平成 27 年度公益財団法人船橋市生きがい福祉事業団事業計画書第 36 期平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで基本方針平成 24 年度より上昇に転じた事業実績は、平成 26 年度においても前年度を上回る実績で推移している。しかしながら、65 歳までの継続雇用の措置が義務化されたことなどにより、シルバー事業の根幹となる会員が近年減少傾向であることから、会員の拡大が急務となっている。このようなことから会員の入会促進を図るとともに、仕事の受注の拡大を図るため引き続き企業訪問等を行い、地域に密着した高齢者に相応しい仕事の確保に努める。また、会員の年齢構成が上昇傾向であることから、会員の体力・能力に見合った就業機会の提供に努める。新規事業として、船橋市が進めている生活支援サービス事業と連携したワンコインサービスに取組む。さらに、高齢者の多様な就業ニーズに応え、多様な就業を確保するために有効なシルバー派遣事業や有料職業紹介事業を推進する。新たな期間の指定を受けた西老人福祉センターについては、指定管理者として利用者の利便性の向上に努め、適切な管理運営を行う。事業実施計画１効率的な事業運営減少傾向にあった事業実績は、平成 24 年度より上昇に転じ平成 26 年度においても前年度を上回る実績となっているが、将来を見据えた効率的な事業運営に努めるとともに、引き続き経費の削減を図っていく。２生活支援サービス事業（ワンコインサービス）地域の高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも健やかで安心して暮らし続けられるよう、日常の暮らしのちょっとした困りごとを支援し、生活の質的維持を図るための短時間サービスを開始する。３ボランティア活動当事業団独自のボランティア活動として、自治会館等の障子の貼り替え、浴衣の着付け等の活動を行って来たが、これらのボランティア活動を引き続き実施するほか、地域社会の一員として実感できる継続的なボランティア活動の検討を行い、会員の社会参加意識の向上を図る。４会員の入会促進及び就業機会の提供登録会員が減少傾向にあることから、当事業団のホームページや関係機関の広報紙等への掲載ほか、市民まつりでの PR 活動を行うなど、会員の入会促進に努める。特に女性会員の割合が低いため、女性会員の増加に努める。また、顧客満足度調査を行い発注者のニーズを把握するほか、引き続き企業訪問やチラシのポスティング等による受注の拡大に努めるとともに、会員の現状や能力、知識、経験、資格等を十分把握しながら就業機会の提供に努める。さらに未就業会員に対する個別の就業相談会を実施する。５適正就業の推進会員が相互に協力し合い、共に助け合いながら仲良く、楽しく働くことを基本理念とし、より多くの会員が就業機会を得られるようワークシェアリングによる就業の推進に努める。また、多様なニーズに応え、多様な就業の機会を確保するため、シルバー派遣事業及び有料職業紹介事業を推進する。６講習会、研修会の開催受注の多い職種における会員の拡大及び会員個々の水準に対応した技能の向上を図るため、植木、除草、襖・障子の張替え、家事援助、毛筆筆耕の各種講習会を開催する。また、自転車等駐車場整理業務と街頭指導業務に就業する会員を対象に、市民・利用者に信頼を得るための実践的な対応力の向上を目的とした接遇力向上研修会を開催する。７安全就業「安全は全てに優先する」という基本に基づき、会員の安全・事故防止意識や健康管理意識の向上を図るため、安全管理委員会による安全パトロールを定期的に実施する。また、会員の日常生活の健康維持を図るための健康講座や高齢者の事故が多いことから交通安全教室を開催する。さらに、職班会議等において安全指導の徹底を図るほか、安全保護具の着用及び作業用具の点検・整備の徹底を促すとともに、事業団広報紙や文書による安全就業の周知をするなど、事故の未然防止に努める。８西老人福祉センターの指定管理西老人福祉センターの指定管理については、新たに平成 27 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの 5 年間の指定管理者に指定されたことから、これまでの 10 年間の管理経験を踏まえ、利用者の視点にたったサービスの提供と効率的な管理運営に努める。事業内容としては、高齢者の心身の健康保持等に資するため、医師・歯科医師及び看護師等による健康講演会、健康相談会等を前年度に引き続き開催する。また、健康づくりの支援や、教養の向上と館内のクラブ活動・同好会を支援することにより高齢者の社会参加や引きこもりの予防を図る。さらに、介護予防・認知症予防に役立つ誰でも簡単に参加できる健康体操、ストレッチ、気功、らくらく足腰体操等を毎週実施するほか、利用者に限らず地域の方々が自由に参加できる映画鑑賞会、落語観賞会、船橋の歴史講座等を開催する。