ad-MED ビトリゲル®

細胞培養用器材
細胞培養用器材
®
ad-MED ビトリゲル
組織再構築に有用なコラーゲンビトリゲル ® 膜を使用した
細胞培養用インサート
特 長
生体結合組織に匹敵する高密度コラーゲン線維構造
生体に類似した三次元組織モデルの再構築が可能
高い透明性、低自家蛍光で観察しやすい
培養液交換が容易な機能的デザイン
高い細胞接着性
製品情報
製品番号
08360-96
製品名
ad-MED ビトリゲル
®
包装
希望価格(円)
1キット(12 個)
40,000
12 穴マルチウェルプレートにセットした状態でγ線滅菌しております
*希望価格は税抜です。
「ビトリゲル® 」は、独立行政法人 農業生物資源研究所による登録商標です。
ad-MED ビトリゲル ® は、「農林水産省 アグリ・ヘルス実用化研究促進プロジェクト(ビトリゲル ® )」の支援を受けて、
独立行政法人 農業生物資源研究所と共同で開発されました。
生体結合組織に匹敵する高密度コラーゲン線維構造
ad-MED ビトリゲル ® の電子顕微鏡観察像(左)と走査型プローブ顕微鏡観察像(右)
コラーゲンに特有な縞構造を持つコラーゲン線維が高密度に折り重なっている
67 nm
3 重らせんコラーゲン分子
コラーゲン線維
生体に類似した三次元組織モデルの再構築が可能
ad-MED ビトリゲル ® 上で再構築したヒト角膜上皮モデル(細胞:HCE-T)
ヒト角膜に類似した 5 ∼6層の角膜上皮層が形成される
青:Nucleus
ZO-1(タイト結合構成タンパク質)、MUC1(膜結合型ムチン)、
Keratin K3(角膜上皮特異的ケラチンタンパク質)
透明性が高く、低自家蛍光で観察しやすい
印刷物の上に設置した ad-MED ビトリゲル ®(左)
と細胞の位相差観察像(右) (細胞:NIH3T3)
細胞核染色時の蛍光観察像(細胞:NIH3T3)
青:Nucleus
ad-MED
ビトリゲル ®
他社製品
(PET 樹脂)
培養液交換が容易な機能的デザイン
ad-MED ビトリゲル ® にはピペット止め構造があるため、ピペットの先端が膜や細胞
に直接触れず、細胞の剥離を最小限に培養液を交換できます。
ad-MED ビトリゲル ® の外観図(左)、
培養液交換の様子(右)
培養液交換後の細胞の様子 ( 細胞:NIH3T3)
ピペット止め構造
細胞の剥離なし
細胞の剥離あり
ad-MED
ビトリゲル ®
他社製品
(PET 樹脂)
優れた細胞接着性
培養 1 時間後および 5 時間後の細胞伸展の様子
(細胞:NIH3T3)
培養 1 時間後の細胞接着率(細胞:NIH3T3)
青:Nucleus 緑:F-Actin
80
60
培養時間
細胞接着率【%】
100
40
20
0
ED ®
M ル
ad リゲ
ト
ビ
品 )
製
社 樹脂
他 T
PE
(
ad-MED
ビトリゲル ®
他社製品
(PET 樹脂)
培養実績
A549、Caco-2、MDCK、HCE-T、HeLa、HepG2、HUVEC、NHEK、NIH3T3、
PC12、THP-1、Vero など
培養例
ad-MED ビトリゲル ® は、液相ー液相培養以外にも液相ー気相培養など生体内の環境を模
した条件での培養が可能です。また、ビトリゲル ® 膜は物質透過性にも優れているため、
異種細胞の共培養による相互作用解析にも有用です。
液相ー液相培養
気相ー液相培養
共培養
開発中
オプションリング
(開発中)
を装着すると、
2種類の異なる細胞をad-MED ビトリゲル ® 膜
の両面に培養することができます。
このリングはピンセット操作で脱着できます。
装着
オプションリング
(開発中)
反転
自立姿
裏面培養時
取り外し作業
表面培養時
開発中のオプションリングはサンプル提供できます。弊社営業担当へご相談ください。
製品情報
ad-MED ビトリゲル ®
A社
B社
膜面積(cm2)
1.0
1.1
1.1
培養液液量(mL)
0.2 ∼ 1.0
0.2 ∼ 0.8
0.5
膜材質
コラーゲンビトリゲル ® 膜
PET 樹脂
コラーゲンコート PTFE 樹脂
参考文献
Takezawa T.
.
. 13: 463-473, 2004.
Takezawa T.
.
. 25: 1237-1241, 2011.
竹澤俊明 : 生物工学学会誌 . 91: 214-217, 2013.
Yamaguchi H.
.
. 135: 347-355, 2013.
試薬事業本部 試薬部
東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号 (03)6214-1090
103-0022
大阪府中央区瓦町2丁目5番1号
541-0048
(06)6231-1672
福岡県博多区東比恵2丁目22番3号
812-0007
(092)414-9361
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平成26年6月改訂
(第三版)