Beauty Care バランスよく食べる抗糖化といっても炭水化物・糖質抜きは間違いです。例えば「ごはん」だけに比べて「ごはんと納豆」では GI 値がぐんと低くなります。「GI 値」とは、食品による血糖値の上がりやすさの指標で、０∼ 100 までの数値で表します。GI 値が大きいほど食後血糖値の上昇も高くなり、糖化しやすくなります。食べ合わせや食べる順などで、血糖値の急上昇を防ぐのがポイントです。食後の運動を心がける食後になるべく早めに運動をして、血糖値の急上昇を抑えます。目安として10分以上歩くなど、消化に負担をかけない程度の軽い運動を心がけましょう。組み合わせ GI値ごはんごはん＋〈梅干〉ごはん＋〈卵〉ごはん＋〈カレー〉ごはん＋〈酢の物〉〈ワカメの味噌汁〉ごはん＋ごはん＋〈納豆〉 100 98 88 82 75 74 68 糖の摂り過ぎは糖化の原因に。また、糖化はたんぱく質やアミノ酸に糖を混ぜて加熱する調理の過程でも起こります。例えば、焼き菓子やドーナツ、ケーキなど。甘いものをひかえることも心がけましょう。炭水化物（糖質）の摂り過ぎに注意する炭水化物（糖質）を多く含む食品を食べ過ぎると、糖化につながります。摂り過ぎないようにしましょう。ごはん・うどん・もち・食パン・コーンフレークさつまいも・じゃがいも・砂糖・はちみつ食べる順番を変える私たちが食事で摂った炭水化物や糖質は糖に分解さいいます。す。この現象を﹁糖化﹂とにも同じことが起こるのでホットケーキを焼くと、褐色に変色しますよね。肌因に。糖化に酸化が加わるは髪がツヤを失ったり、抜黄色っぽくくすむ。あるいせます。結果、肌がたるみ、わせたり、細胞を褐色化さるたんぱく質の代謝をくる糖を余らせない生活習慣﹁抗糖化﹂が抗老化の近道れてエネルギーとなり消費と、老化速度は５倍になるスチンといった、肌をつくされます。ところが過食ともいわれています。 s け毛が増えるなど老化の原や運動不足、加齢による代たるみやくすみの原因に謝の衰えなどにより、糖が 10. アスタブランエイジセンセーションマスク 22mL ６枚入/2300円〈編集部調べ〉（コーセー）研究を重ねた天然保湿成分アスタキサンチンＳを配合した集中エイジングケアマスク。たるみをグッと引き上げるように密着。﹁糖化﹂を防ぐには食事や運動などの生活習慣がポイ 5. ロッシ美活酵素オールインワンゲル 80g/1300円（コスメテックスローランド）美容で話題の発酵酵素をお肌に直接与えるスキンケア。野草56種類と果物・野菜24種類を濃縮発酵。ハリや透明感を実感したい方に。異常たんぱく質 AGEsが生成されるエネルギーに変えられずに 9. イオナエフディープモイストクリーム 54ｇ/3800円（イオナ）酸化・糖化に着目した成分配合。くすみ・ごわつきを防ぐ。イオン・コンドロイチンなどの保湿成分をたっぷり与え、しっとりハリのある肌へ。ント。たるみやくすみ対策 10 エネルギーには、コラーゲンの再生を 9 4. グレイスソフィーナ薬用夜の美白乳液（しっとり）医薬部外品 40ｇ/3500 円（花王）保湿、美白、血行促進成分配合。キメの乱れでくすみがちな肌をたっぷりのうるおいで満たす。一晩中うるおって、翌朝、しっとりやわらかな肌へ。糖化血中に残り、たんぱく質と 8. アクアインダームスーパーエッセンス 50mL /5500円（ドクターシーラボ）いつものスキンケア前にひと塗りするだけで、後に使う化粧品の実感を高めることができる導入美容液。化粧品の効果を一気に底上げ。結びつくことを﹁糖化﹂と 3. HAKU メラノフォーカス CR 医薬部外品 45ｇ/10000円（資生堂）独自の美白有効成分と選び抜かれた保湿成分を配合。肌に密着することで美白有効成分や保湿成分をじっくり浸透させる。透明感あふれる肌へ。余った糖促すビタミンＣの入ったもの 7. オバジダーマパワーＸセラム 30mL /5000 円（ロート製薬）乾燥による小じわにアプローチ。ピンとしたハリ・弾力のある肌をめざす。２つのビタミンＡ誘導体をカプセルにとじこめ、配合。糖や、ＵＶ効果のあるものを。 2. 肌美精乾燥小じわケア＆美白薬用化粧水医薬部外品 180mL/ オープン価格（クラシエホームプロダクツ）ハリうるおい成分「レチノール Ex＊2」配合。美白有効成分「高純度ビタミンＣ」配合。乾燥小じわケアと美白ケアを両立。たんぱく質いいます。 6. suisai プレミオリティモイスチャーリフトエッセンス 30mL/5000円（カネボウ化粧品）エイジングケアのために９種類の成分（保湿）配合。ハンドプレスでスピーディケアするハリ・弾力美容液。お肌のたるみが気になる方へ。また、小じわを防ぐには、 8 レチノールや保湿効果のあ 5 7 東京女子医科大学大学院卒業。シミ、ホクロ、脱毛のレーザー治療、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科治療に対して長い実績がある。﹁糖化﹂は、糖とたんぱく質が結びつくことで﹁異 4 6 山田美奈先生四谷三丁目皮膚科院長常たんぱく質ＡＧＥ﹂を 3 1. アクアモイスト保湿化粧水 200mL/1200円（ジュジュ化粧品）保湿成分に高保湿ヒアルロン酸＊1 配合。心地よいとろみで肌にとけこみ、角質層の奥まで浸透、ヒタヒタにうるおうのにベタつかない。るもので、ぬかりなくケア 3 炭水化物生成し、肌の弾力やハリの糖化が老化につながる仕組み加齢にともない気になるのが「たるみ」や「くすみ」。糖化対策と同時にスキンケアもしっかりと！ 2 抗糖化エイジング（たるみ・くすみ）ケアのカギはをすることが大切です。たるみくすみ対策コスメ抜け毛基となるコラーゲンやエラ野菜やナッツ類、果物など食物繊維の多い食品を先に食べてから、肉や魚、卵などのたんぱく質、最後にごはんやパン、麺類などの炭水化物の順に食べましょう。糖質の吸収をゆるやかにするためです。また、運動後や空腹時に糖分の高い食品を食べると、血糖値の急上昇を招くので要注意です。 1 たるみ炭水化物を多く含む食品抗糖化ポイント杉山他日本健康・栄養システム学会誌３（１） 1-15 データよりくすみ甘いものや加工品はひかえる＊1ヒアルロン酸 Na、加水分解ヒアルロン酸 Na、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム＊2 レチノール誘導体 + ローヤルゼリーエキス構成・文／岩瀬孝子イラスト／根本由香