135 中国語 と日本語 の音声 の比較 ―― 中国語学習者 の発音 とヒヤ リ ングの指導 のために一― 朱 0.は 新 建 じめ に 第二外国語 としての中国語 の習得は、漢字国の 日本人学生 は読解力 は生 れつ きなが ら優 れてい るが、それに比べ て会話力や聴解力 はかな り劣 って い る。拙稿 は中国語 と日本語 の音声を比較 し、両言語 の相違点 を明 らかに す ると同時に、学習者 の問題点 を分析 して、母語利用法 を提起 し、効果的 な中国語の発音 とヒヤリングの指導法 を確立す るために役立てようとす る 試みを、未熟なが ら下記のように述べ ることとす る。 なお、拙稿で言う中国語 とは中国各民族間共通の言葉である 「 普通話」 のことであ り、 日本語 とは東京語 を母体 とする共通語 のことである。音声 表記 は IPAに よった。 1.中 国語 と 日本 語 の 音声 の比 較 現代 の中国語各方言 の音声 は、長 い歴史を経 て、い ろいろ変化 してきた。 特 に現代中国語の音声の標準音 となる北京方言の音声 は、他 の方言 よ りも 濁音 (有声音)か ら清音 (無声音)へ の変化及びアクセ ン ト、即ち 「 声調」 ア3び ( 1 ) の変化 が著 しい。筆者 の方言 で あ る永州方言 には下記 の よ うな有声音が あ る。 破裂音 : [ b ] [laubO]老 婆 (女房)[battian]罰 銭 (罰金) [ d ] [debie]特 別 (格別)[datau]達 到 (到達) 後部歯茎摩擦 音 :[5] [5'pen]日 本 (日本)[5,3an]治 安 (治安) 軟 口蓋摩擦音 :[r] in]核 心 (核心)[rObin]和 [re£ 平 (平和) 歯茎摩擦 音 : [z] [zltian]詞典 (辞典)[zl多 in]事 情 (用事) この よ うな有声 音 は呉 方言 に も見 られ るが ,北京方言 には存 在 しない。 一 方、北京方言 の声調 には四つ の タイプ い わゅる四 、 声 しか ないが、呉 方 言 の七 声 をは じめ、南 昌方言が大声 、広東方言が九声 で あ り、 いずれ も北 京方 言 よ り声調 の種類 が 多 い。反 門方言 の 場 合、 「 本調J(BaSiC Forml と 「 変調」 (SandM ForIII)を 合 わせ る と十 四声 ある。 一方、 日本語の音声は呉音や漠 音、唐音などと言われてい るように、中 国語 の漢字音に大 きく影響 されたことが分かる。中国語は日本語 と言語体 系 こそ異なるが、音声は似ているところがか な り多 く、日本人学生 にとっ ては親 しみのある言葉であ り、習得 しやす い言葉 であると言えるであろ う。 1.1.母 音 中国語の母音 と日本語 の母音 を下記のように示す。 日本語の長母音 は中 国語にないので下記から外す。なお、表記は中国語 の場合は ローマ字 のピ ンイ ンで、 日本語 の場合 は片仮名で表記する。 ( )は 音節 の始 めに来る際 の表記 である。/ /は言素 で、[ ]は それぞれの音声 と条件異音である。 中国語 日本 語 / 母音音素〉/1,r,a,。 〈 ,こ ,こ /i,e,a,o,u/ (単母音〉 i(yI):臣 ],[1],[』 イ :[iユ C:[了 ],[Э ],[e],[。 a:[a],[明 ] エ :[e] ア: [ a ] IJ7 0:[0] オ :[o] ulWu):[ll] ウ: 酌 電, 比] t(yu):[y] 二重母音〉ai:[att ci:[ett aO:Lこ 〈 ]Ou:[oこ] ヤ :[Ia]ユ:[統] yai[Ia]yC:[icl wa:臣珂 wO:[こo] ヨ:EIO]ワ :[ta] yuC:[テd o]ア イ :[a電 ヲ :[こ オイ :[OI]ウイ :EIIIJ ( 三重母音〉 y a O : L こ ] y O u : [ I o]近 a珂 Wai:[こ WCi:[こ eI] (そり舌母音〉 士:[er]cr:[rr]ari[ar] そり舌化母音〉aOr:[aOr]Our:[Our] 〈 angr:[ar]cngr i[5r] 1・ 1。 1.単 母音 上 記 に示 してある よ うに、単母音 は 中国語 は 6つ あ り、 日本語 は 5っ ぁ る中、 [刺、 [o]が 一番似 てい る。 [i]、[e]も 似 て い るが 、 [Y]、[Э ]、 [u]、 [y]な どが 日本語 にな い。中国語 の [i]の 条件 果音 で あ る [1]は 日本語 のス とッの母音 で あ る 岡]と 調書感覚 で は非常 に よ く似 ている。 こ こで は 中国語 と日本語 の個 々の母音 の記述 は避 けて、両者の相違 を中心 に見 て い く。 [i][i]は 前舌狭母音 であ るが 、日本語 の [i]は非平唇 で あるの に対 し、 中国語 の [i]は 口唇が積極 的 に左 右 に引かれてい る平唇母音 である。 [1]と [・ ][1]と [,]は [i]の 自由異音 で あるが、 143は歯茎音 の [ts] と [tS“ ]、 [s]の 後 に しか現 れ ず、 [■ ]は そ り舌音 の [ts]、「s`]と [s]、 [そ ]の 後 に しか現 れ な い。 B]は 日本語 のス とッの母音 で あ る 比 ]と 非 常 に似 てい る。 [r]障 ]の 母音 は 日本語 にない。聴 覚 印象 で は 日本 語 の こ o]に 似 て 王38 い るが 、 [o]は 円唇 であ るのに対 し、 障]は 左右横 に引 く非平唇 であ る。 [3][9]は きに [r]が 監]の 条件異音 で あ り、後 に鼻音 の [工 ]と E3 が 来 る と [Э ]に なる。 日本語 の [e]よ り開 口が広 く、舌位 が後 よ り である。 [e][e]は F]は こ □ の条件異音 であ り、後 に [i]が来 る時 に [ei]に な り、 [e]に なる。 日本語の [e]に近 い発音 である。 [C]leBは [:]や [y]の 後 に来るときの [r]の 異音である。 日本語 e]よ りはやや広 い。 の こ 広 い。 匝 [a]は 日本語の [alよ りやや開ロカざ lQB[Q]は [a]の 条件異音 であ り、後 に鼻音 醐 が来る ときの発 音 である。 日本語 の 「 案外 あんがい」 [quai]の 「あ」 lQEが似 てい る。 [0][0]は 聴覚印象 では日本語 の [0]に よ く似てい る。日唇 の形 は日 本語 の Hよ り突 き出 している。 [u]日 本語 のウの 比]は 非円唇 で非平唇 の前 よ りの奥舌狭母音 で あ るのに対 して、中国語 の [■ ]は 円唇 の後 よ りの奥舌狭母音 である。日唇 の形 は [0]よ りも突 き出て、唇 をまる く小 さくすぼめて発音する点に特 徴があ る。 [y][y]は 円唇 の [』 である。回唇 の形 は [退 と同 じであるが、舌 位 は [i]である。 日本語のウは歌 などで強 く発音 されると、 [y]に 聞 こ えることがある。 上述のように、全体的に見れば、中国語の母音 は日本語 の母音 よ り舌位 は前舌 と奥舌 の幅が大 きく、日唇の開きは積極的であ り、変化 に富んでい る。 1.1.2.二 重母音 と三重母音 つい ては服部四郎 二重 母音 (diphthOng)と三重母 音 (triphthOng)に 1984を 引用す ると下記 のようになる。 ヱ99 連続 した二 つ の母音 で 同一 言節 中 にあ る もの を二重 母音 とい う。普 「 通 一方が音節主音 で他方が副音 であ る。音節副音 の方 はわた り言が普 通 で、か つ短 い ことが多 い。」 【1)降 り二 重母音 。最 も普通 の もので 、主 音 の次 に副 音 が来 る二重 母音。 日本語 (東京方言 な ど)の 二 重母音 はすべ て これで 、しか も副音 は 珂 に限 る。 た とえば、 [ka珂 (会)、 [k珂 (鯉)、 [ku電 (代)。 その他 の 母音連続 は普通、 二 言節 に発 音 され る。 た とえば、 臣e](家 )、 [ue] (上)、 [aO](青 )、 [kau](買 う)。」 R2)昇 り二 重母音 。副音 の次 に主音 が くる もの。 …… シナ語 (北京) の [k5c胡 (光)な どに も昇 り二 重母音が 聞かれる。 」 「三重 母音 とは、連続 した三 つ の母音 で 同一音節 中 にあ る もの をい う。 ……普通 、主音 が 中央 にあ りそ の 前後 に副音 があ る。 シナ語 (北京) の 「 遠 」 は [シ aI胡 の よ うに三重母音 を以 て発音 され ることが ある。」 早 この ように、 日本語 には三重 母音 はない ものの、 二重母音 は存在 して い るこ とがわか る。 しか し、上 記服部 の [a珂、 [o電、 EEI珂 の よ うな 日本 語 の二重 母音 は話 し言葉 の 中で は同一 音節 中にあ る ものの よ うに聞 こえるに して も、下記 の 場合 み たい に、普通 日本語で は二指 で あ る と認 めている よ うに、台詞や歌 一音節 な どの 中で は二 拍で、二 音節 になって現 れ るため、 「 中にあ る もの」 であ る とは言 い がた い (ア ンダー ライ ンの箇所 )。 。し・ ドラマ によ くあ る台詞 :「あ ,Vヽ 1・ rIII] て・ る !」 [a・ Ei・ te・ 一 北 国 の春』の 節 :♪ レ ソ ソ ミソ ミレ ドド レ ミ ツ 『 きせ つ が i Se的 [町 3a と か v 、で 1 ま toka i de こ a] これに対 し、中国語は漠字 を造語の単位 とし、1漢 字 =1音 節 であ り、 音節言語であると言 われているように、無論、中国語 の二重母音や三重母 音は同一音節中のみのものである。 =4θ しかし、中国語の二重母音 と全 く同質のものは日本語にも存在する。例 えば、下記のような外来語に見ることができる (アンダーラインの箇所)。 名詞 フ イル ム ッ ァー [硫IrIEImIEI] [ 脱 】] チ ェス [ 雑I e S 嗜 ] カ ンツ ォー ネ [kan批o:ne] r a3留 匝] 人名 ジ ェ シ カ ・ラ ン グ [こがeaika・ d亜 前o] ウ ィ レム ・デ ー フ ォー [uIIremIEI・ ア ー ノ ル ト ・シ ュ ワ ル ッ ェ ネ ッ ガ ー I Iaこ rultteneg江 [ a : o工r I E r tC OI ・ ] この ほか、考 え方 を変 えてみ れ ば、 「ヤ、 ユ 、 ヨ」 と 「ワ、 ヲ ([こ 0] と発音 す る場合 のみ。以下 同)」 や拗 音 の母音 も立派 な二重母 音 であ る。 ヤ 、 ユ 、 ヨ、 ワ、 ヲ」 な どを二重 母音 として 今 まで 日本語 の音声 学 で は 「 認 めて い ないの は、 [i]と [u]を 子 音化 の 半母音 □]、 [wlと 見 てい る 0]J からである。 しか し、「 ヤ EI珂 ワ コa]、ヲ [こ 、ユ [苅]、 ヨ [IO]、 などは下記のように、聴覚印象では中国語の二重母音 と区別がつかないほ どよ く似 て い る。 日本語 中国語 や [I妃 ya [班 ゆ [IIII] yOu ] (4憂 [10こ ) よ [10] yO [10] わ [む a] Wa [こ a] (j豊) [こo] WO [こO] (4委) を E`Itt ちゃ [上 qia 陣 ちゅ [&`輸] qlu 卜 しゃ 酔ra] しゅ 酔拘咽 (鳴 ) ([情 `I妃 (恰 ) `ru](秋 ● ) 対a[Cra] (蝦 Xiu[β ) ru] (修 ) ) 上述の中国語 の母音 と日本語の母音を付図 Iの 「中国語 と日本語 の音声 の比較図」 の図 亜のように表す ことがで きる。 =″I l.1.3.そ り舌音 とそ り舌化音 (r化音) そ り舌母音 は中国語 の音声 の特徴 の ひ とつ であ る。下記 の よ うに、そ り 舌母音 の表記 は普通 、そ の母音 の後 に [r]を 付 ける。 この [r]は ただ前 の母音がそ り舌音 で あるための表記 で あ り、実際の発音 は しない (以下 同 CXiOn]音 の母音 G化 音 ともい う)の 表記 も同 じ じ)。そ り舌化 『CtrO■ である。そ り舌母音 を一概 に [胡 で表記する論説 もあるが、地稿 ではそ り舌化母音の特徴 も反映 させ るために、すべ てのそ り舌母音 を [r]っ け て表記す る。 Crbi[rrpi]耳 鼻 (耳と鼻) crtOng[rrt`u9]児 huar[Xuar]花 児 (お花) kon31[k`こ 童 (児童) r] 空 児 (暇) アメ リカの英語では、bttd[bひ:d](鳥 )、hcrc[hi珂 (ここ)の E311 のように、そ り舌母音が見 られるが、 日本語にはそ り舌母音が見当たらな Vヽ 。 1.2ョ 子音 中国語の子音 と日本語の子音 は下記のように示す ことができる。 A群 中 国語 :[p、 p`、t、t`、k、 k`、ts、tsて 、雑 、&`、 s、電 日本語 B群 中 国語 日本語 d 、 t 、 k 、 d z t、s こ、 z 、 £、多 [ b p、、 g 、 多、えβ、s 、 ] 、 m 、こ、j l9 、 1 、 t Sと 、 [ fX 、 多 ざ 、S 、 、 ] m 、・、押、9 、 r ] 陣、h 、 上 記 の よ うに、中国語 の子音 と日本語 の子音 を A群 と B群 に分 ける こ とが で きる。A群 は調 音法 に違 いが見 られ、B群 は調書 点 に違 い が見 ら れ る。 A群 で は、 中国語 は有気 と無気 の対 立 が有 意義 で あ るの に対 して、 日 本語 は有声 と無声 の対立 が有意 義 で あ る。す なわち、 中国語 では無声 の無 気音 を有声音 の ように発 音 されて も意味 の 区別 に問題が ない とい う ことで あ る。例 えば、 da[胡 (打)を [da]の ように発 音 して も構 わ な い。 