図書館だより28号 - 八千代市立図書館ホームページ

図書館だより
第 28 号
八千代市立大和田図書館
482−3240
八千代台図書館
482−0912
勝田台図書館
484−4946
緑が丘図書館
489−4946
ホームページ http://www.library.yachiyo.chiba.jp
八千代市中央図書館等整備構想を策定しました。
構想は市内各図書館でご覧いただけます。
「八千代市中央図書館等整備構想」は、平成21年3月に策定されました。この整備
構想では、中央図書館と市民ギャラリーの機能を持つ複合施設として、双方の相乗効果
を図り、学び、憩い、集い、情報の場として整備し、市民の
学習や文化芸術活動を支援し、子どもから大人まで幅広い年
代の心のオアシスとなる文化施設をめざします。
中央図書館は、生涯学習施設として、市民の学習を支援し、
快適な読書空間を提供すると共に、地域資料や情報が得られ
る場としての機能を持ち、インターネットや電子メディアを
活用した情報拠点となる図書館を整備します。
また、市民ギャラリーは、文化芸術の発表の場としての市
民展示室や市民会館にある星襄一版画展示室を移設し、収蔵
美術品も合わせた常設・企画展示室と美術収蔵庫を整備します。
八千代市のめざす図書館
図書館は、すべての市民が求める資料・情報への要求に応えるため、積極的かつ公平
な資料・情報の収集、整理、保存、提供、発信により、市民一人ひとりの生涯にわたっ
てさまざまな活動と課題解決を支え、暮らしに役立つ、地域に根ざしたサービスを行い
ます。
そこで、図書館サービスの中心となり、地域図書館を支援し、市民の要望に応えてい
くために、次のような役割と機能をもつ中央図書館の整備が求められています。
①生涯学習施設として、知的活動や創造的文化活動を支援する市民のための図書館
②快適な読書空間としての図書館
③文化と潤いのある八千代市にふさわしい図書館
④高度情報化時代に対応できる情報拠点としての図書館
私たちが知っている七
私
七夕の話は
は、中国と日
日本
の神
神話がもとになってい
います。
中国の織姫と彦
彦星の伝説
説
中
中国の天帝
の娘織姫は
は、機織りが上手な姫
姫で
した
た。天の川の向こう岸
岸には彦星
星という働き
き者
の牛
牛飼いがいました。ふ
ふたりは結
結婚して仲良
良く
暮ら
らしますが
が、怠けて仕
仕事をしなくなります
す。
怒っ
った天帝はふたりを天
天の川の両
両岸に引き離
離し、
7月
月7日の夜だけ川を渡
渡って会えるようにし
しま
した
た。
一
一方、中国
では昔から
ら「乞巧奠
奠(きこうで
でん)」とい
いう行事が
があり、女性
性が星に果
果物を供え、
、7
本の
の針に5色の糸を通し
して、裁縫や手芸の上
上達を願っていました
た。乞巧奠は、機織り
りの上手な織
織姫
の伝
伝説にあわせて7月7
7日の夕方
方から行われ
れるように
になり、
「七夕(しちせ
せき)」と呼
呼ばれるように
なり
りました。
日本に伝わり七
七夕(たな
なばた)とな
なる
七
七夕(しちせ
せき)は奈
奈良時代に日本に伝わ
わり貴族の行
行事となり
りました。貴
貴族は、庭
庭に祭壇を造
造っ
て海
海や山の幸を並べ、和
和歌を書いた木の葉を
を竹ざおにつるして、詩歌や音楽
楽、裁縫な
などの上達を
を願
いま
ました。このころの日
日本には、「水辺で機
機を織り、神
神様に美し
しい衣を捧げ
げる乙女」の伝説、棚
棚機
津姫
姫(たなばたつめ)の
の伝説がありました。この棚機津
津姫の伝説
説と中国から
ら伝わった
た織姫の伝説
説が
重な
なり、七夕(しちせき
き)は七夕(たなばた
た)と呼ば
ばれるように
になりまし
した。
民の七夕(
(たなばた)へ
庶民
徳
徳川幕府が
が七夕を含む
む五節句を式日と決め
めたので、七夕はまず
七
ず武士の間に
に広まりま
ました。その
の後、
日本
本に寺小屋が増えてく
くると、習字
字や習い事
事の上達を願
願う行事と
として、17世紀の末
末頃から庶民
民の
間に
にも広まりました。こ
このころの七夕は、私
私たちが知っているや
やり方とほとんど同じ
じです。願い
い事
を書
書いた5色の短冊や、5色の紙を細く切っ
った吹き流し、紙で作
作った衣服や
や扇を笹の
の葉に飾った
たり
しま
ました。
江
江戸時代ま
での七夕は
は旧暦の7月7日でし
したので、今
今の暦では
は8月上旬にあたりま
ます。今でも
も8
月7
7日前後には日本各地
地で七夕祭
祭りが行われ
