不連続消波工に起因する波力増大特性について

技−6
不連続消波工に起因する波力増大特性について
北海道開発土木研究所
港湾研究室
○長谷一矢
山本泰司
まえがき
ケーソン式防波堤では、施設計画上、
23.0
8.1
+6.7
消波ブロックで被覆された断面と被覆さ
3
4/
1:
様な場合、断面が変化する箇所において
消波ブロックの被覆高や被覆幅が変化す
-8.0
10.2
1 :3
1 :3
捨石マウンド
-17.2
波圧計
消波ブロックなしのマウンド
る不連続消波部が形成される。不連続消
変位計
-11.0
6.7
-13.5
モルタル固定床
1:100勾配
ケーソン
20.0×23.0×16.0
-5.0
消波ブロック 80t 型
れない断面が連続することがある。この
単位 : m
+5.0
+3.0
+1.5
0.0
-2.0
H.W.L. +1.5
図-1
堤体断面
波部では波が急に砕け、衝撃砕波力が発
生し、波力増大を引き起こすことはよく
知られている
模型縮尺 1/50
4.8
1 ), 2 )
。
2.6
2.2
0.4
筆者らは、不連続消波工に起因する波
1:4/3
力増大の影響範囲について調べるため、
0.4
0.4
0.46
消波ブロック
水理模型実験を行った。その結果、波力
0.4
1:2
1:3
No.1 No.2
1:3
1:4/3
1:4/3
測定対象堤体
β=0°
増大の影響は不連続消波部のみならず、
単位 : m
不規則波
隣接する堤体にまで及んでいることがわ
図-2
堤体設置状況
かった。
本報告は、この現象について実験結果
により示すものである。
波圧実験と滑動実験である。堤体前面に
は波圧計を、堤体背後には変位計を設置
して測定を行った。
1
実験の概要
1.1
実験条件
1.2
波圧実験
実 験 は 、 長 さ 20.0m、 幅 33.0m、 深 さ
図-3は堤体模型の正面図である。図
3.0m の 平 面 水 槽 に お い て 実 施 し た 。堤 体
に 示 す 様 に 、不 連 続 消 波 部 に 対 し て 1~ 3
模 型 は 図 - 1 に 示 す 堤 体 断 面 を 1/50 に
側 線 を 設 定 し 、各 側 線 毎 に 鉛 直 方 向 8 箇
縮尺し、図-2に示すように堤体模型を
所の波圧を測定した。同時に、静水面に
並べ、ほぼ中央に不連続消波部が位置す
40.0
40.0
H m a x =25.6cm、 有 義 波 高 H 1 / 3 =17.4cm、
40.4
るように設置した。実験波は、最大波高
+7.0
+3.0
0.0
-3.0
-7.0
消波ブロック
波圧計
有 義 波 周 期 T 1 / 3 =1.82sec ( 現 地 換 算 :
H m a x =12.8 m、H 1 / 3 =8.7m、T 1 / 3 =1 2.9sec)
Kazuya Hase,
Yasu ji Yamamoto
-19.0
-25.0
13.5
13.5
13.5
13.5
側線
1
の 不 規 則 波 で あ り 、 波 の 入 射 角 度 β =0°
で 作 用 波 数 250 波 と し た 。 実 験 項 目 は 、
-13.0
図-3
側線
2
13.5
13.5
13.5
13.5
側線
3
波圧計設置位置
単位 : cm
おいて水平方向 9 箇所の波圧測定を行っ
3
た。また、図-2の堤体模型について消
3.1
実験結果と考察
波ブロックを全て撤去又は全体に被覆す
不連続消波部で発生する衝撃
砕波力
ることにより、混成堤及び消波ブロック
図-6は、混成堤、消波ブロック被覆
被覆堤として不連続消波部と同様に波圧
堤 及 び 不 連 続 消 波 部 に 作 用 す る 測 線 1~
実験を行っている。波圧測定は、瞬間的
3 の 鉛 直 波 圧 分 布 を 示 し て い る 。縦 軸 は 、
