平成27年4月吉日 お客さま各位 債券・公社債投信に関わる税制改正のご案内 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素より当行をご利用いただきまして誠にありがとうございます。 さて、 「 金融所得課税の一体化」が押し進められ、平成28年1月から債券・公社債投信の税制 が大幅に変わります。 つきましては、当行にて投資信託及び債券をお取引きいただいているお客さまに、税制改正の 内容についてご案内申し上げます。 今後とも、 よろしくお引き立ての程お願い申し上げます。 敬具 記 ∼債 券・公社債投信の税制改正のポイント∼ 平成28年から 「債券・公社債投信」の税制が大きく変わります。 改正により、 「債券・公社債投信」の譲渡益が課税の対象になります。 「債券・公社債投信」の税制 債券・公社債投信の 譲渡益 改正前(現行) 改正後(平成28年以降) 20.315%※の 申告分離課税 原則、非課税 債券・公社債投信の利子と収益分配金、 及び償 還益についても、 源泉分離課税 (現行) から申告分 離課税の対象となります。 ※税率は、復興特別所得税0.315%を含む所得税15.315%に住民税5%が加わり20.315%となります。 改正により、 「債券・公社債投信」 と 「株式投信・上場株式」の損益通算が可能になります。 「債券・公社債投信」の税制 「債券・公社債投信」 と 「株式投信・上場株式」 との 損益通算 債券・公社債投信の「譲渡・償還損益」 と 「利子・分配金」 との 損益通算 改正前(現行) 改正後(平成28年以降) 不可 可能 不可 可能 これらの損益通算は特定口座への組み入れ または確定申告により行います。 税 制 改 正 の 概 要( 当 行 取 扱 商 品を対 象とした 改 正 の 内 容 ) 特定公社債に指定された 「債券・公社債投信」 が、 「株式投信・上場株式」 と同じ税制に統一されます。 ■平成27年(2015年) 対象商品の区分 所得の種類 利子 利付債 債券 割引債 公社債投信 株式投信 (上場株式) 損益通算 申告 税区分 不可 源泉分離課税 20.315% 「債券・公社債投信」 と 「株式投信・上場株式」 との通算 譲渡損益 ̶ 非課税 償還損益 要 総合課税(雑所得) 譲渡損益 ̶ 非課税 償還損益 不可 源泉分離課税(注1) 分配金 不可 源泉分離課税 20.315% 譲渡損益 分配金 譲渡損益 ̶ 不要(注2) ̶ 不可(譲渡損はいずれの所得とも通算不可) 非課税 ̶ 不可(譲渡損はいずれの所得とも通算不可) 申告分離課税 20.315% 要(注3) 申告分離課税 20.315% 不可(上場株式等の譲渡所得等との損益通算は可) (注1)発行(購入)時に18.378%(所得税:18.378%、住民税:0%(非課税))の源泉分離課税となります。 (注2)株式投信の分配金は申告不要、総合課税での申告、申告分離課税での申告を選択できます。 (注3)株式投信の譲渡損益は、特定口座(源泉徴収)の場合、申告不要とすることができます。 新税制がスタート ■平成28年(2016年) 対象商品の区分 所得の種類 申告 税区分・損益通算 申告分離課税 20.315%※に統一 利付債 利子・配当 不要 分配金 (申告も可) 割引債 ※株式投信の分配金は総合課税の申告も可。 公社債投信(注4) 要 株式投信(注4) (上場株式) 債券・公社債投信の 「利子・分配金・譲渡(償還)損益」 と株式投信・上場 株式等の 「配当金・分配金・譲渡(償還)損益」 の通算が可能となります。 なお、確定申告をすることで譲渡損失は3年間の繰越控除が可能です。 譲渡損益・ 償還損益 源泉徴収 ありの 特定口座は 申告不要 特定口座への組み入れが可能に 特定口座に組み入れて、債券・公社債投信と株式投信・上場株式の一括 管理が可能となります。 ※銀行では上場株式の取扱いは行っておりません。 ※損益の集計が行われ、源泉徴収ありの場合は特定口座内で損益通算ができ ます。 ( 確定申告での通算も可能) (注4)私募公社債投信、私募株式投信については、特定口座での取扱いおよび損益通算・繰越控除の対象外です。 ※税率は、復興特別所得税0.315%を含む所得税15.315%に住民税5%が加わり20.315%となります。 ●ご不明な点がございましたら、お近くのちばぎんへお申し出ください。 〒260-8720 千葉県千葉市中央区千葉港1-2 http://www.chibabank.co.jp/
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