国際比較ゼミ プレゼンテーション 川崎市の特徴を生かした発展 芳賀 良定 堀内 優子 黒瀬 圭史 小野寺 あずさ 鈴木 克奈 プレゼンの目的 国の発展と生活水準の向上のためには 都市の発展が必要であり、そのためにその 都市の特徴を生かした経済活動をすること が望ましいと考えた。事例として、専修大 学がある川崎市がどうしたら特徴を生かし た発展ができるのかを見ていく。 川崎市 特徴を生かした発展 川崎市の概要 • 人口 1,317,862人 平成16年 人口130万人に • 面積 144,35k㎡ 大消費地である大都市に隣接 臨海部:製造業・研究機関の集積 内陸部:住宅地が密集 立地・・・東京と横浜 * 隣接 東京 大消費地 横浜 国際港 東京と横浜が発展 => 誘致 誘致:インフラ整備 住環境提供 安価で広大な土地(誘致) 川崎 臨海部: 市街地連帯 生産施設の海外移転 工業等規制法 KSP/THINK/KBIC 臨海部:市街地連帯 市街地連帯 生産施設の海外移転 工業等規制法 KSP/THINK/KBIC 京浜工業地帯の中間 東京 ⇔ 横浜 明治初頭:企業誘致活動 ⇒安価で広大な用地確保が容易 大正時代:京浜運河の開削 + 臨海部埋め立て ⇒臨海工業地帯の確立 臨海部:工場等規制法 市街地連帯 生産施設の海外移転 工業等規制法 KSP/THINK/KBIC 昭和中期以降:公害の深刻化 重化学工業の公害が顕在化 国家的施策として分散をはかる法案 工場等規制法 生産拠点は地方に分散 川崎は研究の拠点として 内陸部: 市街地連帯 従業者ー宅地化 第一次世界大戦 生産施設の海外移転 KSP/THINK/KBIC 内陸部:市街地連帯 市街地連帯 従業者ー宅地化 第一次世界大戦 生産施設の海外移転 KSP/THINK/KBIC 南武線と幹線道路に沿って内陸部の工業化( 昭和中期) 川崎駅周辺に 1935年に東京電気の柳町工場、 37年小向工場 38年に武蔵中原駅富士通信機製造が移転 南武線は特に砂利などの運搬を目的に敷設 貨物用のホームを併設する都合上、 町から程よく離れた場所である +土地が安く=進出を促した? 内陸部:宅地化 市街地連帯 従業者ー宅地化 第一次世界大戦 生産施設の海外移転 KSP/THINK/KBIC 京浜工業地帯の中間に位置 ⇒ベッドタウンとして宅地化 (市政の補助もあり) 川崎市自身も工業化に伴い、人口増加 内陸部:大戦 市街地連帯 従業者ー宅地化 第一次世界大戦 生産施設の海外移転 KSP/THINK/KBIC 軍需により内陸部は航空機/車両などが展開 1940年に武蔵溝口に立地した日本光学、 武蔵新城の東京中島電気、 綱島街道の東京航空計器 ⇒精密な部品のための大規模工場の設立へ 集積していた電機工業は通信機製造に転換 臨海部+内陸部: 生産施設海外移転 市街地連帯 生産施設の海外移転 工業等規制法 KSP/THINK/KBIC 昭和中期以降:海外移転 経済の国際化 労働コストの安い諸外国への設備移転 ⇒国内の生産システムはメリット減 ⇒より高度な技術を用い、 新たな技術を開発するために 研究施設に重点を置くように 臨海部+内陸部: サイエンスパーク KSP/THINK/KBIC 工場の移転 1960年から2000年まで 工場等規制法/生産施設海外移転 ⇒企業が研究開発に重点 川崎市はこの時代の流れを汲み 全国に先駆けて大規模な サイエンスパークである KSPなどをはじめとした 土壌づくりに着手 臨海部と内陸部の研究施設の特徴 内陸部: 工業発展は精密機械、電気機械部門 大都市需要に供給するための食品工業 臨海部: 重化学工業 鉄鋼業 産業の発展の過程を反映した構成 代表的 研究施設 幸区: 東芝総合研究所 日立グループ研究所 中原区: 富士通 研究所 キャノン 研究所 宮前区: 日本電気中央研究所 左示、地図上で示す 多摩区: 松下技研研究所 神奈川県には先端技術204研究機関が集中 ただし、横浜はさらに多く317 高津区: サイエンスパーク(KSP) KSP/KBIC/THINK 麻生区: マイコンシティ 川崎市 概要 • 人口 1,317,862人(人口規模 政令都市中第9位) 平成16年 人口130万人に 市民の平均年齢 36.9歳(政令都市 平均40.4歳) • 面積 144,35k㎡ 大消費地である大都市に隣接 臨海部:製造業・研究機関の集積 内陸部:住宅地が密集 川崎市の人口 推移 川崎市人口総数 