ZC 指定伝票発行システム 補足事項 レアテック有限会社 (2014/01) ZC 指定伝票発行システムにおけるプリンタ環境に関して補足事項を記載させていただきます。 プリンタ装置も機器更新の対象とされている場合は、推奨環境となるようご尽力いただきたく思います。 ■プリンタに関して■ ご存知頂いていると思いますが、本ソフトウェアではプリンタ制御に関する問題を避けるために 従来より PC 型番プリンタの利用を制限させて頂いております。 現在お客様でご利用の環境(プリンタ装置,プリンタ接続環境)を流用される場合には、特に問題が 発生することは無いと思いますが、プリンタ装置も入替える場合は、後記内容を参考として頂けると 幸いです。 ■推奨環境 ・KSP プリンタ支援ソフトウェア + MultiImpact700XAN(PC 型番) ・KSP プリンタ支援ソフトウェア + MultiImpact700XX2N(PC 型番) (「シートフィーダ(自動給紙機構) 」については従来構成に準じて必要な場合手配ください) ・KSP プリンタ支援ソフトウェア + MultiImpact700XA+ネットワークアダプタ ・KSP プリンタ支援ソフトウェア + MultiImpact700XX2+ネットワークアダプタ (「シートフィーダ(自動給紙機構) 」については従来構成に準じて必要な場合手配ください) ・B4680 プリンタ接続装置 + MultiImpact700XA (PC 型番) ・B4680 プリンタ接続装置 + MultiImpact700XX2 (PC 型番) ※この接続形態の場合、手配される前に NEC に対して「RPQ(製品開発改造要求)」 が必要です。(ユーザプログラムで「IDマーク」を利用している場合) (「シートフィーダ(自動給紙機構) 」については従来構成に準じて必要な場合手配ください) KSP プリンタ支援ソフトウェアについて KSP プリンタ支援ソフトウェア Ver2.0 [U75073-J102] を対象としています。 (NEC より、最新版が通知された場合は、最新版の利用を推奨します) ■構成例 Exp5800/V6x8-L/H (A-VX02) ~R3.6 推奨構成 (a) (b) PC(WS-EML) (c) (d) B4680 プリンタ接続装置 非推奨 ネットワークプリンタ (Windows での設定) ネットワークプリンタ with KSP 支援 SW (A-VX02 での設定) B4680 接続プリンタ (A-VX02 での設定) 非推奨 ※1 (c),(d)が、ZC 指定伝票発行システムの推奨環境です。 PC/WS-EML(32)では、ネットワークプリンタへの印刷(a)も可能としていますが、 「手差し単票」(シートガイド)での運用は不可能です。 以下の現象が発生します。 ・用紙切れ、紙詰まり、DESEL、電源断等は検出できません。 ・シートガイドにて単票印刷終了時、または帳票に切り替えた時、 「用紙切れ」状態になります。 やむをえず(a),(b)の構成による PC プリンタを利用する場合で、単票をご利用の場合は少なくとも 「シートフィーダ」を必須としてください。 また、指定伝票発行システムのパラメータも、 「単票(自動) 」への修正確認が必要です。 ZC 伝票発行システムは、PC/WS-EML(32)の制限事項に該当する機能(単票制御)を使用することから、 推奨環境以外の接続構成で PC プリンタの利用について「正式対応」と言う事ができません。 ご理解ください。 A-VX では(a),(b)による印刷は可能ですが、手差し単票の帳票がある場合、運用制限があります。 (「シートフィーダ」なしの環境では、用紙切れが改ページごとに発生します) これは PC プリンタ装置の仕様であり、ZC 指定伝票発行システムでは回避できないことがあります。 ※1 (b)非推奨 PC/WS-EML 接続プリンタの利用に関して 先に述べている通り、ZC 指定伝票発行システムの推奨環境ではありませんが 既に、この接続方法で運用されている場合、新システムにおいても十分な評価を行ってください。 ZC 指定伝票発行システムの設定変更(セットアップカード記載のオプション設定)にて 運用いただいているケースがあります。 ・ 終了時用紙排出が行われない オプション設定値を以下の値に変更することで「排出」されることがあります 排出前の初期化出力 P04=NO (初期値は[YES]) クローズ前の初期化出力 P05=YES (初期値は[NO]) ■【現環境から新環境への移行について】 1. ZC 指定伝票発行システムは、従来からご利用のパラメータをそのまま利用できます。 移行対象ファイル名 (CHIT-DEF) 2.従来利用製品との互換性 パラメータの互換はありますが、システムファイル(SYS@DDF),ユーザデータファイル および、SG 環境(プリンタ装置番号)等の情報が移行されていることが必要です。 移行のために専用のツールは不要です。 A-VX の基本ユーティリティにてファイルの移行を行うことで、基本的に指定伝票発行システム の動作する環境は移行可能です。 V608 シリーズではフロッピーディスク装置が標準サポートされていないため、ネットワーク等 の手段にてデータを移行してください。 [移行に必要なファイル] ・CHIT-DEF (指定伝票発行システムパラメータファイル) ・SYS@DDF (表定義情報) ・ユーザデータファイル 3.設定環境による問題 伝発パラメータに指定されている「プリンタ装置番号」がSG環境により変更になることが 予想されます。 SG環境(ステーション対応プリンタ)を旧システムと合わせるか、伝発パラメータの変更 にて新環境に対応させるか、検討が必要となります。 (ステーション対応プリンタ、システムプリンタ、スプール環境等のOSに依存するSGパラメータ が旧環境と同一に設定されていれば環境上の問題はありません) 不明点等ございましたら、メールにてご質問ください。 ([email protected]) よろしくお願いいたします。
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