こ 142 れには個人差があ るが、北京方言話者が普通、無声の無気音 を有声音のよ うに発音 しないが、他の方言話者が 「 普通話」を話す ときに無声 の無気音 を有声音 のように発音する ことがある。一方、有声 と無声 の対立 をなす言 語 ではたいてい無声 の有気音 と無気音が存在するように、 日本語にも有気 音 と無気音があ るが、中国語 とは逆 に、 日本語では無声音 を有気音 (普通 語頭に多 い)か 無気音 (普通語中に多 い)か のどっちかを発音 して も意味 の区別 に支障がないのである。そ こで、 いかに日本語 の中の有気音 と無気 音 を自覚 し、 これを利用 して中国語の有気音 と無気音 を習得す るかはポイ ン トであろう。 B群 では、 [f、X、1]及 びそ り舌音 の い 、ts`、 s、そ ]の ような音声 は 日本語にはない。下記 のようにその特徴 を示 してお く。 lfl lflは 上の前歯 と下唇 で調音 される唇歯音であるが、上の前歯 で 下の唇 を噛むように閉鎖 を作 り、日雄にためた息 を勢 い よ く出 して発音す るのがポイントである。 日本語のフの子音 [呵 は聴覚印象 ではす こし似 てい るが、調音点が異なる両唇音 であるほか、田獲か ら息を出すの も弱 い。 [X][X]は 軟El蓋と奥舌面 で 閉鎖 を作 り、肺か ら強 い息 を出して生 じ る摩擦音 で ある。 日本語の声門音 [h]は よ く似てい るが、中国語 の [x] は調音点が声門 より前 の軟田蓋にあるのと、強い摩擦音が聞 こえる点が違 う。 [1]Ellは 上の前歯 と舌尖 で 閉鎖 を作 り、息が舌 の両側か ら流れ出る と同時に声 を出す有声の側面音 である。 日本語 の弾 き音 [r]は息 が舌の 両側か らではな く、舌 の上か ら流れでる点が違 うのと、舌尖が弾 く点が違 う。中国語 の [1]を発音す るとき、舌尖が上 の前歯 の歯茎 の裏、硬 El蓋 の近 くへ反 つて舌 の裏面 と歯茎 の裏 で強い閉鎖を作 って調音す るのがポイ ン トである。 lts]と [ts`][t胡 と [tsて ]は 無声 の そ り者 の破擦音 で ある。 まず舌 尖 を硬口蓋へ反 って、舌尖 の裏面 と歯茎 の裏面 で閉鎖 を作 り、 この閉鎖 を 王を 彼 つて彼裂す る と同時 に摩擦 を生 じる音 である。 日本語 には歯茎 の破擦 音 はあ るが 、そ り舌き はない。 [s]と [そ ][s]と [そ ]は そ り舌 の摩擦 音 で あ る。 [s]は 無 声 音 で あ るの に対 し、 こ そ ]は その有声音 で ある。舌尖が硬 口蓋へ 反 って舌 の裏面 と 歯茎 の裏面 で 閉鎖 を作 って調音 される音 。 このほか に、両唇音 の調音 は、 中国語 で は、両唇 による閉鎖カラ停常 に強 く、 日雄 の気圧 も高 いの に対 し、 日本語 では両唇 の 閉鎖 のカ カラト常 に弱 く、 口雄 の気圧 も低 い。そ して鼻音 の [n]と l133は音節末子音 と して現れ る の は 日本語 に も見 られ るが 、 「 lan[lan]蘭 、lallg[laIJI狼 」 の よ うに、 中国語 では弁別素性 を もってい るの に対 し、日本語 では話尾 の □ と 獅 は意味 の区別 に役立 たない。 中国語 の子音 と日本語 の子音 を 「中国語 と日本語 の音声 の比較 図」 の図 Iの 通 りで示す ことがで きる。 ■3.ァ クセ ン ト 城生個太郎 1988に 従 う と、 中国語 の よ うな、 一 言節 内で ピッチ変動 を 有す る タイプの アクセ ン トを 「 声調 アクセ ン ト」 といい、 日本語 の よ うな、 一 同 言節 内で原則 と して高低 変化 を生 じない タイプのアクセ ン トを 「 音調 アクセ ン ト」 とい う。言 い換 えれば、 中国語 と日本語 の アクセ ン トの最大 の相違 点 は、 中国語 も日本語 もピッチ ・アクセ ン トである点が共通 してい るが 、 一言節 内で高低 の変化 が あるか ない かが違 う ところで ある。 中国語 の声調 につい ては専 門の論著 を参照 された い。上述 の よ うに、中 国語 も日本 語 も ピッチ ・アクセ ン トで あ る点 は共通 の ところで あ るが 、 日 本語 のアクセ ン トは ピ ッチ ・アクセ ン トであるこ とは事 実である。 しか し、 中国語 のアクセ ン トは ピ ッチ ・アクセ ン トである と同時 に、 ス トレス ・ア クセ ン トで もある。 ただ、中国語 の声調 においては、 ピ ッチ は弁房U的であ り、 ス トレス は非弁別 的であ る。 中国語 の四声 のス トレス は、音節 内部 で =密 ピッチの変動 をす る際、 同 じ声調 の場合、母音 の 開国の度合 に よ り、狭 → 広 の順 で音強が増 幅す る。 