授業科目 担 当 者 浅野 遼二 学 科 名 理学療法学専攻 学 年 1年 総単位

授業科目
学 科 名
医の倫理(医療倫理学・生命倫理学)
担 当 者
浅野 遼二
理学療法学専攻
学 年
1年
総単位数
1単位
作業療法学専攻
開講時期
前期
選択・必修
必修
■ 内 容
「医の倫理」の思想的系譜を明らかにし、「医の倫理」の中心問題を講義する。
■ 到達目標
理学療法や作業療法などのリハビリテーション医療を学ぶ者に必要な「医の倫理」の知識を習得すること
にある。
■ 授業計画
第1回 「医の倫理」思想史
「ヒポクラテスの誓い」から「リスボン宣言」までの「医の倫理」の系譜を簡潔に講義し、
「医の倫理」
の学的原点を明らかにする。
第2回 理学療法士・作業療法士の倫理綱領
理学療法士と作業療法士の倫理規定の位置と内容を明らかにする。
第3回 「医の倫理」の中心問題~死生観~
末期患者の心理過程を示し、末期医療における医療者と患者の死生観を論究する。
第4回 「医の倫理」の中心問題~恩恵と自律~
「医の倫理」の諸原理~自律、恩恵、正義、無危害~を講義する。
第5回 「医の倫理」の中心問題~医師患者関係・パターナリズム~
医師と患者関係を規定した過去の「パターナリズム・父権主義」思想を講義する。
第6回 「医の倫理」の中心問題~医師患者関係・インフォードム・コンセント~
医師と患者関係を規定した過去の「インフォードム・コンセント」思想を講義する。
第7回 「ケア倫理」としての「医の倫理」
20世紀後半において一躍注目を集めた「ケア倫理」を語り、療法士の職業倫理のあり方を講義する。
第8回 これからの「医の倫理」
「ケア倫理」に基礎をおいて、現代医学が直面したエボラ出血熱の流行、iPS 細胞の移植等が含む
倫理的諸問題を検討する。
■ 評価方法
筆記試験 70%
授業態度(出席点を含む) 30%
■ 授業時間外の学習(予習・復習等)について
プリントと参考図書は読んでおくこと。
■ 教
科
書
プリントを配布する。
■ 参考図書
書 名:
「医の倫理と法」
著者名:森岡恭彦 著
出版社:南江堂
書 名:
「医の倫理-ミニ事典」
著者名:畔柳達雄 監修
出版社:日本医師会
書 名:
「医の倫理とは」
著者名:アンドレ・グアゼ
出版社:産業図書
書 名:
「医療倫理学の方法」
著者名:宮坂道夫 著
出版社:医学書院
■ 留意事項
無断欠席や遅刻、特に授業態度には注意すること。