科目名 解剖組織学実習 (英語表記)Anatomy and Histology (Practice) 配当〔1年次 後期 2単位 必修 講義〕 〔コーディネーター 島津 德人(食品生理学研究室) 〕 授業の概要 講義科目“解剖組織学”の内容を踏まえ、哺乳動物の解剖(骨標本のスケッチ、ラットの解剖)と正常組織の光学顕微鏡 観察を行う。顕微鏡観察に際しては、組織特性にもとづいて観察個所を選別し、その所見についてスケッチを行い理解を 深める。 教育目標 (ねらい) 生体は日々正常な生命活動を営むために、必要な成分を外界から摂取し、それらを代謝している。この活動を、構造面 (解剖学と組織学)から把握することにより、「食生活と健康」の栄養学的考察のために必要な基礎知識を習得する。 到達目標 ・ 人体の形態と構造について理解できる。 ・ 人体臓器の位置関係と機能を理解できる。 ・ 人体の正常組織を構成する細胞の特徴について理解できる。 成績評価方法 の割合 試験60%、レポート平常点30%、平常点10%(出席点を含む)。 教科書 参考文献 教科書:指定しない 参考文献:各種の解剖学や組織学の著書を参考にすること 履修条件 高校の生物学に記載される「人のからだ」を理解しておく。 学習課題 準備学習として、授業内容に該当する範囲の専門用語を理解しておくこと。 (予習・復習) オフィスアワー 回 担当者 研究室に在室しているときは随時 連絡先:食品生理学研究室(生命・環境科学部棟 3 階) 授業内容 1 島津 オリエンテーション(前班):骨学実習、解剖実習、組織学実習に必要な基礎知識や心得を学習する。 2 島津 オリエンテーション(後班):骨学実習、解剖実習、組織学実習に必要な基礎知識や心得を学習する。 3 島津 骨学実習(前班):霊長類(ヒト、サル)、肉食動物(イヌ)、草食動物(ウシ)の頭蓋骨を用いて、顎・歯・咀嚼筋の付着部位・ 眼窩上隆起の特徴を観察、スケッチを行い、頭蓋骨形態と食性について学習する。 4 島津 骨学実習(後班):霊長類(ヒト、サル)、肉食動物(イヌ)、草食動物(ウシ)の頭蓋骨を用いて、顎・歯・咀嚼筋の付着部位・ 眼窩上隆起の特徴を観察、スケッチを行い、頭蓋骨形態と食性について学習する。 5 島津 解剖実習(前班):ラットを用いて臓器の構造や体内での空間的な相互位置関係について学ぶ。併せて、組織学実習で 観察する血液の塗沫標本作製や臓器試料の採取も行う。 6 島津 解剖実習(後班):ラットを用いて臓器の構造や体内での空間的な相互位置関係について学ぶ。併せて、組織学実習で 観察する血液の塗沫標本作製や臓器試料の採取も行う。 7 島津 組織学実習1(前班):ラット解剖実習で採材した組織や血液塗沫標本を用いて顕微鏡標本を作製し、標本作製に必要な 知識を学習する。 8 島津 組織学実習1(後班):ラット解剖実習で採材した組織や血液塗沫標本を用いて顕微鏡標本を作製し、標本作製に必要な 知識を学習する。 9 島津 組織学実習2(前班):消化器系(胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造につい て学習する。 10 島津 組織学実習2(後班):消化器系(胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造につい て学習する。 11 島津 組織学実習3(前班):呼吸器系(肺、気管)と循環器系(心臓)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造につい て学習する。 12 島津 組織学実習3(後班):呼吸器系(肺、気管)と循環器系(心臓)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造につい て学習する。 13 島津 組織学実習4(前班):泌尿器系(腎臓、尿管、膀胱)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造について学習する。 14 島津 組織学実習4(後班):泌尿器系(腎臓、尿管、膀胱)の組織標本のスケッチを行い、各臓器の組織構造について学習する。 15 島津 実習本試験:実習で使用した標本や、図、写真を用いて、履修した内容の理解度を確認する。
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