Bericht Eriko

トリーア大学
トリーア大学に
大学に留学されるみなさ
留学されるみなさん
されるみなさんへ
はじめに
わたしは留学する前、不安だったのを覚えています。初めての海外生活で住む場所や勉
強内容、ドイツ人の友達が出来るかどうか、などなど。でも帰国して思うのは、留学して
本当に良かったということです。困ったときはドイツ人の友達や他大学の日本人学生、国
際交流課の方々が助けてくれました。きれいなドイツの景色の中で、すばらしい経験をし、
帰国してからも繋がっていられる友達を得ました。だからもし留学できる可能性があるな
らぜひ留学してもらいたいです。この留学報告がこれから留学されるみなさんの役に立つ
ことができたらとてもうれしく思います。
また外大の国際交流課で管理している過去の留学報告書や、獨協大学のドイツ留学相談
室というホームページにも詳しいことが書いてありますのでそちらも参考にしてみてくだ
さい。
<留学前にすること
留学前にすること>
にすること>
一、まずトリーア大学の国際交流課に申し込みをします。このときに学生寮の部屋を手
配してもらえるよう依頼もしておきましょう。
申し込みに必要なものは
①
申込書
② 英文か独文で作成された出身高校の卒業証明書
③ 英文か独文の大学の在学証明書、あるいは合格証明書
④ 英文か独文の大学の成績証明書(既に成績が出ている場合)
⑤ 英文か独文のドイツ語に関する授業の学習総時間数証明書(600 時間以上が理想です。
教務課で発行してもらいます。
)
⑥
国際返信用切手票 5 枚
⑦ 学生寮の依頼書
申込書は所定用紙になります。ドイツ留学相談室のホームページで書き方が見られます。
申込書はトリーア大学かドイツ留学相談室のページからダウンロードしてください。
これらを送ると入学許可証や学期前に始まるオリエンテーションの詳細のお知らせが届
きます。
二、次に部屋探しです。これが結構大変だと思います。基本的に大学経営の学生寮はドイ
ツ人学生や協定校の留学生から部屋が割り当てられていくので、申し込みの際に学生寮の
部屋をお願いしても部屋がもらえない場合があります。また使用期間が夏学期までという
こともあるので注意してください。わたしは部屋が夏学期までの契約だったので、夏休み
の間に冬学期のための部屋探しをしました。部屋探しの方法をいくつか紹介します。
・ トリーア大学の国際交流課に仲介をお願いする。
・ SWTというトリーアの学生支援団体に仲介をお願いする。
http://swt2.uni-trier.de/cgi-bin/cms?_SID=xxx&_bereich=ansicht&_aktion=detail&s
chluessel=studiwerk
・わたしが冬学期住んでた寮(大学ではなく私営のものです)を紹介します。下記のU
RLのページに大家さんとの連絡方法や記入用紙が載っています。
http://www.vegis-immobilien.de/content/e1525/e1663/e1666/
その他トリーア到着後にドイツ人の学生に空き部屋がないか聞く、学校の掲示板にある部
屋の紹介ビラを見て探すなどの方法もあります。
三、渡航準備をします。必要なものを下記に挙げます。
・ 滞在許可申請の書類
トリーア大学の入学許可通知表
写真2枚(5×6.5センチのもの)
パスポート
学費・生活費・帰国旅費等に関する保証書(これは保証人が大使館・総領事館・名誉
領事館に出向き、用意されている保証書に署名する必要がありますので、手間がかか
ります)
・ パスポート
・ 保険(トリーア到着後AOKという健康保険に入らなければなりませんが、留学前に外
大の国際交流課で加入した保険のコピーを提出しなければならないようです。日本で保
険に加入するか、交流課の方に相談してください。
)
・その他身の回りのもの(ノートパソコンは重宝するので持っていくことをオススメしま
す)
<トリーアに
トリーアに到着したら
到着したら>
したら>
一、
市役所で住民登録をします。Einwohnermeldeamt または Bürgerbüro と言われる
ところで行ってください。パスポート必須です。また学生寮を変わったときは新しい住
所を申請し、帰国するときは退去届けを受け取る必要があります。
二、
国際交流課(AAA)の場所と相談時間を確認します。
三、
携帯電話を購入
これはいつでも構いませんが、いざというとき便利です。O2やボーダフォンのプリペー
ド携帯を使用する人が多かったです。
その他銀行口座の開設や保険の加入は学期前にあるオリエンテーションで全て指示があ
り、他の留学生たちと一緒に行います。トリーアは留学生への対応が他大学と比べてとて