に作用する衝撃砕波圧を捕らえるため、
図-3に示す波圧測定位置を示しており、
サ ン プ リ ン グ 周 波 数 500Hz で 行 っ て い
静 水 面 が Y=0 の 位 置 と な る 。横 軸 は 作 用
る。
波 数 250 波 中 で 波 圧 合 力 が 最 大 と な る 瞬
間の波圧を示している。測定は各測線毎
1.3
に 3 回 行 っ て お り 、そ の 平 均 値 を プ ロ ッ
滑動実験
図-1に示す様に、堤体背後下部両端
20
動量を測定した。模型堤体底面はモルタ
ルとしており、実海域におけるケーソン
と 砕 石 マ ウ ン ド の 摩 擦 係 数 0.6 に な る よ
うに粗度をつけている。
測定位置 Y(cm)
に設置した 2 本の変位計により堤体の滑
混成堤
10
0
-10
測線1
測線2
測線3
計算値
-20
対象とした堤体模型は図-4に示す堤
体 No.1、 堤 体 No.2 の 2 函 及 び 両 堤 体 の
-30
0
中間に位置するように設置した堤体
No.3 に つ い て 実 施 し て い る 。実 験 は 、250
5
10
15
波圧 p(KN/m2)
消波ブロック被覆堤
ンド天端面を整えることにより、マウン
ドと模型堤体底面との摩擦力が常に一定
10
測定位置 Y(cm)
測定を行った。尚、1 回の測定毎にマウ
0
-10
測線1
測線2
測線3
計算値
-20
となるようにした。
-30
また、波圧実験と同様に混成堤と消波
0
5
ブロック被覆堤における滑動実験も行っ
ている。
No.2
20.0
20.0
20.0
20.0
滑動実験堤体
20
25
不連続部
10
測定位置 Y(cm)
40.4
No.3
単位 : cm
消波ブロック
図-4
10
15
波圧 p(KN/m2)
20
No.1
25
20
波の不規則波を作用させ、堤体重量を段
階的に変化させながら繰り返し滑動量の
20
0
測線
1
-10
測線
2
-20
測線
3
測線1
測線2
測線3
計算値(測線1)
計算値(測線2)
計算値(測線3)
-30
0
5
図-6
10
15
波圧 p(KN/m2)
波圧分布
20
25
3
トした。また、図中には計算値もあわせ
値は、各測線での断面形状における波圧
である。
混成堤の波圧分布を見ると、静水面付
近から上方にかけて波圧がやや大きくな
波圧合力 P(KN/m)
て示している。尚、不連続消波部の計算
1.5
1
0.5
0
0.2
0.4
0.6
時間 t(sec)
3
のことから、設定した実験波が模型堤体
計算値
測線3
2
1.5
1
0.5
0
0.2
0.4
0.6
時間 t(sec)
波圧のピークが現れる鉛直位置が測線
3
各測線における消波ブロックの被覆高さ
2.5
面よりも上方で現れたものと思われる。
図-7は、図-6で示した最大波圧合
力 が 発 生 し た 1 波 に つ い て 、波 圧 合 力 の
波圧合力 P(KN/m)
1,2 と 測 線 3 で 異 な っ て い る が 、 こ れ は
押し上げられ、波圧のピーク位置が静水
0.8
1
実験値
不連続消波部
計算値
測線3
2
1.5
1
0.5
0
-0.5
0
0.2
0.4
0.6
時間 t(sec)
経時変化を示したものである。ここでは
一 例 と し て 、測 線 3 に つ い て の み 示 し て
実験値
-0.5
が 発 生 し て い る こ と が 確 認 で き る 。ま た 、
の場合、消波ブロックにより波が上方に
1
0
験の不連続消波部において、衝撃砕波力
が 関 係 し て い る と 考 え ら れ る 。 測 線 1,2
0.8
消波ブロック被覆堤
2.5
波圧合力 P(KN/m)
いることがわかる。このことから、本実
