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SANSOW'S RESIN DISPENSER
TECHNICAL BULLETIN
SINCE 1965
資料番号: F50−VBS02
二液型樹脂を用いた
小型真空注入装置
この1台で真空注入処理が出来ます !
この設備はエポキシ、ウレタン、シリコン樹脂等の二液型材料を使用した小規模の真空注入作業を、
効率良く処理するものです。
従来の研究室用注入機を補強及び改良したもので、実験、試作品の製作から小ロットの生産迄幅広く
御使用戴けます。
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真空混合機、定量注入機及び真空槽注入室等が全て1台の架台に搭載されて居ます。
高圧部品から一般の電気部品、雑貨品迄幅広い用途に使用出来ます。
実績のある大型機並みの管理機器を搭載して居ます。
省スペース設計で、作業場レイアウトの選択肢が広がります。
オールインワンタイプですから、動力源を接続するだけで直ちに使用して戴けます。
簡単な操作性、親切な表示灯群で、どなたでも使いこなせます。
弊社の幅広い関連機器群から選択し、実情に合ったシステムを構築出来ます。
研究室の実験機、試作機等に使用出来る機種も有ります。
上記各ユニットは必要に応じ、各々単体ユニットとしても製作出来ます。
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この設備は下記の部分から構成されて居ます。
1) 真空混合機 VBSシリーズ
別途計量された樹脂及び硬化剤を、真空中で予備脱泡及び攪拌します。
機種により、混合容器の大きさが異なります。
自動計量及び混合機を選択する事も出来ます。
2) ターンテーブル付き真空槽 VCS−TTシリーズ
ワークを搭載したパレットを、真空槽中で所定の角度づつ回転移動させ、注入するワークを順次ノズル
下へ送ります。 下記の要件で機種を選択します。
a. パレットの大きさ
b. 使用するノズルの本数
c. 停止位置の数と制御方法
3) 送液用機器
注入する混合液を送る機器です。 下記の要件で機種を選択します。
d. タンクからの 圧送 (不定量) SRDシリーズ
e. 分注機による定量注入 E−MSDシリーズ
f. 自動計量機による全自動定量注入 E−TDSシリーズ
4) 真空ポンプ
混合機部と真空槽部を排気する真空ポンプです。 個別搭載と、共用搭載が有ります。
真空槽の容量により、排気量が異なる場合が有ります。
5) パレット
注入時にワークを搭載する冶具です。 ワークの状態により、個別に製作します。
その外形により、真空槽の機種が異なる場合が有ります。
6) その他制御及び表示機器
操作上又は製品の品質上の管理項目により、大別すると3種類程度の機種が有ります。
定量送液用
分注機
写真は1ノズル 電動分注機付きの場合の機器配列です
真空ポンプは架台下部に格納して居ます。
注入用
ノズル
制御盤
操作パネル
真空混合機
ターンテーブル付き
真空槽
パレット
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1. 真空混合機(VBSシリーズ)
機械右側に有ります。 内部に混合用容器、容器用リフト及び混合羽根を持った真空容器です。
混合容器は底部にあるヒーターによって保温されます。
1) 樹脂及び硬化剤は、別途配合比による計量を
真空混合機
行い、混合容器に入れます
2) 混合室の扉を開き、容器を定位置に置き簡単に
固定します。
3) 後は混合室の扉を閉め、作業開始スイッチを入
れます。
4) 約15∼20分後混合が終わると、ブザーと表示灯
が教えてくれます。
5)扉を開き、混合容器を取出します。
混合容器
2.ターンテーブル付き真空槽 (VCS-TTシリーズ)
槽内部ヒーター
パレット
実際にワークに対し混合液を注入する部分です。 真空槽の内部には、パレットを定位置回転させる
ターンテーブルが付いて居ます。
1) 扉を開き、パレットをテーブルの定位置に置きます。
2) 扉を閉じ、作業開始スイッチを押すと自動的に槽内
が所定の真空度に到達する迄排気されます。
3) 真空度到達後は上部に有るノズルが下降し、所定
量の混合液を注入します。
4) 注入後はノズルが上昇し、次ワークをノズル下へ回
転搬送します。
5) 最終ワークの注入が完了すると、自動的に槽内を
大気開放します。
6) 作業が終了すると、ブザー及び表示灯が教えて
パレットの出入れ作業
くれます。
7) 扉を開き、パレットを取出し、硬化炉へ投入します。
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ターンテーブル用パレット