も丁寧だと思います。
<トリーア大学
トリーア大学での
大学での勉強
での勉強>
勉強>
留学生は週8時間から10時間のドイツ語の授業を受けます。レベルは5段階あり初級
から上級まであります。学期前のオリエンテーション終了時にレベル分けのテストがあり、
その結果で割り振られます。初級と中級の授業は月曜から木曜の16時から18時までに
ありました。
その他、ドイツ人学生と同じようにさまざまな学科の授業を受けることができます。書
店でトリーア大学の授業が説明されている本が売られているのでそれを買ってどんな授業
があるか調べます。授業登録が必要なので、受けたい授業の一番初めの授業に出席し、授
業後、先生に授業出席の旨と単位のとり方やテストの方法などを聞いてください。わたし
は Germanistik と Japanologie の授業を受けていました。比較的それらの授業は留学生の
ために単位が取りやすくなっています。
<トリーアでの
トリーアでの生活
での生活>
生活>
学生寮:
学生寮:家賃は250ユーロ前後で、インターネット完備です。家具や洗濯機はすでに設
置されています。必要なものはベッドカバーなどの寝具です。インターネットは寮によっ
て使用制限があり、それをこえるとインターネットが使えなくなってしまう場合があるの
で注意してください。
タンデム:トリーアでの生活には時間的に結構余裕があると思います。授業もそれほど
タンデム
多くないので、空き時間を利用してタンデムをすることをオススメします。タンデムとは
ドイツ人学生と一緒にドイツ語を日本語で話しながら会話練習をすることです。タンデム
パートナーは Japanologie の学生の中から見つける人がほとんどです。Japanolo の学生も
パートナーを募集している場合が多いので、飲み会(Stammtisch)に参加したり、友達に
紹介してもらうなどして見つけてみてください。でもあちらからも積極的に声をかけてき
てくれるので絶対にパートナーはできます。生活に困ったときも絶対に助けてくれる強い
見方にもなってくれますし、何よりとても仲良くなれます。
Stammtisch:
Stammtisch:学期中に2、3度ある Japanologie 主催の飲み会です。ドイツ人学生や他大
学の日本人留学生と交流するいい機会なのでぜひ参加してみてください。その他、7月に
は七夕会、1月には新年会という特別な Stammtisch もあり、そのときは自分でつくった
食べ物を持ち寄ります。7月の七夕会では浴衣を着て参加する人が多いので、日本から持
っていってもいいかもしれません。
Erasmusparty:
Erasmusparty:Erasmus とは主にヨーロッパの交換留学生を指します。いろんな国の留
学生たちと大学内のクラブで踊ったり、飲んだりします。こちらも交流のよい機会になる
ので一度行ってみてください。
夏休みと
夏休みと冬休
みと冬休み
冬休み:夏休みは3ヶ月ありました。ドイツ人学生は故郷に帰ってしまい、日
本人学生の半分は留学を終えて帰ってしまうので、寂しかったのを覚えています。でもヨ
ーロッパ内を旅行するのに絶好のチャンスです。トリーアには Frankfurt Hahn という空
港があり近隣のヨーロッパ諸国に簡単に旅行できます。もともとトリーアはルクセンブル
グやフランスに近いので旅行しやすい場所だと思います。自分で計画して旅行するのはと
てもいい経験になりますのでぜひ行ってみてください。
TUNIKA:
TUNIKA:トリーア大学の学生証です。これでバスや電車(コブレンツやザールブリュッ
ケンまで)無料で乗れます。またお金を大学内の専用の機械でチャージして学食やカフェ
で代金を支払うことができます。学期ごとに更新が必要です。トリーア大学は学費が無料
ですが、このTUNIKAは有料なので、
学費といえばこの TUNIKA 代のことになります。
更新には約 170 ユーロかかります。
AOK:加入が義務付けられているドイツの健康保険です。
毎月約 55 ユーロが銀行口座か
AOK
ら引き落とされます。風邪をひいたり病気にかかったりしたときはAOKのカードを持っ
て病院に行き、初診で10ユーロ払えば、あとは無料で治療が受けられます。
<トリーアの
トリーアの一年>
一年>
3月 入国
オリエンテーションスタート
4月 オリエンテーション終了
夏学期開始
5月 中間試験
6月
7月 期末テストラッシュ
七夕会
お別れパーティラッシュ
夏学期終了 夏休み開始
8月 旅行など
9月
10 月 冬学期開始
11 月
12 月 中間試験 クリスマス 冬休み開始
1月 新年会 期末テスト
2月 (涙の)帰国
帰国準備