測線3
-0.5
ついては計算値とよく一致している。こ
成堤よりもかなり大きな波圧が作用して
計算値
2
いるようである。消波ブロック被覆堤に
不連続消波部の波圧分布を見ると、混
実験値
0
っているものの、概ね計算値と一致して
に作用していると判断できる。
混成堤
2.5
図-7
0.8
1
波圧合力の経時変化
いる。また、図中には計算値もあわせて
示している。
不連続消波部の波圧合力の変化を見る
するものではなく、計算では堤体の滑動
に影響する有効な波圧が算出されるため
と、波圧合力のピーク値は大きいが、混
で あ る 。図 - 6 の 不 連 続 消 波 部 に お い て 、
成堤に比べると立ち上がりが鋭く、作用
波圧測定値よりも計算値が小さいのもこ
時間が非常に短くなっている。これは衝
のためである。
撃砕波力の特徴であり、このことからも
本実験の不連続消波部において衝撃砕波
3.2
波圧増大の影響範囲
力が発生していることが確認できる。ま
不連続消波工により発生する衝撃砕波
た、計算値が測定値のピークよりも小さ
力の発生範囲を調べるため、波圧の水平
くなっているが、これは瞬間的に作用す
分布を求めた。
る衝撃砕波力の全てが堤体の滑動に影響
図-8は、図-6に示した波圧測定結
波圧合力 P(KN/m)
5
4
測線1
測線2
測線3
実験値
d/h=0
BM/L=0.092
d/h=0.26
BM/L=0.134
d/h=0.53
BM/L=0.176
計算値
も波圧のピーク位置は計算上のピーク位
置よりも右方向にあると思われる。した
d/h=0.34
BM/L=0.147
がって、不連続消波部で発生する衝撃砕
3
堤体No.1
波力は計算よりも広い範囲に作用してい
堤体No.2
2
るのではないかと推察される。
1
そこで、不連続消波部を含む広範囲の
波圧分布を調べるため、静水面の高さで
0
0
10
20
30
40
測定位置 X(cm)
50
60
水平方向 9 箇所の波圧測定を行った。
図-9は、静水面高さにおける波圧の
図-8
波圧合力の水平分布
果を基に、波圧合力の水平分布を示した
も の で あ る 。各 測 線 に お け る 値 は 3 回 の
測定結果の平均値である。図中には計算
( 断 面 分 割 法 3 )) に よ り 求 め た 波 圧 合 力
の水平分布をあわせて示している。横軸
の 測 定 位 置 X は 、不 連 続 消 波 部 の 法 肩 を
X=0 と し て 表 示 し て い る 。 ま た 、 図 中 に
は 各 測 線 に お け る 断 面 形 状 か ら d/h 、
水平分布を示したものであり、測定範囲
は 不 連 続 消 波 部 を 中 心 に 両 側 30cm 程 度
までとしている。この値は、図-6にお
ける波圧測定と同時に測定したものであ
り、各測線で最大波圧合力が発生した 1
波に着目し、この1波中での静水面高さ
9 箇所の最大波圧を示したものである。
測 定 回 数 は 合 計 9 回 で あ り 、図 に は そ の
平均値をプロットしている。
B M /L の 値 を 求 め て 示 し て い る 。 こ こ で 、
25
実験値
d は静水面から消波ブロックの被覆高さ
クの被覆幅、L は実験波の波長である。
図より、計算により求めた波圧分布を
20
2
波圧 p (KN/m )
ま で の 距 離 、h は 水 深 、B M は 消 波 ブ ロ ッ
15
堤体No.1
5
考えた場合、本実験において衝撃砕波力
0
-40
-20
る。しかし、実験値を見ると、側線 1 か
ら側線 3 にかけて波圧合力は増加傾向に
あり、この図からは実際の波圧分布の全
体像を読み取ることができない。
しかし、計算により求めた波圧分布を