推移 1,400,000 1,200,000 政令指定都市に移行 1,000,000 800,000 600,000 400,000 200,000 9年 7年 5年 11 年 13 年 15 年 昭 和 30 年 32 年 34 年 36 年 38 年 40 年 42 年 44 年 46 年 48 年 50 年 52 年 54 年 56 年 58 年 60 年 6 平 2年 成 元 年 3年 0 出典:川崎市 市政データ 川崎市 人口形態 • 政令指定都市と比較すると・・ • 市民の平均年齢 36.9歳(平均40.4歳) • 働き盛りの20~54歳人口の対総人口比55% 政令指定都市中一位(平均50%) • 65歳以上人口構成比は13.3%で最も低い (平均17.3%) →川崎市は若年層が多く、労働力率も高い 生活環境 • 教育 かわさき教育プラン 子供たちへの科学技術教育の推進 • 交通 川崎縦貫高速鉄道 計画 新百合ヶ丘駅~川崎駅を結ぶ地下鉄 環境 エコタウン川崎 ゼロ・エミッション工業団地の形成 • 治安 政令都市のなかで刑法犯罪発生件数は 少なく、検挙率は二位 刑法犯認知件数(人口千人当たり) 及び検挙率 45 30 40 25 35 30 20 25 件 15 % 20 15 10 10 5 5 岡 州 九 北 福 市 市 島 広 市 戸 神 市 阪 大 市 都 屋 古 名 京 市 市 浜 横 市 崎 区 都 京 0 東 川 部 市 葉 千 市 台 仙 札 幌 市 0 市 刑法犯認知件数 検挙率 出典:大都市比較年表 平成14年度 市内総生産額の推移 億円 市内総生産額 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2001 2002 第二次 産業 第三次 産業 合計 川崎市の産業 都市名 市内総生産額 うち製造業 製造業割合 札幌市 7,022,762 326,154 4.6% 仙台市 4,316,460 350,544 8.1% 千葉市 3,569,573 330,931 9.3% 川崎市 4,512,281 1,208,127 26.8% 東京都区部 81,842,900 8,993,000 11.0% 横浜市 12,521,777 1,570,184 12.5% 名古屋市 11,767,719 1,485,199 12.6% 京都市 5,796,172 961,428 16.6% 大阪市 21,662,506 2,391,160 11.0% 神戸市 5,878,027 1,069,193 18.2% 広島市 4,701,586 433,544 9.2% 北九州市 3,386,384 679,160 20.1% 福岡市 6,171,830 341,129 5.5% 出典:大都市比較年表 製造業 出荷額 製造品出荷額等及び従業者一人当たり製造業出荷額等(平成15年) 6 000 000 70 5 000 000 60 50 4 000 000 40 3 000 000 30 2 000 000 20 1 000 000 10 0 0 市 札 幌 台 仙 市 さ た い 市 ま 市 市 市 市 市 市 市 市 部 市 市 葉 崎 浜 都 阪 戸 島 岡 区 屋 州 千 川 横 京 大 神 広 福 都 古 九 京 名 北 東 製造品出荷額(百万円) 一人あたり製造品出荷額 川崎市の優れた人材 学術研究機関従業者構成比(%) 川崎市 4 .7 3 千葉市 0.85 横浜市 0.83 仙台市 0.57 東京都区部 0.42 京都市 0.38 神戸市 0.3 札幌市 0.29 北九州市 0.17 大阪市 0.16 名古屋市 0.14 広島市 0.13 福岡市 0.09 平均 0.67 情報サービス・調査業 従業者構成比(%) 川崎市 5.33 東京都区部 5.05 横浜市 3.41 大阪市 2.99 福岡市 2.74 名古屋市 2.22 仙台市 2.01 千葉市 1.99 札幌市 1.95 広島市 1.46 神戸市 1.39 京都市 0.86 北九州市 0.76 平均 2.47 出典:大都市比較統計年表 研究開発拠点としての川崎市 • 川崎市には学術研究機関・情報サービス 産業に従事する人の数が多い • 研究開発機関の多さ (JR南武線沿線に200の研究機関) ↓ 技術力の高さ 企業から見た川崎市 • 先端技術研究開発機関の集積 • 豊富な労働力、学術研究機関及び