一 方、軽声 は必 ず 四声 と組 み合 わせ ては じめて 成立す る ものであ るが、四声 と軽声 の 間 には滝がで き、 日本語 の音調 アク セ ン トに最 も似 て い る部分 である。 したが って、 中国語 の声調 アクセ ン トの習得 につい ては、 ただ単 に声調 の高低昇 降 だ けの指導 をす るので はな く、声調 のス トレス 的 な部分 も指導 すべ きである。 この よ うに、言語 の非弁別 的 な部分 は往 々 に してその言語 の らしさで もあ るのであ る。 2.日 本 入学 習者 の問題 点 日本人学習者 が初 めて中国語 の音声 を習得 す る際 に どんな問題点が 出て くるか は、前述 の中国語 と日本語 の音声 の比 較か ら大体 の予測 はで きるで あろう。 ここで は、 3か 月間で約24時 間前後 中国語 を第二外 国語 として習 った学 生 を対 象 に ヒヤ リ ングのテス トを行 った結果 を分析 し、学生 の学習 の成 果 とまだ存在 してい る問題 を確認 してみ るこ とにす る。 テス トの問題 は選択 の方式 で、学 生 の 問題 点 を予測 して出 した。○ をう ってい る問題 は正 解 で あ る。テ ス トは教室 で教師が正解 の 問題 を 3回 発音 し、学生 が正解 だ と思 う問題 に○ をうつ 。 この よ うな テス トはすで に 3回 ほ ど行 った。 [ヒヤ リ ング ・テ ス ト] 全 体 の正 答率合計 :75% 問題 :発 音 を聞 い て 、発音 された単語 に① をつ けな さい。 クラス A:(55人 の 内、男 51、 女 4) g9.t5ngzhI ①.的shan 3.d5ng近5。働lwh ② .bttg5■ . d 5 n g X i .④ 飾3 W ё ■8 , b a n k 5 n g. t⑩ 6n3zhi 2 . h sこh a n ④ Fづ 正 容数 :55 55 正 容率 : 1 0 0 % 42 100% 76% 33 60% 54 98% クラス B : ( 5 5 人 の 内、男4 2 、女 7 、 留 6 ) 1・JloShF 3.rlnshCn 5,huttgh6 .bё ②ttln ②.guo31 .fa血6 8,p嵐 万n 10.gutti ② jiSsh ④ .rlnsheng⑥ 41 46 23 □ Eを 完:55 掌 菱 正 答華 :100% ク ラス C:(52人 1,mあ t6u 75% 84% 42% 76% の 内、男43、 女 6) 3.r6nIIIIn 5,n611gli tou ④.rOnmttg ⑥ ②.mあ n6nぶ ②.的ぬ 8.httli 9 xttfan 五 ⑩.shIね 正 容数 :51 28 34 43 25 正 容率 :98% 54% 65% 83% 48% クラス D:(56人 の 内、男40、女 9、 留 7) ①.kaI働③ .飼i 2.kalhua 4.httli 正 答 数 :45 40 正 答率 :80% 71% クラス E:(54人 ⑤ dtshi ②Ⅲ あ osh子 9.zh5ngsh: 6.ttshu 5,jiあ Oshi ⑩.zhδ n g銅 48 86% 49 53 88% 95% の 内、男45、女 9) o ③ guttl ③ .ZiSha 7 chur泣 ① .t6ug占 ③ 危Iil 2.t6ukと o 4 guもji 6.cisha ③,chuld 10。h5巧I 正答 数 :43 42 31 33 47 正 答率 :80% 78% 57% 61% 87% クラス F:(47人 の 内、男35、女 12) 1・Fguall ③.脇bあ o 5.zh:dあo 7.shttan ②.雛仇 ⑥ o ③ .shlyttn10,hこ rlII ②.jlgllttg 4.fapao .chFdあ 正 容数 :30 27 18 36 35 正 答率 :64% 57% 38% 77% 74% 42 王46 上記 のテス トの正容率 の結果 を分類 してみ る と下 記 の よ うになる。 (1)四 声 の弁房U問題 : A9漁こ y98%、 B③ /10/76%、D② /8/88%、 E③ /4/78%、 F弘 勧7% 正 容率合計 83% (2躍声 の弁房Jの問題 : 100%、 C歓 ②つ8% A3/④ /100%、 B1/② ′ 正 答率合計 99% (3)有 気音 と無気音 の弁別 の問題 : b/p[p/p`]:B② /8/42%、F③ /4/57% dた [t/t`]:D∈y研86% g/k[k/k`]:A② /8/60% z/c[tsん s`]:E Gy6/_57% 88% zttch[tyざ]:F5カ(ら 正 容率合計 68% 正容率 61% (4測面音 とそ り舌音の弁別の問題 : 17r[1/z]:E7カ ③ 問題 : (5)唇 歯音 と致口蓋音 の弁51Jの f7h[ダ対 :A()7100%、 B5/⑥ /84%、 C② /8/83%、D(動 ワ80%、 E③ /10/87%、F③ /10/74% 正 容率合計 :85% 正 答率 :65% (6)円 唇母音 と非平唇母音 の弁別問題 : 0エゴCng[u3/1133:C馴⑥ (7)音 節末歯茎鼻音 と歌口蓋鼻音 の弁別 の問題 : 0 仔5 % 、C 掛 ④/ 5 4 % J I l g [ n / 1 J /] 8: /A 6②0B%3、 正答率合計 :63% 上記 のテス トの結果 を見 るか ぎ り、全保 の正容率合計75%に 達 してお り、 修)の声調 の 問題 は予想 した よ り逢か 学生 の努力 ぶ りが伺 える。特 に、(1)と 良 い結果 であった。 中国語 の声調 は実際 の学習 で はか な り習得 が難 しいが、 ヒヤ リ ングでは意外 に良 くで きる。 これ は、 中国語 の声調 は ピッチ アクセ I イ7 ン トで ある と同時 に、 ス トレス アクセ ン トで もあ るので 、そのス トレスの 部分 の習得 は困難の よ うである。一方 、 ヒヤ リングのテス トで は 2っ の単 語 の選択 なので 、 ピ ッチの違 いで十分 弁別 で きたでぁ ろ う。特 に修)の軽声 の問題 ではほ とん ど完璧 にで きたのは、 中国 の 語 軽声 は 日本語 の ア クセ ン 一 トに 番 よ く似 てい るの も要因の ひ とつ であろ う。 (3)の右気音 と無気音 の弁冴Uの問題 で は、全体 的 に正 答率 が低 いの は有気 音 と無気音 の習得 の難 しさを物語 ってい る。特 にそ り 舌音 の有気 と無気 の 区別が 一番 難 しかった よ うで ぁ る。 日本 語 に も有 気音 と 無気音が存在 して い るが 、弁別素性 を有 しない ことか ら 、有気音 と無気音 に対す る 自覚が薄 く、24時 間前後 の学習で は不十分 であ ろ う。 (4)と(5)は ,本 語 にない発音 の弁別の問題 で あるが 、結果 は決 して悪 くは なぃ。特 に唇歯音 の Ef3と 軟 口蓋音 の [対 は発音 の 練 習で学生 達 は苦労 した。 (7)は音 末 の [■ ]と 守 Ы の違 い を弁別す る問題 で あるが、 これ も日本 語 に存在す る音声であ りなが ら、結局有 気音 と無気音の 場合 と同 じよ うに、 違 う音 であ る 自覚が ない ため、難 しぃ発 音 では ない に もかか わ らず、良 い つ 結 果 に なが ってぃ ない。 (6)は円唇母音 と非平唇母音 の弁別 の問題 で あるが 、音節末 鼻音 が 後続 し て い るため、ゃゃ難 しい問題 で あ った。 以上 は ヒャ リ ング ・テス トの結果 だ け を秀猛 して、 日 本人学習者 の問題 点 を見 て きたが 、決 して完全 な もので はない。 この ほか に 二 、 重母 音 や三 重母音 の発音 も問題 点 の ひ とつで ある こ とは予測 で きる 。 しか し、 これ ら の問題点 は、 日本人学習者 に とってはすべ て困難点では 決 してない 。前述 の 中国語 と日本語の音声 の比較 で分か る よ うに、 日本語 にない発音 は僅 か しか ない し、調 音点や調 音法が似 てい る ものが圧倒 的 に多 い。問題 はいか に学習者 に自分 自身の母 語の音声 を 自覚 させ るか と 、 中国語 の音声 と日本 語 の音声 の相違点 を充 分弁 え させ て、ぁ とは母語 の音声 を 利用 しての効果 ヱ48 的な発音 とヒヤ リングの指導をするのみである。 3.母 語 秀U用 法 と発 音 ・ヒヤ リン グ の 指 導 外 国語 の習得 につい て よ く問題 に して い るのは母語 の干渉 である。抽稿 ではむ しろ母語 の干渉 を積極的 な要素 の ひ とつ であ る ととらえて、 中国語 の習得 に 「 母語利用法 USttg Mothcr Tonttc Mcthod」 を提 起 し、効果 的 な中国語 の指導法 を目指 したい 。 3.1.母 語 の干渉 と母語 の利 用 母語 の干渉 の主 な原 因 は、外 国語 や第二 言語 を習得す る際 に、学習者 が 自分 自身 の母語 の対象言語 に似 てい る発 音 や語彙、文法 な どを もって くる ため、対 象言語 の習得 に妨 げ となる。そ こで 、 中間的 な発音 や中間言語 の よ うな現象 が生 じる。