プレスリリース【報道資料】平成 27 年 4 月 24 日一般社団法人国立大学附属病院長会議事務局〒113-0033 東京都文京区本郷 3-25-13 グランフォークス V 本郷ビル 5F 国立大学附属病院長会議 TEL:03-5684-1601 FAX:03-5684-1602 【国立大学附属病院長会議常置委員会定例記者会見】「平成２６年度国立大学附属病院の収支状況について」「大学病院の医療における『医の倫理』について」平成 27 年 4 月 24 日、本年度第 1 回目の国立大学附属病院長会議常置委員会を、東京医科歯科大学Ｍ＆Ｄタワーで開催いたしました。それに伴い、下記のような内容の定例記者会見を行いましたので、ご報告いたします。定例記者会見では次の二点について報告をいたしました。一点目は、平成 26 年度の全国 42 大学、45 病院の決算見込みは、消費税の引き上げによる影響で、全体で約 83 億円の赤字（一病院あたり約 2 億円の赤字）、そのうち消費税増税による影響額が約 55 億円（一病院あたり約１億 3 千万円）と、赤字額の約 70％を占めることが平成 27 年 4 月 23 日時点での暫定値として算出されました。この影響で設備備品の購入金額が消費税増税前に比べて約 35％も減額せざるをえない状況に陥っております。国民の健康長寿に貢献し、優秀な医療人材を育成し、さらに国際的な評価の高い医学研究に取り組むという使命を果たすために、各病院は健全経営を目指して努力しておりますが、このままでは人件費および設備費などへの投資の確保ができず、病院運営に重大な影響を及ぼすことになります。二点目は、昨今、大学病院において、診療に関わる「医の倫理」の欠如が起因と思われる事例があり、患者・ご家族に多大なご迷惑をお掛けするとともに、国民に対して不安を与えているため、国立大学附属病院長会議として「医の倫理」に係る教育、診療における患者人権保護の管理体制について、社会へ説明する責任があると考え、今後「提言」を取りまとめ、公表する予定です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国立大学附属病院長会議とは… 国立大学附属病院長会議は、大学附属病院、医学部附属病院（医学部・歯学部附属病院を含む）、歯学部附属病院、附置研究所附属病院の 42 大学 45 病院が会員として参加している組織です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本件に関する問い合わせ先、さらに詳しい資料が必要な場合は… 国立大学附属病院長会議広報担当東京医科歯科大学非常勤講師宇山恵子 03-5803-5343 [email protected]