路変更希望者への支援の充実
①入学希望者等に対する学校コンセプトの説明の徹底と相談機能の充実 ・・・・・・・・・ 年間
②適応障害等の在校生徒に対する支援会議の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
(5)
〔肢〕卒業生の福祉施設移行支援対策の充実
①行政との移行支援連携体制の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
②学区内の関係機関との移行支援連携体制の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間
(6)
〔就〕教育内容等の特色化の推進と情報発信
①指定事業の推進(都教委「日本の伝統文化の良さを発信する能力・態度の育成」)・・ 年間
②体験型募集活動の充実(上級学校訪問、部活動体験の受入内容の改善)・・・・・・・・・ 年間
以上