第65回北海道高等学校PTA連合会北見大会ご報告

平成 27 年 6 月 16 日
第 65 回北海道高等学校PTA連合会北見大会
日時
平成 27 年 6 月 13 日(土)
場所
北見市民会館
14:30 ~ 16:00
1 日目
南極料理人
「ご飯にしよう」
記念講演
西村淳氏
講演要旨
略歴
昭和 27 年留萌市生まれ
網走南ケ丘高等学校卒業
海上保安庁舞鶴海上保安学校在任中に第 30 次、第 38 次南極観測隊に参加
第 38 次隊では地球上でもっとも過酷といわれる平均気温- 57 度の「ドームふじ基地」
で越冬した。著書「面白南極料理人」はその毎日を綴った爆笑エッセイ。主人公に堺雅人
を迎え映画化された。
巡視船「みうら」で教官を務めいわゆる海猿の指導をした後、2009 年に札幌に戻り食
をとおして様々なコミュニケーションを図る「オーロラキッチン」を設立。現在は執筆活
動や講演を始め、メディア出演、フードプロデューサーなど幅広く活躍中。
内容
冒頭で趣味の面白写真を紹介。
東京のサラリーマンの泥酔風景、スーパーのあり得ないポップ「埼玉県産輸入ブロッコ
リー」「子持ちししゃも雄」「外から虫が窓を開けて入ってきますので窓を開けないでく
ださい。」
様々なわがままなプロフェッショナル(隊長、医者、科学者)達の珠玉の言葉「いわゆ
るいい人にならないでください。」「必ず何でもいいから反対意見を言ってください。そ
したらもっといい方法を考える。」「チームに素人を一人入れる」「チームワークは必要な
い、チーム力が必要」「工夫する力」。若い隊員がすべての料理を完食する理由。(病弱な
母親がなくなる前に震える手で最後に作った卵焼きに対して、二度と作らないでくれと言
ってしまった悔恨)「プロは常に 70 %」「できない理由を探すな」
「作られた遭難」といわれるほど厳しい生活と、裸で屋外に出て写真を撮るなど愉快な仲
間達の紹介。
ミニ料理のヒント
トロの作り方(冷凍マグロにマヨネーズとポカリスェットをいれてラップで解凍)
ふわふわの卵焼き(卵焼きに重曹をひとつまみ入れる)
するめにひとさじの重曹を入れて水で戻すと生きていたころのイカになる
フライでも天ぷらでもひと匙の重曹を入れると驚くほどおいしくなる。
密閉された空間での意見の対立や感情のもつれにも関わらず、最後に魔法の言葉を言え
ば収まる。
それは「ご飯にしよう」
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2 日目分科会
第 115 分科会「学校行事を支えるPTA活動」
会場
北見北斗高校
参加者
藤本会長
大会運営
立木副会長
片桐教頭
北海道雄武高等学校
内容
各学校自己紹介(22 校 35 名参加)
雄武高校の実践発表(京都駅での雄武町PR活動)
各校の特徴ある活動
・南陵まんじゅう
・親父の会で焼き鳥 3000 本
・カレーライス
・クレープ
・豚汁
・手作り小物販売
・留萌の特産品の商品開発
・たこ揚げ
・餅つき
・手伝い役員の特権としてステージの特等席の用意
・学級役員を決めないが集まってくる。
・役員とは別に学校祭のみの手伝い募集
・保健所への届け出について
雄武高校の実践発表は地域に根付いた魅力ある活動で素晴らしかった。また各校の情報
交換として、本校でも取り入れられるものもあり検討に値する。
今回は 3 名が参加し充実した研修で学び、オホーツク支部のもてなしを受け、北見のう
まいもの巡りも満喫した。貸し切りジャンボタクシーで往復することもでき快適な旅であ
った。
なお、高P連全国大会は 8 月 19 日(水)から 8 月 21 日(金)に岩手県で行われます。参加
希望者を募集します。
また、来年は、全道大会は函館開催です。お誘い合わせの上参加しませんか。
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