平成25~27年度えひめ学力向上チャレンジハイスクール事業取組

平成 27 年度えひめ学力向上チャレンジハイスクール事業実施計画書(抜粋) 新居浜西高校
主体的な学習態度を育成する進路指導の研究
Ⅰ型
研究主題
~志望理由書の作成を通して~
言語活動の充実を図るための実践研究
本事業に取
本事業に参加
普通科
801名
り組む学科
する生徒の数
本校生徒の大半は入学当初から4年制大学への進学を希望しており、その中には難関大学を目指
す者も多い。しかし、高校での3年間の学習において、自らの将来像に基づいた明確な進路意識を
主題設定
確立できず、結果的に家庭学習時間の不足等に起因する学力不振に陥る生徒も少なからず見られ
の 理 由
る。そこで、全ての生徒に、志望理由書を作成する過程において個々の進路を深く考えさせること
によって、より主体的な学習態度を身に付けさせることを目指し、本研究主題を設定した。
本校では、2年生3学期に、全ての生徒にそれぞれの志望校への志望理由書を作成させている。
志望理由書を作成するためには、現代社会の諸問題について考察を深め、自分の人生を振り返り、
研 究 の
今後の自らの生き方・在り方を真剣に考える必要がある。
ねらい等
1年次より体系的に生徒一人一人の自己実現をサポートしていく中で、個々の進路意識を高め、
主体的な学習態度を身に付けさせ、生涯に渡って学び続ける態度を養う。
上記のねらいを達成するために、各学年において、以下のような取組を実践する。
第1学年の取組
(1) テーマ別研究活動(5・6月)
教科(現代社会)と連携し、現代社会の諸問題について考察を深める。
(2) 体験学習(6月)
保育・介護の職場での体験学習を行うことにより、望ましい勤労観を養う。
(3) 職業説明会(9月)
大学等の先生方による講義を受けることにより、職業についての理解を深める。
(4) 進路講演会(3月)
外部講師による進路実現に関する講話を聞き、学習に対する前向きな態度を養う。
2 第2学年の取組
(1) ディベートクラスマッチ(6月)
与えられたテーマについてのディベートを行うことにより、進路実現に必要な思考力・判断力・
表現力を養う。
(2) 学部・学科説明会(11月)
大学等の先生方による説明を聞くことにより、学部・学科についての理解を深める。
(3) 大学出張講義(12月)
それぞれが志望する分野の大学の学びに触れることにより、進学への意欲を高める。
(4) 志望理由書作成(11・12・1・2月)
外部講師を招いて、志望理由書作成に関する全体指導を実施する。また、教科(情報)と連携
し、その時点における各自の志望大学・学部・学科への志望理由書を作成することにより、主体的
に学習に取り組む態度を育成する。さらに調べた内容をまとめたプレゼンテーションを作成し、そ
の発表会を実施することにより、学校全体としての進路実現へ向けての気運を高める。
(5) 進路講演会(3月)
外部講師による進路実現に関する講話を聞き、学習に対する前向きな態度を養う。
研究計画
3 第3学年の取組
内
容
(1) 大学説明会(5月)
志望校または興味を持っている大学の具体的な説明を聞くことにより、受験校を決定するための
判断材料とする。
(2) 面接講習会(8月 希望者)
推薦・AO入試受験希望者を対象として、外部講師を招いた面接講習会で個別面接の対策を実施
し、進路実現に役立てさせる。
(3) グループディスカッション講習会(8月 希望者)
推薦・AO入試受験希望者のうち、グループディスカッションが必要となる者を対象として、近
隣の高校と合同で、外部講師を招いて対策講座を実施し、進路実現に役立てさせる。
(4) 難関大進学OBとの座談会(8月 難関大受験希望者)
難関国立大学に進学した卒業生が帰省したときに来校してもらい、受験希望者に大学の情報など
を伝えてもらうことにより、最後まで諦めずに努力することの大切さを意識させる。
4 全学年を通しての取組
(1) マイブレイン読書(各学年3回)
それぞれの進路に関する新書等を読み、その内容・感想等をまとめることにより、自らの進路に
ついてより深く考えさせる。
(2) オープンキャンパスツアー(8月 希望者)
広島大学・岡山大学等へのオープンキャンパスツアーを希望者対象に実施することにより、大学
での学び等を直接体験する機会を持たせ、進路意識を高める。
(3) 保護者等によるキャリアガイダンス(10・2月 希望者)
生徒にとって身近な方(保護者等)から、職業人・社会人としての経験談を話していただくこと
により、進路についてより具体的に考えさせる。
(4) 先輩からの手紙(随時)
同じ学び舎で学ぶ上級生からの体験談やアドバイスに触れることにより、進路実現をより身近な
ものとして捉えさせるとともに、それに向けての前向きな態度を養う。
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