参 考 に す る と 、 測 線 2 ( d/h=0.28 、
B M /L=0.13 4 ) の 方 が 測 線 3 ( d/h=0.53 、
B M /L=0.17 6)よ り も 波 圧 合 力 が 計 算 上 大
きくなることから、実験値の大小関係が
全く逆であることを考えると、少なくと
0
20
40
60
80
100
測定位置 X(cm)
B M /L=0.14 7 で 波 圧 合 力 の 最 大 値 を 示 し 、
全体として山なりの分布形状となってい
堤体No.2
10
みると、消波ブロックを砕石マウンドと
が 最 も 発 生 し 易 い 条 件 で あ る d/h=0.34、
計算値
測線1 測線2 測線3
図-9
静水面における波圧分布
図より、波圧の水平分布は計算により
求めた波圧分布と同様に、山なりの形状
をしている。そして、図-8と同様に、
測線 1 から測線 3 にかけて波圧は増加傾
向 に あ り 、測 線 3 を ピ ー ク に 波 圧 が 低 下
し は じ め 、 X=80cm 付 近 で 混 成 堤 の 計 算
値と同等になっている。計算により求め
た波圧分布と比較すると、実際にはより
広範囲に不連続消波工に起因して発生す
る衝撃砕波力の影響が及んでいるようで
30
体にもこの影響が及んでいることは、着
25
目すべき点であると考える。
そこで、波圧実験で調べた衝撃砕波力
の発生範囲、言い換えると、不連続消波
工に起因する波力増大の影響範囲を確認
滑動量 X (mm)
ある。特に、不連続消波部に隣接する堤
混成堤
消波ブロック被覆堤
消波ブロック被覆堤
不連続消波部(No.1)
不連続消波部(No.2)
混成堤
1.2
1
20
不連続消波部(No.3)
0.8
計算重量
0.6
15
系列1
250波
0.4
0.2
No.2
0
10
0
2 00
40 0
60 0
800
1 000
120 0
No.1
14 00
5
するため、滑動実験を行った。
滑動判定基準
0
0
3.3
500
1000
堤体水中重量 W (N)
堤体滑動実験結果
図-10
図-10は、混成堤、消波ブロック被
滑動実験結果
覆堤及び不連続消波部における滑動実験
結果を示している。実験方法については
表-1
滑動限界重量
1.3で示した通りである。横軸は堤体
混成堤
No.1
No.2
No.3
実験値
482
718
786
827
1128
計算値
545
718
1090
780
-
水 中 重 量 を 示 し 、縦 軸 は 250 波 作 用 後 の
滑動量を示している。混成堤、不連続消
単位 : N
不連続消波部
消波ブロック
被覆堤
波部の実験については、複数回実験を行
い 、そ の 平 均 値 を プ ロ ッ ト し た 。そ し て 、
方 が 大 き い が 、 実 験 で は 堤 体 No.2 の 方
この値を基に実験曲線を外挿している。
が 堤 体 No.1 よ り も 全 体 的 に 滑 動 量 が 大
図中の点線は混成堤、消波ブロック被
き く な っ て い る 。 つ ま り 、 堤 体 No.2 の
覆 堤 、 不 連 続 消 波 部 の 堤 体 No.1 、 No.2
方 が 堤 体 No.1 よ り も 強 い 波 力 を 受 け て
について、計算上の滑動限界重量を示し
いることを意味している。表-1に示し
たものである。不連続消波部における計
た滑動限界重量に着目して実験値と計算
算値は断面分割法により求めた値である。
値 を 比 較 す る と 、 堤 体 No.1 の 実 験 値 は
実験結果から滑動限界重量を読み取る
計 算 値 の 約 0.7 倍 、 堤 体 No.2 の 実 験 値
た め 、 滑 動 判 定 基 準 を 滑 動 量 1mm と し
