学校長挨拶第２６代校長宮里均本校は、その昔、源為朝が運を天に任せて漂流し辿り着いたとされる運天港、また、悠久の沖縄の歴史を感じさせる世界遺産の今帰仁城跡、さらに、古木の琉球松並木が美しい「いにしえの歴史ロマンの香る里」にあり、今年で創立６７年目になる歴史ある学校です。１９４８年（昭和２３年）、戦後間もない混沌とした中において、地域社会の教育に寄せる熱い情熱と希望を担って本校は創立されました。高い志、高き品位、自由の翼の羽ばたき、師弟協同で作り上げ、「自主自律・友愛協同」の校訓に基づいたスポーツ・文化活動も盛んな伝統ある学校です。本校１期生の立案で誕生した「若鷲(赤鷲)」の校章、あらゆる大会に於いて選手の胸に輝く若鷲の勇姿を、生徒・職員・同窓生そして地域の皆さんは誇りとしています。そして本校には、校門をくぐると先輩方が命名しペイントした「夢咲坂」があります。これは、生徒一人一人がこの坂を一歩一歩踏みしめ、将来の夢実現に繋げて行って欲しいという願いから命名されました。東シナ海の大海原を眼下に、生徒達は早朝から学習に取り組み、グラウンドでは部活生の元気な掛け声が緑豊かな乙羽岳に響き渡り、校庭を心地よい風が吹き抜けていきます。本校の約８割以上の生徒達が体育系・文科系のいずれかの部に加入し、それぞれの部活動を活発に行っています。特に、女子駅伝部は、県女子駅伝大会において３連覇を果たし全国大会へ３年連続派遣され、野球部は、一昨年の県春季大会において見事初優勝を果たす等、学校全体が活気に満ち溢れています。また本校には、遠隔地から入学してくる生徒達のために寄宿舎(若鷲寮)も完備されており、学校の施設設備も充実し、緑豊かで落ち着きのある静かな学習環境が整った今帰仁村で唯一の高校です。そして今年度から、小さな村の小さな高校から世界へ羽ばたく人材・グローバル人材の育成を目指し、今帰仁村教育委員会の協力を得て、昨年度姉妹校提携した米国ジョージア洲ミルトン高校との「姉妹校交流事業」がいよいよスタートします。高い志のある皆さんのチャレンジを期待しています。中学生の皆さん、本校のモットーである「一生懸命がかっこいい」の合い言葉のもと、充実した学校生活を共に過ごしてみませんか。学ぶ意欲・力は元気な体から。体を鍛え、心を磨き、体力・気力・強い意志をもって初志貫徹するために、北山高校生の一人となり、青雲の志に燃える若鷲・赤鷲として、共に学び未来へ向かって羽ばたいて行きましょう。＊『There is always light behind the clouds.』：『雲外蒼天(ｳﾝｶﾞｲｿｳﾃﾝ)』（雲の向こうはいつも青空）＊『The sky is the limit.』：『能力･可能性は無限大』（天井知らず、上限がない）