ケーススタディ CASE STUDY ハネウェルソルスティス 液状発泡剤 : 外断熱改修 「8-10% の体積増加と断熱性能の向上がはっきりと見 て取れます。これは施工者だけではなく、消費者にと っても大きなメリットを意味しています。」 -ラポーラ・インダストリーズ、社長兼最高経営責任者 (CEO)、Doug Kramer チャレンジ:インディアナ州ウェストラファイエット にある1928年築2800平方フィートの家を改装して省エ ネルギー住宅にするという目標のため、断熱のソリュ ーションを提供しています。この住宅はエネルギーと 水の消費、また廃棄物量が実質ゼロとなる家を目指し て改築中で、ワールプール・コーポレーションとパデ ュー大学がスポンサーとなっています。 ソリューション:ラポーラ・インダストリーズが開発 した壁用断熱材の新しい現場発泡ウレタンフォーム断 熱材(ccSPF)に、ハネウェルのソルスティス液状発泡剤 (LBA)が採用されました。 ワールプール・コーポレーションがパデュー大学キャ ンパス近くで(sustainable living project)に着手した際、 世界規模で現場発泡ウレタンフォーム断熱材を供給で きるサプライヤが必要になりました。サプライヤー検 討の際に同社には有力な候補がいました。 ワールプール・コーポレーションの担当者であるRon Voglewede氏は次のように述べています。「当社が冷 蔵庫の断熱性の改善を図っていた頃から、ワールプー ルとハネウェルはすでに素晴らしい協力関係を築いて いました。私たちはアイオワ州にあるアマナブランド の冷蔵庫生産工場において、フォーム断熱材にハネウ ェルソルスティスLBAに採用したばかりだったので、 住宅の壁断熱にもこの製品を採用すべきだと思いまし た。」 フォーム断熱材システムのテストの最終段階を終えた ばかりでした。ラポーラ・インダストリーズの社長兼 最高経営責任者(CEO)であるDoug Kramer氏は次のよう に述べています。「私たちがソルスティスLBAを採用 した一つの理由は、地球環境にやさしい製品を選ぶよ うにという最近の業界のプレッシャーです。ラポーラ は、地球温暖化への影響が少ないハネウェルの新発泡 剤を使った壁用現場発泡ウレタンフォーム断熱材を業 界で一番早く採用したいと考えていました。」 現場発泡ウレタンフォーム断熱材:簡単な選 択 現在、市場には住宅用断熱材の選択肢が非常にたくさ んあります。しかし総合建設業Green Goose Homes社 の社長であるGrant Giese氏にとって、このプロジェク トに最適の現場発泡スプレーフォーム断熱材を選ぶの は非常に簡単でした。 Giese氏は次のように述べています。「私たちは当社 の住宅にこれまで何年も現場発泡ウレタンフォーム断 熱材を採用してきました。外気の侵入を防ぎ、R-Value (断熱性)を大きく向上させるのが主な目的です。こ のプロジェクトでも同じことです。私たちはエネルギ ーを損失の大きいこの住宅のエネルギー消費を実質ゼ ロにしようとしています。このスプレーフォームは非 常に大事な役割を果たすことになります。」 タイミングは完璧でした。テキサス州ヒューストンに 本社を置くラポーラ・インダストリーズは、ソルステ ィスLBAを成分とした新タイプ壁用現場発泡ウレタン 1 ウレタンフォーム断熱材は吹き付けることによってす き間、ヒビ、穴をふさぐ効果があり、現状では省エネ ルギー断熱製品として最も優れています。ハネウェル のスプレーフォームのグローバルビジネスマネージ ャであるLaura Reinhardは次のように述べています。 「ソルスティスLBAの販売が始まった今、パデュー大 学のようなプロジェクトでこの製品が採用されている ことは、大きな喜びを感じています。」 独自の断熱方法は現場発泡ウレタンフォーム 断熱材の新たな可能性を生み出す 施工前▲ 施工後▼ 施工前▲ 施工後▼ 断熱のために住宅を改築することを考えると、内壁を 剥がして柱をむき出しにする煩雑で手間のかかる工事 を連想する人が多いのではないでしょうか。しかし Giese氏は全く違う工程を考えていました。 Giese氏は次のようにコメントしています。「私たち はccSPFを主に新築住宅に使っていました。ほとんど の人は改築の時にも簡単に使えるとは考えもしません でした。」 「この住宅の内部は漆喰と下地板だらけで、加工する のも取り除くのも厄介なため、修理も交換もかなり難 しい仕事になります。そこで内部には手を付けずにサ イディングだけを取り外し、外側からスプレーを吹き 付ける方法は理にかなっていると思いました。実際に やってみたところ非常にうまくいきました。」 - Green Goose Homes社長、Grant Giese氏 建築業者の予測を超える新しいスプレー断熱 フォーム ラポーラの新しいスプレーフォーム断熱システムはス プレーフォーム施工業者から高い評価を得ています。 Installed Building Products Company傘下の ThermaSeal/Lakeside Insulationのマネージャ、Brian Eustis氏は以下のように述べています。「私の期待を 上回る出来栄えでした。発泡による体積増加量は私た ちの予測を10%以上も上回るものでした。これは素晴 らしい数字です。後からもフォームが盛り上がって来 るのを見て、作業員たちはこの製品がいっそう気に入 っています。フロントエンドはやや遅く、バックエン ドはやや速いため、調整もしやすいようです。全体と してこの製品は本当に素晴らしく、施工後の様子も申 し分ありませんでした。」 2 ハネウェルフッ素化学品事業部の上級主任研究員であ るMary Bogdanも同意して、以下のように述べていま す。「スプレーガンによる吹付け作業は非常にうまく 行きました。朝方から午後にかけて温度変化が大きか ったのですが、気温に関わりなくコンスタントに良い 性能を発揮してくれました。」 ソルスティス LBA が市販開始 Bogdanは「ハネウェルのソルスティスLBAは2014年5 月から米国の大型プラントで製造を始めています。」 と述べています。さらに、ソルスティスLBAはHFC245faなどHFC発泡剤の主要な代替品となると述べ、理 由として以下のアドバンテージを挙げました: • 地球温暖化係数(GWP)が1と非常に低い(これ に対し245faのGWPは1030) • 少ない分子量により、断熱システムの原料を削減 • 沸点が高く蒸気圧が低いため、取り扱いが楽でフ ォームの表面がスムース • R-value(断熱性)が向上 ゼロエネルギー住宅:What's Next ワールプール社とパデュー大学は徹底的な省エネルギ ーを目指した改築と同時に、住宅内に世界クラスの調 査研究所を設置しました。この研究所は住宅のエネル ギーを消費するすべての製品とシステムを継続的にモ ニタリングし、持続可能な生活を可能にする技術への 考察を行っていきます。このプロジェクトの進展につ いてはWebサイトへ:www.renewwhouse.org 更に詳しい情報についてはハネウェルへご連 絡ください ソルスティスLBA使用のメリットに関する詳しい情報 は、www.honeywell-blowingagents.jpをご覧ください さらに、ソルスティスLBAは: • 不燃性 • 米国環境保護庁 (U.S. EPA)の重 要新規代替品政策 (SNAP)のオゾ ン層破壊物質代替 品リストに記載 • T SCAインベント リー(有害物質規 制目録)に記載 • 米国環境保護庁 (U.S. EPA)の定 める揮発性有機化 合物の対象外 これまで使われていた無機系断熱材を除去、このタ イプの断熱材は柱の間隙を滑り落ちて上部に空間が できてしまうため、時間の経過とともに断熱効果が 失われる 現場発泡スプレーフォームによる断熱施工後 3 アメリカ ハネウェル 本社 101 Columbia Road Morristown, New Jersey 07962 アジア / 太平洋 中国 Honeywell Pte Ltd No.430, Li Bing Road Zhangjiang Hi-Tech Zone Shanghai 201203 日本 〒 105-0022 東京都港区海岸 1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー 20 階 電話 : 03-6730-7099 FAX: 03-6730-7221 ウェブサイトはこちら : www.honeywell-solsticelba.jp ここに記載した記述や情報の精確性や信頼性につ いては万全を期していますが、明示的あるいは黙 示的のいずれを問わず、いかなる保証、保障、責 任を負わずに提供されるものです。当社は、当社 製品の活用方法に関する記述や提案に関連して発 生し得る第三者の特許権への侵害に関して責任を 負いません。また当文書はいかなる形でも特許の 侵害を推奨するものではありません。ユーザーは 当文書内にあらゆる安全対策が記載されていると みなすべきではなく、その他の対策が必要となる 可能性を想定しなければなりません。当文書内の 情報を使用したことに対する責任や結果はすべて ユーザーが負担する義務を負います。 © 2015 Honeywell International Inc.
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