例 えば、娘 が 6才 の とき来 日 し、名古屋 に着 いた次 の 日力朔 ヽ 学校 の入 学式 です ぐ小学生 となった。 日本語 は 3か 月経 って話す ようになったが、家庭 では中国語 と日本語混 じりの会話 だった。そ の とき 電気 をあ け る」 と言 ってい た。 中 から 「 電気 をつ ける」 とい う日本語 を 「 国語 では 「開電灯Jと 言 うか らであ る。今小学校 5年 生の娘 は もはや 中国 語 の会話 がで きな くな り、す つか り日本語 っ子 になった。 なん とか 中国語 を 「 再習得」 させ よう と、 ふだん週 に数時 間中国語 を教 えるほか、今年 の 夏 に、家族で 1か 月近 く北京 で夏休 み を過 ご した。娘が 中国語 をす こ し話 快 点睡覚 !」 (早 くね な す よ うにな った と思 った ら、今 度 はお母 さん の 「 婚婚也快点覚睡嚇 !」 (母さん も早 くね て よ)の よ う さい !)に 対 して、「 に言 って、 中国語 のほ うの述語 と目的語 の語順 を 日本語 の ように反対 に言 っので あ る。 一 方、 日本人 の 中国語学習者 の場合、下記 な どの よ うに中国語 の ピンイ 王つ ンのロ ーマ字 を 日本語 の ローマ字 の よ うに読 んだ り、英語 の よ うに読 んだ りす る現象 があ る。 q→ k qu [&`y]去 (行 く)→ [ku]哭 c→ kc五 (料理)→ [ka坦蓋 (蓋) [ts`ai]菜 (泣 く) しか し、 これ はあ くまで も学習者が まだ母語 と対象言語 との相違 と区別 が分 か らない か ら起 こ した間違 い で あ って、 む しろ自分 の知 ってい る知識 を利用 して学習 して い るので ある。 こ う した学習者 の積極 的な一 面 を生 か して、 日本語 の 中 に数多 くの漢語 が あつて、 中国語の理解 に非常 に都合 良 く利用 で きるように、 中国語 の音 声 に似 てい る母語 の発音や余剰 的特徴 を利用 して、 中国語 の音声 を習 得す るこ とがで きる と考 えて い る。 3.2.中 国語 の発音 ととヤ リングの指導 日本 人学習者 のための 中国語 の発音 とヒヤ リングの指導 は、母語 を利用 しての指導法 は効率 的で、効 果的であ る と考 えて い るが、指導 の際、学習 者 に母語 の音声体系 を自覚 させ ることと、母語 と習得す る対象言語 の音声 との相違点 を明 らか に し、常 に合 頭 にお きなが ら母 語 を利用 して習 得 して い くようにす るのが大事 である。 拙稿 は具外 的 な指 導法 や練習 問題 な どについ て別 の機会 で述べ たいが、 ヒヤ リ ングの指導 につ い てはチ 景春 1994、 「 野力教 学J(聴 解 の指 導)を す こ しご紹介す る。 チ 1994に よる と、 日本人 学 生 が 中国語 を聞 くときに、 「 音 → 漠字化 → 意刺 といった ように、 中国語 の音 を聞 い て漢字化 し、 それか ら意 味 を理 解 す る とい う 「 語音文字化」(言語音 の文字化)の 現象があ る と述 べ て い る。 チ の調査 による と、 197名 の学習者 (大学 生)の うち、 中国語の音 を聞 い て中国語 の漢字 に転換 して理 解 す るの は57.4%で 、 日本 語 の漠字 に転 換 す るの は 16.2%、 任 意 に中 国語 と日本語 の 漢字 の どっ ちか に転換 す るのは 25θ 259%、 音 を聞 い て 直接 意味 を理 解 す るの は0,5%で あ った。 そ こで、 日 本 入学習者 の 中国語 の聴解力 を上 げ るの に 日本語 の 中 の、 中国語 と同形 の 漢字 を利用す るのが効率 的で、効果 的 で ある とチ は主 張 して い る。 上述 の ように、外 国語 や第二言語 の習得 は母語 の干渉 は避 けて通 れ ない 問題 であ り、母語 の干渉 を排 除す る よ うな消極 的 な指導法 よ りは、母語 の 利用 とい う積極 的 な指導法 は学 ぶ側 に とって も、教 える側 に とって も、効 率 的で、効 果的 な指導法 である として、 これか ら更 に研究 を深 めて い きた い。 注 (1)藤 原輝三、1968子中国語のアクセ ン トと日本語のアクセ ン トJ一 般教育研究、 第16巻第 4号 を参照 されたい。 (2)中 国語各方言 の記述 については、衰家癖 ・他著、19602『漠語方言概要雪 (文 字改革出版社)を 参照 されたい。 (3)未 新建、19%「 反円語 と日本語 のアクセ ン トに関す る一考察J(愛 知学院大学 教養部紀要第42巻第 1号 )を 参照 されたい。 