れています
す。青森のね
ねぶた祭りや、仙台や
や能代の七夕
夕祭
りは
は、豪華な山車や飾り
りが街を彩
彩る、夏の風
風物詩とし
して知られて
ています。
参考文献:「年
年中行事」
新谷尚紀/監
監修、ポプラ
ラ社
眠り流し
七夕の食べ物
旧暦の七
七夕は現在で
では8月上旬
旬ごろ
機織や裁縫の上達を願
で、暑さと
と疲れで眠気
気に襲われる
るころです。穢れを流
う女
女性たちが、
、そうめんを糸に見立て
てて
すと同時に
に睡魔を払う
うために水浴
浴びしたり髪
髪を洗い
お供
供えをして食
食べていたことから七夕
夕に
流す習慣が
があり、眠り
り流しと呼ば
ばれていまし
した。
そうめんを食べ
べる習慣があ
あります。
七夕のお供え物
彦星
星は農耕を、織姫は技芸を象
徴す
すると言われ
れ、この2つ
つの星に、桃
桃、瓜、なす、あ
わび
び、梨などの
の山海の産物
物や、琴や香
香炉、五色の糸
糸な
どを
をお供えしま
ました。
七夕送り
七夕飾
飾りは七
夕が終わる
ると海や川へ
へ流しま
した。笹竹
竹に心身の穢
穢れを移
七夕馬
し、穢れを
を流す意味も
もあった
飾る風習
習があります
す。迎え馬と
と
と言われて
ています。
も呼ばれ
れ、祖霊でも
もある七夕様
様
7月7日
日に七夕馬を
を
が乗って
てくる馬をワ
ワラやマコモ
モ
5色の短冊
冊
笹竹に
に5色の短冊
冊を飾る習慣は、七夕のもとにな
で作り、門口に飾り
りました。
った中国の
の乞巧奠(きこうでん)に由来します。女性が7本の針
に5色の糸
糸を通して、裁縫や手芸の上達を願いました。7月7日
に芋の葉の
の露で墨をすり、この短冊に願い事を書いて笹竹
竹に吊る
すと、願い
い事が叶うとも文字が上手
手くなるとも
も言われてい
います。
七夕の
の本と紙
紙しばい
い・・・で
です。読ん
んでみて下
下さい!
○一
一般書
七
七夕の紙衣と
と人形
沢誠司
石沢
祭
祭りを旅する
る(5巻)東
東北・北海道
道編
ヤ出版
ナカニシヤ
日之出出版
版
ち
ちりめん細工
工季節のつる
るし飾り
上重義
井上
雄鶏社
五
五節供の楽し
しみ
冷泉
泉為人
淡交社
千
千葉県の七夕
夕馬
房総のむら
千葉県立房
○児
児童書
七
七夕星まつり
り
井旭
藤井
ポプラ社
ほ
ほしにおねが
がい
武鹿
鹿悦子
教育画劇
お
おりひめとひ
ひこぼし
矢部
部美智代
社
世界文化社
た
たなばたむか
かし
大川
川悦生
ポプラ社
ね
ねがいごとは
はないしょの
のひみつ
本和子
山本
教育画劇
た
たんざくにお
おねがいかい
いて
木暮
暮正夫
教育画劇
○紙
紙しばい
こど
ども読書
書の日記
記念イベ
ベントが
がありま
ました
「子ども
も読書の日
日(4月23日)」を記
記念して、イベントを行いまし
した。
4月29日
日(水)に
に、市内4図
図書館で、「親子で楽
楽しむ絵本の
の会」(2∼3歳の親
親子対
象)、「おは
はなし会」(4歳∼小
小学生対象)
)などを行
行いました。
。また、子
子ども読書週
週間
(4月23日∼5月
月12日)に
には、好き
きな本の感想
想などを書
書いてボードで作った
た木に
はる「この
の本だいす
す木(き)」、本を読ん
、
んで答えるク
クイズも行
行いました。多くの子
子ども
たちに参加
加してもら
らい、とても
も楽しいイ
イベントにな
なりました
た。みなさま、どうも
もあり
がとうござ
ざいました
た。
*夏休み期
期間にも、おはなし会
会、工作、映画会などの楽しい
いイベントを行う予定
定です。
ぜひご来館
館ください
い。
広が
がれおはな
なし
八千
千代連絡会
会 の交流
流会がありました
地域や学
学校で、子
子どもたちへ
への読み聞
聞かせをするボランテ
ティアグルー
ープが増え
えてき
ました。そこで、5
5月27日(水)に、地域ボランティアグ
グループ、学校で読み
み聞か
せをしている保護者
者のボラン
ンティアグル
ループの代
代表者、図書
書館職員が
が教育委員会
会会議
室に集まり、交流会
会が開かれ
れ、連絡会を
を発足しました。活発
発な意見交
交換の後、活
活動歴
20年の大山裕子さ
さんによる手遊びと素
素ばなしの
の実演を楽し
しみました
た。図書館で
でも、
読み聞かせボランテ
ティアの活
活動を支援し
していきた
たいと思いま
ます。
図書館だ
だより
第28号
平成21年7月発行
行
編集
緑
緑が丘図書館
館
八千代市
市緑が丘3−1−7
047−
−489−4946