第6回対策委員会の内容に関する質問書

大鹿村村長 柳島 貞康
大鹿村リニア対策委員会
長尾 勝 様
様
事務局
平成 27 年 5 月 12 日
大鹿の 100 年先を育む会
質問書
平素は大変お世話になります。
次回の委員会開催(予定)のご通知をありがとうございました。
ご報告いただいた内容に関して不明な部分がありますのでお尋ねします。
記
27第総第 26 号 4 月 30 日付の通知によれば、JR東海より住民へのリニ
ア事業理解に向けたスケジュールが示され、住民説明会を 5 月下旬~6 月上旬に
開催する。このため、今回及び 5 月の対策委員会において、住民に説明する内
容の協議をおこなうこととなったとあります。
4 月 27 日の対策委員会にて、非公開での議論は公的な性格に欠けるため協議に
は参加できませんでした。そのため今回の委員会でどうしてそういう経過にな
ったのか理由がわかりません。そのため、以下のご質問をさせていただきます。
1、 19 日の委員会にJR東海は出席するのでしょうか?
JR東海出席の場合、その理由をお聞かせ下さい。
19 日の対策委員会に対しJR東海からの要請があったのですか?
それ
とも非公開の「対策委員による協議」による合意に基づき、JR東海に
出席要請をしたのですか。またはその他の理由があるのでしょうか?
次回の委員会でJR東海の主催する住民説明会の内容について事前に
対策委員会が関与するということはどういうことなのか、前回委員会の
中での話し合いや事務局の考え、またJR東海からの依頼の有無も含め
てご説明ください。
委員会の目的は本来JR東海の出してきた計画案に対し「大鹿村の住環
境や自然環境を守るための協議」をする場であって、JR東海のスケジ
ュールに合わせて進んでリニア計画に協力したりJR東海に便宜をはか
る質のものではないと捉えていましたので、住民からすればそのように
受け取れかねない今回の通知に驚いています。これでは住民からすれば
「リニアありき」の審議をしていると見られかねず、対策委員会の公正
性を疑われかねません。
2、 これまでの対策委員会の会議の場において、JR東海の出席を委員が当
日知るということがありましたがその点についてお伺いします。
本来、JR東海の招集は委員会内のなかで合議によって決めるべきだと
考えますが、そもそも事務局ではJR東海の招請についてどういう手続
き、または基準が相当であるとお考えなのでしょうか?
委員会内部での審議事項の必要に応じてJR東海に説明を求めることは
あるでしょうし、逆にJR東海からの要請があっても、委員会でその必
要性が認めることなしに、そのまま要請を受け入れれば、住民に対して
の説明責任に欠けると思います。対策委員会は事務局職員の勤務時間内
に開かれ、委員は村の要請で出席しているのでその点については言うま
でもないことと思います。
3、今後の対策委員会においても「非公開」になる場合はあるのでしょうか?
質問に対しての回答は、5
月 15 日までに、書面にて通知をお願いいたしま
す。
尚、本要望・質問は公開のものです。回答についても当然ながら公的発言として受けと
ります。公表する場合もありますので予めご了承ください。
回答の送付先:
大鹿の 100 年先を育む会
〒399-3502 大河原 3080
前島 久美 宛て