正 義 と 平 和 が 抱 き 合 う 時

2・
信教 ・ 思想 ・ 報道 の 自由 を守 る 宮城 県 民集 会
浜矩子氏の講演
正義と平和が抱き合う時
するために、富国強兵
をすすめる勢力から平
和を取り戻し、いがみ
合いの向こうを目指し
ていこう。それは日本
国憲法に謳われている
ことであり、一句たり
とも日本国憲法を変え
させないために頑張り
ましょう。(編・O)
国際女性デー
「平和をめざすメディアの役割」
母としてジャーナリストとして―
海南友子さんの講演より
フリージャーナリス
トであり、一児の母で
ある海南さんは、大手
メディアが伝えられな
いことを伝える役割が
あると、取材で知った
いくつかの出来事をわ
かりやすく話してくだ
さいました。
●終わらない戦争●
第二次大戦中、国際
法で禁止されている化
学兵器が、広島の地図
にない島で作られ、貧
しい子どもたちが何を
作るか知らされずに働
かされていた事実、そ
の化学兵器が中国大陸
で遺棄兵器として埋め
ら れ 、 現 在もその処
理 に 自 衛 隊が対処し
ていること、そして工
事の作業員、現場近く
で遊んでいた子どもた
ちが被害にあっている
という事、戦争は一度
始めるといつまでも終
わらない、と語られ、
驚きと憤りがわいてき
ました。
●今できることを●
ドイツのシェーナウ
地方でお母さんたちが
自然エネルギーの電力
会社を作った話を取材
し元気が出たと話され
ました。自分のできる
ことを始める、今日やっ
ていることが 年後に
つながると話され勇気
づけられた講演でした。
3/7 日本を戦争する国
にしないさせないと訴え
る宮城県民集会
陽だまり登山
勾当台公園市民広場に、戦
争反対を訴え、 1600人を越
ながら、1時間半ほど
で山頂に到着した。近
くに七つ森の展望のよ
い開けた場所があって、
春の日差しをいっぱい
浴びながら昼食を取っ
た。
この山は、低山なが
ら自然度が高く、カタ
クリの咲く早春の陽だ
まり登山にはうってつ
けの場所だと思った。
達居森(たつこもり)に登る
コア主催
3/2
大衡村と大和町の境
界にある達居森は、ア
イヌ語の「たんこぶ」
を意味するらしい。
仙台から北に約1時
間ほどで登山口にある
牛野ダムに到着する。
登山口からすぐに階段
状のややきつい登りが
続く。登山道の傍らは
カタクリの葉が沢山あっ
て、あと2週間もすれ
ば全山紫色の花で染ま
るようだ。カタクリの
開花には早かったが、
黄色のマンサクを眺め
ながら山頂を目指す。
「たんこぶ」の語源ど
おり、ピークが沢山あっ
て上り下りを繰り返し
える人々が集まった
11
いがみ合いの向こう側を目指して
銀がバブル製造装置に
なり政府の格差拡大政
策の手助けをしている。
非正規雇用や貧困層の
拡大は深刻な状況になっ
ている。
安倍政権は何故この
ような政策をとるのか。
一つには現実を見よう
としないことがある。
デフレを終わらせると
主張しながら、現実は
そのようになっていな
いのである。もう一つ
は人の痛みが分からな
いことがある。グロー
バル時代は実は諸国共
生の時代なのであり、
世界の人々の生活が良
くなるような政策が求
められているのである。
私はクリスチャンで
旧約聖書の「正義と平
和が抱き合う」という
言葉を思う。今の時代
を聖書の言葉のように
七つ森を見ながら昼食
第41回
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「強い日本を取り戻
す」という安倍政権は
「大日本帝国」を目指
しているようだ。「ア
ベノミクス」で人気取
りをし、実のところは
富国強兵をすすめてい
る。喧伝される「アベ
ノミクス」を、エコノ
ミストの視点から私は、
「アホノミクス」と言っ
てきた。人々の生活を
豊かにするのが経済学
の使命であり、「アベ
ノミクス」は正反対で
あるからだ。
「アベノミクス」の
「異次元の量的緩和政
策」であふれたカネは
設備投資や個人消費に
回っているのではない。
あふれたカネを「投機
市場」に呼び込もうと
しているのである。こ
れはグローバル時代の
はやり病いであり、日
100
3/8
第250号
東北大学職組新聞コア
2015年4月1日
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