槽内のターンテーブルとパレットガイド
真空槽部の標準搭載部品;
各真空槽には下記の部分を標準搭載して居ます。
1) ターンテーブル及び駆動機器
2) 上部観察窓
3) 注入用トリップノズル上下機構 (ノズルバルブ部は含まず) (構造、ノズル本数は処理能力により選択)
4) 真空計用センサー及び圧力制御及び表示器 (機種による選択)
5) 常圧検知用機器 (機種によっては真空計と併用)
6) 内部照明用蛍光灯
7) 内部保温用クオーツヒーター (機種による選択)
8) 槽内部用温度センサー及び温調計 (機種による選択)
9) テーブル原位置センサー
10) テーブル位置の計測及び制御機器 (機種による選択)
11) 真空制御用自動排圧弁
12) 自動大気開放弁
13) 自動スローリークバルブ (機種により除外の場合有り)
14) 緊急用手動圧力排除弁
注入用ノズルバルブ
槽上部に挿入
トリップノズル
上下用シリンダー
注入用ノズルバルブ
イグニッションコイルの注入
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3.送液用機器 電動式分注機 (EMSDシリーズ)
送液用機器とは、混合液を真空槽注入部へ送液する機器一般を言います。
通常、実験室などで用いられる加圧用機器と、生産工程に使用される定量機能を持った分注ポンプに分けら
れ、各々色々な機種とアクセサリーを準備して居ます。
この項では最も一般的に使用されて居る、「電動型分注機」に就いて説明します。
分注機は「エァー駆動型」と「電動型」に分けられます。
電動型分注機はモーターの回転を主軸により直線運動に変え、ピストンポンプを動作させます。
モーターの回転を制御する事により、1回の注入量や注入速度を制御する事が出来ます。
機種によっては何種類かの注入データーを番号順列で記憶させ、その複雑な操作をワンタッチで読出し及び
実行出来るものも有ります。
この設備では分注機は正面左側に搭載して居ます。
注入ノズルへ
送液ホース
駆動モーター
定量送液ポンプ (自吸式分注機)
1) 混合液はポンプ下部の混合液容器に入れて置
きます。 混合機の混合容器をそのまヽ使用する事
も出来ます。
2) この容器はヒーターと温調器により一定温度で
保温されて居ます。
3) 分注ポンプは上昇時に下部から混合液を吸込み、
その上限迄復帰後、待機して居ます。
4) 真空槽側からの命令で、ポンプは下降し、シリダ
ー内の混合液を注入用ノズルバルブを通して槽内
部にあるワークへ注入します。
駆動軸部
分注ポンプ部
混合液容器
ポンプの下降時ストロークが注入量、下降速度が
注入速度に成ります。いづれも容易に設定及び修
正する事が出来ます。
容器保温用
ヒーター
分注機は注入ノズル口数分だけ必要です。二連式ノズルでワークに対し2個づつ注入する場合は、2台の
分注機が必要です。 分注機々種の中には最大10連迄の機種が有ります。
大きな注入処理能力が要求される場合にはノズル数を増加させて対応しまが、或る限度を越えると真空槽を
複数個使用する方が作業上有利と成る場合が有ります。
多連式分注機 (加圧タンク式)
左の写真は 三連式分注機×2式 計6連分注機
です。
各真空槽3本づつのノズルが有る真空槽を2槽
使用して居ます。 中型規模の処理能力が得られま
す。
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自動計量混合機(E-TDSシリーズ)と真空槽
ターンテーブル式真空槽に自動計量混合機を付属させる事で、更に自動化度と管理能力を向上させる
事が出来ます。 詳細は別紙資料の「自動計量混合装置」を御参照下さい。
5.パレット (PLT-TTシリーズ)
ワークはパレットと呼ばれる注入冶具に搭載して処理します。
通常はワーク積替え時のトラブルを避ける為、予熱及び硬化作業時も一貫してワークをこのパレットに載せた
まヽ処理を行います。
ターンテーブル用のパレットではワークを円周上に配列します。
パレットは下箱、下箱内の受け皿及び上皿等に分けられます。上皿以外は全てのワークに共通使用します。
上皿はワーク形状によって設計します。
ワーク24個搭載のパレット 外寸は240×240㎜ 高さ50㎜(本体のみ ピン含まず)
ワークは
小型電気部品
パレット積上ピン
パレット上皿
パレット下箱
この真空注入機器には、各ユーザー殿のご要求に対応出来る豊富なアクセサリー部品を準備して居ります。
是非皆様の御要望を御聞かせ下さい。
〒581-0815 大阪府八尾市宮町五丁目2-40
株式会社 三 双 機 工
℡; 072-997-5558 Fax; 072-997-4688
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