薫風号>2014.5 - NPO法人<みどりのゆび

NPO法人みどりのゆび
会報 平成26年(2014)5月薫風号発行
こころ浮き立つさわやかな季節です。
フットパスで心も体も爽快にリフレッシュしましょう
ご挨拶
フットパス・イベント(1月~4月)
詳細はホームページの多摩丘陵フットパス・ウォークへ掲載。
おかげさまで、フットパスもブレークが始まったようです。九
州や北海道ではフットパス・ネットワークが結成されています。
小野路にも1か月に何組も全国からの視察があります。フット
パスを始めたいという自治体ばかりでなく、法律、経済、地方
自治、観光、など多方面からの研究者の方たちも多く、フット
パス学会ができるかもしれません。学生さんの卒論のテーマ
にもよくあげられるようになりました。全国のまちのお役に立
てればありがたいことです。
さて、ひとつ残念なお知らせは、5月14日に予定しておりまし
た「イギリスのフットパスをみてみよう」は、少々出遅れて広報
が間に合わなかったこともあり、最少携行人数が集まりませ
んで、この1回目は断念することになりました。しかし、また中
味や金額の調整をさらに行い、皆様がぜひ行きたい!と思っ
てくださるような内容に変えて再度企画いたしますので、ぜひ、
本場のフットパスを歩いてみましょう。また、個人的にイギリス
のフットパスを歩きたいという方は、イギリスの専門家の友人
も現地のフットパスを案内できるいいガイドさんもよく知ってお
りますので、無料でご相談に乗りますので、お気軽に事務局
まで申しつけください。また、小野路では英語のガイドもいた
しますので、外国人のお友達ともお出かけください。
気候が良くなりましたので、小野路や町田のフットパスばか
りでなく、他のフットパスにも足を延ばしてみましょう。
6月には昨年評判のとてもよかった奥多摩の「霧にけぶる消
えゆく村落フットパス」を、7月には秋田県仙北市で「内陸線沿
線地域フットパス」を、9月には北海道富良野市やその周辺
の素晴らしいトレイルを歩く予定です。秋田や北海道は4~5
万円で2泊3日の予定です。私たちとご一緒にいがですか?
このほか、相変わらず、豪華な講師陣による「フットパス専
門講座」を盛りだくさんに企画いたしております、皆様のご参
加、ご支援をお願い申し上げます。(神谷由紀子)
【フットパス専門講座:歴史古街道】
~古代の武蔵国府を歩こう!府中の歴史ロマン~
3.14(金) 講師;宮田太郎 参加者:16名 天気:曇り
鎌倉古道、奥州古道は国府府中が中心。今回は宮田太郎
(古街道研究家)講師とその府中を訪ね、大國魂神社と発掘
された武蔵国府政庁跡を廻る歴史フットパスでした。
驚いたことに出発した府中南口に現在発掘中の現場が現
れた。府中では昭和50年以降、1400か所以上の発掘調査が
行われ、今回の武蔵国府政庁跡など国府府中の具体的な姿
が明らかになってきている。駅前から大國魂神社の参道であ
る「馬場大門けやき並木」を進み、大鳥居をくぐり、参道横の
大國魂神社と同じ時代の創建である宮之咩神社(みやのめじ
んじゃ、芸能、安産の神)をお参りする。その横を進み「武蔵
国府政庁跡」へ。建物の柱跡へ柱を再現、赤色(瓦に付着し
ていた当時の塗料)に塗布した柱が目立つ。次に、「ふるさと
府中歴史館」を見学。昼食後、大國魂神社の隋神門を入り、
拝殿・本殿をお参り、境内の大銀杏、東照大権現、神社裏手
を廻った。さらに、神社周辺の初期の甲州街道である京所道
を歩き、天神坂と六所日吉神社を通り、府中競馬の馬頭観音
を見てここで解散した。(田邊博仁)
【東京・江戸フットパス:桜の“谷根千(谷中・
根津・千駄木)を歩く】~江戸の香りと下町の
風情ある街の桜の名所を巡る~
3.27(木) 講師:木下義博、田邊博仁 参加者:14名
天気:雨
小雨の中、湯島駅から弥生坂を登り東大工学部横の「弥生
式土器発掘ゆかりの地」の石碑を見て北へ向う小径へ入る。
