ラインスキャンカメラAF顕微鏡外観検査システム「高倍率でもフォーカス

ラインスキャンカメラ
AF顕微鏡外観検査システム
「高倍率でもフォーカスはジャストピント!
!」
日本エレクトロセンサリデバイス株式会社/柳澤好輝
新素材・スマートフォン・4KTVなど検査の測定精度も日々要求が高まっている中、カメラの分解
能も高画素高速スキャンが可能となっている。しかし今まで通りのマクロレンズで倍率を上げて
いる方法では被写界深度も浅く、中々フォーカスが合わないことが多くなっている。移動ステージ
に問題があるのではなく、対象物自体の凹凸や反りが要因でフォーカスが合わないのである。
そこで、本稿では、高分解能で連続した画像が取得することができるラインスキャンカメラAF顕
微鏡システムを紹介する。
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AF顕微鏡外観検査システム
④ 新開発の 2 ラインセンサ方式を採用したモデ
ルは、2m/secの速度で動く超高速ステージ上
1.1 概要
のガラス基板であっても追従し、ピントを合
本製品は、ラインスキャンカメラを搭載したオー
わせ続けることが可能。
トフォ−カス顕微鏡外観検査システムで、反射率
の高い金属面は勿論、紙フィルタなどの低反射率
⑤ 対物レンズ 20 倍、上下変位± 150μm 以内の
条件。
も対応が可能である。
⑥ マクロ〜ミクロまで幅広い倍率に対応。
ガラス・透明プラスチックなど、他のオート
⑦ 対物レンズ倍率 0.5〜150 倍まで対応可能。
フォーカス方式では不可能な対象物でも高いパ
⑧ 微分干渉ユニットでの微分干渉画像の画像取
フォーマンスを発揮することができる。
得も可能。
1.2 特長
1.3 構成
主な特長を以下に示す。
オートフォ−カス顕微鏡外観検査システム
(型式:
① C CD ラインセンサを利用した顕微鏡オート
NLSC-AFMS × 5)
(写真1)の構成は次のとおり
フォーカスシステム。
② 反射率の高い金属面はもちろん、反射率の低
い紙、フィルタなどにも対応し、ガラスや透
である。
① AF 機構部
(C マウント・F マウント・M72 マウ
ント)
明なプラスチックなどの対象物にも、他方式
② XY ステージ部
にはないパフォーマンスを発揮する。
③ AF 用光源部
③ 試料のうねりや傾きにも超高速で追従、世界
最高レベルの追従性能。
eizojoho industrial
④ ラインスキャンカメラ
⑤ AF 制御 BOX
April 2015︱101