サービス業従事者の多さ • 海外企業の誘致に対する取り組み →川崎市は企業立地において 魅力のある都市といえる 川崎市の財政 現状から 川崎市 歳入(市税)と歳出の比較 出典:川崎市 財政読本 歳出の内訳 推移 出典:川崎市財政読本 川崎市 財政状況から 安定的財政の基盤 ↓ 安定した財源の確保が必要 ↓ 基盤産業を活性化 ↓ 基盤産業発展に向けた取り組み・政策 川崎の製造業に対する取り組み 製造業の優位性を維持するために 川崎市の製造業は 比較的優位性を持っているが、 衰退している 製造業出荷額の推移 7000000 6000000 その他 一般機械 食料 鉄鋼 輸送機 化学 石油 4000000 3000000 2000000 1000000 0 19 92 19 93 19 94 19 95 19 96 19 97 19 98 19 99 20 00 20 01 20 02 20 03 百万円 5000000 出所:川崎市統計局 これからの製造業 • 主に臨海部に数多くの工場が存在(人口 埋立地・東扇島など) • さまざまな研究機関が集積している ↓ 他の都市と比較すると優位性を持っている 製造業と、川崎市の持つ高い研究技術力 を融合させて、より付加価値の高いものづ くり産業や、新しい産業の創造をめざす。 川崎の公害 高度経済成長期、日本を代表する工業地帯であっ た川崎では、大気汚染などが社会問題化に <対策> • 「川崎方式」と呼ばれる公害防止条例を制定。こ の条例は国やほかの自治体の公害対策にも影 響を与えた。 • 行政・市民・企業が一体となって改善を図って いった。 19 74 19197 74 6 1 19978 1797 80 191 89082 19198 83 4 19 19 86 1896 88 191 89990 19199 92 2 19 19 94 199 596 191 99898 202000 0 201 20 02 200 404 トン トン 大気汚染の改善(窒素酸化物) 川崎市 NOx排出量の推移 川崎市 NOx排出量の推移 30000 30000 25000 25000 20000 20000 15000 15000 10000 10000 50005000 0 0 出所:川崎市統計局 大気汚染の改善(硫黄酸化物) 川崎市 SOx排出量の推移 川崎市 SOx排出量の推移 50000 50000 45000 45000 40000 40000 35000 35000 トン 25000 25000 20000 20000 15000 15000 10000 10000 5000 5000 0 0 19 73 119 9775 19 3 1977 197 796 1199 871 9 119 9883 19 2 1985 198 875 1199 889 8 119 9991 19 1 1993 199 954 1199 97 7 129 0909 20 0 2001 200 033 トン 30000 30000 出所:川崎市統計局 公害の経験を 今後の環境対策に生かす 川崎は、過去に経験した深刻な公害問題から、 市全体(行政・企業・市民)の環境に対する意識 が高まった。 ↓ 今後求められると予想される環境技術の開発に、 いち早く着手する。 公害を改善した実績を強みに、さらに研究をすす め、全国・世界の環境保全に貢献する。 製造業が衰退してきている現在、維持していくた めには、環境に配慮した製品や製造システムが 必要となる。 これからの川崎市 環境への具体的な動き 2003年5月 川崎臨海部が「国際環境特区」に認定 エコタウン (ゼロエミッション工業団地) ↓ 資源循環型社会をめざす エコタウンについて 1997年 通商産業省と厚生省によって創設された「ゼロエ ミッション構想」を実現するための事業。 川崎臨海地区を構成する企業が主体となって環境負荷を 削減し、環境と産業活動が調和した持続可能な社会(ゼ ロエミッション)をめざすまちづくり • • • • 各企業のエコ化 企業間の連携による地区のエコ化 環境を軸とした地区の持続的発展に向けた研究 エコタウンの成果を情報化し、社会や途上国に貢献する テクノハブイノベーション川崎 (THINK) • 川崎市の代表的な企業、JFEグループの研究開 発部門が有している研究施設群や研究開発支 援機能を有効に活用したサイエンスパーク。 • 新産業の創出、新分野進出の支援、産学共同研 究を実現することを目指している。 • 川崎市内のサイエンスパーク(KSP,KBICR等)と のネットワークを行政との連携で実現し、「KSPTHINK」でのベンチャー企業の受け入れ、他の 既存サイエンスパークの卒業企業等の受け皿な ど、幅広く機能している。 • アジア起業家村の企業も多く受け入れている。 環境関連事業にも 力を入れているTHINK 2003年 本格始動 入社52社 情報通信 新製造技術 医療 環境 30% 27% 16% 14% • 区域内の「環境・エネルギー創造研究所」では、 環境関連技術・新エネルギーの開発のなど、循 環型産業社会実現のための産業に主に注力し ている。 ケーススタディー JFEグループ 川崎を代表する企業 JFEグループ 日本鋼管 創業 (日本発の民間製鉄会社) 扇島建設に着手 NKKに社名変更 NKKと川崎製鉄が統合 (売り上げ比率) 鉄鋼事業 83.8% エンジニアリング事業 16.2% 都市開発事業 半導体事業 リサイクル事業 環境ソリューション事業 技術研究事業 1912年 1971年 1987年 2002年 • • • • • • • JFEの取り組み • グループ全体で総合的に機能させていくことに よって、各分野でも成長させていく。 • 技術優位性を確保するため、技術開発に常に力 を入れる。 • 付加価値を生み出すための主要な源泉として、 優秀な人材の維持・育成を図る。 • 鉄鋼事業の将来に大きく関わる、CO2の削減に 関連する事業などにおいても開発を行う。 JFE 環境技術の研究開発体制 3研究所体制 シナジー効果を最大限に発揮するため、製鉄事業 とエンジニアリング事業に共通する基盤技術の 研究開発はJFE技研に集約 JFE 研究開発費の推移 JFE 研究開発費と経常利益率の推移 40000 20 35000 10 % 25000 百万円 15 NKKと川崎製 鉄 が統合しJFE に 30000 20000 5 15000 10000 0 5000 0 -5 2000 NKK 研究開発費 NKK 売上高経常利益率 2001 2002 2003 2004 出所:JFEグループ:アニュアルレポート JFEの環境への取り組み (2004年度) • 環境関連設備投資額 147億円 (全設備投資額の約16%) • 環境関連の研究開発費用 49億円 (全研究開発費の約14%) 主に、環境保全、資源の有効活用、地球温暖化防 止など • 副生物の資源化率99.5%を達成 • 省エネルギー効果 41億円 川崎市の製造業の優位性を 維持するために 企業がサイエンスパークなどの機関を活用し、 製造業と、環境技術を含めた研究技術を融 合させ、付加価値をより高めることが必要と なる。 産学官の連携による地域振興 環境変化への行政の対応 • <知識型社会への対応> 情報化社会、知識社会の到来により、工業のハ イテク化、また電子、バイオなどの知識集約型産 業へと構造を変化させる戦略。 • <知識経済時代でのインフラ整備> 産業インフラの媒体として研究機関を集積させた サイエンスパークを建設。 市政策:新産業創出へ着手 <中小企業による新産業開拓> • サイエンスパークにおいて研究開発型中 堅・中小企業やベンチャー起業が中心と なって、科学技術研究を行い、新産業を切 り拓く新しい起業を連続的に創出するシス テムを構築。 サイエンスパーク設立 ・ 1989年かながわサイエンスパーク(KSP) ・・・神奈川県、川崎市の支援により設立。 日本最大のサイエンスパーク。 ・2000年Kスクエアタウンキャンパス ・2003年かわさき新産業創造センター(KBIC) KSPの中核三機関ネットーク 研究ニーズの提供 KAST 研究開発 KSP 試験計測サービスの提供 起業創出 KTF 特許戦略 企業ニーズの提供 技術シーズ・情報提供 KSPの特徴 <主要事業> インキュベート・・・研究開発型ベンチャー企業の 創出・育成 • 成長支援・・・・情報、ビジネス交流、投資事業 • 経営者型人材育成・・・マネージメントスクール、 ビジネスサポート 多種に渡る入居業種 • • • • • • 情報通信(ハード・ソフト・ソリューション・サービス) 新素材・工業用材料 電子部品・設計 バイオ・創薬・メディカル・ヘルスケア 環境 計測・測定 <構成比> 情報通信関連45%、新製造技術35%、医療8%、 環境5%、その他。 <システム確立> • • • • 創業カウンセリングなどの丁寧な支援 早期の経営教育(92) 投資事業組合設立(97) マネージメントスクール発足(99) ベンチャー企業数の推移 KSP・ベンチャー企業数の推移(2001年1月現在) 80 70 60 50 新規入居 卒業・ 退出 入居中 社 40 30 20 10 00 20 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 0 過去10年間の成果 • 10年間で約4,000名の雇用、220億円以上 のビジネスを創出。 • ベンチャー企業育成・・KSPのインキュベート施 設において146社のベンチャー企業生み出す (72社卒業) • 株式公開企業、三社創出。 (測定装置、情報システム、医療装置関連) Kスクエア • 2000年慶応大学が先端的な産官学の共同研究を 担う施設として設立 <事業内容> • 大学の研究施設を核とする新しい科学・技術や産業 を創造する研究開発拠点の形成 • 情報科学、生命科学、環境科学などの学部を横断 する先端的な研究開発。 • 現在13のプロジェクト進行 KBIC • 2003年川崎市が運営。KSPにつぐあらたな中核施設。 • サイエンスパークと大学を総合的に支援する連携体 制。 <支援・事業内容> • 事業計画書の作成・資金調達支援 • 販路開拓支援・ビジネスサポート支援 • 技術支援・産学連携支援 • Kスクエアから七つのプロジェクト入居 新産業創出要素 労働者、研究施設、資源援助の新産業創出要 素は揃っている • • • • 技術者が多い 研究機関が多く、企業支援プロセスが確立 行政の支援が強い 研究型大学の強化に着手 今後必要となるもの • 技術シーズを基盤産業の創造につなげる ため、市政策による支援により、サイエン スパーク、大学のネットワーク(企業間、企 業‐大学)を強化する必要性。 ①情報開示により、技術を企業の需要ニー ズ・市場のニーズに結びつける ②起業や産業に発展させるため、専門的・創 造的経営者の育成強化 関連機関の取り組み 川崎市産業振興財団 KBIC 川崎市の発展 • 川崎市がほかの都市に比べ、活力(企業 の創出や集積、人口の増加など)のある都 市になるには、更なる発展が必要 • そのためには行政やそれに準ずる機関に おいて、資源を活性化する計画や政策が 行われる必要がある 川崎市産業振興財団 ~産業発展~ • 1988年設立 • 川崎市が100%出資 • 市における産業振興の役割を担う機 関 • 産学連携、ベンチャー支援、中小企業サポート、 企業交流促進に注力 – – – – – – 産学連携コーディネート事業 産学連携情報交流促進事業 かわさき起業化オーディション SOHO支援事業 KBIC運営事業 プロジェクトマネージャー等支援人材充実強化 KBIC • 川崎市によって設置、川崎市産業振興財 団によって運営される、企業支援施設 • 他のインキュベーション施設やサイエンス パークとのつながりを持ち、川崎市産業振 興財団の産学連携、ベンチャー支援の強 化に力をいれる KBICの役割 一番繋がりが強いのは 2 K のある慶応大学 KBIC入居企業・研究室 • 入居業種 – – – – – – – ものづくり 食品 バイオ 情報サービス 医療用機器卸 環境 リサイクル・リメイク • 入居研究学部 – 理工学部 – 医学部 KBIC支援事業内容 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 事業計画書の作成支援 資金調達支援 販路開拓支援 ビジネスサポート支援 技術支援・産学連携支援 ネットワーキング 起業して五年以内の企業または、起業を 視野に入れている学術研究機関の技術シーズを 経営、販売、技術、ネットワーク面 からサポートし、産官学連携による産業強化に 結びつける 新産業の創出による川崎の発展 新産業の創出 製造業の新分野進出 新産業の育成 製造業の高付加価値化 基盤産業への発展 川崎市の発展 ※新産業の創出、育成に対する 制度的、資金的支援が重要 結論 今ある川崎市の高い競争力を、 産学官の連携によって活性化させる ことで、時代の流れに沿う知識集約的 産業を発展させることが、将来的な さらなる川崎市の特徴を生かした発展 につながる。
© Copyright 2024 ExpyDoc