サトウハチロウ旧居跡、異人坂、お化け階段、大正築の根津
教会、そして根津神社へ。次に千駄木の2大文豪の居住跡で
ある「猫の家」(漱石)から森鴎外記念館へ、ここで休憩と館内
見学。団子坂を下り、藍染川の暗渠のよみせ通り、谷中銀座
の散策と自由昼食。
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午後からは、夕焼けだんだん下から六阿弥陀道を北へ歩く。
この辺りは花見寺と呼ばれる寺院が点在する。さらに富士見
坂を登り、西日暮里公園、諏方神社から諏訪台通りを南下、
周辺の寺社を巡る。この尾根は江戸時代には筑波、日光の
眺望絶景、春の花見寺、夏の涼み、秋の虫聴き・月見寺、冬
の雪見寺と四季を通じで楽しめる「一日過ごしても飽きない里、
ひぐらしの里」と呼ばれていた。そして、天王寺と谷中霊園、
上野寛永寺を経て上野公園で解散した。約11km。楽しみに
していた桜は少し早く、それでも、見事なしだれ桜にも出会っ
た。ただ、生憎の雨模様は残念であった。(田邊博仁)
畑の小道を進んで小高い丘にぶつかったら、今度は小川をさ
かのぼる形で七国峠に向かいます。日陰に入ると、ホウチャ
クソウやゼンマイなどの山野草を見かけました。七国峠の標
識を左折し100mほど行くと、やっと峠の雰囲気となります。
さらにお大日様めがけての登り。一休み後、どんどん下りま
す。ジェラードで有名なラッテで持参のお弁当休憩。午後は
真米トンネルを越えて、スダジイの大木に向かいます。近
寄ってみれば、なるほど巨木といっていいほどの大きさ。先に
進んで桜の大木の下を曲がるとすぐに円林寺。この寺では、
故大賀博士の二千年蓮を咲かせ、薬師池公園に分根したそ
うで蓮寺とも呼ばれています。この先のコンビニでアイスキャ
ンデーが大人気。元気を取り戻して町田街道を進み、左の脇
道に入ると、やがて目当てのシダレザクラが目の前に現れま
す。さらに小川に沿って秘密の小道に進むと、ニリンソウの群
落(白)やジロボウエンゴグサ(薄紫)やアヅマイチゲ(白)など
珍しい野草が花盛りでありました。さて残るは大戸観音堂だ
けとなったところで、数少ないバスがやってきて慌てて乗車。
残念ながら大戸観音堂は次回にお預け。(片岡弘)
【多摩フットパスまつり:やっぱり小野路の桜
を見に行こう】~人・自然・歴史・食・地元まる
ごと体験~
4.6(日) 参加 30名 天気 晴れのち雷雨
・『やっぱり小野路のさくらを観に行こう』の日です。天気は良
し、たくさんフットパス仲間たちも元気そうで何よりです。
スタートは名所の観桜会~別所にもどり~妙桜寺~大犬久
保~関谷の切通し~とスタッフの解説を聴きながらのお花見
ウォークです。お昼は小野路宿里山交流館で小野路のお母
さん方の手づくりのおいしい定食を食べることが出来ました。
午後からはほうれん草の取り放題組、カフェショパンで生演
奏を聴く組、さらにフットパスを続ける組に分かれて、それぞ
れゴー!ゴー!でした。(坂本和夫)
・10時別所バス停集合。青空が見える青天。そこから鎌倉街
道の向こう側の小道より小野路の山並みが見渡せる丘の畑
に登る。こちら側も対岸の小野路の里山も桜がところどころに
咲き、まさに「山笑う」風情。元に戻って、山桜、菜の花、大根
の花の咲く道の間を歩く。妙桜寺辺りで黒雲が近づいて、鎌
倉古道に入って雨。途中、春蘭を見つける。関屋の切り通し
を通って交流館へ。うどん、コロッケ、おいなりさん、桜饅頭の
昼食。交流館々長より館設立の話を伺う。午後は雨も一休み
で、ほうれん草の採り放題,奈良ばい散策、カフェショパン組
に分かれたが、帰る頃は雷も鳴る天気となった。水菜のお土
産の差し入れにはほっこり。(門石則子)
【フットパス専門講座:多摩三浦丘陵】
~相模湾眺望!逗子海岸のヤマトタケル道~
4.23(水) 講師:宮田太郎 参加者:12名 天気:晴れ