は 計 算 値 の 約 1.1 倍 と な っ て い る 。 こ れ
た。これは、混成堤で計算と実験の滑動
は、図-9で示した様な波圧分布の影響
限界重量が一致する様に設定したもので
であると考えられる。実際の波圧分布が
あり、混成堤の計算重量(点線)と実験
計算により求めた波圧分布と同じ様な形
曲線が交差する点の滑動量から決定して
状をしていることから、実際の波圧のピ
いる。実験結果から得られる滑動限界重
ーク位置が計算から求まるピーク位置よ
量と計算上の滑動限界重量については、
り も 堤 体 No.2 側 へ ず れ て い る た め 、 堤
表-1に示す通りである。
体 No.1 に 作 用 す る 波 圧 が 計 算 値 に 比 べ
不 連 続 消 波 部 の 堤 体 No.1、 No.2 に 着
て 小 さ く な り 、 逆 に 、 堤 体 No.2 に 作 用
目すると、混成堤よりも滑動量が全体的
する波圧が大きくなったと考えられる。
に大きくなっている。これは、不連続消
そこで、波圧ピーク位置が堤体の滑動
波工に起因して発生した衝撃砕波力によ
に及ぼす影響を確認するため、波圧のピ
る波圧増大の影響であると考えられる。
ーク位置が堤体の中央に位置する堤体
図中の計算により求めた滑動限界重量
No.3 で 滑 動 実 験 を 行 っ た 。こ の 実 験 結 果
を 見 る と 、堤 体 No.2 よ り も 堤 体 No.1 の
についても図-10にあわせて示してい
る。
図 よ り 、 堤 体 No.3 の 滑 動 量 は 堤 体
連続消波工に起因して発生する衝撃砕波
力の最も強く作用する位置(波圧ピーク
No.1、No.2 に 比 べ て 全 体 的 に 大 き く な っ
位 置 )が 関 係 し て い る も の と 考 え ら れ る 。
ていることがわかる。そして、滑動限界
現状では、不連続消波部に隣接する領
重 量 に 着 目 す る と 、 堤 体 No.1、 No.2 と
域の波圧増大を適切に算定する手法は提
堤 体 No.3 の 値 の 差 は 大 き く 、 堤 体 No.3
案されていないが、今後、種々の条件下
は非常に大きな波力を受けているもと考
で実験を行うことにより、適切な算定手
えられる。このことから、波圧のピーク
法を検討することができるのではないか
位置は図-9に示された位置に存在して
と考えている。
いることが確認できる。
ま た 、堤 体 を No.1 か ら No.3 に ず ら し
参考文献
て 測 定 し た こ と に よ り 、 堤 体 No.3 の 滑
1)鴻 上 雄 三 ・ 時 川 和 夫 : 施 工 段 階 に お け
動限界重量が、計算により求めた堤体
る消波工の波圧減殺効果に関する実験
No.1 の 滑 動 限 界 重 量 に 近 い 値 を 示 し た 。
的 研 究 、 海 岸 工 学 論 文 集 、 第 17 巻 、
このことから、不連続消波工に起因して
pp.205-210、 1970.
発生する衝撃砕波力のピーク位置が、堤
2)谷 本 勝 利 ・ 高 橋 重 雄 ・ 北 谷 高 雄 : 混 成
体の滑動に及ぼす影響は大きいものと考
防波堤のマウンド形状による衝撃砕波
えられる。
力の発生と対策について、港湾技術研
究 所 報 告 、Vol.20、No.2、pp.3-39、1981.
あとがき
3)塩 見 雅 樹 ・ 山 本 浩 ・ 津 川 昭 博 ・ 黒 沢 忠
不連続消波工に起因する波力増大が、
男・永松宏一:消波ブロック不連続部
不連続消波部のみならず、隣接する堤体
の波力増大による防波堤の被災とその
にまで及ぶ現象を実験結果により示した。
対策に関する研究、海岸工学論文集、
この様な現象が起こる要因として、不
第 41 巻 、 pp.793-795、 1994.