スチレンに対する公的機関の発がん性分類 機 関 名(アルファベット順) 分 類 ACGIH(米国産業衛生専門家会議) 発がん性としてリストに挙げられていない EPA(米国環境保護庁) 未評価(評価中) EU(欧州連合) 発がん性物質でない IARC(国際がん研究機構) 2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある) MAK(ドイツ有害物質評価リスト) 5(許容濃度以下では発がんの恐れはない) NTP(米国国家毒性プログラム) 発がん性としてリストに挙げられていない 産業衛生学会 2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある) IARCとIARCの評価を踏襲している日本産業衛生学会以外にスチレン を人に発がん性がある物質としている機関はない IARCの発がん性分類 グループ1:発がん性がある グループ2A: 恐らく発がん性である グループ2B:発がんの可能性がある グループ3:発がん性に分類できない グループ4:恐らく発がん性をもたない IARCが発がん性の可能性ありとした根拠(次ページ) IARCは、マウスの吸入試験で肺がんの発生率が増加した 試験結果及びいくつかの疫学調査で発がん率が増加した例 が報告されたことを根拠に「発がんの可能性がある(2B)」 に分類した。
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