新緑のさわやかな一日(23日)、景勝の地・逗子を、いつもの
ように現在と明治の地図を広げ、ヤマトタケルが歩いた古東
海道(逗子、葉山から横須賀、走水、千葉へ)を古街道研究
家 宮田太郎講師の自説を含めての推定ルートを歩く歴史ロ
マンあふれるフットパスでした。逗子駅をスタート、中心を貫く
田越川の川沿いから逗子海岸へ向かう。
川沿いには逗子の地ゆかりの文学記念碑(徳富蘆花、蘇峰、
国木田独歩、泉鏡花、さらに最近では石原慎太郎)と鎌倉時
代の逸話に関する碑(亀岡八幡宮、三浦胤義遺弧、六代御
前の墓伝説地)など多い。さらに今回は行かなかったが、田
越川沿いの丘陵には最近見つかり発掘された2基の県内最
大級の前方後円墳(4C)、長柄桜山古墳群(国指定)がある。
逗子海岸からは、砂州の裏通り、ヤマトタケル古東海道を歩
き、いかにも古道の趣の山道を披露山へ登る。ここには古道
の痕跡があり、さらに、光明寺へ抜ける山道が古東海道であ
ると説明。この辺りの披露山公園、大崎公園を歩く、ここは湘
南随一の景勝地、葉山から三浦半島先端、江ノ島、相模湾、
天気が良ければ伊豆箱根、富士、大島が一望できる。小坪
漁港が眼下にあり、ここで解散、バスで鎌倉駅へ。(田邊博
仁)
【多摩丘陵北西部トレイル】 第3回
4.13(日) 講師:松本清 参加:9名 天気:快晴
今日(13日)も快晴。風が冷たい時もありましたが、せっせと
山道を歩くには最適でした。最初は線路に沿って北上し、か
わらけ谷戸を目指します。
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【フットパス専門講座:野鳥】
2月22日予定、雨天中止となりました。
「みどりのゆび」が読売新聞
朝刊(4月25日)に紹介されました。
【フットパス専門講座:歴史散歩】
~武蔵野の別荘庭園を訪ねて~
4.30(水) 講師;小島資料館館長 小島政孝
雨天中止となりました。
【小野路の竹林管理:タケノコ堀】
4月20日(日) (10時~11時半) 参加者:14名 天気:晴れ
今日は、全国で有名になったフットパスコース「小野路宿・
布田道の切通し」、その横の「みどりのゆび」の管理している
竹林でタケノコ堀を行いました。大人になって久々の体験、想
像以上にみなさま楽しんでいらっしゃいました。獲れたての最
高レシピ、おさしみ、丸焼きとタケノコ汁もおいしかった。「ごち
そうさま!」 来年はぜひご参加ください。(田邊博仁)
お友達へご紹介ください。
NPO法人みどりのゆび は、多摩丘陵や日本の里山が美し
い風景や緑に満ちた道で繋がっていくことを願っています。
そして、このみどりのまちづくりによって日本中のまちや人々
が、ゆたかで幸せになることを目指しています。
ウォーキングや緑地管理作業などのお好きな方など、どな
たでもお気軽にご参加ください。
また会員になっていただけると、イベントのお知らせ、会報
の送付をいたします。 入会金無料、年会費2000円です。
さらに、事務局の仕事を手伝って頂ける方も、共に、下記の
事務局へご連絡をお願いします。
フットパスガイドマップ既刊4冊
町田市域には、フットパスにふさわしい昔ながらの里山風景、
雑木林、田畑、古街道、歴史の面影などが随所に残されてい
ます。魅力あるフットパスコースを町田市と協働で開発し、
フットパスガイドマップとし、「多摩丘陵FootPath1]、「多摩丘
陵FootPath2]、「まちだフットパスガイドマップ」、「まちだフット
パスガイドマップ2」の4冊を刊行しています。市内の書店での
ご購入、または、事務局へご連絡をお願いします。
NPO法人「みどりのゆび」事務局: Tel 042-734-5678 、Fax 042-734-8954
Email:[email protected]
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