いじめ防止対策推進条例 FM 局は見切り発車? いばらき総ががり行動

2015 年 6 月 9 日
週刊新社会牛久版
1998 年1月 18 日第三種郵便物認可
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杉森弘之後援会広報委員会発行
565号
2015 年 6 月 9 日
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牛久市議会 2015 年第 2 回定例会が 6 月 5 日
開会しました。今定例会に執行部より上程さ
れた議案は 8 本で、議員から「年金積立金の
専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な
運用に関する意見書の提出について」「『安全
保障関連法案』の慎重審議を求める意見書の
提出について」の 2 本の意見書が提出されて
います。
いばらき総ががり行動
いじめ防止対策推進条例
議案の中で、
「牛久市いじめ防止対策推進条
例について」は、いじめによる殺人・自殺、
学校長期欠席など重大事態の続発する中で、
2013 年 9 月 28 日に「いじめ防止対策推進法」
が施行され、地方自治体においてもその責務
を明らかにし、いじめ防止等のための対策に
関する基本的な方針と事故を定めることが求
められていることから制定するもの。牛久市
の場合は、市役所におけるパワハラをなくす
ことから始めてはとの意見も、市民からうか
がっています。
FM 局は見切り発車?
一般会計補正予算の中には、牛久市コミュ
イティFMの開局に関し、新たな備品購入費
約 340 万円増額補正予算が上程されました。
しかし運営体制、受信対策など、不確かな
部分が多く、本年 8 月の開局を予定にしてい
ますが、見切り発車的な様相を持ち始めてい
ます。運営はNPOに委託となっていますが、
約 1,500 万円の放送委託費と 500 万円の運営
補助金を支出しながら、いまだにNPOの役
員・スタッフは議会に報告されていません。
3 月に工事費及び機器購入費等約 3,250 万
円を含む、計約 5,570 万円の予算が組まれま
したが、経営的な見通しは不明確で、補助金
等がさらに膨らむ可能性もあります。受信困
難地域への対策も、これからです。
茨城県実行委の記者会見、左端が杉森議員
安倍政権による戦争法案策定に反対する
ため、国会前では連日座り込み・抗議行動が
繰り広げられています。
戦争法案は、10 本の現行関連法の改定案
を一括にまとめた「平和安全法整備法案」と、
新法である「国際平和支援法案」の 11 本か
ら構成されます。この法案は、自衛隊が米軍
及び関係国と地球的規模で、いつでも戦争が
できる法律であり、戦争をしないことを宣言
した戦後日本の社会の在り様を根本から否
定し、日本国憲法に明確に違反するものであ
り、絶対に認めることはできません。
茨城でも超党派で護憲・平和 6 団体が協力
し、「戦争法制」に反対する茨城県実行委員
会が結成され(上写真)、下記の日程で「戦
争法の成立をとめよう! いばらき総がが
り行動」を行います。是非ご参加ください。
日時 6 月 17 日(水)
17:30~ リレートークと宣伝行動
(水戸駅北口)
18:30~ デモ行進(宮下銀座入り口~水
戸南町自由広場)
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2015 年 6 月 9 日
週刊新社会牛久版
1998 年1月 18 日第三種郵便物認可
総務省
総 務 省 は 、平 成27年4月30日 、「地 方 議 会 に
関 す る 研 究報告書」 を 公 表 し た 。
地 方 議 会 に 関 す る 研 究 会 は 、全国市議会
議長会、全 国 都 道 府 県 議 会 議 長 会 、 全 国 町
村議会議長会から示した検討項目など地方
議会に関する課題について具体的に検討す
る た め 、26年 7月 に 発 足 し た 。 座 長 の 小 早 川
光郎・成蹊大学法務研究科長はじめ、構成
員 は 13名 。27 年 2月 ま で8回 の 研 究 会 を 開 催
し 、3月 に 報 告 書 を 取 り ま と め た 。
報 告 書 は 、以下の通り、6章 か ら な る 。
①地方 議 会 の 現 状 と 課 題
地方議会の現状と課題では▽分権の進展
や人口減少社会の到来を踏まえた地域の実
情に応じた効果的な議会機能の発揮▽性
別、年齢層など住民構成と比較しての議員
構成の偏り▽地方選挙の投票率の低下など