14)円 唇、平唇、非平唇 については、城生伯太郎者、1988_4『 音声学』 (アポ ロン 音楽工業株式会社)p,36を 参照 されたい。 (5)服 部四郎、19846『音声学』第151頁。 (6)城 生イ 百太郎、19884『音声字J第 103頁。 実験語音学 (7】中国語 の声詞 のス トレス的な部分の研究 については呉宗済 ・他編 『 概要J第 230頁等 を参照 されたい。 (8〕声調の軽声 について別紙 ・付 の周同春 1990の 図48、50を引用す る。 この図の ピッチ根 で四声 と軽声 との間にで きる 「 滝Jが わかるほか、四声が もつス トレス の強度 も分かる。 0)杉 田泰史、199410「 日本中国語学会第44回全国大会研究発表要 旨 :野有気音J に含 まれる摩擦的要素――教授法 のための一提案Jを 参照 されたい。 l101 チ 対 日漢語初級教学的諸問題―― 噺力教学」。 日本中国語学会 景奉、1994,10「 1 6、 牛 第 回全 国大会 口頭発表。 (日本中国語学会第黎 回全国大会 は1994_10_15∼ 名古屋大学 に於 いて開催 された。 ) 参考文献 衰家癖 ・他著、1960,2『漢語方言概到 文字改革出版社 服部四郎著、19盟 6『音声学』岩波書店 城生循太郎著、1988,4『音声学』アポロン音楽工業株式会社 呉宗済 ・他編、1989,1『実験語音学概要』高等教育出版社 周同奉著、1990_10『漠語語音学』北京師範大学出版社 林煮 ・王理嘉著、1992.11『語音学教程』北京大学出版社 土岐哲 ・林史典 ・他著、1993.5『日本語要説』ひつ じ書房 付図 I 中 国 語 と 日本 語 の 音声 の 比 較 図 図 I子 音 調 書 点 Point of A 話 し 両 唇 者 唇 歯 Bllabial Lablodental 日 中 中 吉 日 督 匪 轡 塵 歯 茎 音 歯 茎 硬 B蓋 音 そ り舌吉 AIve61ar Alve61ar―Pa_ RctrOflex Palatal 中 中 中 硬 口蓋 吉 日 中 数 日蓋 者 Velar 0) 1 ( it Plosive 震 Glottal 中 日 声 門 音 中 9 1 ` (■ g-1 (り (dz) ウ (dつ 時 ル ル し , ` ) Affricate遍 zh c 雷 種 E FIicative表 記 鼻 音 Nasを 1 Jl Jl ま毘 弾 き 音 Tap or Fiap 側 面 音 ] Laterai 記 注 :1,A=ariicこ lat=m 2_Pa=palata1 3_破 線 の ()の 音 声 は 自 由異 言 で あ る。 4_4は 有 気 音 を表 す 。 5_表 記 =中 国 語 の ローマ 字 表 記 の ビ ンイ ンで あ る。 図 11_母 者 話 F r 6 a t Ⅲ舌 Central 鶏 兵 Close i、 寸 (1■ ]ac1 2_口 唇 の形 状 (1)円 唇母音 Ю unded vo礎1 y II。ォ (2)非 円唇母音 mrOunded vOrel 鞍 C 1 6 S e I i d ↓ 平唇母音 spread Ю 口 el 半二 Ope■―■id ll,cε 非 平 唇 母音 neutral vOwel aa3了 云 O p e r l と :1実 線 の ira oと ,3は 中 国語 の 母 音 ,()は 条 件 異 音 で あ る。 3は そ り舌 母 音 で あ る。 2破 線 の イ エ 7ォ ,は 日本 語 の 母 音 。 (ス ・ツ)は ス と ッの 母 音 酌こ]。 3_音声 表 記 は lPA(revised t0 1983)によ った 。 4_ほ唇 の 形 状 は城 生 宿 太 郎 (1988)『 音 声 学 』(図42)に よ った 。 を イエ アウ スヮ 2 3 一 “夫意 〔 日 B キン “ 卜対申 会報 I ︶ 囲ミ ︵︱ ︶ “実 易 〔LCよo語 i望 〕" す ― =室 m ! 了 1 = 〒下 ,___二=岳ニロ白j喜ユーー_____ 154 1, “拷 実 〔r i E 5 5 〕 s "l 望 駈 “劣 実 〔ヒi E t t s 1 3"5 〕 i 二! _ 目 駒: i甘 一 t 臨 f 1そ 様 ヽ 1 キ 固 2. “ 行 季 〔ci■351超 〕" “イ " 子ネ し〔si385 1i214〕 I労 3 . i 宍 安 〔m a i 2 1 m a i 3 〕' ' 4. “ モ 先 〔y■51 tchi望 〕" “実 景 】 " 〔 Iltli 21 11lai〕 〕 “jテ ″ hi 51〕 宅 〔vn 51 に 由 習 1性
© Copyright 2024 ExpyDoc