平成26年度 事業報告

1.概 況
はじめに、平成26年度の事業結果及び財務状況を報告するにあたり、協会
員はもとより、関係機関の格別のご支援・ご指導に対し、深く感謝を申し上げ
る次第である。
本年度の緑茶の状況は、降雪量も多く気温も低く推移した為、京都の萌芽宣
言は昨年より4日遅い4月7日であった。比例して京都茶市場の初市も2日遅
い4月26日の開催となった。1番茶の取引額は昨年並みであったが、2番茶
以降の取引は低調に推移し数量金額ともに昨年を下回った。
気候は相変わらずの不順で早くからの台風襲来により宇治川花火大会が初め
て中止になったのをはじめ「平成26年8月豪雨」と称された豪雨は、広島の
大規模土砂災害など日本各地に大きな傷跡を残した。
一方、宇治市では「宇治茶の普及とおもてなしの心の醸成に関する条例」が
制定され、また「宇治茶の世界文化遺産登録」についても京都府主体で引き続
き推進されている。宇治茶振興の追い風となってくれるよう期待される。
本年度も、関係機関や協会員のご協力により、円滑な茶取引事業を推進して
頂き、一件の事故もなく経過したことのご報告とともに、当協会の取引保証事
業が京都府茶業における宇治茶取引の安定につとめ、安心・安全な宇治茶の安
定供給の一翼を担えた事を改めて、感謝申し上げる次第である。
2.地区別会員数
当 期 中 異 動
地区名
期首会員数
期末総数
新規加入者数 退 会 者 数
京 都
8
8
宇 治
25
25
城 陽
10
10
井 手
2
2
田 辺
11
11
宇治田原
30
山 城
24
24
木津・加茂・和束
4
4
両 丹
1
1
計
2
115
0
退会者
2
まるなか製茶
㈱山本茶園
28
113
3.協 会 事 業
(1) 取引保証事業
全農京都府本部及び京都府茶協同組合と団体協約を締結し、取引保証事業を行い
京都府茶業における茶取引の安定につとめ、安心・安全な宇治茶の安定供給に
寄与した。基金の内容及び事業の概要は次の通りである。
ア
①
保証制度(最高保証限度額)の概要
第1基金(全農京都府本部の取引を対象)
最 高 保 証 限 度 額
員
数
最 高 保 証 限 度 額
員
6,000万円
33
2,100万円
2
5,250万円
1
1,950万円
1
5,100万円
1
1,800万円
2
4,500万円
1
1,500万円
9
3,900万円
1
1,200万円
3
3,600万円
1
1,050万円
1
3,300万円
1
900万円
6
3,150万円
1
750万円
2
3,000万円
4
600万円
9
2,700万円
1
450万円
2
2,400万円
2
300万円
23
2,250万円
1
150万円
5
計 297,300万円
②
数
113社
第2基金(京都府茶協同組合の取引を対象)
最 高 保 証 限 度 額
員
数
最 高 保 証 限 度 額
員
数
3,000万円
15
750万円
1
2,400万円
1
600万円
7
1,800万円
1
450万円
4
1,500万円
3
300万円
33
1,200万円
1
150万円
21
900万円
3
計 77,400万円
90社
イ 保証取引の利用概要
対
象
取
引
取引商社数
保 証 対 象 金 額
全 農 京 都 府 本 部
84社
1,623,250,800円
京 都 府 茶 協 同 組 合
41社
105,034,000円
1,728,284,800円
計
(2) 宇治茶振興事業
全農京都府本部及び京都府茶協同組合が行う茶取引の円滑化を支援す
るとともに、積極的な参加を促した。また地域学習等に教育副読本とし
て利用され好評を得ている小冊子「宇治茶大好き」絵本「みんなでお茶
にしようね」を府内教育機関の要請に基づき無料配布し宇治茶振興に努
めた。
教育施設 保育園
幼稚園 小・中学校 その他
資料用 保育所
小冊子「宇治茶大好き」
配布件数
配布部数
配布件数
絵 本
「みんなでお茶にしようね」 配布部数
1,275
1,275
29
32
123
2,656
3,671
32
37
87
2,960
3,892
4,498
38
222
8,772 4,814 21,188
13
授与や全国茶業連合青年団の茶審査技術競技大会、京都府茶業連合青年
団の茶審査技術競技大会及び各地域での茶香服大会・茶祖祭の助成に
169
361 12,986
第36回宇治茶品評会における京都府茶取引安定基金協会理事長賞の
251,000円支出しております。
計