住 民 の 関 心 の 大きな 低 下 ▽ 議 員 の 資 質 や 活
動 に注目が 集 まるな ど 、地 方 議 会 及 び 議 員 に
対 す る 住 民 の 信 頼 確 保 ― を主 な 課 題 として
挙げている。
②議会 制 度 及 び 議 会 運 営 の あ り 方
議会制度及び議会運営のあり方では、議
会 の 機 能 として ▽ 団 体 意 思 決 定 機 能 ▽ 監 視
機 能 ▽ 政 策 形 成 機 能 ― の3 つ を 挙 げ 、そ れ
ぞれ人口規模等の観点から議会の役割・機
能 の 分 析 と 充 実 の あ り 方 を 示 し て い る。ま
た 、人 口 が 著 し く 減 少 し た 団 体 に お け る 議
会 の あり方 として 、政 策 形 成 ・ 監 視 機 能 に つ
い て 住 民 参 加 によ る補 完 が 考 えら れ る と して
い る 。決 算 の 認 定 に 係 る 制 度のあ り 方 に つ
い て は 、決 算 審 議 を 通 じ た 監 視 機 能 の 充
実・強 化 を 図 る し く み を 検 討 す る こ と の 意
義を指摘している。
③地方 議 会 の 議 員 に 求 め ら れ る 役 割
地方議会の議員に求められる役割では、
議員の代表性
( 選 挙 区 か ら み た 地 域 代 表 的性
格 の 有 無 、社 会 学 的 代 表 や 住 民 の 納 得 性 の
観 点 か ら の 分 析 )と 専 門 性( 特 定 の 政 策 分 野
に 関 す る 専 門 的 知 見 、合 意を得 るた めの 調 整
能力等)
に つ い て 整 理 し 、議 員 の 活 動 の 支 援
機 能 の あり方とし て 、事 務 局 職 員 の 専 門 性 の
確保など事務局の
サポート機能の充
実や、法制担当課
等事務局の共同設
置、議員の専門性
を 高 め るた め 、研
修 機 会 の 積 極 的 な 活 用 を 期 待 してい る 。
④多様 な 層 の 幅 広 い 住 民 が 議 員 と し て 地
方議会に 参画す る た め の 方策
多 様な 層の 幅 広 い 住 民 が 議 員 として 地 方 議
会 に 参 画 するた め の 方 策 で は 、議 員 の な り
手確保の観点から、議員報酬、勤労者の立
候 補 、公 務 員 の 立 候 補 制 限 と 議 員 の 兼 職 禁
止 につ い て 、 指 摘 さ れてい る 課 題 等 を 踏 ま
え 、一 定 の 整 理 を 行って い る 。
⑤地方 議 会 に お け る 政 党 及 び 選 挙 制 度 の
あり方
地方議会における政党及び選挙制度のあ
り方 で は 、政 党 は 地 方 政 治・議 会 と 住 民 とを
つな ぐ 導 管 の 役 割 を 果 た す 可 能 性 が あ るが 、
団 体 規 模 に よ り 政 党 化 の 状 況 が 異 なると し
て い る 。ま た 、現 行 の 選 挙 制 度 が 有 権 者 や
議 員 の 行 動 に 及 ぼ す 影 響 を 踏 ま え つ つ 、有
権 者 の 実 効 的 な 選 択 を 可 能 とす る 選 挙 制 度
の あ り 方 と し て 、「比 例 代 表 制 」 、「 選 挙 区
の設定」
、
「連記制」
について分析している。
⑥住 民 参 加 の 充 実 ・住 民 の 信 頼 確 保 を 図
る た め の 地方議会の あ り 方
住 民 参 加 の 充 実 、住 民 の 信 頼 確 保 を 図 る
た め の 地 方 議 会 の あ り 方 で は 、住 民 か ら の
信 頼 確 保 、住 民 の 関 心 を 高 め る 等 の 観 点 か
ら 、地 方 議 会 の 情 報 発 信 の 充 実 の 方 向 性 を
例 示 し た 。ま た 、住 民 参 加 の 意 義 を 整 理 し
た 上 で 、決 定 過 程 へ の 住 民 参 加(公 聴 会 制 度
等 の 積 極 的 な 活 用 、 委 員 会 の 設 置 等)、議 場
外 で の 住 民 参 加 の あ り 方( 議 会 報 告 会 の 開
催 等 )を 検 討 ・ 整 理 した 。さ らに は 、住 民 に
対 す る 説 明 責 任 に ついて 、議 会 の自 律 権 を行
使 し た 条 例 、 会 議 規 則 によ る 信 頼 確 保 のし
くみ の 構 築 を可 能 とした 。議 会 活 動 の 評 価 に
つ い て は 、客 観 性 の 担 保 が 課 題 とな る が 、
自 己 点 検 ・評 価 としての 取 り組 み を 期 待 して
い るとし た 。